1. ぼくらは映画を語らない〜映画レビュー雑談〜
  2. 【パッセンジャー(1/3)】純愛..
2025-08-15 25:11

【パッセンジャー(1/3)】純愛か、ストックホルム症候群か?主人公のヤバい行動をめぐり男2人が激論!(ep.11)

spotify apple_podcasts

〜ネタバレ注意〜

もしあなたが、宇宙でたった一人、死ぬまでの90年間を過ごすことになったらどうしますか?映画『パッセンジャー』が突きつけるのは、そんな究極の状況下での倫理的な問いです。主人公は孤独に耐えきれず、眠り続ける一人の女性を意図的に目覚めさせ、自らの道連れにしてしまいます。これは許される行為なのでしょうか?彼の罪は「殺人」にも等しいのではないか?番組では、かねりんとしゅんたまがこの主人公の選択をめぐり、忖度なしのガチトークを繰り広げます。美しいラブストーリーの裏側にある、人間の醜いエゴと罪の意識。そして、すべてを知った彼女が下した驚きの決断とは?この映画が本当に伝えたかったメッセージを、私たちと一緒に探ってみませんか。あなたの倫理観が揺さぶられること間違いなしです。

【目次】

() オープニングトーク「自己犠牲は嫌いです」

() 今回の映画はSF大作『パッセンジャー』

() 宇宙規模で描かれる孤独と人間同士の対話

() ラブストーリーの裏に隠された重いテーマ

() 90年の孤独、あなたなら誰かを道連れにする?

() 主人公の行為は殺人?背負い続ける罪悪感

() 彼女はなぜ自分を陥れた男を許したのか?

() 究極の選択、それは愛か?それとも諦めか?

() 犯人に恋をする心理?ストックホルム症候群とは

() 次回に続く!映画の楽しみ方について

【見放題で配信中】

・Netflix: https://www.netflix.com/title/80117456

・U-NEXT: https://video.unext.jp/title/SID0029725


【今回取り上げた映画】

・タイトル:パッセンジャー

・劇場公開:2017年3月

・監督:モルテン・ティルドゥム

・脚本:ジョン・スペイツ

・あらすじ:「ハンガー・ゲーム」「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンスと「ジュラシック・ワールド」のクリス・プラットが主演を務め、宇宙船内で極限状態に置かれた男女の愛と運命を描いたSF大作。20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが……。「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥム監督がメガホンをとり、「プロメテウス」のジョン・スパイツが脚本を手がけた。

(映画comより引用)

filmarks:  https://filmarks.com/movies/62913

映画com:  https://eiga.com/movie/79921/

【番組の概要】

男2人で映画を観て、感じたことを素直に語り、アレコレ邪推したり深読みしながら、相手を丸裸にしていく赤裸々トーク番組です。ネタバレあり、笑いあり、涙ありでお楽しみ下さい。

【お便り】

質問箱:https://forms.gle/RZBAUEcSXhWxQqsS8

【番組公式ハッシュタグ】

#ぼく映画

【パーソナリティ(MC)】

▼かねりん

・KANERIN Podcast Studios 代表

・渋谷Web3大学 名誉教授

「刑事司法実務の最前線で多数の犯罪捜査を指揮。2017年から暗号資産業界へ参入。数々のグローバルプロジェクトに参画しコンサルティング、情報分析・アドバイザリー業務を提供。犯罪捜査の最前線で培った知見を、仮想通貨のリスク回避や資産防衛に応用し、啓発活動を継続。Cryptp専門メディアの創刊、ミュージカルやコンサートライブ配信事業、音声配信事業等を経て、「KANERIN Podcast Studios」を創業し、多数の番組をプロデュース・配信している。」

X: https://x.com/kanerinx

Voicy: https://voicy.jp/channel/2534

note: ⁠ https://note.com/kanerinx/

▼しゅんたま(丹羽駿介)

・表現家

・J.S.A.認定ソムリエ

「普段は味覚の探求者として日本ワインの魅力を再発見・発信するワイン企画のプロ。同時に「しゅんたま」としてペン画、ワインを使ったペインティング、インスタレーションと多彩な創作活動を展開。2023年以降は東京で個展連続開催中。落語とビートが交差する音楽パフォーマンスで、新たな文化体験を生み出す。」

Instagram: https://www.instagram.com/shuntama_zzc

X: ⁦https://x.com/shuntama_zzc

【プロデューサー】

かねりん https://x.com/kanerinx

【サウンド・アーキテクト】

Aviv Haruta https://x.com/oji_pal

【カバーデザイン】

グラフィックデザイナー・シル https://lit.link/sylzuanroom

【制作/著作】

KANERIN Podcast Studios

--------------------------------------------------

【各種ポッドキャストスタンドへのリンク】

Spotify

https://open.spotify.com/show/79jtfehfk0wDQ0UqMqHQgm

Apple Podcast

https://podcasts.apple.com/us/podcast/id1819886688

Amazon Music

https://music.amazon.co.jp/podcasts/8f88f775-b4d0-43d0-8998-335435e1a484/

YouTube

https://youtube.com/playlist?list=PLNQiF7XIko7SlYvqieSY5ICp9_naaPKv0&si=dMh3LEcaAjtY6M74

サマリー

映画『パッセンジャー』についてのポッドキャストでは、自己犠牲や倫理的な問題が取り上げられており、主人公の行動が議論されています。このSF要素を持つラブストーリーは、重いテーマを含みつつ、主人公が女性を一方的に起こす選択をしたことに対する賛否を呼んでいます。また、二人の男が主人公の行動が純愛かストックホルム症候群かについて激論を交わし、登場人物の心情や倫理的な問題を掘り下げ、彼女がどのように許しを選んだのかを考察します。映画『パッセンジャー』では、ストックホルム症候群のような主人公の行動が描かれており、男2人がその解釈を巡って議論を交わしています。監督はラブストーリーとしての意図を明かしていますが、その裏には複雑なテーマが秘められています。

映画の基本情報
ぼくらは映画を語らない。
自己犠牲どう思いますか?かねりんは。
自己犠牲は嫌いです。
かねりん、自己犠牲嫌いですか?
自己犠牲はダメです。
あ、そうですか。
って思ってる感じですね。
でもさ、やっぱあそこあったじゃん、主人公の。
こんにちは、ワインと落語とアートが好きなしゅんたまです。
こんにちは、かねりんポッドキャストスタジオ代表、かねりんです。
この番組は気になる映画をじっくり見て、
忖度なしでカッコつけず、感じたままに語り尽くす番組です。
ネタバレありですのでご注意ください。
さて、今日の映画は?
2016年公開
パッセンジャー
第1回目です。
監督はモルテンティルドムさん。
脚本はジョン・スペイツですね。
主演はクリス・ブラッドさんとジェニファー・ローレンスとなっております。
簡単にあらすじだけさらっとやっておきましょうかね。
宇宙系ですよ。
宇宙系ですね。かねりんちょっと好きそうな感じの。
SF系好きなんで宇宙系チョイスしたんですけど、
ざっくり言うと、
宇宙船に5000人の乗客が乗って、
皆さん冬眠というかコールドスリップした状態でね。
第2の地球に向けて移住計画みたいな感じで、
宇宙船でっかいのに乗って出発してますと。
結構遠いから120年ぐらい冬眠したまま航行していくはず。
冬眠してるから年取らないんで120年後も冬眠から覚めて、
そこで色々第2の地球を作るみたいなそういう計画だったみたいなんだけど、
主人公が途中で機械のエラーで起きちゃうというね。
一人だけ起きちゃうんだけど、
一人で寂しすぎるから女の人を起こしちゃってみたいな、
そういう行為があったり、
そういう色んな倫理的な問題をはらんだ、
結構議論分級な感じの内容もありつつ、
一応ラブストーリーみたいな形になってて、
衝撃のクライマックスみたいな。
そんな感じですね。
主人公の選択
割と賛否両論議論分級みたいな映画らしいんだけど、
僕は過去1回見たことあって改めて今回見ましたと。
しゅんたまは初めて見たんだよね。
そう初めてだし、2016年だからね。
ちょっと前だけど、そのなんかトレーラーというか、
そういうのも見てなかったから前情報全くなしみたいな。
完全にもう一から見てみましたよ。
どうだった?
めっちゃ良かったね。
良かった?
良かった。
良かった。
なんかさ、見る前になんていうの、ポスターみたいなのあるじゃん。
でね宇宙系だからさ、
なんかね、SF嫌いじゃないって言ったらあれだけど、
壮大な話とか宇宙的な戦争とかさ、
宇宙人の侵略してきたとかって色々あるじゃん。
舞台は宇宙なんだけど、
本当人と人との会話とかさ、
会話というか対話か。
なんか規模は宇宙なんだけど、
本当人間同士のやり取りとか、あと孤独についてとか、
そうそうだからね、このやっぱ地球じゃないっていうところがやっぱすごく良かったね。
あーなるほど。
これってさ、やっぱ映画じゃないと表現できないじゃん。
うんそうだね。
確かに確かに。
そうすごい良かったというか、これもまた考えさせられる映画だったかな。
そうだよね。
そうそうそう。
なんかさ、こういう映画、この映画の予告のプロモーションの仕方って、
結構ラブストーリーっていう感じで売り出したみたいなのよ。
あ、当初?
当初。
はいはいはい。
2016年当初。
あのSFラブストーリーみたいな。
宇宙で二人きりで恋をしてみたいな?
で最後も一応ハッピーエンドみたいな感じだったじゃない。
だからラブストーリーラブストーリーって言ってこうやったんだけど、
実際見てみるとそんななんかちょっと重いテーマがあるじゃない。
いやだいぶ重いよ。
結構重いよね。
結構重い。
要はだって自分の道連れに一人女性を起こしちゃうっていうところが。
そうなんだよね、あそこはね。
結構重いはずなんだけど、
結構そこの描かれ方がちょっと軽いんじゃないのとか、
すげえ無理矢理なんかハッピーエンドに持ってってんじゃんって。
そんな安いラブストーリーみたいなのでなんか隠してるけど、
この主人公めちゃめちゃやべえことやってるよねそもそもっていう。
のがなんかすごい賛否が分かれたみたいな話をよく耳にした。
はいはい、ストーリーとかねちょっと矛盾してるところとかなんかこう。
矛盾あったっけ?
矛盾というかさ、こう、
なんだろうな。
なんだろうね。
矛盾はなかったか。
矛盾。
なんかいろいろツッコミどころはあったかもしれないよね。
ツッコミどころはあったね。
なんかまあいろいろ観点あるけど、
なんか一番これが投げかけてる観点の一個が、
自分が一人起きちゃって一年我慢したけど、
可愛い子を起こしましたっていうことじゃないですか。
そこなんだよね。
それはどうなんだっていう。
あれもうだって一目惚れみたいな感じでしょ?
一目惚れ。
要はさ、一人こう、
システムエラーみたいなのが起きちゃって、
一人起きちゃうじゃん最初ね、主人公が。
そうだね、それは全くの不運だよね。
そうそうそうそう。
隕石がちょっとぶつかってきちゃって、故障して。
そうそう。
他の人は120年目覚めないのに、30年で目覚めちゃうっていうね。
ストーリーの評価
そうね、だからあと90年あるから、
着いた頃に自分死ぬじゃんっていう。
そうなんだ、そこの設定がやっぱさ、面白くてさ、
あの人が30歳とか35歳だとしても、
90年ってさ、今の感じだとギリ無理じゃん。
まあ死ぬよね。
死ぬよね、そうそう。
着いた時に120歳とかだったらさ、
もう何もできないじゃん。
そうだね。
あの90年ってなんか結構絶妙な設定だなと思ったよね。
そうだね。
まあ自分は死んじゃうなっていう絶望を受ける時間だよね。
そうそうそう。
でもさ、4ヶ月前に起きるみたいな設定なんだよね。
そうだね、本来であれば。
要はさ、120年寝てるんだけど、
その4ヶ月前に起きて、
まあ宇宙でね、漂ってる間に、
ちょっとこう外も出れるし、
まああの食事も全部揃ってるし、
運動もできるしみたいな。
ただその、何ヶ月間か楽しむのはいいけど、
これあと死ぬまでみたいなさ。
でさ、主人公は1年ぐらい我慢するわけじゃん。
我慢っていうか、
1年ぐらいさ、もう好きなことしようみたいなことでしててさ、
もうヒゲもぼうぼうでさ。
そうね。
もう食って飲んで寝てみたいなさ。
で、話するのがなんかアンドロイドのバーテンダーみたいなさ。
要は彼としか喋れない状態じゃん。
そうね、人がいないもんね。
そうなんだよ、もう完全に孤独というかさ。
で、アンドロイドもやっぱ機械だからさ。
やっぱこう人間に触れたいみたいなさ。
人間と話したいみたいな気持ちはずっとあって。
そこで見つけちゃうんだよね、その女性をね。
そうね、透明だからね、あの透明ポットがね。
そうそうそう。
俺もうちょっとこう、みんな吟味しないのかなって思ったんだけど。
あ。
全員。
全員、俺だったらもう全員見て、
一番気に入った子を起こすみたいな。
一番気に入った子をね。
君だっつって。
結構一目惚れだったねと思って。
一目惚れだったし。
もうちょっとね、他にもいい子いるかもしんないよって。
多分2、3人も見てないよね、あれね。
見てないね。
あれ?みたいな感じで。
でさ、名前とさ、職業が出るじゃん。
うんうん。
あれもさ、やっぱりこう、自分があと90年閉じ込められてるっていう時にさ、
誰を起こすかっていう選択もあるわけじゃん。
そうね。
それの基準がさ、可愛かったからっていうのがやっぱいいよね、アホっぽくてね、ちょっとね。
いやーそこだよね。
ちょっとなんかキモいとかいろいろ言われてたけどさ、
いやーでもそういうもんでしょって。
そうだね、一緒に暮らすわけだからね。
もう究極だよね、だってあの時って。
もうこのまま自分一人で死ぬのか、
最後道ずれ誰か作るのかっていう。
うん。
でもさ、主人公も相当悩んだじゃん、やっぱり。
そうね、一年ぐらい。
ね、一年悩んでさ、
でも開けたとしたらさ、これ、後でバレたらね、
もう要はその人の人生なわけじゃん。
倫理的な問い
本当はさ、あと90年眠って新しいとこでさ、
あの新しい人生をやれるのにさ、起きて、
90年間、てかもう閉じ込められた状態で、そこ死ぬまでみたいなさ。
いやだからこれって本当にもう殺人だよねっていうことだよね、本当に。
そうだね、生きてはいるけどね。
はい、殺人か誘拐かみたいなことじゃない?その地球上で言うとさ。
ああ、それはね、ちょっと思った。
やっぱさ、あれ起こしたっていう行為だけど、なんかさ、彼の心情的にさ、
例えばこう人を殺してしまったとかさ、
あの人にとんでもないことをしてしまったって、やっぱ一生残るじゃん。
そうだね。
結構いろんな場面でさ、彼女を起こした後にいろいろ一緒にやったりとかさ、するんだけど、
なんかこう、心荒らずというかさ、心から楽しんでる感じもなくて、
やっぱああいう過ちとかさ、罪が一回ついてしまうと、
やっぱこういつまでも頭によぎんのかなとか、そういう感じだね。
そうだんだよね、そうだよね。
だからもう、最初はね、女の子はさ、知らないからさ。
そうなんだよ。そうそうそう。言わないんだよね。
自分も事故で起きちゃったって思ってるから、たまたま不運な二人だったから、
ちゃちゃっとできちゃったけどさ。
仲良くなっちゃってね。
仲良くなっちゃって。
でも実はその相手が自分を引きずり込んだ犯人だったみたいなことが判明するわけじゃん。
で、まあ当然もう拒否反応だけど、結局受け入れちゃうっていうね。
そうだね。
うん。
あれに関してはどう思ったの?カネリンは。
彼女の心情というか。
あーでも、そうですね。あれはね、そこの描き方が雑だとかっていろいろ言われてたけど、
でもあれはさ、実はさ、その故障の原因になった隕石が突き刺さってたことによってさ、
もっと大きな問題が起きてたじゃん、船に。
うんうんうん。
核融合炉かなんかが傷ついてて、もう爆発しますよね。
で、あれを二人で解決してなんとか事なきを得たけど、
あの問題があったから、結果オーライだったよねみたいな話になってんのかなって思って。
まあ二人で力を合わせて、危機を救いましたみたいな感じだよね、確かにね。
そうだ、だから、だって、
爆発して全員死亡だったから、
あ、そう考えたら私が起こされても、起こされなかったらそのまま死んでたから、
っていうので許せる感情になったのかなっていう。
あ、そこね。
思ったけど、そこで折り合いつけたのかしらって思ったのよ。
うん。
うん。
うん。
そうだよね。
そこなんだよ、この、
なぜ、あの女の子は許したのかっていうところが、
ちょっと一番、議論の分かれるところかなって。
許しの選択
あ、そう。
え、どこが許したのかって言うと、
あの女の子が、
あの女の子が、
あの女の子が、
あの女の子が、
議論の分かれるところかなって。
あ、そう。
え、そこはどう思ったの、しゅんたまは。
その、なんで、あんな、あんなことされて、
で、もう、お前死ねよみたいなぐらいにもう、
一回なったのに。
いやそうだよね。だから要はさ、人生狂わされたわけじゃん。さっき言ってたけどさ、彼女も。
そうだよね。
で、もうさ、当たり散らかしてさ、
もう、
そりゃそうだわね。
泣き喚いてたじゃん。
それでも、もう、
どこにも逃げらんないからね、しかもね。
もうこの人とずっと一緒だわみたいな。
この人しかいないわ。
そうそうそう。
だからなんか、諦めみたいなのあったのかなと思ったけどね。
諦めね。
要はさ、あれはさ、なんだろう、
絶対離婚できない夫婦みたいなさ。
アダムとイブみたいなもん。
アダムとイブ。アダムとイブなのかな。でもほら、あの空間出れないじゃん。
出れないね。
ってことはさ、もう、結構広いけど、
合わないようにしようと思えば合わなくもできるけど、
やっぱさ、その関係性は空間っていう中では一緒なわけじゃん。
なんかこう、
結婚じゃないけど、なんかそんな気がしたんだよね。
なるほどね。
でもさ、それだったらさ、
最後さ、あの医療用ドッグでさ、
一人冬眠できるようになったぜってなったじゃん。
なりましたね、はい。
だからもう、女の子、君冬眠して、
もう俺だけ残って死ぬわって。
男が提案したけど女の子を蹴って、
あなたと一緒に暮らして死にますって言ったじゃん。
あれは何なのよ。諦めじゃなくない?それ。
愛ですよね。
嫌だったの。愛。知らない間に愛になってたってこと?
愛じゃないんですか。あれはやっぱ、
すごい危機を乗り越えたわけじゃん、二人で。
はいはい。
でさ、もう爆発して死ぬみたいな。
よくある、あの設定ね、その設定もちょっと一言言いたかったんだけどさ。
はいはい。
言って言って、双子と三子と。
ほら映画よくあるじゃん、もう。
赤の銅線と青の銅線、
どっちか切ったら爆発するみたいな。
でさ、次元爆弾あと10秒でさ、
ちょっと待てよ、どっち?赤?青?
でパチッと切る音だけ聞こえてさ、
でもいい音楽流れてきてさ、生きてたぜみたいな。
あの決まりの感じがすごく嫌で。
そうだった。
今回もちょっとあったでしょ、もう。
やばい、もう爆発するみたいな。
その時にさ、彼女が、
噴射口みたいなのバッと開けてさ、
でどうにか生き残ったじゃん。
生き残ったね。
ねえ、あれなんかよくある映画の設定だけど、
あれあんま好きじゃなくてさ。
お決まりの。
お決まりのね、お決まりのそうそうそうそう。
ああいうさ、危機を二人で乗り越えてさ、
もう絆が生まれちゃったわけよ、多分。
なるほど。
でもあの時さ、
要はね、あの噴射口、噴射口っていうのかなあれ。
あそこの近くに男がいてさ、もう手動で開けないと、
そこが開かないと。
でも彼がそこにいたらもうその、
ウーストっていうかさ、
それを浴びちゃうからもう死ぬみたいな状況だったじゃん。
でももう俺はいいからとかって言っても、
結構自己犠牲というかさ、もう彼女を思ってね。
最初はさ、もう自分が寂しいから起こしちゃったみたいなさ、
まあそういうすごい嫌な動機だったけど、
まあそれの、自分の命もかけても彼女を守るみたいな。
それはなんかこう、食材の気持ちなんかね。
食材?
あの、罪滅ぼしなのかな。
あ、うん。それはちょっとあったと思う。
うーん。
犠牲。
そうそう、犠牲。自己犠牲ね。
自己犠牲どう思いますか?カネリンは。
自己犠牲は嫌いです。
カネリン、自己犠牲嫌いですか?
自己犠牲はダメです!
あ、そうですか。
って思ってる感じですね。
でもさ、やっぱあそこあったじゃん、主人公には。
もう、俺が死んでも君を守るみたいなさ。
これもある設定でしょ、映画でよく。
そうだね、旬玉嫌いなやつ。
そうそうそう。
第2弾ね。
はい、来た来た、みたいな。
なになに、お決まりのだから嫌なの?
いや、なんだろう。
またかよ、みたいな。
お決まりのというか、裏切ってもらったら嬉しいけど、やっぱすごい、分かってるけどハラハラするんだよね。
本当は焼け焦げて死ぬんじゃねえか。
そうそうそう、焦げて死んじゃったって言ったら、あ、こんなパターンあるんだと思うんだけど。
なるほどね。
やっぱさ、生き残るわけじゃん。
ハラハラするけどちょっとこう、先がどうしても見えてしまうのとかは、なんかちょっと抵抗があるんだよね。
あるあるな感じがね。
あるあるはやっぱ裏切って欲しくて。
それは分かります。
何の話だったっけ。
あ、だからさ、その医療ポットでさ。
はいはいはい、そうだね。
そのまま自分行きますってなるかなと思ったら一生残っちゃうもん。
そうだよ、だからあれは愛なんだよ。
愛が芽生えちゃったってこと?
愛が芽生えちゃったんだよね。
自己犠牲の意味
それは愛なのか?
だからそういう意味ではやっぱラブストーリーなんじゃない?
愛じゃないと思う、あれは。
なんで彼女は残ることを選んだんだろうね。
あのさ、
ストックフォルム症候群かなって思ったのよ。
え、ごめん分かんない。何それ、ストックフォルム症候群。
あのね、
例えば、銀行強盗で人質取られた被害者とかが、犯人に行為を寄せてしまう。
はいはいはい。
犯人をかばったりする現象があるんですよね。
分かります、はい。
それなのかなって思ったわけ。
ちょっと待ってかねりー、それ知ってるわ。
いや本当にね、それ思って。
ごめんちょっとその後話します、ちょっと続けてください。
あ、思ったんだ。だからそれなのかなってちょっと思った感じです。
そういうことね。
それを描いてんのかしらって思ったわけ。
いや、それもね、感じたよ。
感じた?
松本サリン事件だっけ?オウム心理教のさ、
オウム心理教じゃなくてもいいんだけど、要は銀行強盗とかさ、
人質をさ、
取ってさ、こうやってナイフを女性か分かんないけどさ、人質の首に突きつけてさ、
身の白金要求してさ、あるじゃん。
で、その時にさ、一緒にこう人質にされちゃった人もさ、ちょっとこう犯人の気持ちに寄り添っちゃうというかさ、
共犯じゃないけどなんかその空間にいることで、
あれそれ同じかな?違うかな?
いや同じやと思う、それ。
その話をちょっとしたかったんだよ。
そうそうそう、犯人側に恋を抱いちゃうんだよね。
その極限状態で頼れる人がその人しかいないんで、
そういう心理になるみたいですね。
でもそれもあったと思うよ。
それかもなって思ったけど。
で実際なんかそういう指摘してる人いるみたいだけどさ、映画の評論でね。
でもなんか作者の意図としてはラブストーリーとして描きましたみたいなことを監督が言ってたから。
そうなんだ、作者はやっぱりラブストーリーなんだあれは。
そうなんだよ。監督とか原作者、脚本がね、元の脚本はまた結構ラストが違うらしいんだけど、全然。
あれ小説だっけ確かこれ、もともと。
小説なのかな、なんかもう、なんかね、すごい元々有名な脚本であったみたい。話題になってたみたい。
それからなんかやっと映画化したみたいな感じなのかな。
やっと映画化して、それもなんか10年以上かけてみたいなことらしいんだけど、そのテーマもちょっと重いテーマもあるから。
でも監督の意向としてはラブストーリーにしたかったっていうのはラブストーリーデスって言ってるから。
だからストックホルム商工君デスじゃないんだろうなって。ちょっと残念みたいな。
映画の感想と意義
なんか裏のあれがあってほしいじゃん、なんかね。お決まりのラブストーリーであってほしくないというか。
そうだね、でも作者がそう言ってる以上ラブストーリーなんだろうねあれはね。
でもなんかそのね、作者の意図さえもね、博者がそう語ることでそういうふうな、何その全体で作品を作りに行ってる可能性あるから、信じてないよ。
作者の発言も作品のうちみたいな。
はいはいはい、そうだね。
勝手に解釈して。
カネリンはさ、これ見たの2回目だけどさ、どうだった感じ方というか違った?
いややっぱね違いますよ。
ていうかなんかその、ちゃんとお話ししようと思って見てないからさ。
結構ふーんで終わるんだよね、ふーんで終わっちゃう。
だからあんまりね、先覚えてなかった、ラストも覚えてなくて。
あ、そう、あのじゃあざっくりとしたストーリーは覚えてるけどみたいな感じだったの。
そうそうそう、最初の方のあの宇宙船でみたいな設定は覚えてるけど、
ラストどうなったっけっていうの全然覚えてなかったから。
あーはいはいはい。
割と新鮮な気持ちで見れたんだよね。
そっか、じゃあまあ、1回見てるけど、もう全然感じ方というか、当時の感じとは違うってことだね。
そうだね、あとは多分、当時何を感じたか忘れちゃったけど。
たぶんね。
本当になんか、だからこういう映画の見方をしないとなんかもったいない気するんだよね、ほんと最近。
そうだ、いやその話もね、ちょっと今日しようと思ったんだよ。
やった、ちょっと次回しよっかそれね。
そうですね、次回しましょう。
ちょっとまた長々となってきたんで、
まあこんなパッセンジャークラスの映画を1話で終わることはできない感じだね。
確かに。
また何回か。
続きます。
ということで、そろそろお時間です。
僕らは映画を語らない、は、毎週1回配信しています。
ぜひSpotify、Apple、Amazonなどお聞きのポッドキャストスタンドでフォローして聞いてください。
欲しい5つの評価をいただけると励みになります。
番組の感想や質問など、ぜひコメントしてください。
この番組を映画好きの知り合いにも教えてあげてください。
それではまた次回お会いしましょう。
さよなら。
25:11

コメント

スクロール