心理的安全性とは
皆さんこんにちは、コーチング中毒パーソナリティーの梶です。このポッドキャストは、ビジネスパーソンの皆さんが日々直面する課題やモヤモヤをクリアにするためのヒントをプロコーチの目線でお伝えしている番組です。
今日のトピックは、1on1で心理的安全性を高める方法についてです。 皆さん、心理的安全性っていう言葉を聞いたことありますかね?
簡単に言えば、チームの中で自分の意見とか懸念とか、そういったものを自由に表現できる環境が確保されている状態を、心理的安全性が高い組織とかチームとかって言ったりするんですけれども、
実はですね、私も以前、とても心理的安全性の高いチームに所属していた経験があるんですが、
その時はやっぱり、みんなすごく意見を活発に言うし、上司に対してもこういうふうにした方がいいんじゃないか、みたいなことを1メンバーが積極的に提案していくとか発言していくという機会がすごく多くて、
非常に精査性が高いなというふうに感じたのを覚えています。 今日はその経験を交えながらですね、
ワンオンワンで心理的安全性を高める方法というところについて、フォーカスしてお話をしていきたいなというふうに思います。
まずですね、なぜワンオンワンで心理的安全性が重要なのかというところですね。 ワンオンワンはマネージャーと部下がですね、1対1で対話する貴重な機会だというところですね。
ここで心理的安全性が確保されていないと、部下は本音を話せずに重要な情報とか課題とか、そういったものが見逃されちゃう、そういう可能性があります。
逆に心理的安全性が高い状態を築けていればですね、率直な意見交換が可能になりますし、問題の早期発見とか、想像的なアイディアが喪失しやすくなるとか、そういったメリットにつながっていくということになります。
ではですね、具体的にどうすればワンオンワンで心理的安全性を高められるのでしょうか。 ここはですね、7つぐらいポイントあるかなというふうに思いましたので、一つずつご説明したいなというふうに思います。
一つ目は定期的な開催と十分な時間の確保というところです。 ワンオンワンを週1とか各週とか定期的に開催してですね、30分とかでいいんですけれども、ある程度のちゃんと話せる時間を設けるというところが大切です。
これによってですね、部下は自分の時間が確保されているというふうに感じてですね、安心して話せる環境づくりができるという、まずベーシックなちゃんと定期的に設定するというところです。
二つ目が環境設定の工夫というところで、これは可能であればですね、オフィスの会議室の中でやるというのもいいと思いますし、たまに例えばカフェとか公園のベンチとかですね、ちょっとリラックスできる環境を選んでやってみるみたいなのも効果的かなというふうに思いますし、
オンラインでZoomとか使ってですね、ワンオンやってらっしゃるという方は、例えば背景とか照明みたいなところにもちょっと気を配ってみて、温かみのある雰囲気を作るみたいなところを心がけると心理的安全性を作りやすくなるというちょっとした効果もあったりします。
そして三つ目がアクティブリスニングの実践です。これはこのポッドキャストの中でも何度もお伝えしているところですけれども、積極的経調とも言いますけれども、相手の話を遮らずに、
アイコンタクトとかですね、うなずく、お迎えするみたいなそういったテクニックを交えながら、適切なタイミングで質問を織り混ぜて真剣に聞く姿勢を示すということがとても大切だと思います。
部下もですね、やはり話を聞いてもらっているというふうに感じると、とても信頼関係を築きやすくなってきますので、アクティブリスニングの視点を上司の側がしっかり持つというところですね。
4つ目にオープンエンドな質問を活用するというところ。これはオープンクエスチョンと言ったりしますけれども、例えば、最近の仕事で最も挑戦的なものって何だったみたいなふうに、オープンなイエス・ノーで答えられないような質問を投げかけていくことで、部下の本音をより引き出しやすくするという効果もありますので、
このオープンエンドな質問を活用して、心理的安全性を確保していくというところも大事かなと。
5つ目に弱みの共有とフィードバックの受け入れというところです。これはマネージャー側、上司の方もですね、適度に自分の弱みとか、あるいは失敗だみたいなものを共有して、部下からのフィードバックを積極的に求めるということですね。
自分の弱みとかを晒すことで、信頼関係が築かれていくというところは、皆さんも体感の中であるかなと思いますし、いつもしっかりして仕事がすごくできる、そういう上司でもたまに、
実は昔こういうミスがあってこんなことが起きちゃったんだよみたいな話を、ワンオンワンの場所とかで自分に打ち明けてくれたりすると、何かそこでちょっとした信頼が生まれるということがあるかなというふうに思いますので、そういった弱みの共有とかフィードバックを受け入れるというところが、上司側に一つあってもいいかなという観点です。
6つ目が具体的なアクションプランの作成というところですね。
ワンオンワンで話し合った内容を具体的な次のネクストアクション、行動計画に落とし込んでいくというところをしっかりやるということです。
部下は自分の意見が実際の変化につながるということを実感していくと、よりワンオンワンに対して前向きになりますし、アクションプランをしっかり作っていくというところが次の自分の行動につながるという傾向をしていくと、非常にワンオンワンに対しての心理的安全性がどんどん下がっていくという効果もあったりしますので、
そういったただの世間話で終わるというワンオンワンではなくて、しっかりとネクストアクションをつなげて、その次回には前回言っていたネクストアクションはどうだったかというところから入っていく、それぐらいやっていくとワンオンワンは非常に効果的なものになっていくかなというふうに思います。
最後7つ目はフォローアップの徹底ですね。
これはアクションプランの作成の派生という感じですけれども、ワンオンワンで決めたことを確実に実行して進捗を共有していくと確認するというところで、部下の信頼を得ていくことができるという今の話につながるんですけれども、
しっかりフォローアップして常に気にかけている上司が自分のことを見てくれているという状況を作っていくことで、信頼が築かれていきつつ心理的安全性も増していくということが期待できるかなというふうに思います。
チームのパフォーマンス向上
これらのポイントを意識しながらワンオンワン重ねていくと徐々に心理的安全性というのが高まっていきます。
私の経験だと特に弱みの共有というのが効果的だったかなというふうにも思いますね。
自分の失敗談を率直に話してみることで、部下も自分の課題を隠さずに話してくれるようになったというのは私自身の経験としてもありますし、
ぜひそういう機会があったら一度やってみてもいいかなというふうに思います。どんなリアクションが部下にあるかというところを見てみても面白いんじゃないかなと。
アスカラのワンオンですぐに実践できるアクションとしては、まずオープンエンドな質問、オープンクエッションを一つ用意してみるというところかなと思います。
例えば今のチームの雰囲気ってどういうふうに感じているとか、それぐらいバクッとした感じで一回投げてみても面白いかなというふうに思いますし、
そしてその回答をじっくり聞いて、相手の話を整理していきながら、ヒアリング、積極的に傾聴していくということですね。
そうすると、これだけでも部下は自分の意見を大切にしてくれている、聞いてくれているというふうに感じてくれるかなというふうに思います。
心理的安全性の高いチームというのは、単に居心地がいいとかそういうところだけではなくて、非常に生産性が高くなるというところがいいポイントなんですね。
慣れ合いのチームではなくて、結果だったり目標だったりそういうところにこだわりながら、お互いが考えていることを思っていることを率直に伝えていく、そういうことができる環境チームということなので、生産性が高まっていくと。
ワン・オン・ワンを通じていく中で、この心理的安全性が高い環境を作り上げていくことが結果的にチーム全体のパフォーマンス向上にもつながりますし、
もちろん上司として自分のチームメンバーが例えば5人いたとして、5人ともワン・オン・ワンが常にそういうふうに心理的安全性を確保するような形でワン・オン・ワンしていくと、チーム全体が心理的安全性が高まっていくので、
そうするとチームのパフォーマンスも上がっていくということにつながっていくかなというふうに思います。
ぜひ今日お伝えした方法を実践していただけたらなというふうに思います。
以上、今日はワン・オン・ワンで心理的安全性を高める方法というところについてお話をしてきました。
次回もビジネスパーソンに役立つ情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。
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それでは次回のエピソードでまたお会いしましょう。
コーチング中毒のカジでした。