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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。今日は益田ミリさんの
『ツユクサナツコの一生』という本の感想について話してみようと思います。
期待もせんと、絶望もせんと、それでも人は生きていける。 32歳漫画家のナツコが書くのは、自分の好きを大切に生きる
あなたに送る物語。マスク生活2度目の春。社会の不平等にもやもやし、誰かの何気ない一言で考えを巡らせ、ナツコは今を漫画に書く。
世界と誰かと自分と分かり合うために。分かり合えるって、どんなに、どうしてこんなに嬉しいんだろう。
ということで、32歳ナツコの物語ですね。ナツコは漫画家で
お父さんと実家で2人暮らし。お母さんは亡くなっていて、お姉ちゃんは結婚して東京にいます。
昼間はドーナツ屋さんでアルバイトをして、夜帰ってきてから自分がその日にあったこと、考えたことを
漫画に書くという日々を送っています。ナツコが書く漫画はですね、最初
おはぎ屋のハルコさんが出てくる漫画で始まります。
ナツコが経験したことをハルコさんが経験したと仮定して、少し変えたりとかして
ハルコがその日の出来事に対して新しい気づきを得たり、
自分自身で納得したり、いろんな謎を、謎というか問いを定義したりみたいな。
でもまぁいいかとか、これでもいいのかって思う日もあったり、なんだかモヤモヤするなぁで終わる日もあったりと。
そういう漫画をナツコが書いている。そのナツコの物語とマオダンガヤさんのハルコさんの物語が重なり合う形で物語は進んでいきます。
ツイクサナツコっていうのは漫画家ナツコのペンネームですね。 ツイクサっていうのは朝咲いて夜にはしぼんでしまう
儚いお花のことです。
ナツコはある日こう思うんですね。 生きる理由がわからないことより死んでいく理由がわからないことの方が悔しくて
虚しくて悲しい。 理由もわからないままある日突然日常奪われ、ついさっきまで誰かと笑い合って時間、
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笑い合っていた時間までもが消えてなくなったら まるで朝咲いて昼にはしぼんでしまうツイクサみたいに
大切なことって。 人生で大切なことって帰りたいとこに帰れることやななんて思うわけです。
でもこんなナツコの日常が描かれていて
そうですねまぁちょっとあの最後衝撃の展開になっていったりするんですけれども この漫画を通じて
自分の好きを大事にして 自分がもう大切なものを大切にして自分らしく生きていく
何気ない日常でもいろんなことを考えていて もやもやしたり
ああいい回答だなぁなんて納得したり しながらそれでも人生は進んでいくと。そういう日々を愛しく思えるような漫画ですね。
私が好きな一節はですね、お団子屋のハルコが
こう思うシーンですね。自分がそれでいいならいいし 人生に大義名分がなくてもいい
私の心の中は誰にも決められへん 自分が好き思うことは一生死ぬまで自分だけのもんや
たとえそれが少しずつ形を変え 人から見たら全く違う形になったように見えた糧
私には多分同じなんや この感じ誰かに伝わるやろか
って帰りながら思うシーンですね これはねなんかこうじんわりとしみじみしましたね
あの人の好きだとかこだわりって 人から自分以外の人から見るとあのくだらないこと
そんなに大事なことかなぁと思えたり この前まであれが好きって言ってたのに今は違うよねみたいな
一貫性がないことに思えるかもしれない 自分でもそうかもしれないんですけど
ただつながってると思うんですよね 自分の中では全く
違うことかもしれないけど根っこのことを根っこの部分は同じで ずっと同じ人生を生きている中で変わらないものと変わっていくものがあるっていう
そういうことかなと思うんですよ つまり何が言いたいかと言うと
まだ人に何か言われたかて
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自分が良いと思えること 今これでいいと思えることを
大事にして毎日を過ごしていくっていうことは結構素晴らしいことだし すごい立派なことなんじゃないかなと思いました
あとはそういう自分を大切に思ってくれている 友達だったり
家族とか
仕事 職場の同僚がいるわけで
時には頼ったり頼られたり少し関わったり距離を置いたりしながら そうやって生きていくんだなーっていうことがじんわり
この本を読んで自分の中で根付いたというか 増田美里さんの漫画ってそういうところあるなぁと思いながら読みました
裏にあるのはね なぜ死ぬと分かっていて今を自分らしく生きるとなんてそう思えるんだろう っていうようなテーマが裏にあるような気がしていて
増田美里さんなりの答えというかね 一つの提案をしてくれているような夏子の一生が描かれていました
増田美里さん好きな人は絶対読んでほしい これまでにない上編作と思います
今日はついくさみ夏子の一生 増田美里さんの本について話してみました
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました ではでは