00:04
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-6072
スピーカー 2
オブジェクトクラス ケテル
スピーカー 1
特別収容プロトコル SCP-6072は現在未収容の状態です。
サイト88職員との協力 そのサイトの職員が人型実態を対処したことがあるため
による SCP-6072のスクラントン現実病を用いた適切な極限化及び固定は
スピーカー 2
サイト120職員の最優先事項であるとみなされています。 すべての潜在的な出現の記録は直ちに調査されます。
スピーカー 1
SCP-6072出現の基準を満たす全財団職員は実態の出現を防ぐため、その職員が死亡する可能性のある期間中、
反現実改変空間に配置されます。 説明
SCP-6072は一貫した形態や様子を持たない捕食性実態であり、非・非進行性進化区のそれと類似するレベル4
スピーカー 2
TRE 妖魔放射エネルギー及び少量の空き場放射を一定出力で放出します。
SCP-6072は捕食習性を示し、狩りの容易性のため、以下の特徴を一つ以上示す人物のみを標的とします。
スピーカー 1
年齢が60歳以上であり、ひどく孤独であり、生活が相対的貧困であり、非常に不安定な生活であり、
肉体的かつ精神的に健康状態が悪く、保護してくれる可能性のために頼ることが可能な、実に親密な多数の親戚や友人がおらず、恋愛関係を維持する能力がない。
SCP-6072が出現する付近の全人物は、暴露から2から5分以内に死亡した状態で発見されます。
100%の実例で、死因は以前診断未確定だった重篤な状態の疾患であると判断されました。
実体は食料が死亡したと確認されるまで離れず、疾患により対象が死亡するまで絶えずその付近で待ち、しばしば狩る人物の生命兆候を確認します。
スピーカー 2
SCP-6072が食料の組織内にそのような進行状況にある疾患を出現させることが可能な方法は未だに不明です。
スピーカー 1
SCP-6072は事実上無制限の瞬間移動能力及び形状変化能力を有しており、それによりあらゆる地点にあらゆる形状で出現することが可能です。
03:09
スピーカー 2
それにも関わらず、実体は本能力を食料の付近への出現のみに利用しており、その食料は毎回狩られます。
実体が殺害しようとする人物の付近以外への出現は一度も記録されていません。
大抵の出現において、実体は通例出現する領域で標準的な人の形状をとり、しばしば狩ろうとする人物の近親者の形状をとります。
スピーカー 1
実体が潜在的な被害者を察知する際、目標を達成するために手段を選びません。
スピーカー 2
以前は通過不可能と考えられていた反現実改変空間の通過さえも記録されたことがあります。
スピーカー 1
現在の仮説として、実体は苦痛消費性妖魔であり、他者を殺害することにより自身の生命を延長していると考えられています。
本理論は、SCP-6072と相互作用していた前近代の文明の例により裏付けされているものの、正確であるかどうかは未だに不明です。
スピーカー 2
発見・歴史的背景
スピーカー 1
SCP-6072は、財団の1870年の設立以来、今まで何らかの形で財団に認知されていました。
当初は多数の別のアノマリーであると考えられていましたが、150年以上に及ぶ継続的な出現の後、本アノマリーは十分に研究され、SCP-6072に分類されました。
スピーカー 2
しかし、財団が保有する本アノマリーに関するデータは165年間分のみですが、研究では実体に関する世界の文化や相互作用に関連する世界中の数世紀にわたる多数の記録が発見されています。
以下は、それらのうち最も重要な数点を選出したものです。
スピーカー 1
出現時期、不明。おそらく1800から1700BC頃。 出現箇所、エジプト。
出現の詳細。 当時の社会の大多数が極端に悪い状態であったため、
SCP-6072はおびただしい数の犠牲者を獲得することが可能であった。
スピーカー 2
ラシャプという、その行くところすべてに疫病を引き起こす疫病の神に対する信仰の直接的な原因である。
スピーカー 1
出現時期、不明。おそらく400から300BC頃。 出現箇所、メソポタミア。
出現の詳細。 出現時期が非常に政治的に不安定な時期であったため、
SCP-6072はその状況を利用して注意を引かれるまでに多数の犠牲者を狩ることが可能であった。
06:07
スピーカー 2
弱者を死の王国へ連れに迎える、戦争と疫病の神であるエッラの神話の発想となった。
出現時期、不明。おそらく400から700年頃。 出現箇所、中央ヨーロッパ及び東ヨーロッパ。
スピーカー 1
詳細。 SCP-6072の多数の出現は、マズルクの弱者や老人の下に病気をもたらす、
スピーカー 2
人間の病気の原因となる小人のような悪魔の種族である白き人々の伝説の発想となった。
スピーカー 1
時期、江戸時代、1603年から1867年。 場所、日本。詳細。
この時代が比較的平和かつ経済的に安定していたにも関わらず、直前の時代が混沌で不安定であり、
多くの、より貧困な地域をもたらしたため、 SCP-6072は未だに出現が記録された。
しかし、出現は時代が進むにつれ明白に頻度が減少していた。 日本の死神、弱った人間に死をもたらし、その魂をあの世に連れる死の神、
スピーカー 2
の伝説の発想となった可能性が高い。 時期、1890から1923年。 場所、シベリア。
スピーカー 1
詳細。 当時のロシア当局による数多くのロシア化の試みによってもたらされた。
スピーカー 2
その地域におけるケット人の非常に不安定な健康状態や有形材のため、 SCP-6072はそのエリア内でより高い頻度で狩ることが可能であった。
文化に関するさらなる研究は、実体は病気でもって人間を呪い、 そしてその魂を貪る原因の神格である女神のホサダムの伝説の原因であることを示唆している。
スピーカー 1
ホイ6072-2 以下のログは、 SCP-6072がその犠牲者と相互作用しているところの唯一の利用可能な記録であり、
スピーカー 2
財団が目撃可能であった唯一の出現イベントです。 ログ09-12-2035-12アクセス
日付 09-12-2035 2035年12月9日か2035年9月12日かどっちかだな
スピーカー 1
これイヤーとマンスとデイの並びどうだったっけ 全文
スピーカー 2
以下のビデオは 海研究保護サイトかな
スピーカー 1
海研究保護サイト120の医療棟の中のカメラの一つから撮影されたものです この時イーサン・マッカーシー・ジュニアが前日に発見された肺の健康問題のため入院していました
09:08
スピーカー 1
ログ開始 SCP-6072がマッカーシー博士の姿を撮って医療室の外で出現する
博士は医療用ベッドに横たわり眠っている SCP-6072が入室する
その背後のガラス戸が閉まりその音で博士は目覚め 2回瞬きしナイトテーブルにあるメガネをかける
彼はSCP-6072に気づき目に見えて不安になる マッカーシー・ジュニア博士
咳 父さん?
SCP-6072は反応せず博士のベッドに近づく SCP-6072は近くのテーブルの一つから椅子を引っ張り出し
泣き始めた博士の近くに座る マッカーシー・ジュニア博士
スピーカー 2
あ 咳 あなたなのですか
スピーカー 1
SCP-6072はうなずく この時病室の外に配置されていた職員は室内の実態に気づき扉を開けようとし始める
開けることに失敗するとその職員は警備に通知し始め 博士に実態のことを気づかせるためにガラス壁を叩く
彼はその職員に対し反応も認識もしない マッカーシー・ジュニア博士
ごめんなさい 弱々しく
スピーカー 2
本当にごめんなさい 博士の顔から涙が流れ落ちるにつれ実態はより近づき手で彼の顔に触れる
スピーカー 1
部屋の外ではサイと警備員が現れ強引に入室しようとする 彼らは通常であればガラス壁と扉どちらも破壊するであろう行為をするも失敗に終わる
博士と実態はいかなる形でも彼らに反応しない マッカーシー・ジュニア博士
スピーカー 2
タバコはもうしないとあなたに言ったはずです 咳
スピーカー 1
本当にごめんなさい SCP-6072は落ち着いた表情で博士の手に触れる
スピーカー 2
もう一方は激しく咳をし始め腕で隠そうとする 実態はやや微笑みもう片方の手で彼の手に触れる
スピーカー 1
少しの間咳が止まる マッカーシー・ジュニア博士
スピーカー 2
あなたとあなたとデイビッドが死んだことにどう向き合えばいいかわかりません
スピーカー 1
ま 本当にごめんなさい
本当に マッカーシー・ジュニアは再びしきりに泣き始め一切の言葉を止める
スピーカー 2
ナイトテーブルにある博士の電話が緊急時の音で鳴り始める 彼はそれに気づかない
12:03
スピーカー 2
彼は再び咳をし始めるがこの時は目に見えて咳をして血を吐いている
SCP-6072 死
心配しないで 問題はないんだ
私はここにいてそして君を誇りに思っているよ 何も心配するものはないんだ
スピーカー 1
マッカーシー・ジュニア博士 父さん
私は生きたくないです私は死にたくないです 覚悟ができてません望んでません
スピーカー 2
咳
スピーカー 1
ごめんなさい 何もかもにごめんなさい
私は 生きたくないです父さん
私は 実態は彼を静かにさせ放養する
スピーカー 2
彼らは2分間その状態になりマッカーシー・ジュニアは激しくむせび泣いている 実態は再び彼を静かにさせる
マッカーシー・ジュニア博士 私 私は
SCP-6072 死
スピーカー 1
母さんとデイビッドも君を誇りに思っているよ 心配しないで私たちは君のためにここにいるんだ
スピーカー 2
そのことは大丈夫なんだ そのことで心配しないで 死
スピーカー 1
問題はないんだ 実態は再び博士を放養する
その身振りを終えてからマッカーシー・ジュニアはベッドに横たわる マッカーシー・ジュニア博士
私は きっと私は 博士は目を閉じる彼はもはや悲しみや痛みを表していない
スピーカー 2
SCP-6072 君を誇りに思うよ
スピーカー 1
SCP-6072は消失する マッカーシー・ジュニア博士はあらゆる動きを止めたが
彼の顔には幸福な表情が見てとれる ログ終了
終了報告 SCP-6072の消失に続き
85歳のマッカーシー・ジュニア博士は病室で死亡しているのが発見されました
死後の分析により以前は診断未確定の肺がんによって死亡したことが判明しました
この疾患は完全に非異常であり
さらなる研究に続いて主に彼の長期間の常駐的な勤勉 喫煙や劣悪な労働倫理のため
スピーカー 2
少なくとも3年前からマッカーシー・ジュニア博士に存在していたと考えられています
スピーカー 1
さらなる研究に続いて SCP-6072はその犠牲者に発見されるいかなる疾患ももたらさず
その犠牲者の死の原因ではないことが判明しました
以前は SCP-6072から放出されていると考えられていたTREは
15:05
スピーカー 1
実際には単に人間の死を長期間経験したことによる副産物でした
スピーカー 2
さらなる調査・細分類の可能性 SCP-6072のファイルの改訂は未だに保留中です
スピーカー 1
120の資料間より不定形・人間型・放射性・未収容・歴史・現実界変・瞬間移動・知性・知識・自我のタグがついてます
注釈が6つ
6つ
1つ目
SCP-5572 プライム内で発見されたO5試例につき編集済み
実態と規模の点で類似します
スピーカー 2
これらの類似性に関する研究は進行中です
何のことだ
1
少量の空き場放射を一定出力で放出します
というのがSCP-5572 プライムというオブジェクトがいるらしいですね
スピーカー 1
それと
スピーカー 2
このページはまだ存在しませんって言われた
というオブジェクトとの類似点がありますと
スピーカー 1
2
発見・歴史的背景を参照
あーエジプトとかのやつかな
3
歴史上におけるSCP-6072の出現の完全なリストに関しては
スピーカー 2
サイト120総合ライザ議長ジェームス・ムーアに利用要請をしてください
スピーカー 1
まあこれもエジプトとか
スピーカー 2
なんか場所とか実機とか書いてたやつですね
スピーカー 1
4
薬虫
スピーカー 2
原文では
スピーカー 1
チョチョチョチョサダム
CHO SADAM
この綴りはポーランド語におけるもの
英語では
KHO SADAM
スピーカー 2
コー コーサダム
スピーカー 1
5
サイト120管理官協議会の5人のメンバーの一人であり
財団に長期間勤めていた多世代家族であるマッカーシー家の最後の一人でした
スピーカー 2
他の家族は作戦中喪失または浪水死しています
スピーカー 1
6
マッカーシージュニア博士の父親で
1984年3月28日に死亡しています
個人的な証言からマッカーシージュニア博士が親密であると考える唯一の人物であったことが推測されます
そうねジュニアって書いてあったので
思わずちょっと幼な声で読んだけど
対象がそもそも60歳以上って言ってたからなわけないんですよね
スピーカー 2
おじいちゃんですかね
スピーカー 1
幼少期のあれに戻ったという演出ということで
画像があります
2035年12月9日に実体が消失する
実体が消失する前に撮影された唯一の利用可能な
18:00
スピーカー 2
SCP-6072の写真
スーツを着た男性の真っ黒な姿って感じですね
スピーカー 1
一貫した形態や容姿を持たない保守性実体であり
スピーカー 2
非進行性進化区のそれと類似するレベル4
進行されていない進化区で
瞬間移動と変身ができる
死亡する対象の近くにその人の近親者の姿をする
苦痛消費性妖魔であるとみられている
スピーカー 1
行くところすべてに疫病を引き起こす神
スピーカー 2
ラシャップの直接的な原因である
いろんなところの疫病の神だったり
それこそ死神だったり悪魔だったりのモデルになっている可能性が高い
オブジェクトっていうことですね
スピーカー 1
と言われていたのがこのログが
スピーカー 2
マッカーシー博士のログが出てきまして
スピーカー 1
病室で死亡しているのが発見されました
主婦の分析により診断未確定の肺癌によって亡くなっていましたと
この疾患は完全に非異常であり
さらなる研究に続いて
主に彼の長期間の常習的な喫煙や劣悪な労働倫理のため
少なくとも3年前からマッカーシー
スピーカー 2
ジュニア博士にこの肺癌は発症していたと考えられています
スピーカー 1
さらなる研究に続き
このSCPはその犠牲者に発見される
いかなる疾患ももたらさず
その犠牲者の死の原因ではないことが判明しました
スピーカー 2
このオブジェクトがいるせいで
スピーカー 1
疾患して亡くなっていたと
見なされていたのが違うぞと
スピーカー 2
実際には単に人間の死を長期間経験したことによる副産物でした
ここがわからんな
刺繍を纏うっていうことなのかな
レベル4 TRE 妖魔放射エネルギー
スピーカー 1
これが何なのかがわからないけど
スピーカー 2
まあ多分人が亡くなった際に出てくる何か成分
スピーカー 1
を数多くの人を見とってきているから纏っているというだけ
21:04
スピーカー 1
だということがわかりました
人間の死を長期間経験したことによる副産物でした
さらなる調査
細分類の可能性
スピーカー 2
SCP-6072のファイルの改定は未だに保留中です
ケテルかユークリッドなのは間違いないけど
こいつが来るから人が亡くなるんじゃなくて
死期が近い人に現れるんじゃないかと
マッカーシー博士の様子から見るに
スピーカー 1
死期が近い孤独な人に
スピーカー 2
最後に救いをもたらしてるんじゃないかと
スピーカー 1
君を誇りに思うよと
スピーカー 2
彼の顔には幸福な表情が見てとれる
というオブジェクトでした
スピーカー 1
ではまた次回お疲れ様です