第40回では、「不確実性」とどう向き合うかについてお話しします。
AIやデータサイエンスが進化し、私たちは以前よりも多くのことを分析し、予測できるようになりました。その一方で、正解を求めすぎたり、先のことが分からない状態に不安を感じたりすることも増えているのではないでしょうか。
けれど永田先生は、世の中のほとんどはそもそも不確実であり、未来を完全に予測することはできないと話します。
だからといって、何も準備しなくていいわけではありません。分析できることは分析し、準備できることは準備する。そのうえで大切なのが、予想外のことが起きたときに対応できる「余白」を残しておくことです。
永田先生は、海上保安庁での経験も交えながら、自然を相手にすると波や天候を自分たちの思い通りにすることはできないと話します。必要なのは、すべてをコントロールすることではなく、何かが起きたときに動けるよう日頃から備えておくことです。
これは、仕事や日常生活でも同じです。不確実性をなくそうとするのではなく、「予想外のことが起きても、自分は対応できる」という状態をつくっておく。それが、変化の大きい時代を生きていくための一つの力になります。
さらにAIが多くの情報を整理し、答えを示してくれるようになる中で、「AIはこう言っているけれど、何か違う気がする」という人間の感覚にも意味が出てきます。正解だけを追いかけるのではなく、自分の中に生まれる小さな違和感や変化にも目を向けることが、これからの時代には必要なのかもしれません。
第40回では、不確実な未来を正確に当てようとするのではなく、変化が起きても対応できる自分をどうつくるかを考えます。先が読めないことに不安を感じている方や、正解を探すことに疲れている方にとって、未来との向き合い方を少し変えるヒントになる内容です。
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