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この時間はZoomUp毎週水曜日は九州経済です。 長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。おはようございます。 今日はちょっとなんかいつもと違う角度ですね。
違うんですよね。大谷翔平選手の所属するエンゼルスが、先週の金曜日からホームランを打ったダッシャーに兜をかぶせるというイベントを実施してますけれども、
その兜が鹿児島県薩摩仙台市にある丸竹産業というところで作られているという話題になっているんですけれども、
丸竹産業というのは資本金6千万円で、従業員数はパート3含めて50名程度。職人さんが30人いたと思うんですけれども、
この丸竹産業の甲冑、鎧兜ですね、生産国内シェア90%という日本一企業で、鹿児島県の伝統的工芸品に指定されています。
鹿児島産業の甲冑の角の部分が外れただけなのを壊れたと伝えるメディアがあったりしてますけれども、
全国の甲冑ファンの方々は、あれ見ててよくできていると、あれは壊れたんじゃなくて外れただけで、さすが丸竹産業の製品というのは本物に忠実に作られている。
あんなもんが取れなければ枝か何かに引っかかった時に殺されてしまうということになりますので、取り立てて鎧兜甲冑が趣味ではない私でも、すぐに丸竹産業の製品だなというのがわかったんですよね。
私は今の長崎県立大学に来て8年になるんですけれども、その前は中小企業のコンサルもやってまして、
そのときは国が推進していた地域資源活用促進法っていうのに認定されるための新商品の開発とか販路開拓について、
実は丸竹産業は月に1回程度工房を訪ねて、当時の社長さん、今息子さんに世代交代事業承継されているんですけれども、前の社長さんといろいろ議論してたんですよね。
どんなふうにやっていこうかっていう。そういう先なんですが、まさかこんな形で職人集団、頑固集団の丸竹産業の兜が話題になるとは考えもしなかったんですね。
福岡県の方々でも、今から10年近く前にNHKの大河ドラマで軍師勘弁っていうのがありましたよね。
あれでいろんなイベントを、権を挙げてやったんですけど、そのときに身につけられた甲冑が丸竹産業のレンタル品っていうことになっていますね。
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ピンと来られた方も結構おられるんじゃないかなと思います。
昨日ちょっと前の社長に電話して、ちょっと気になることがあったんですね。
携帯に電話したら、あらお久しぶりっていうことでしたけれども。
やっぱり報道されている通り、エンゼルスと同じ兜が欲しいっていう電話がですね、国会だけじゃなくて海外からも殺到している。
すごい影響。
私が電話したのがですね、大変気になることがあって、電話したらやっぱり前の社長さんもそこが一番心配ですっておっしゃってたんですけれども。
もともと丸竹産業、今のこの4月の時期が1年間で一番忙しい時期なんですよ。
っていうのが5月5日単語の節句で、子供の日に飾るのは鯉のぼりか兜って層が決まってるんで、
お子さん向けの兜の生産だけじゃなくて、全国の写真館で撮影向けにオーダーが入る時なんですよね。
そっちと被ると、一元のお客様からは高額な注文が入るんでしょうけれども、
固定客っていうかですね、安定的に育ててきた市場っていうのをおろそかになっちゃいかんよな、みたいな話を昨日したところでした。
この丸竹産業の歴史っていうのを実は振り返るとですね、
伝統的工芸品っていう地場産品を作っておられる中小企業の悪戦苦闘ぶりっていうのを象徴しているのがわかります。
時代の流れの中で主力商品が変化したり販路も変わったり、何とかやりくりしながら現在に至っているということで、
多くの伝統的工芸品メーカーの経営戦略立案にも役に立つんじゃないかなと思って、
ここの会社の歴史を振り返ってみたいんですけれども、
創業は私が生まれる1年前の1958年。
ですから今年で創業65年ということになるかと思うんですが、最初は竹製のつりざおメーカーだったんですよ。
つりざお?
つりざお。
つりざおからだったんですか?
そう、だから丸竹産業の竹っていう字はバンブーの方の竹でスタートしているのが、今物資の分離があった丸竹産業で社名変更してるんですけれども、
素材となる竹っていうのは仙台市、薩摩仙台市だけじゃなくて、近くの宮野城、多端さんのルーツのある。
私のルーツですね。
開いたところ一大産地ですので、もともとがやっぱり地域にある資源を有効活用しようっていうのでスタートしてるんですよね。
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最初の頃はもう65年前って絶好調だったんですけれども、徐々につりざおって炭素繊維素材、カーボンファイバー素材のものに強くてしなるっていうので、
変わってきて機械による大量生産品に変化していってついていけなくなったんですね。
初代の社長が趣味で作ってきていたのが甲冑なんですよ。鎧株と。
趣味で甲冑作ってたんですか?
趣味で甲冑作ってる手作りで。
そしたらそれに目をつけたのが、おとどし亡くなられた千葉新一さん。
社長これいいよっつって。需要あるから時代劇やなんかでこれ作った方がいいよっていうので思いっきり甲冑メーカーに業態転換して現在に至るっていう形なんです。
その当時から趣味の領域を超えるようなクオリティだったってことですかね。
ものすごい高い技術力です。
千葉新一さんに励まされて一生懸命頑張ってきたんですけれども、天気が訪れたのは今から40年前1985年なんですが、黒澤明監督の映画ラン。
本物の、黒澤監督って本物志向ですからね。
本物の甲冑が大量にオーダーが入って、その頃から甲冑生産軌道に乗り始めて職人さんも育つようになっていったっていうことですね。
ところが一両、甲冑、鎧かぶとって単位が量、大統領の量、領土の量なんですけど。
一両作るのに数ヶ月から1年以上かけて丁寧に作られるので持ちがいいんですよね。
そうすると時代劇を制作しておられる会社っていうのは一度購入した甲冑をメンテナンスしながらずっと使い続けるので市場が飽和してしまうんですよ。
新規オーダーが減ってきて、これは何とかしたいっていうので私の出番ということで、十数年前に出かけていったんですけど。
そこで甲冑をお願いされたわけですね。
その時ですね、結婚式で着用したいっていう声なんかが結構多かったりして。
ところが20キロありますから、重くてうまく振る舞えないんですよ。
そこで軽量甲冑を試作して、素敵な金縛りっていう映画で西田俊幸さんに最初に着てもらったのが試作品です。
これTシャツみたいで軽いから社長これどんどん作ったらいいよって助言を受けて。
その後をたくさん作って、今は新郎新婦ご入場ですって入る時に新郎が甲冑姿で新婦が十二人で入ってきて。
ウェディングケーキの前でおもむろに鞘から刀を出してケーキご入筒っていうので受けるっていうですね。
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それが今ヒットして、そういったのをレンタルやリースに甲冑を切って現在に至るっていう形になってきているっていう。
伝統的地場産業でもその技術力を活かして新しい素材だとか新しいマーケットっていうところを見出していくところに活路を見出して現在に至っていたらエンゼルスが火をつけてくれたっていう状況になっているっていうのが実態なんですよね。
なんか多くの伝統的工芸品作っておられるところの一つの参考になるんじゃないかなっていう気がします。
モデルですよね。見習いたいところですよね。
なるほどね。ただ単語のセックスと被ってっていうのはちょっとね。
そこはなんとか切り抜けなきゃいけないですけどね。
あの薩摩仙台の駅にもですね、丸竹産業が作った鎧兜が一両展示されてますよね。
大きいのが。
鳥丸さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
長崎県立大学教授の鳥丸さとしさんでした。
ガールズパンチ!バッテン少女隊のバッテンラジオ隊。
バッテン少女隊の春乃木梨奈と青井梨奈です。
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