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伝統的工芸品の技術力
2024-05-08 10:45

伝統的工芸品の技術力

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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この時間はZoom Up、毎週水曜日は九州経済です。
長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。よろしくお願いします。
今日はどんなテーマでしょうか。
今日は伝統的工芸品の技術力についてなんですけど、
ゴールデンウィーク期間中の九州のスーパーイベントの一つっていえば、
毎年100万人以上の焼き物ファンが訪れる有田陶器市。
明治時代から続いていて、今年120回目だったんだそうです。
地元では120万人の来場目標を掲げておられたんですけれども、
29日の初日がちょっと雨だったこともあって、
有田商工会議所の発表によると、来場者は112万人と。
すごいですよね。
7日間で112万人ってことは、1日平均16万人ですから、
人口18000人の街に1日平均16万人ですから、
昼間は普段の9倍近い人口密度ということだと思います。
高齢過疎地での伝統的工芸品が持っている集客力、
エンタメ力っていうのは相当なものがあるなっていうことになるかと思うんですね。
今年の有田陶器市っていうのは、
若い作家さんのモダンな作品を目玉としておられたんだそうです。
その若い作家さんっていうので、今全国の話題になっている人といえば、
先月岸田首相がアメリカを訪問したときに、
バイデン大統領主催に送った石川県の伝統工芸品、
和島塗りの取っ手のないコーヒーカップ。
あれを制作されたのが、和島市の田谷漆器店、
代表の田谷隆寛さん、32歳って言うんですね。
一月ほど前の番組の中のグローアップマガジンのコーナーで、
田畑さんが紹介しておられたのを車の中で聞いてたんですけれども。
ありがとうございます。
あれって、和島塗りに熱を伝えにくいので取っ手をつけないっていうのは、
田谷漆器店さんのこだわりらしいですね。
ネットで検索したら、上の方が漆黒黒くなってて、
その部分にジョウとジルって名前が書かれているのが美しくて。
正式名称は青ぼかしカップ&ソーサーっていうらしいんですけど。
あれで企画段階では、上が黒、下赤っていうですね。
2色を提案しようと考えてたんだそうですけど、
よくよく考えると赤っていうのは共和党のイメージから。
で、黒と青。青は民主党のイメージからなんで。
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2色に変更したんですけど、32歳の作家さん大した企画力だと思うんですよね。
そうですね。
で、ネット上で注文しようかなと思って、
調べたらお名前を入れて、お客様のお名前を入れて、税込59,000円になると思って。
ちょっと厳しいかなっていう感じですけれども。
ホームページ上では1年以内のお届けを目指していますと。
事務所も工場も全開されてますので、
そこに来て国内外から注文が殺到しているっていうことで、
2年待ちっていうことらしいですね。
すごいですね。
で、そのたやしきてんさんが九州と縁が深いっていうことはあんまり知られてない。
昨年11月に佐賀県唐津市のボランティアガイドさんに呼ばれて、
インバウンドの講演をしに行ったんですよね。
その時、ユネスコ無形文化遺産の唐津くん地に話が及びまして、
漆塗りの巨大な引山の維持管理っていうのが大変コストがかかるっていう話をしていましたら、
石川県の和島塗り職人の方に1年間ぐらい長期間来てもらって、
古い塗膜を削って新しい漆を塗っていただいていますっていうことだったんですよね。
そう聞いて、その時はそうなのかっていう、去年の11月思ってて、
今年正月ののと半島地震の時に和島塗りの製造現場も壊滅的な被害を受けたっていうのを知って、
唐津の引山のメンテに来てくださった職人さんも大変な状況なんだろうな、
くらいに思ってたんですけれども、
1月前のタバスさんのグローアップマガジンを聞いたその日にホームページを見ていたら、
4年前のブログが載っててですね、
2020年2月なんですけど、
重要向け文化財唐津くん地の引山を修復中です。びっくりマークっていうブログがあって、
そこには唐津くん地の引山修復に携われることは栄誉であり責任も重大です。
地元の方々が世界に誇れるよう精一杯努めますっていうコメントも添えられていたんですよね。
ですから唐津の引山を修復しにやってきていたのは、
バイデン大統領主催のためにコーヒーカップを製作した田屋敷店の職人さんだったっていうことになるんですね。
さらに調べたところ、田屋敷店が修理したのは、
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1876年、150年前に製作された引山の社地だったんです。
1930年、100年前に初代を作り直した時、
それと1966年に修理をした時、
いずれも和島塗りの職人さんが関わっておられたんです。
ですから石川県和島塗りの技術が遠く離れた唐津くん地を支え続けていたっていうことになるわけですよね。
そんな伝統的工芸品をよく知ってもらうために、
経済産業省の方では、毎年11月に伝統的工芸品月間国民会議全国大会という長たらしい名前の工芸エキスポっていうのを開催していて、
47都道府県持ち回り開催なんですが、
展示販売だけじゃなくて、ご当地の伝統工芸品の製作実演も見られて体験もできるというエキスポです。
昨年は微前焼で知られる岡山県の開催だったんですけど、
今年11月の開催地、既に去年決まっててですね、石川県なんですよ。
ポスターが出来上がっていて、立派なのがあるんですけど、会場を見てっていう風になってるんですよね。
果たして開催できるのかっていう声もあるんですけど、石川県と地元の方々は前向きで何としても成功させるということなんですね。
この国の伝統的工芸品の数って九州7県で21品目なんですけど、石川県だけで10品目あってですね、
北陸3県で23品目あるっていうので、伝統的工芸品の聖地なんですよね。
だからそこでぜひ開催していただいて、震災からの復旧復興のシンボルになるように、やっぱり九州からもエールを送りたいというふうに思いますね。
そうですね。
なんかそんな繋がりがあるんだろう。
今まで知りませんでした。
そういう意味でもやっぱり応援していきたいですし。
あとこういう11月に予定されている工芸エキスポ、これに向けて頑張るぞっていう励みというか。
一つ目標があるということですよね。
目標があるのは推進力になると思うんですよね。
それを周りも応援するっていうんですね。それが大切だと思います。
なんとか石川県で開催できるようになるといいし、現状を知ってもらうきっかけにもなっていただければなと思います。
唐津くんちのためによろしくお願いします。
09:01
11月に唐津くんちもありますからね。
そうですね。
寺田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
マガジン聞いてくれてありがとうございました。
長崎県立大学教授の鳥丸さとしさんでした。
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