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2023-06-29 11:30

#078 構造技術者の地震災害時における立ち位置


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今日も一日、ありがとうございます。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWEB3、ドキドキ建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、構造技術者の地震災害時における立ち位置、みたいなお話をしたいと思います。
こちら、今日は建築の話になります。よろしくお願いします。
この話をしようと思ったきっかけは、昨日、JASCAと呼ばれる日本構造技術者協会という、構造設計者の集まり、技術者協会があるんですけども、そこが主催となって、
今年の2月に起こったトルコ地震で、たくさんの人が亡くなって、街が壊滅的になったような被害、震災が2月にあったんですけども、それに関する企画みたいなことが昨日ありました。
その企画の趣旨というのは、災害時に、災害が起きた後に、各国が救助に行くんですけども、救助に行くメンバーの中における構造設計者、構造技術者の立ち位置みたいな視点で、昨日の企画が話されていました。
実際に構造技術者として救助に当たっている人もお話しされていましたし、その救助部隊の方もお話しされていまして、そこでちょっとこんな立ち位置があるんだと、新しい気づきがあったので、ちょっとお話ししてみたいと思います。
まず構造技術者というのはどういうことをしているかというと、構造設計者とも言うんですけども、建物を簡単に言うと建物の設計をする人なんですけども、建物が壊れないためには、倒れないためにはどれぐらいの強度が必要かみたいなのを計算して、それを建物の形に落とし込むという設計をしている人が構造設計者と呼ばれる人になります。構造技術者。
これぐらいの地震が来ても倒れないような柱の太さにするとか、そういったものを決めていくわけです。
このような設計ができる能力を持つ人たち、私もそうなんですけども、人たちというのは地震災害の現場ではどういった立ち位置になるのかというと、読み方は正確かどうかちょっとわからないんですけども、構造性能評価技術者みたいな呼ばれ方をしていました。
03:21
この人は災害時どういう立ち位置にいるかというと、まずは災害が起きると建物が壊れていくわけですね。
2月のトルコ地震の時とかもニュースか何かで建物が壊れていく様子を皆さん見たことがあるかと思います。
日本で言ったら東日本大震災とか昔だと阪神大震災とか熊本地震とかそういったところでニュースが流れて建物が壊れて大変な被害に遭ってますみたいなところは映像として皆さん一度は見たこと、目にしたことがあるのではないかなと思います。
そういった現場にまず行きまして、建物の壊れ方を見て構造性能評価技術者はこういうことが理由で建物が壊れたとか、この建物はコンクリートでできているか鉄でできているかとかそういったこと。
この建物は地震が起きた時にこの部分が弱点となって壊れたんだなとかそういったものを実物を見て判断する、推測するような役割を果たします。
私もここまでの役割だったらなんとなくイメージがついたんですけども、そこから先人命救助みたいな視点に立つと建物が倒れて、がれきの下に人がいる場面があるわけですね。
このがれきの下とか建物の下に閉じ込められている人を救助しようと思った時に、今にも崩れそうな建物っていうのは救助しに行きにくいわけですね。
あとはもし余震が来たら倒れてしまうような建物とか、あとはこっちの道、こっちの入り口から入ったらこっちの入り口は崩れやすそうだけどまた別のこっちの入り口は崩れにくいだとかそういったものがあるわけです。
そういったところも構造性の評価技術者が判断して、これは余震が来てもこれ以上建物が壊れるような被害がないから救助部隊が立ち入っても大丈夫だとか、逆にこれはもう本当にボロボロになっているからもうすぐ余震が来たらすぐ倒れてしまうと。
なので立ち入ったら非常に危険だとか、そういったことを判断するのが構造性の評価技術者なわけです。
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なので救助部隊がいるわけですね。こうやってどういう動線で人を救助するのかとか、人が救助した後どういった処置をするのかとか、そういった救助部隊がいるわけなんですけども、その人たちが動く前提となる知識を与えるのがこの構造性の評価技術者になるわけです。
それをその件を昨日のJASCAの講演会を聞いて知った時にもう本当になんかもう目から鱗というか本当に感動したんですね。
普段は建物の設計をしている、ないものからものを作るみたいなそういったやつをことをしているんですけども、それと同じような能力を用いて人命を救助する、起点となるような知識を提供する人になれるといったところにすごいなんかいいなというふうに、語彙力ないですけどいいなというふうに感じました。
なので自分、構造性の評価技術者がその建物を見てここが危ないとかここは安全だとかそういった判断を起点として、それなら救助部隊がそれならこういうルートで助けようとか思っているとこの建物は危険だみたいな判断されたらどうなるんですかね。
危険だからちょっと手をつけるのやめようとなるのか、もしくは危険だからじゃあもう本当に建物が倒れる前にもうすぐ救助をしようと、この建物優先しようみたいなそういった決断になるのかもしれないですね。
というふうに、そういったその判断を起点として救助活動が行われるとめちゃめちゃなんか重要な役割を担っているんだなというのを昨日の講演会で知りました。
私は以前の放送でしゃべったことがあるかわからないですけども、発展途上国、トルコみたいなまだ途上国、技術的に未熟な国が震災に見舞われた時に、いとも簡単に建物が壊れてしまうという現実にちょっとクエスチョンというか疑問を持っています。
例えば日本とかヨーロッパとかアメリカとか先進国であればあんなにボロボロに建物が壊れることなんてまずないんですね。
なのでこういった技術力の差によって、当然建物が壊れると人が亡くなる確率というのも上がりますし、数も上がりますので、そういった技術力の差で同じような地震が起きたときに人が亡くなる数というのが全然違うというこの現実に疑問を持っています。
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今日お話した内容は建物が倒れた後の話なんですけども、そういった建物を倒さないというのは原則なんですけども、倒れてしまった後にも我々構造技術者が活躍できる場があるというのは非常に新鮮でした。
本気で今の職を辞めるまではいかないんですけども、そっちの道に入る可能性もあるなというふうに思わせてくれるような昨日1日の講演会でした。
私もそういった途上国の格差みたいなのがちょっとに引っかかっている人間なので、そういったところで私も小さい力ながらそういったことに貢献できるような人間になっていきたいなと思っています。
ということで今日は構造技術者の震災時における立ち位置みたいなお話をしました。
構造設計者は建物を建てるだけではなくて建物が壊れた後の人命救助にもめちゃめちゃ大きな役割を担っているというようなお話でした。
ということで今日はおしまいにしたいと思います。
ここから雑談なんですけども最近めちゃめちゃ暑くなってきましたね。
夜なんですけども夜でもすごい暑くて、当然30分くらい駅から家まで歩くんですけども、もう30分歩いたら汗だくで、今なんか汗だくですね。
ワイシャツとかもうベチョベチョで、そろそろ家に着くんでお風呂入ってご飯食べて寝たいと思います。
ということで今日はお疲れ様でした。またねー。バイバイー。
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