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福永ひとしの繊維の泉
リツアーのみなさん、こんにちは。ラメ糸王子の石川です。
福永ひとしの繊維の泉、今週も始まります。
福永社長、よろしくお願いします。
はい、お願いします。
はい、ではでは、早速なんですけれども、前回に引き続きまして、
はじめ商事のはじめ社長にお越しいただいております。
はい。
はじめ社長、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。はじめ商事のはじめです。よろしくお願いします。
では、第5回目ということで、いろいろお聞きしてきたんですけれども、
今回はですね、はじめ社長のこのお仕事をされてて、楽しいところであったりとか、
魅力の部分ですね。
そういったところをリツアーの方々にちょっとお話いただけたらなと思います。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
まず、楽しいところ、魅力っていうのがですね、僕が思うのは新しいものを生み出せるところですね。
福市で新しいものを作り出せるっていうのは織物の面白いところで、
小さな会社でも割と大きな会社で一緒に仕事ができるっていうところが面白いですね。
伝統って本当に古臭いイメージがある人多いと思うんですけども、
伝統工芸って実は昔から今まで続いてる、
今の時代の人にも手に取ってもらえて、消費してもらえるから残ってる、
実は最先端なものなんじゃないかなというか、
古臭いってイメージだけで見つけちゃうと、ちょっと価値を知らないまま終わってもったいない。
そういう意味でも、世界のそういうテクノロジーの最先端の方も、
この伝統っていうものに目を向けてて、そこの価値だったりとか、
そういうところが、なんか僕、この仕事しながら面白いなと感じるというか、
アナログなことをやってるように見えて、
そういうハイテクノロジーのところともくっつけるというか、
かなり魅力だなと思って。
さっき言われた、小さい会社でも大きいところでできるっていうのは、
それはもう本当に僕らもよく思いますね。
やっぱりその得意性っていうのか、特徴をしっかり、
自分のところの特徴っていうのはしっかり出せるとね、
それを必要とされている方々は、
希望の代償にかかわらず、やっぱり言うてきていただけますんでね。
でも、本当にそれは感じますね。
それはだから、はじめさんみたいな、
得意性の高いものをやってられるところっていうのは、
本当に関係なく、
欲しがらはるっていうんですか。
そういうところは絶対的にあると思いますね。
そうですね。僕らも既存とやっているよりも、
やっぱり楽しくできるというか、既存はレッドオーシャンなんて完全にですね、
幕業界の特にですけども、
僕もしんどくて、後継も育っていかない。
でもそれはそこでいるからなので、
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せっかく自分たちに今まで蓄えた技術や経験だとかあるのに、
それに関してもっと必要とされるというか、
もっと価値が高く思ってくださるところと付き合っていかないと、
会社としても存続が難しくなってくるので、
そういう視野を広げて、
ものを見たいときにすごく、
この仕事が魅力的に見えてくるというか、
になってくると思うんですよね。
浜見大島で織物を貼る人ってどれくらいやるんですか?
手織りの織子さんで500人くらいって言われてます。
500人!?
業者にはやりますね。
そうなんですよ。たぶん全国で一番もちろん多いし、
ただほとんど65歳以上とかなんで、
この数字はほぼゼロになっていくような形なので。
若い人は?
若い人はたぶん30人はいないですね。織子さんでも。
全国と他の産地と同じような状態になる。
年間3000単ぐらい製造してるんですけども、
手織りの大島紡ぎ自体はですね。
これがどんどん減って先端切るのかとか。
市場で売れてる数はね、
3000単でもカツカツなぐらいだから、
作ってくれっていう人の声は多いんですけども、
製造する織子さんの数が、
ここから減っていく。どんどん減っていってるので。
ちなみにすいません、機械織ってないんですか?
機械織り大島紡ぎございますが、
大島紡ぎのかすり模様で模様を合わせる織り方は機械では織れないので、
また伝統工芸の章種もつかないですから、
基本的な手織りでやらなくては認められないというか。
なので絶対に織子さんが必要で、
機械化されてるものは、縞とか格子とか、
柄が合わせなくていいタイプのものは機械化されてて、
それは伝統工芸の章種もつかないわけですけども、
やっぱり年間に鹿児島の方では結構な数織られてると思います。
今後どうするんですかって、
はじめしゃちょーに聞いてもあかんなかったですね。
業態としてはやっぱり後継者の育成が課題なので、
そこにお金だったりとかを使って育っていこうと。
織地品とかこういう工地も上げていくことで、
なんとか雇用を増やしていけないかと、
行政としても取り組んでいるところがあるので、
うちの会社としては大島ってこだわらず、
織物をやれる人を増やさないといけないので、
いろいろ織りの職人を増やしていきたいなってところがありますけど。
儲からへんから結局誰もやらへんみたいな状態。
儲かればやるわけじゃないですか。
まず儲かるように仕組みを変えるっていうところから今、
若手の方では取り組んでますね。
結局は後継が良い品ってことですよね。
儲からへんし、やらへんみたいな。
やりたいっていう人はいるんですけど、
儲からないから続けられなくてやめちゃうので、
せっかくやる人がいる状況なのに、
続けさせてないのは僕ら業界が悪いっていうところなので、
しっかりとした給料払う、安定させるっていうところで、
皆さんにこの仕事に就いてもらおうという努力はしていきたいと思います。
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どの産地もそういうところが絶対的に、
特に和装産地は非常に多いですけども。
そうですか。
でも500人いるのにはびっくりした。
全国の全員集めても甘いの多いと思います。
それぐらい規模が甘みの場合は、
手織りの人がいるので、
世界中で見ても手織りっていうものが失われていっているので、
手織りっていうところだけでも残さなくてはいけないし、
そこにめちゃくちゃ価値が出る可能性があるんです。
いろんな織物を甘みで織るような状況になれば面白いなと思っていて、
福島住民限らず手織りというところで、
いろんな国とコラボレーションをするという、
そういうのも今動きとしてやっているので、
そういうのもまた若者たちに響いてくれたらなと思うんですよね。
こんな小さい島で、そんなところと、そんな国と、
そんな雰囲気でできるので、やりがいとして、
しかも給料もちゃんと、
島にもらえるとか、
島のいろんな問題を解決していくという。
小幅以外に80センチでした?
うちは80センチの旗が通常で使える旗で、
一応その上の旗もあるんですけど、
手織りで80センチってことでしょ?
手織りで80センチですね。
それは結構、割と普通に織れる幅なので、
もっと広いのもあるのか。
多分普通に旗織り機があるので、
外国製の旗でですね。
手旗?
手旗ですね。
僕は一応135センチっていう幅の手旗も作ったんですけど、
これはちょっと上手いことできなくて、
折れるんですけど、
効率がめちゃくちゃ悪くて、
手が届かないんですよね。
届かない。
シャトル無くて、途中で止めないといけないというか、
止まるような勢いで投げて、
移動して真ん中から指入れて、
折って取るみたいな。
レピアの持ち替えみたいなもんですね、シャトルで。
でも僕ね、
群馬県の旗揺にいた時にですね、
2メーターぐらいの手旗を見たんですよ。
それは明治の頃に、
それでアメリカに輸出してたっていうんですよ。
すごくない?
2メーターの幅の手織り機で折った生地を、
アメリカに輸出してるって。
僕ら何やってるんやろってびっくりして。
その折り機は3人が。
持ち替え持ち替え持ち替えで2メーター運ぶって。
シャトルって紐で引っ張り飛ばすやつなんですけど、
受け取る人が、一番走る人が受け取ってみたいな。
叩く時に3人で叩くみたいな。
超でかい旗があってですね。
織物博物館みたいなのが置いてあって、
実際すごかったです。
これ折ってたんやーっていうので。
でも実動するんですね、それ。
今まで絹糸はかかってなかったんですけど、
違う糸をかけて動かせるようにしてあって。
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すごい職人がいてね、機械がない時は、
手でどこまででもやろうっていうことをやってるわけだから。
そういうので実際やられてたわけだから、
別に。
手肌の価値がすごい上がってるから、
そういうこと考えても、そういうものを復活させていくのはいいなと思いますけどね。
分かりました。
そこはあんまり時間を取ったらあかんかったんだけど。
最後に、この専業界を目指している若者であったりとか、
興味を持っている、
未来の専業界を目指している方々に向けて。
それよりも、織手さん行く先生ならあかんからさ。
その方に向けて。
ただ、織るだけって楽しいんですけど、
織ったものが、いろんなハイブランドが使われたりしていくので、
そこにすごく喜びって感じていただけると思うんですね。
紬とかでも、着物用としてだけ考えるんじゃなくて、
相手に余ってたものづくりっていうことを、
フレキシブルに物を考えていけると、
仕事ってあるんだよっていうところ。
古臭い感じじゃなく、楽しくしてくれるので、
イノベーションもすごく起こしやすい産業だと思う。
そういうことを対応してくれるような会社に入ることが
大前提ではあるんですが、
色々自分で切り開いていける分野でもあるので、
ぜひ目指していただければなと思いますね。
はい。
いい感じで締まりました。
そうですね。
ありがとうございます。
では、最後にPRだけいただければと思います。
私、年明けの1月2日から5日まで、
東京の池袋にある東部百貨店さんのほうで、
日本の職人店という会議に出展しております。
そちらで大島紬だったり、
お家で作ったものだったりを販売しておりますので、
お近くの方、よかったら訪ねてきてください。
よろしくお願いします。
はい。ありがとうございます。
ありがとうございます。
では最後、弊社泉工業からも知らせで、
各種SNS、Twitter、Instagram、Facebook、
あとこちらのラジオ番組とYouTube配信も
行っておりますので、ぜひぜひご覧ください。
はい。
ということで、5回にわたって
大島社長にお越しいただきまして、
ありがとうございました。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
またラメイト頼みますので、よろしくお願いします。
はい。よろしくお願いします。
ありがとうございました。
世界の人々に飾る楽しみをお届けする
泉工業株式会社 福永ひとしの繊維の泉
この番組は、提供、後染ラメイトメーカー
泉工業株式会社 プロデュース・製作 キラテン
ナビゲーター 潤天堂でお送りしました。