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2024-08-04 12:54

【読書ラジオ】『三体』劉慈欣

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三体 (ハヤカワ文庫SF) https://amzn.asia/d/argsAlt
(配信の冒頭部分は本の説明文・あらすじを読み上げています。)

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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書録や日々の学びを音声配信しています。今日は、【三体】について話してみようと思います。
文化大革命で父を残殺され、人類に絶望した科学者イエ・ウェンジェ。 彼女がスカウトされた軍事基地では、人類の運命を左右するプロジェクトが進行していた。
数十年後、科学者の連続自殺事件を追って、謎の学術団体に潜入したナノテック素材の研究者ワンミャオを、怪現象ゴーストカウントダウンが襲う。
そして、ワンミャオが入り込むVRゲーム【三体】の驚くべき真実とは。 全世界でシリーズ類型2900万部を売り上げたエンタメ小説の最高峰ということで、
話題の【三体】ですね。 リュージキンという方が書かれたものに。 三体はネットフリックスのドラマが有名なんじゃないかと思いますけど、
映画化もされているし、アマプラのドラマもあるしということで、映像でもすごく面白いんじゃないかなと思います。
これを書いたリュージキンさんは、1963年北京生まれ。 発電所でエンジニアとして働く傍ら、SF短編を執筆。
【三体】が2006年から中国のSF雑誌に連載され、2008年に単行本として刊行されると人気が爆発。
中国のみならず、世界的にも評価され、2014年にはケンリュー役の英訳版が刊行された。
2015年、翻訳書として、またアジア人作家として初めてSF最大の賞である
集合賞を受賞。 三体は3部作ですね。
三体、三体2、三体3。 合計で全世界で2900万部を売り上げたということ。
日本でも三体シリーズは合計94万部を売り上げる大ヒットシリーズになっているということで、
今最も注目されている作家の一人ということです。 エンジニアという方でね、そっちの分野の
すごい深い知識をもとに書かれたSFで、 本当にね、もう
私のようなSFビギナーも楽しめると思うし、もうガチのSF大好き勢も楽しめる
超エンタメSF小説なんじゃないかなと思います。
私が読んだのは三体、ワンですね。 文庫本で読みまして、早川文庫ですね。
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すごいページ数、600ページもありますよ。 よく読めたなーっていう感じなんですけれども、
面白くてね、時間もかかりましたけれども、挫折することなく読み切ることができました。
大森さんという翻訳者の方が後書きを書かれているので、
これをちょっと拾いながら、どんなお話なのかっていうのをちょっと説明してみたいと思います。
とはいえ、多少ネタバレが含まれる可能性があると思いますので、
前知識なく読んだり見たりを楽しみたいという方は、 見たり読んだりした後で聞いていただければなと思います。
なるべくネタバレというか、重要な謎につながる部分は隠す形で説明しようかなと思いますけれども、
よかったら聞いてみてください。 題名になっている三体っていうのはですね、天体力学の三体問題というものが実際にあるんですけれども、
それに由来する名前になります。 三体問題というのは、3つの天体、星がお互いに引力を及ぼし合いながら、
影響しながらどういうふうに運動するのかっていうことの規則性、 法則っていうものがまだ解き明かされてない謎なんですよね。
ある一定の限定された条件の下では、この3つの天体の運動を証明されているんですけれども、
純粋に三体、三体問題というのはまだ解かれてない人類の謎として存在するわけです。
で、それが題材になっていて、この三体問題に命運を左右される世界があったとしたら、っていうのがこの三体の基本設定になります。
なんですけどね、これ中国SFなので、中国が舞台の中心となる物語なんですね。
で、そこにこの三体の小説で、どこまで書いてあるのかな。
地球の運命を左右するようなことを、文化大革命でお父さんを殺された科学者イエ・ウェンジェが始めるんですけれども、
そのイエ・ウェンジェが父を残殺された文化大革命、そのリンチだとか、家族の中でも身内を売るというような球団集会みたいなものが実際の歴史的にあったんですけれども、
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この描写から始まるんですね。だから私は歴史が好きなので、文化大革命が出てくるのっていうので、かなりびっくりしつつ、すごい面白いかもしれないって思ったんですけど、あんまりそういうのに興味がない人は、ここはさらっと通した方がいいかもしれないですね。
文化大革命から時代が現代に変わって、そこでナノマテリアル研究者のワンミョっていう人が、多分この人主役級の人だと思うんですけど、出てきて、そこから不可思議なゴーストカウントダウンというものが始まるんですね。
これどんなものか、私も映像で見てみたいなと思うんですけれども、なぜそのゴーストカウントダウンになるものが自分に起きるのかっていうのがわからない中で、研究者のワンミョはVRゲームの3体というものにログインして、その中で先ほど言った3体問題に立ち向かう、そんなゲームを体験することになっていきます。
ここからどんどん複雑になっていくんですね。だから、現代に起きている地球侵略の危機と、ゲームの中で広げられる3体という世界の攻略、この辺の行ったり来たりがですね、ちょっと混乱する部分があると思います。
でもここも面白さがあってですね、VRゲームの3体の中には、中国以外の歴史的人がどんどん登場するわけですよね。だから、地球が誇る超頭の良い人をもっても、この3体という問題、ゲームを攻略できないと。
ただ、回を重ねるごとに人類は学習をしていて、滅亡するまでの時間はどんどん伸びていっている。だから、どこまで伸びるのか、攻略できる日は来るのかという3体ゲームと、実際にどんな危機が地球に迫っていて、科学者のイエ・ウェンジェが何をしたのかというのがわからない謎がどんどん進行していくというのが3体1になっています。
この中で、さっきも言ったVRだとか、ナノテクだとか、3体だとか、あとは量子力学、科学みたいなものが、すごい幅広い知識と、幅広さだけじゃなくて、深い詳細な情報とともに物語が進行していて、得意分野がある人たちにとってはすごく面白いと思います。
わかんない人も、別にさらっと読めばよくて、全部理解しなくてもいいのかなと思います。
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それぐらい、いろんな要素が多分に掘り込まれているエンタメなんですよね。
さっきも言ったように、歴史の要素もあるし、何よりですね、この物語を始めたイエ・ウェンジェが、父を文化大革命で集団臨地されて、目の前で亡くすわけですよね。
でも一家離産もして、自分もすごく苦労をして勉強し続けた、彼女がなぜそういった行動、そういう経験をした彼女だからこそ、こういう行動をとってしまったのかっていうのが、ありありとこの3体1では語られていく。
ただそこは、どうしても理解できない部分としては、父を殺された恨みつらみ、人類への絶望というものを、中国の文化大革命という中に閉じず、地球議謗にまで広げてしまう、そのスケールの大きさにはちょっとびっくりする部分はありますね。
あとは、登場人物のワンミャオとシーチアンっていう、シーチアンは肉体派の警察官だったかな、国防を担当している人という言い方でいいのかな、警察官ですね、とのアクションだとか友情みたいな、ケアンさんはバディーかなって言ってましたけど、そういったいわゆるエンタメ映画の面白さもあって、
超天才も出てくるし、超肉体派のアクションもあるし、すごくね、映像で見ても本当に面白い映画、ドラマなんじゃないかなと思います。
私はこの3体1を読み終わって、今2の方を読み始めてるんですけれども、これもですね、面白くて、多分ね、三国志をイメージしてるんだと思うんですけど、
3体文明が送り込んできたスパコン、ソフォンっていうものがあるんですけれど、これ日本語名ですると女性の名前のトモコなんですね。
3体文明は地球にトモコを送り込んできて、それに対抗しようとして人類はウォールフェイサープロジェクトっていうのを発動させるんですよ。
これは面壁計画って漢字で書くんですけど、多分これは石壁をイメージしてると思うんですよね。
だからすごく大真面目に、宇宙戦争みたいなことが始まろうとしてるんですけど、そのネーミングはね、すごく面白い。
なんかツッコミマジのようなね、トモコ対石壁みたいな、そんな感じがすごく面白くて、本当にね、エンタメの要素がたくさんある。
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ただ本格的なSFということで、人気がある理由も納得ですね。
3体2はですね、上下感がありまして、それぞれ400、500ページ近くあるのかな。
だから読むの時間かかるかなと思うんですけれども、3体2以降はもう一気にSFだと思いますので、
私も久しぶりのSF小説、楽しみたいなと思います。
ということで今日は、りゅうじきんさんの3体について話してみました。
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それでは今日も聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。
12:54

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