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今日も一日、ありがとうございました。
この放送は、Web3にハマった建築設計者が、仮想通貨やNFT、メタバースなどのWeb3の話と、時々建築の話をする放送です。
よろしくお願いします。
今日は、構造設計者の成功とはというお話をしたいと思います。
よろしくお願いします。
今日は建築ゴリゴリの話になるかと思います。
専門的な話も出るかもしれないので、ちょっと分かりにくいかもしれないんですけども、お付き合いいただけたらなと思います。
よろしくお願いします。
それでは、最初は本題なんですけども、建築構造設計者の成功とはという話ですね。
これが、ちょっとジレンマというか、複雑な気持ちになる結論になるんで、そんな話になります。
構造設計者の成功の前に、一般的な職業における成功とはということを考えてみたいと思います。
例えば、医者における成功とはというと、人の命を救うとか、病気を治すということですよね。
手術をして命を救うとか、手術をして病気を治すとか、あとは入院とか診察、通院されている人たちを見て、薬とか処方をして、それで病気を治していくと。
治りましたとか、命が助かりました、これが医者の成功かなと思います。
あとは、例えば弁護士とかだと、裁判で勝つ依頼主に寄り添って、それで裁判で戦って勝訴っていうんですかね、勝つっていうのが弁護士の成功かなと思います。
あとは物を売ってる人だからと、物が売れたとか、物が売れてお金が稼げたとか、物が売れて物を使ってくれた人が喜んでるとか、それが物を売る人にとっての成功かなと思います。
これに対して構造設計者の成功っていうのはどういうときかと。
先ほど挙げた例っていうのは、大体の場合は相手ですね、相手。
自分が職業をしていて、その職業の相手となる人とか社会とかが幸せになったら成功っていう感じですよね。
命が救われるとか、裁判で勝つとか、物を買って何かいい買い物したとか、それは相手がユーザーというか消費者が幸せを得る利益を得るみたいなときに職業の成功と言えるんじゃないかなというふうに思っています。
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じゃあ一方で構造設計者の成功ってどういうときかっていうと、これは前回の放送でもお話したんですけども、まず構造設計者ってどういう職業かっていうと、設計者はなんとなくわかるかなと思います。
建物を設計する人ですね、建物を設計する人。
建物を設計する人の中でも何パターンか何種類かいまして、一番一般の方々がイメージする建物を設計する人っていうのは、間取りを考えたりとか、この部屋はこの位置にあって階段がここにあってとか、間取りを考えたりする人とか、あとは建物デザインですね。
壁がこういう色でとか、こういう形をしていてとか、デザインを考える人っていうのが一般的な構造する建築の設計者かなと思います。
それは一つ、一種類目の設計者としています。
二種類目の設計者として構造設計者というものがいます。
これは私が専門としているものなんですけども、その構造設計者っていうのは何するかっていうと、建物の強度を決める設計をします。
もっと言うと、地震で倒れない建物を設計するっていうのが構造設計者の仕事になります。
要は柱、建物を構築している柱が、当然柱を太くすれば強くなって地震で倒れないくなるので、そういった太さを決めたりとか、そういったことを設計するのが我々構造設計者の仕事になります。
じゃあそんな時に構造設計者の成功とは何なのかっていうと、まず一般的な建築の設計者の成功とは何なのかっていうと、それは建物を建てて、その建物を使ってくれたお客さんが幸せになることっていうのが構造設計者、一般的な設計者の成功かなと思います。
自分が設計した建物を使ってくれた人、使ってくれたお客さん、使ってくれた人が幸せになることが成功かなと思います。
構造設計者も大きくくれば建物の設計者なので、その成功の一面は当然あります。それはあります。
ただもう一個別の角度からの構造設計者の成功っていうのがあって、それは先ほど言ったように構造設計者の仕事っていうのは地震で倒れない建物を建てることなんですね。
なのでそれがそのまま構造設計者の成功になるわけです。地震で倒れない建物を建てられた時に構造設計者は成功するんですよね。
なのでこの建物を建てました。これは絶対地震に起きても倒れませんって言った時が構造設計者の成功なもう一つの成功なわけです。
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じゃあ皆さんに考えてほしいんですけども、地震が起きても倒れない建物ができましたって分かるとき判明するとき、この建物は地震が起きても倒れませんって分かるときってどんなときだと思いますか。
それが分かんなかったら成功しましたってならないですよね。
これどんな時かというと、それは地震が起こった時にしか分からないんですよね。地震が起こった時にしかこの建物は地震で倒れるかどうかっていうのはもう正確には分からないわけです。
というと構造設計者の成功である地震が起きても倒れない建物を設計できたっていうのが分かるときっていうのは地震が起きたときしかないんですよね。
じゃあこのときにどうなってるか、周りの世の中がどうなってるか、例えば100個建物があったときの一つが自分が建てた建物だとします。
それで地震が起きました。で、倒れないとか言ってるんだから比較的大きな地震ですよね。
最近ですと野党の地震とかあとは熊本の地震とか東日本大震災とか阪神大震災とかそれ級ですよ。
ニュースになるようなレベルの地震が起きましたと。で、100個建物があります。その中の一つが自分が建てた建物です。
で、幸いにも100個グラグラグラって地震が起きて自分が設計した建物が倒れませんでしたと。これ成功ですよね。
倒れない建物を建てるが構造設計者の使命なので成功しました。
じゃあ周りはどうなのかというと、当然被害を受けている建物もいるわけです。
当然ニュースに、野党の地震でもニュースになりましたよね。建物が倒れて被害が起きましたと。
で、不幸なことに何名の方が亡くなりました。
そんな報道が、野党の時も熊本の時も東日本の時も阪神の時もあったかなと思います。
じゃあそんな中で、私個人としては、私が建てた建物は倒れなかったので成功しましたって言えるんですけども、
やった、成功したぜって手を挙げて言えるのかっていうと、そんな感じではないですよね。
周りでは当然少なからず被害を受けている建物だったり、人とか物があるわけです。
そんな中で、自分の成功を知らされるわけなんですよね。これちょっとどう思いますかね。
冒頭に挙げた医者とか弁護士とか、物を売る人っていうのは繰り返しになりますけども、
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成功する時っていうのは、人が幸せになった時に成功するわけです。
自分の成功によって人が幸せになるって言ったらいいんですかね、なわけです。
でも一方で、今言ったように構造設計者の成功が分かる時、成功したっていうのが分かる時っていうのは、
地震が起きた時、比較的大きな地震が起きた時なので、そういった時は当然自分の建物は無事でも、
周りが少なからずひどい状況になっているわけです。そんな中で成功を実感できるわけなんです。
ここから続きの話はもうないので、これが今日の話の結論なんですけども、ちょっともやもやした感じで終わっちゃうんですけども、
構造設計者、私がついている職能ですね、職務っていうのは、成功っていうのはそんなところに行き着くんだよっていう話をちょっとしてみました。
当然ですよ、当然先ほど成功って言った時の構造設計者、構造で絞った時の成功っていうのはそこなんですけども、地震で倒れないなんですけども、
やっぱり建物の設計者、1位建物の設計者としてみると、やっぱり自分が建てた建物っていうのが素晴らしい建物になって、そこで人が使われて、
人が使って、その人たちが幸せそうにしてるっていう成功っていうのは一つあるので、結構大きな部分を占める成功としてあるので、
それはそれで私も何件か建物を設計して完成させているので、そこは感じているっていう前提で、
もう一つの側面の成功っていうのはこんなにちょっともやもやするような成功なんですよっていうのを皆さんにお伝えしたかったので、
今日お話ししてみました。ということで、今日は構造設計者の成功とはというお話をしてみました。
ちょっともやもやする感じで終わりましたけども、そんな回があってもいいんじゃないかということで、今日は終わりにしたいと思います。
それじゃ、またね。バイバイ。