第38回では、「知性とは何か」についてお話しします。
知性と聞くと、知識が豊富であることや、勉強ができることを思い浮かべるかもしれません。けれど永田先生は、知性をもっと人間の本質的なところから捉え、「生き残るために獲得する能力」だと考えます。
たとえば、赤ちゃんが言葉を覚え、周囲との関わり方を身につけていくことも、自分が置かれた環境の中で生きていくために獲得していく力です。そしてそれは、大人になってからも変わりません。環境が変われば、これまで身につけてきた考え方や行動だけでは対応できなくなることがあります。そんなとき、新しいことを学び、自分の捉え方や行動を変えていくことも「知性」の一つです。
つまり、知性とは単にたくさんの知識を持っていることではなく、変化する環境を捉え、その中で自分自身も変化していくための力だと考えることができます。
では、変化の大きい今の時代に、私たちは何を学び、どんな力を身につけていけばいいのでしょうか。第38回では、「知性=頭の良さ」というイメージから少し離れ、私たちが何のために学び、成長するのかを「生きる」という原点から考えます。知識やスキルを増やすことだけではなく、これからの環境に適応するために自分にはどんな「知」が必要なのかを考えるきっかけになる内容です。
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