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#36 「今、読んでいる本 26年10月!」
2026-09-25 28:39

#36 「今、読んでいる本 26年10月!」

【今回紹介する5冊】

①『パチプロを哲学する――依存と偏見とケアをめぐる対話』

小西真理子 著 (青弓社)

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②『オールド台中食べ歩き』

楊双子 著(日経ナショナル ジオグラフィック)

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③『台湾、お菓子の旅』

池澤春菜 著(主婦と生活社)

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④『書くこと、生きること』

梯久美子 著(毎日新聞出版)

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⑤『毒殺村 20世紀最大の「夫殺しカルト」』

ホープ・リース 著 (河出書房新社)

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【古幡瑞穂さんが選ぶ、10月の注目新刊】

①『アップル自壊:世界最強企業がみずから底なし沼にはまるまで』パトリック・マギー 著(ダイヤモンド社)

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②『贋作師ベルトラッキ』

畠山卓也 著(新潮社)

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③『商人・預言者・指導者・王 リーダーは本当に歴史を動かすのか』

ジャレド・ダイヤモンド 著(日経BP)

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④『英国茅葺き職人、世界の屋根を葺く』

トム・アラン 著(築地書館)

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⑤『鬼畜 青山正明』

五庵保典 著(清談社PUBLICO)

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【エピソード概要】

今回はなんと、BIBLIO JAM初のゲストが登場!出版業界で長く「本がどう売れるのか」を見てきた古幡瑞穂さんをお迎えしました。

まずは、古幡さんに「10月に出版される本の中から、BIBLIO JAMのメンバーに読んでほしい本」をセレクトしてもらいます。

『アップル自壊』に『贋作師ベルトラッキ』、ジャレド・ダイヤモンドの新刊から、英国の茅葺き職人、そして『鬼畜 青山正明』まで。ジャンルもテーマも実にさまざま。

「まだ誰も読んでいない新刊を、どうやって選ぶの?」「誰に届けるかで、選ぶ本は変わる?」

本を“売る側”と“一人の読者”という両方の視点を持つ古幡さんに、選書の裏側を聞いていきます。

後半はいつもの「今、読んでいる本」。「パチプロ×哲学」という異色の一冊に惹かれた栗下さん、台湾グルメ本を読みながら旅の気配を漂わせる中野さん、梯久美子さんの言葉を“道しるべ”として読む刀根、そして首藤さんと内藤さんがまさかの同じ本を読んでいた『毒殺村』まで。※書評はこちら

パチプロ、台湾、文章、毒殺。今回も、ジャンルはバラバラなのに、なぜか話がつながっていくBIBLIO JAMらしい読書トークになりました。

「その本、なんで読んでるの?」そんなところから広がっていく、本好きたちの雑談と深掘りをお楽しみください。


【チャプター】

 () オープニング&ゲスト紹介(古幡瑞穂さん登場)

() 古幡瑞穂さんが選ぶ「10月おすすめ新刊ノンフィクション」

() 【前半】古幡さんリストから気になった本(栗下直也&中野亜海)

() 栗下直也のおすすめ『パチプロを哲学する――依存と偏見とケアをめぐる対話』

() 中野亜海のおすすめ『オールド台中食べ歩き』&『台湾、お菓子の旅』

() 【後半】古幡さんリストから気になった本(首藤淳哉&刀根明日香)

() 刀根明日香のおすすめ『書くこと、生きること』

() 首藤淳哉&内藤順のおすすめ『毒殺村 20世紀最大の「夫殺しカルト」』

() エンディング


【出演】

ゲスト:古幡 瑞穂

プレゼンター:栗下 直也、中野 亜海、首藤 淳哉、刀根 明日香、内藤 順

ナビゲーター:内藤 順


【BIBLIO JAMを応援する】

番組をお楽しみいただけましたら、ぜひフォローとレビュー(星評価)をお願いします。ご感想はお便りフォームもしくはX(旧Twitter)で ⁠#bibliojam⁠ をつけてポストしてください。番組内でご紹介させていただきます。


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▼X(旧Twitter) 

⁠⁠@biblio_jam⁠

【収録場所】

⁠⁠HamaHouse


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サマリー

BIBLIO JAM初のゲストとして、出版業界で本の売れ方を見てきた古畑瑞穂さんが登場する。発売前の情報や著者、目次、海外での評判から10月の新刊を推理する方法を説明し、『アップル自壊』『贋作師ベルトラッキ』『商人・預言者・指導者・王』『英国茅葺き職人、世界の屋根を葺く』『鬼畜 青山正明』を紹介する。後半では、栗下さんがパチプロを哲学的に考察する本を取り上げ、パチンコで生活するには普通に働く以上の努力が必要だと語る。中野さんは台湾旅行を前に台中の食文化と台湾菓子の本を読み、現地の食べ物への期待を膨らませる。刀根さんは梯久美子の取材と文章の姿勢に惹かれ、戦争を身近な物や証言から描く方法を紹介する。首藤さんと内藤さんは、第一次大戦前後のハンガリーの村で続いた毒殺事件を扱う『毒殺村』を共に読み、閉鎖的な集団でケアの形をした行為が横に広がり惨事になる怖さを語る。

初ゲスト・古畑瑞穂の選書術
こんにちは、BIBLIO JAM始まりました。ナビゲーターのナイト・ジュンです。 今日も日本橋浜町のブックカフェ、浜ハウスからお届けします。
今日は全員集合、今読んでいる本の時間です。 このコーナーは、メンバーが買ったばかりの新刊や、今進行形で読んでいる本を持ち寄って、
なぜその本を手に取ったのかということを語っていきます。 ただ、その前にですね、今日はお迎えしている方がいます。
番組初のゲスト、古畑瑞穂さんです。
はい、こんにちは、古畑です。番組初のゲストということで、ちょっと責任重大ですが、今日はよろしくお願いいたします。
リスナーの皆さんにご説明すると、古畑さん、長く取り継ぎの日本にお勤めしていらっしゃいまして、数年前から学研にいらっしゃいます。
僕らとは、本図の時に一緒のレビューがなかったということで、本を数字の側から見る目ということと、あとは一人の読者として面白がる目ということの両方を持っている方ということでお呼びしています。
今、スローニュースで連載持たれていますよね。翌月に出るノンフィクションの中から、これはというものを何点かに絞って紹介するということで、
ベースはもともと本図の時代からの記事なんですけど、今場所を変えてずっと続けていらっしゃるということで、僕らは毎月身を皿のようにして注目させていただいております。
ありがとうございます。そうなんです。出版社の新刊情報とかネット書店の商品情報をずっと見ていまして、翻訳ものだったら原著とか海外での評判とか、あと著者の過去作ですね、こういうのも調べて、新刊を調べています。
もちろん発売前なので全く読めません。企画とか著者とか目次紹介文なんかから、この方が何か持ってそうだぞっていう推理をして選びますので、選書というより推理とか直感とかそういう感じですね。
これがすごくて、実はフラワーさんあんまりノンフィクションは読まないんですよね。読まないんです。読まないんだけど、ノンフィクション好きが好きなのはこれでしょっていうのをピタピタと当ててくるっていうね、ある種特殊技術といいますか、そういう感じですよね。
10月の注目新刊5冊
今日はですね、ちょっと無茶なお願いをしました。10月に出る本の中からこのビビルジャムのメンバーのために、メンバーみんなが読んだらいいんじゃないかという本をセレクトしてほしいというお願いをしたんですね。
はい。そもそも実はいつもメンバーの顔とか、その他ノンフィクション読みの顔を思いながら、この本はきっとこの人っていうのを思い浮かべて選んでるんで、実はいつも通りと言えばいつも通りです。
これは今日は何冊の中から選んでいただいたんでしょうか。
そうですね。今、日本では新刊が全部合わせるとだいたい毎月5000点ぐらい出てるかと思うんですけど、その定数だとコミックとか学習参考書とか文芸書なんかも入ってるんですけど、そこからノンフィクションっぽいなっていう当たりをつけた気になるものを毎月100点ちょい、もうちょっといくかな、ざっと見て選んでます。
数百点ぐらい。
そうですね。はい。
いつもの連載って読む人の顔具体的に見えてるわけじゃないですよね。今回ビビリオジャムのメンバーにということで、何か宛先がついてましたけど、何か変わりますか。
そうですね。いつも来月、ノンフィクション売り場にどういう棚を作るんだったら何並べるかっていう感覚でジャンルとかをクロスして選んでいくんですけども、ノンフィクションといったら絶対触れなきゃいけない本みたいなのもあるんですね。
これはもう鉄板みたいなのもあるんですけど、選び方そのものは実は今回も変わってないんですが、今回メンバーがメンバーなので、笑いが取れる本とノンフィクションとして絶対扱うべきものっていうところの狭間で並びました。
まあそうですよね。どれくらいずらすかってことですね。
かといって真ん中押さえないっていうのもね、おかしいからね。
じゃあ実際にですね、どんな本が並んでいるのか教えていただけますでしょうか。じゃあ1冊目。
はい、まず1冊目。アップル次回、世界最強企業が自ら底なし馬にはまるまでという本です。
あのアップルですよね。
はい、これ元フィナンシャルタイムズの記者のパトリックマギーさんという人が書いた本だそうで、ダイヤモンド社から10月の下旬に発売予定になっています。
これ一言で言うと、アップルが中国を育って中国から離れられなくなるまでっていう話なんだと思います。
いいとこついてきますね。
アップルって圧倒的な品質と生産力を実現するために、中国のサプライヤーにやっぱり技術とかノウハウとかをすごい突き込んでるんですよね。
その結果、中国の製造力は引き上がったんですけど、自分自身もそこに依存することになっちゃった。
そこがやっぱり底なし沼っていう言葉で表現されていると思います。
ちょっと何が書いてあるかすごい楽しみなんですけど、巨大テックの国発本的なものってここのところすごく多く出版されてるんですけど、
この本は国際関係とか知性学なんかにも絡んでいそうなので、ちょっと一段違うレベルの本な気がしてます。
注目ですね。
はい。
2冊目お願いします。
次が岩作氏ベルトラッキーという本です。
著者は日本人の畠山拓也さんという方で、新著者から10月20日頃の発売予定です。
私は美術ジャンルに全然詳しくないんですけど、美術のノンフィクションって一定の人気があるんですね。
そうですね。
世界を混乱に落とし入れた史上最大の岩作実験というキーワードに惹かれて、いつの時代の話なのかなと思ってこの人の名前をググってみたんですけど、これは出るは出るはでびっくり。
最近の話の上に本人のウィキペディアまであるし、すごいびっくりしました。
犯罪者じゃないのかと。
しかもこの本では本人のインタビューもしてるということです。
私個人的に気になったのは、どうやって偽物を作ったかというより以上に、そもそも本物って誰が決めてるのっていうところがとても気になりました。
なのでこれは、市場とか専門家が作っている価値の権威まで揺さぶるような話になるんじゃないかと期待しています。
3冊目。
3冊目が、これが鉄板の1冊、ジャレットダイヤモンドの新刊が出ます。
商人、予言者、指導者、王、リーダーは本当に歴史を動かすのかということで、日経BPから10月23日頃発売予定となっていました。
ご存知、世界で地の巨人と言われる一人ですよね。
代表作が、銃、病原菌、鉄という本がありまして、これはもう歴史を地理とか環境みたいな大きな構造から見ていたんだと思います。
今回のテーマは、じゃあ個人は歴史をどこまで動かせるの?という問いだということでした。
すごいリーダーがいたから、その人が歴史を変えたのか、その時代だったからそのリーダーになったのか、みたいなテーマなんだと思います。
単なる偉人伝じゃなくて、マクロ歴史学という手法で分析しているんだということなので、気になっています。
リーダーに絶対必要な要素が、うんっていうふうに答える人って結構いる気がするんですけど、
これが何らかの理論で説明されていたら、すごい面白いなと思って。
これ、ジャレでないもんね。今調べたら89歳ですって。
いや本当に、ちょっといろいろな意味で気になりますよね。
これがだから、ジャレドダイヤモンドは7年ぶりか、新刊は。
そうですね。なんかちょこちょこ出ているように思えるんですけど。
最近ほら、帯でしか見ないから。ジャレドダイヤモンドの絶賛。帯芸人みたいに。
なんてことを、知能狂信に。
いやでもね、久々の新刊だから楽しみですよね。
そう、なかなかちょっとこういう固いノンフィクション、ここのところあんま動かなかったんですけど、本当に期待の一冊かなと思ってます。
はい、ありがとうございます。
続きまして、英国かやぶき職人、世界の屋根を拭く。
トム・アランという方の本で、月辞書館から10月30日頃発売予定とのことです。
これタイトル聞いて、今すごいナイトさんの反応が微妙なんですけど。
そうね、若干トーン差に落ちたよね。
地味な本だと思いますよね。
ただね、これフィナンシャルタイムズ氏のBOOK OF THE YEAR 2024に選出されてるんですよ。
これは単なる世界のかやぶき職人巡りじゃないなと思って、ちょっと調べてみたら、ちょっと面白そうなポイントがありまして。
素材調達の話。
内容紹介文を読むと、国立公園の監視官の目を盗んでかやを切る老職人とか、よしの売買を仕切るマフィアみたいな。
これは気になりますよね。
猛烈に矢島根性が膨れ上がっている一冊です。
なるほどね。
いやー、そうか。
素材のところはいろいろありそうですね。
裏がね。
タイトルとは違う話が読みそうです。
確かに、それはいいな。
はい、では最後。
最後の一冊がちょっと経緯が変わるもので、キチック・青山正明というのを持ってきました。
著者はゴアン・ヤスノリさんということで、青断社パブリコから10月3日頃発売予定ということでした。
この青山さんという方は、90年代の悪趣味サブカルの中心だったということで、
今聞けば皆さんピンとくる危ない薬とか、危ない一号とかあったなと思うんですけど、その辺を作った編集者ライターということです。
90年代開講の本というよりは、インターネット以前の時期に出版物がどこまで過激なことをやれたのかとか、
編集者を何を世に出していいのかみたいな、いろいろそういう論争もあったはずなんですけど、
その辺の自由とか暴走の境界線を振り返る本にもなるんじゃないかなと。
448ページあるそうなので、重いです。物理的にも内容的にも。
ということで、この5冊を持ってきました。
この中で、この本は絶対このメンバーの誰かに読んで欲しいなというのを1冊あげるとしたらどうなりますか?
そうですね、もうこれはもう最初から厳しそうなんだけど、この鬼畜青山正明を是非クリスタさんに。
これはもうクリスタさん、私多分これ怖くて読めないんで、クリスタさんに解説していろいろ語ってほしいと。
どういう、この人物いろいろ共報編あると思うんですけども、どう評価するかも含めてどう読むのか聞いてみたいです。
なるほどね。クリスタさん意外に真面目ですよ。
後でクリスタさんにも話聞いてみましょう。
僕はね、やっぱりアップル事態が気になりましたね。
企業の話にアメリカと中国っていう、5日間の綱引きみたいなのが絡んでくる。
日本だってこういうの絶対あったはずじゃないですか。
そうですね。なんかこう、面白いのはアップルが失敗して中国に依存したんじゃなくて、ものすごく成功した結果に依存したっていうのがちょっと怖いですよね。
あのままだって自分の国の工場とかにこだわってたら、今のアップルってないわけじゃないですか。
空洞化とかなんとかっていうところじゃなくて、強みを突き詰めた先に違うリスク生まれちゃったっていう話なんだと思うので、
なんかこうやっぱ企業にいる人間としては結構刺さるんじゃないかな。
あとね、今回はこれアメリカと中国の話だけど、人間とAIの関係が近いところ。便利だと安いと思って使ってたらいつの間にか。
我々も若干どっぷり感が出てきました。
あのリストは全部概要欄に置いておきます。
残りはこの後メンバーそれぞれが本のリストの中から気になったものについて触れていきます。
ということで古畑さんありがとうございました。
ありがとうございました。
今日紹介した本まだ全然発売前なので、私自身もこれから答え合わせになりますので、皆さんどれを選んで実際にどう読まれるか楽しみにしております。
ありがとうございました。
ここから栗下奈美さん、中奈美さん、そして私でお送りします。どうぞよろしくお願いします。
中野です。お願いします。
栗下です。よろしくお願いします。
まずお二人にさっきの古畑さんのリストの話から行きたいんですが、古畑さん気になったのはどれですか?言わずもがなだと思います。
言わずもがな、ジャレッドダイヤモンドと言いたいんですけども。
地の巨人。
キチク、青山正明です。
知ってました?青山さん。
青山さんは知ってるんですけど、内藤さんがおっしゃったように僕はかなり真面目なんで。
かなり冷静に。
遠いところにやってる、よくわからない人みたいな。
僕10代から20代くらいなんですけど。
自分を投影するわけではなくね。
そうなんですよ。
ウォッチャーとしてね。
大変だなみたいな感じで見てて。
あの界隈の人って、あんまり世間的にはその人自身がどう思ってるか、よろしくない死に方をしてるんで。
大変なんだろうなと思いつつ、こういう本が出たらちょっとわからないなりに読んでみたいなっていう感じで。
知らない世界をね、知ってこそですからね。
前のめりで読んでみたいな。
中野さんどうですか?
私はですね、岩作詞ベルトラッキーですね。
私もね、ちょっと調べてみたんですけど、この人ってこの画家が描いたかもしれないけど、まだ発見されてない作品っていうのを描いた。
上手いんだよね、目の付け所がね。
いいですね。
なんか編集者もまだないものを作るじゃないですか。
本人に描いてもらうんですけど、ただ実はすっごい上手い編集者がいて、なんかもう本人がほとんどやっちゃうみたいなのもたまに天才がいるんですよ。
本人の了承を得て言っていいのかな?そうなんですけど。
でもね、ライターが描いてる時もあるから別にね、なんか問題があるとは思いませんけど。
だからやっぱ岩作詞ベルトラッキーさんは多分そういういろんな才能があったんだろうな、みたいなのを聞きながら思いました。
なるほど。10月楽しみですね。
栗下直也『パチプロを哲学する』
ではクリスタさん、今読んでる本を教えてください。
今読んでる本はパチプロを哲学する依存と偏見とケアをめぐる対話。
小西麻里子さんというのは返上で、請求者から出てます。
神奇軸のように見えるんですけど、僕は昔ちょっとギャンブルで食っていけないか真面目に考えた時期があって。
そうなんだ。
そうなんですよ。さっき真面目って言いつつあれなんですけど。
当時は競馬か競輪かなと思ったんですけど、それはあまりにも青い考えでですね。
やっぱり仕組みとして儲かんないですね、絶対に。
この本にも書いてあるんですけど、パチプロが唯一儲かるギャンブルなんですね。
なるほど、プロフェッショナルとしてはやってきる可能性がある。
特有するように食ってきる可能性があるものがパチプロで、そこらへんは種ではないんであれなんですけど。
パチンコじゃなくてパチプロとしてやってる人を真面目に考えてみようってことで。
なんかよくわかんないですけど、オカルトダホをイトゲンシュタインで読み解くとか。
僕正直オカルトダホが何なのかわかんないし、イトゲンシュタインもほとんどわかってないんで全然意味わかんないんですけど。
オカルトとイトゲンシュタインもよく繋がんないけど。
そういうパチンコ特有の文化を哲学的に分析してみようってことで。
難しそうに思いつつもパチプロの座談会とか、意外にパチプロの話とかそこに出てくるんですけど。
パチンコで食っていくとすると普通に働く以上に働かなきゃいけないっていう。
よくわからない状況にならずに朝から晩まで確率で打っていくんで。
そういう今までにはなかった論考かなという感じの一冊でございます。
ありがとうございます。
中野亜海の台湾食文化本
じゃあ中野さん今どんな本読んでおりますでしょうか。
私が今読んでるのはオールドタイチュウ食べ歩きっていうやつと、台湾お菓子の旅っていう2冊です。
中野さん台湾行くんですか?そんな台湾ゼメってことは。
はい。なんでわかったんですか。
いやわかるでしょ。行きますか漫才じゃないですか。
実は来週行くんですけど。
夏休み?
夏休み。それでこのオールドタイチュウ食べ歩きっていうのは洋双子さんっていう方が書いた。
この人台中に住んでてその屋台について書いた本らしいんですけど。
洋双子さんって台湾万有鉄道の2人っていう小説が結構人気になって賞を取ったんですよね。
それが日本統治時代の台湾と台湾を日本人の作家と台湾人の通訳の2人が鉄道で旅しながら当時の暮らしとかを体験していくみたいな小説らしいんですけど。
私あれ読んでてこの人絶対おいしいもの好きだなって思ってたらそういうエッセイ出して今読んでます。
いろんな食べ物が出てるんですか?
全然マニアックなの出てくるんですよ。
一番最初に煮込み麺っていうやつがあって、これは台中の人でも好き嫌いが分かれる死ぬほど煮込んだ麺らしいんですけど。
だから読みながら伊勢うどんみたいなやつなのかなとか思ったりしたんですけど。
確かに麺はどこのアジアの国に行ってもそれぞれの国の文化とか感じられるからいいですよね。
そうですよね。
おりした一言だけ返すって書いてある。
本当だ、そっか。台湾行きたくなりました。
もう読みん。
本当に行きたいなと思ったんですけど、ちょうどいい本を教えてくれたなということで。
今もそうだと思うんですけど、この間までオシャレな人って韓国に遊びに行ってたらしいんですけど、最近台湾らしいんですよ。
オシャレな人は台湾シフトに戻ったらしくて。
私もそれ聞いて、じゃあ台湾にしようと思って台湾にしました。
ありがとうございます。前半、栗下さんと中波さんの2冊でお届けしました。
それでは後半、首都純也さん、鳥根飛子さん、そして私でお送りします。よろしくお願いします。
鳥根です。
首都です。よろしくお願いします。
お二人まず、フラットさんのリストについて触れていただきたいと思います。
鳥根さん、首都さん、それぞれ気になった本を教えてください。
私はジャレットダイヤモンド。
嘘だろ。
何か悪気になってますな。
地の巨人って一番ほど遠いところにいるでしょ。
理由があるんです。
ジャレットダイヤモンドをまだ最後まで読めたことがない。
そうなの?
真面目に一行一行追っていると、最後までたどり着けないくらい内容が濃いじゃないですか。
ざっくりいかないとダメよ。
まず全体像。
最近ざっくり読む読み方を習得したから、これやったらジャレットダイヤモンド最後まで読めるかなと思って10月挑戦したいと思いました。
でも確かに鳥根さんぐらいの年齢の人が読むとまた違う味わいがあるかもね。
はい、首都様。
僕はもうかやむき職人の話です。
やっぱりそうですよね。
表向きのなんかジミノロジカルなね。
一見地味なたたずまいのコンテです。
油断できないですね。
ちょこっと調べてみたら、いきなり知らないことだらけだなと思って。
日本だとやっぱり富士山陸とか、鈴木とかね。
あとは霞ヶ浦、茨城。
あそこは吉とか。
そこは二大三地らしきとか。
日本だけの色々知らないことがある。
ちょっとこれ楽しみですね。
確かにね。あの文化って日本でもあるしヨーロッパでもね。
確かに変わった文化ですよね。
刀根明日香『書くこと、生きること』
じゃあそれぞれの今読んでる本について聞いていきたいと思います。
まず鳥根さん、今どんな本読んでおりますか?
私は架橋久美子さんの書くことを生きること毎日新聞出版の本です。
大物来ましたね。
渋いね。
架橋久美子さん、私初めて手に取りました。
初めてなの?
なるほどね、ハズレがない。
びっくりしました。
きっかけが銀座の教文堂の書店行って戦争フェアやってたんですよ。
そこでポップがあって、架橋久美子さんは徹底して調べ、声に耳を傾け書くって書いてあったんですね。
それで初めて昭和20年夏、女たちの戦争っていう本を手に取ったんですけど、本当に面白くて、
戦争っていうのがちょっと白黒の世界で触るのはちょっと怖いなっていうイメージがあったんですけど、
架橋久美子さんでこの書くこと生きることにも出てくるエピソードがあって、
あるところでちょっとくしゃくしゃになった白い布を紹介してくれる人が持ってきてくれて、
それ見たらちょっと戦争のものだから怖いなって思ったんですけど、
それを丁寧に広げていくと赤いボタンとかがついてたらしいんですね。
それが当時女の子が着てたブラウスだった。
そこからその当時の紋平着てるその人におしゃれをしてたりとかブラウスを着てたとか、
そういった身近なエピソードからこの架橋久美子さんって戦争を掘り下げるというか、
人にインタビューをしていくんですけど、面白かったなと。
この書くこと生きることという本は、これまでインタビューだったり文庫本の跡書きだったり、
あと書評、今まで書いてきたものを集めた本になってて、
通常の作家の話のサイドストーリーみたいな感じなのかな。
そうです。とっても面白いと思います。
『毒殺村』が描く集団の悲惨さ
ありがとうございます。では首都寿也さん、夢よんでる本の紹介をお願いします。
今年これまで読んだ本の中でも結構これは面白かったですね。
まだ読んでる最初なんですけど、独殺村20世紀最大の男殺しカルトンですね。
第一次大戦の前後なんですけど、ハンガリーのナジレーブという村があるんですが、
ここで20年近くに渡って、密かに独殺が続いていたという話なんですよね。
死者は300人くらい上るんですけど、
要はこの村の夫たちが被害者なんですよね。
女参子の女児おばさんというのがいて、
この女参子を中心とした村の女たちが被害者側なんですけど、
結局被害者の夫たちの多くは戦争から戻ってきて、
その影響で心病んで叫びたりになって家庭内暴力を狂っていた男たちを、
女たちが密かに殺害していたというものすごい事件ですよね。
志藤さん今どれくらい?半分くらいかな?
半分くらいかな。
実はですね、僕も今読んでいる本ですね。
同じ独殺村、20世紀最大の夫殺しカルトン。
これ元々フラワーさんがスローニュースで紹介したあたりから気になっているので。
僕は読んでいるというより、もう読み終わりました。
書評も書きました。概要欄に貼っておきますので。
志藤さんこれ今途中かもしれないですけど、
この本の一番読みどころというか、ポイントとなるところってどういうところだと思います?
これだけ大規模な事件なんですけど、
中心にいる巨悪みたいな人がいないというね。
巨悪がいない悲惨な一見って結構ありますよね。
僕の中では集団占領というゾーンの中に入ってくるわけですよ。
集団占領という中でいくと、最近だとフジテレビの問題みたいに一見とかもあると思うけど、
ああいうのってとはいってもガバナンスがあるじゃないですか。
ガバナンスがちゃんと機能してるか防げた。
その中でものを言えないとかね、そういうことだと思うんですけども、
この話すっごい不思議なのが、ガバナンスがない中でこういうことが起きてるっていうね。
だから集団の悲惨さ、集団が引き起こした悲惨な一見っていう話なんだけど、
いわゆる命令が上から下に降りたっていうことじゃなくて、
この前例が横に伝わっていったっていうのが結構衝撃。
衝撃ですよね。
カイトさんってハイトリガミって知ってる世代かろうじて。
知らない知らない。
かろうじて知ってるんですよ。
この事件ってハイトリガミが結構。
キーですよね。
ハイトリガミは煮出しで、そこから皮層を抽出する。
その困ってる女たちにそっとその毒が渡されていくっていう。
横に広がっていくっていう。
そこが恐ろしいですよね。
そうですよね。
だから、僕こういう本ってすごい大好物なわけですよ。
こういう、なんて言うんだろう。
窮悪なしに、すごいみんなの善意。
ある種、善意の裏返しみたいなとこもある。
そういうものが繋がって大惨事になるって、
結構再現性があることだなと思ってるわけですよ。
だから、本の読み終わった後に、
絶対これ、割と深く考えさせられるんですよ。
何が条件でこういうことが起こるかって。
結構考えさせられるから。
条件の一つってやっぱり閉鎖的コミュニティ。
そうですね。
あと、ケアの形をしてやってくるみたいなのも、
結構キーワードだなと思ってるんですよ。
だから、ケアっていうところから入り込む悪事っていうところでいくと、
これから先の社会でも、
こういうことってやっぱり近いことが起こり得るかもしれないなって。
目が離せない。
あとね、鳥居さんが興味を持ちそうなポイントでいうとね、
これシスターフットモノでもある。
シスターフット。
虐げられてた女たちが夫たちを殺していく話だから。
いや、鳥居さんが虐げられてたわけじゃないですよ。
私は殺す側ってこと?
殺す側ってこと。
そうそうそうそう。
でも、なんか全然想像できますね。
どういうこと?ちょっと待って。
いやいやいや。
どういうこと?
言ってならないで。
もし自分が、だって暴力振るわれてるわけじゃないですか。
じゃあどうやって殺そうかってちょっと思っちゃいますね。
あ、そうなんだ。
怖ぇな。
というわけで、今日は古畑みずほさんに10月に出る本の紹介。
そしてそれぞれのメンバーが今読んでいる本をお届けしました。
パチプロ対ワン文章独撮。
独撮。
前回は空海にやられましたので、
今回は我が軍の独撮の勝利ということで、
一言でまとめるとこの秋ノンフィクション豊作ですということかなと。
古畑さんも言ってましたので間違いないかなと思います。
古畑さんのリストですね、概要欄にまとめておきます。
それから冒頭でお話した古畑さんのスローニュースの連載ですね。
翌月に出る気になるノンフィクションをまとまって読みますので、
そちらも併せてチェックしてみてください。
本日の収録も日本橋浜町のブックカフェ、浜ハウスよりお送りしました。
それではまた次回お会いしましょう。
28:39

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