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2024-09-02 14:40

#316 SCP-6739 - 欠落した…… 何か?

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紹介SCP/Tale タイトル: SCP-6739 - 欠落した…… 何か? 原語版タイトル: SCP-6739 - An Absence of… Something? 訳者: walksoldi 原語版作者: NDHeckfire ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-6739 原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-6739 作成年: 2023 原語版作成年: 2022 ライセンス: CC BY-SA 3.0 SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3 ©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/ #SCP #オカルト #SF

BGMタイトル: Night Light 作者: Blue Dot Sessions 楽曲リンク: https://freemusicarchive.org/music/Blue_Dot_Sessions/Nursury/Night_Light ライセンス: CC BY-SA 4.0

サマリー

SCP-6739は、人類の集合的な脳アスフィアにおける欠落した部分を示す異常オブジェクトであり、特にサイト400のメインカフェテリアの壁の隅に集中しているとされています。調査中、職員はその特定の箇所に愛着を感じつつも、それが存在しないものであると認識しています。

SCP-6739の特性
アイテムナンバー SCP-6739 オブジェクトクラス アノマラス
特別収容プロトコル
SCP-6739の性質上、現状では収容プロトコルは必要ありません。
財団職員は普段通りに、サイト400のカフェテリアを訪問及び利用しても構いません。
SCP-6739に関連する情報を持っている職員には、それを現在の研究主任、論理仮説部門のジェラルド・ホーガン博士へ報告するよう推奨します。
SCP-6739は、人類の集合的な脳アスフィアにおける明白かつ不可視の特定の欠落部分に対する指定であり、
主に、サイト400の職員向けメインカフェテリアの天井に面する壁の隅に集結、集中していると思われます。
脳アスフィアについて注釈
集合的な種・生命と同期した意識や精神活動の権
この壁の隅を知覚・把握した人物は、その特定箇所にかつて何かが存在したものの、今では現状不明な手段によって存在しないように見られていると完全に信じ込みます。
SCP-6739に関する研究が示唆しているように、メインカフェテリアを頻繁に訪れる特定の財団職員は、
この集中化した欠落にある種の親密な愛着や結びつきを持っているようですが、そのように感じる正確な理由は誰も想起できていません。
調査の進行
SCP-6739の性質は上記の通りですが、超現実部門が提供する非標準的なクラス、不価値化薬を活用すれば、壁の隅からいくらかの残留した、もしくは余剰の概念を取得することができます。
不価値化薬について注釈。異常の認識をより単純化できる非化学物質。
この方法によるSCP-6739の調査が進められています。
調査 実験ログ1 IT-6739-1
被験者 D-3324 不価値化薬の投与量 3.5ml
手順 D-3324は壁の隅を直視して観察するよう指示を受けた。
観測結果 SCP-6739は自然であり、全く異常ではなかった。
しかし、それと同時に不自然でもあるという矛盾した概念が説明された。
IT-6739-2 被験者 D-3324 不価値化薬の投与量 5.2ml
手順 D-3324は壁の隅やその周辺と直接接触するよう指示を受けた。
観測結果 SCP-6739の周辺一帯は粘着性があって白く不明瞭な感触がした。
苦、やそのようなことをしてはいけないというアイディアも存在すると報告された。
IT-6739-3 被験者 D-3324 不価値化薬の投与量 7.8ml
手順 D-3324は壁の隅の下に2時間経っているよう指示を受けた。
観測結果 当初、SCP-6739は意図せずしてサイト400の財団職員のほぼ全員に恐怖感を誘発させた。
しかしその後、職員の大多数はSCP-6739に対して徐々に愛着や親近感を覚えるようになった。
添付更新 アラン・マッキンリー博士は、
アノマリーが情報災害や認識災害の性質を有している可能性があり、
何も思い出さないことが最善かもしれないという懸念から、
SCP-6739の調査と実験を中止するよう邦岡博士に要請しました。
この要請は却下されました。
調査・実験ログ② IT-6739-4 被験者 D-3324 負荷地下薬の投与量 10.3ml
手順 D-3324は壁の隅と交流を試みるよう指示を受けた。
標準仕様のインタビューシートが渡され、D-3324は自分なりに返答することを許可された。
観測結果 SCP-6739は可愛らしいと見なされたが、この事実は幾人かの修正されています。
この事実は一人の財団職員には受け入れられなかった。
D-3324によれば反応は得られなかったものの、
インタビュー中は苛立ちや怒りを感じず、むしろ喜びや楽しさを感じたと報告した。
マッキンリー博士の懸念
IT-6739-5 被験者 D-3324 負荷地下薬の投与量 13.7ml
手順 D-3324は提供されたスクリュードライバーで壁の隅を僅かに損傷させるよう指示を受けた。
観測結果 SCP-6739は極めて小さいが、3つ以上の目と、おそらくは粘着性のある白い物質 IT-234を生成するのに用いられると思われる付属器官のような多数の死死の死を有していた。
何らかの理由でひび割れたフロントガラスと極度の罪悪感の記憶が存在していた。
IT-6739-6 被験者 D-3324 負荷地下薬の投与量 該当なし
手順 D-3324は壁の隅の付近に小型のドゥグレイ非現実病を設置するよう指示を受けた。
観測結果 小さくて細い無作為に伸びた青い光の線が壁の隅に出現した。
非現実病は以下の物体を描写した詳細不明の半画像を生成した。
生成された画像は真っ黒だけどちょっとなんか地面なんか漁師の世界みたいなイメージですね。後でもうちょっと掘り下げましょうか。
非現実病からは何のコンテキストも提供されなかった。
インシデントログ マッキンリー博士が権限のない資格証明で
SCP-EXの収容チャンバーへのアクセスを試みていたところを保安職員に確保されました。
注釈 SCP-EXは財団が制作した集合的な編集済みから特定のデータ削除済みを除去できるターミエルクラスアノマリーです。
SCP-EXに対するマッキンリー博士の正確な動機を突き止めるための尋問で、マッキンリー博士はSCP-6739が提出する危険性や脅威について何度も懸念を示し、実験を直ちに中止するよう要請しました。
マッキンリー博士はSCP-EXに関する質問に対してコメントを拒否しました。
この一見を受け、保安博士は最終的に事態が適切に解決されるまでは、SCP-6739の調査を無期限停止することを決定しました。
これ以降、マッキンリー博士は倫理的な情報抽出の方法が発見されるまで、禁止処分を受けています。
生命・精神・影響・超現実部門のタグがついています。
画像があるにはあるけど、なんともって感じですね。
メインカフェテリアの壁の隅っていう何の変哲もない壁の隅の写真と、さっきの非現実病が送ってきた画像。
半画像を生成しただから、あれかな?色彩反転みたいな、なんか白黒逆にしたら何かわかるみたいな系のやつですかね。
なんか本当に漁師の世界みたいな、アントマンとかにありそうな感じの質感の地面的なのと壁的なのがある暗い画像ですね。
なんとも言えない。何っぽいとも言えない本当に。
で、欠落部分に対する指定であり、結局何?
集合的な生命と同期した意識や精神活動の兼、残留思念的な、今では現状不明な手段によって存在しないように見られています。
明白かつ不可視の特定の欠落部分に対する指定であり、主にサイト4400の職員向けメインカフェテリアの天井に面する壁の隅に集結していると思われます。
説明特別収容プロトコル。
この壁の隅を近く把握した人物はかつて何かが存在したが、今は現状不明な手段によって存在しないと確信している。
存在しないように見られている。
だから、もしかしたら存在しているかもしれないっていうのは思っているのかな。
今の自分たちでは非存在になっているという認識だけど、もしかしたらあるかもしれないし、とっくの昔になくなっているかもしれないみたいな感じかな。
よく話に出てくるシュレディンガーの猫じゃないですけど。
あれなんか使い方間違ってるらしいですね。間違ってるっていうか、流石っていうのかな。
あるかないかわかんないよねみたいな感じで言う使い方は本来の定称とちょっと異なるらしいですね。
まあでもそっちの使い方が流通してるっていうか、そっちの方が一般常識というか広く伝わってる、ミーム化してるんで。
語用も正しくなる。
なんかもう何言ってるかわかんなくなったな。
語用もいつの間にか正しくなるというか、マイノリティじゃなくなるから。
ラヌキ言葉とかレタス言葉とか、そっち系の感じになるんじゃないですかねっていうことを言いたかった。
矛盾した概念が説明された。
自然であり、それと同時に不自然でもある。
不明瞭な感触がした。
これ何だろうな。COB。
ク。
途中で止まってるんですよ。
いや、そのようなことをしてはいけないというアイディアも存在すると報告された。
周辺一体は粘着性があって白く、不明瞭な感触がした。
フ。
不価値化薬。
これもなんかジャンプできそうですね。
このページはまだ存在しません。
異常の認識をより単純化できる物質。
認知しやすくなるっていうだけで大丈夫なのかな、とりあえず。
このオブジェクトの中に関して言えば。
アラン・マッキンリー博士はアノマリーが情報災害や認識災害の性質を有している可能性があり、
何も思い出さないことが最善かもしれない。
忘れちゃってる存在かもしれないってこと?
忘れてはいけないものに気づいてしまった財団が。
だから最後、マッキンリー博士がこれはもう危ないって言うので、
これですね、SCP○○EXを使って多分排除しようとしたんですね。
マッキンリー博士はSCP-6739が呈する危険性や脅威について何度も懸念を示し、事件を正しに中止するよう要請。
この意見を受け、事態が適切に解決されるまではSCP-6739の調査は無期限停止。
マッキンリー博士は倫理的な情報抽出の方法が発見されるまで禁止処分を受けています。
ってことですね。
非存在的な存在。
触れるなってことかな。
タブー感がありますね。
怖い話で何かあった気がするな、こういうの。
何にも曰くがないのに、みんなそこを見ないフリするみたいな。
部屋の隅っこ。
何かあったんですか、みたいなことを若者が聞いたら、何かあったらよかったんだけどね、ははは、みたいな。
ちょっと怖い感じの笑い方するみたいな。
そんな怖い話があった気がする。
オチめちゃくちゃ忘れたけど。
はい、というオブジェクトでした。
なんかちょっとサイトの報告書のスタイル違いますね、このオブジェクト。
ではまた次回お疲れ様です。
14:40

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