紹介SCP/Tale
タイトル: SCP-6500 - 避けえないもの
原語版タイトル: SCP-6500 - Inevitable
訳者: YS_GPCR
原語版作者: Aethris, Anonymous, DarkStuff, Grigori Karpin, HarryBlank, Placeholder McD, S D Locke
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-6500
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-6500
ライセンス: CC BY-SA 3.0
作成年: 2022
原語版作成年: 2021
SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3
©️SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/
BGMタイトル: Farewell
作者: H.Lang
作者ページ: https://dova-s.jp/_mobile/_contents/author/profile459.html
DOVA - SYNDROME楽曲リンク: https://dova-s.jp/_mobile/bgm/play19024.html
1・5・9・13・
17・21・25・29日更新予定
【活動まとめ】 https://lit.link/azekura
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00:07
放浪者の図書館。三人はカウンターの扉を張って抜けた。
からきょいの冷たい石畳は、きゅっとなる、柔らかく、温かな草へと変わった。
その下には木材があった。腐ったものではなく、固く、磨かれている。
イバニアスは立ち上がるまで完全には理解できなかったが、立ち上がるともっと理解できなくなった。
彼女は堤木自体の開けた場所で、同時に装飾されたアテナエウム、古代ギリシアにおける図書館でもある場所に建っていた。
そこは彼女が見たこともない巨大な図書館だった。
詰め込まれた本棚の並木が雷雲の天井まで届いていた。
暖かい風が古代の神の匂いと遠くの戦いの音を運んでいた。
彼女は仲間を振り返った。
オコリーはまだ草の上にいた。
彼女はすまなそうに見上げていた。
こんなことになるなんて。
イバニアスはプレースホルダーに剣を手渡し、彼女のために手を伸ばした。
あなたの体重がほとんど魔法ならばいいのだけど。
彼らは積み上げられ、壁となり、あらゆる方向へと伸びる文書の森へと入り込んだ。
彼らは巨大なアーケードをいくつも抜け、
交差点のたびに超自然的な経路を見るため立ち止まった。
15分ほど進んだところで動く骸骨が指骨を
全体が目でできた2メートルの塊に突き入れ、
何度も何度もプラキシスと叫んでいるのを見た。
ずんぐりとした四つ目の緑色のクリーチャーが
ハリコのゴキブリの群れを巨大な川の本で蹴散らしているのを見た。
そもそもそれらは巨大なヘビか恐竜のようなクリーチャーから逃げていて、
あまりに早かったために何のためだったのかを理解するのが難しかった。
そして少なくとも3人の狂おしい目をしたローブを着た男が
天井から伸びた彼らを締め付けようとする腕と格闘していた。
オコリーは腕を後ろに回して、手の届く範囲の本の背を軽く撫でながら進んだ。
03:03
彼女は深い息をつき、目には涙をためていた。
なんだい、あれは。
プレースホルダーが問いかけた。
イバニエスは片手で魔術師を運ぶように姿勢を変えた。
もう片方の手は訓練された何気ない動きで腰へと伸びた。
そして一発の銃声が木でできた峡谷にこだました。
金属の一片は空中で膨れた神経の塊に命中し、
両者は血と金属をまき散らした光景の中で崩壊した。
よし。
武器を下げながらイバニエスは言った。
あれは何だったのかしら。狙いもせずに。
プレースホルダーは剣を床に置き、
雲のような物体の残骸を調べるため膝をついた。
君は恐ろしいな。
そしてうるさいわ。
オコリーは不平を言った。
またやるときには私を下ろしてからにして。
イバニエスは優しく彼女を床へと下ろした。
魔術師は震えた。
感じる。
今度はいいものかわからないけど。
イバニエスは辺りを探り、
左手で剣の束頭を見つけると流れるような動きで持ち上げた。
もう一つ、遥か上の天井から落ちてきた肉の玉を、
彼女は剣の平で叩いた。
撤退。
彼女は叫び、もう一発射撃した。
今回はクリーチャーは本棚の一つに衝突し、
百火事典のセットに血の筋を残した。
おお。
プレースホルダーは言った。
くそ、彼が見つめていたのは、
血のような色をした蜘蛛の群れが糸を寄り合わせ、
通路を塞いでいるところだった。
しかし、イバニエスが立ち上がるより前に、
肉のカーテンは乱暴に引き裂かれ、
積み上げられた本棚にぶちまけられた。
巨大な、バスの車列よりも長い、
赤い背中をしたヤスデが伸び上がり、
敬礼する者たちを空中に放り投げた。
その巨大な丸い頭部の中央に、
縦に開いたきしる口で、
逃げ遅れた者たちを吸い込み、
この世の者とも思えぬ感高い声を上げながら咀嚼した。
06:06
最後の赤い一かけらがその食堂へと消えると、
深い茶色をした腹部が真っ赤に燃え、
肉の沸騰する音が空気を満たした。
それは羽毛のような炎のゲップを丸い肩に履き、
それから三人の上に落ちるように覆いかぶさってきた。
イバニエスは伏せたオコリーの隣で身を縮めながら、
プレースホルダーをちらりと見た。
これもドラゴンの家に入る?
ここからここまで、
ホーロー社の図書館から、
おしゃれな装飾っぽい区切りが書かれていますね。
前々回かな?
2回目か1回目かでも見ましたね、この装飾。
ただ、まだ章は切り替わってなさそうです。
続きがあります。
監守ども。
巨大な恐怖はカナキリ声を上げた。
私の図書館だ。
お前たちには。
その細長い足が突如広がり、
その節くれだった胴体が一面の床板に叩きつけられた。
クソ。
それはゼーゼーと息をついた。
いまいましい。
イバニエスは立ち上がり、剣をそれとの間に掲げた。
ここには何かを収容しに来たわけじゃないわ。
彼女は列車サイズの腐食生物に挨拶しているにしては、
驚くほど平静なトーンを保っていた。
私はたった一つの情報を求めてここに来た。
信頼して。
本当は私がそれを見つけるのを手伝いたいはずよ。
私は案内人ではないぞ。
半分足らずの間抜けめ。
それはバタバタと立ち直り、
積み上がった本棚に寄りかかり体を支えた。
無礼者め。
お前を欠片に引き裂いてやる。
それは立ち止まった。
欠片。
臓物の方がいいか。
どちらにしろ私はお前たちのようなものを信頼しない。
私は盗賊も紛処者も我慢できぬ。
蜘蛛は我慢できるのかしら。
イバニエスは手塚の死んだ怪物の残骸をヤスデに向けて蹴った。
09:02
ヤスデはそれを前足の一つで弾いて空中に飛ばした。
お前は蜘蛛を我慢するものか。
ここ英語で、
蜘蛛、スパイダー、我慢、アバイド、
A-B-I-D-Eで蜘蛛を我慢するもの、
スパイダーアバイダーで韻を踏んでるっぽいですね。
お前は蜘蛛を我慢するものか。
クリーチャーは再び伸び上がり、
その瞬間イバニエスは燃える胃の中で蜘蛛に加わりかねないと思った。
そして驚くべきことに優しく冴えずる音が空気を満たし、
彼女は唐突にそれが笑っていることに気づいた。
蜘蛛を我慢するもの、スパイダーアバイダー、お前は悪くないな。
それは騎士騎士とした声で言った。
私は八番目の師匠。
我が友らは私をラウンダーピードと呼ぶ。
そのT字型の目が細められた。
八番目の師匠と呼んでくれ。
驚いたわ。
イバニエスは剣を下げた。
なぜ図書館が大変なことになっているか教えてくれない?
大変なことの上にオンファイヤーって書いてます。
これは比喩的な意味だけど、比喩などではない。
師匠は巨大な内部空間を見せるために脇へどいた。
オコリーは見たことがあった。
机、棚、テーブルと椅子、シェーズロングとソファー、
足を乗せることができる長いソファー、シェーズロング、
ランタン、火鉢、雑誌ラック、そして書憲台。
それらは生きて息をするものであるかのように拡大し縮小していた。
そして彼女が積み上がった本棚の陰から出ると、
なぜそうなっていたのかが見えた。
高層ビルのような壮大なギャラリーには
憎々しい赤い雲が終わりなく巣を這わせており、
小刻みに揺れる神経状の足を噛み合わせて
血と剣のネットワークを形作っていた。
大広間だわ。
オコリーはつぶやいた。
火花が雲から雲へと飛び、
イバニエスに思い起こさせるものがあった。
12:01
最悪だわ。
私が直すわ。
なんであの雲の脳があなたのロビーに作られているのか教えてくれない?
ラウンドアピードは不意語のように拡大縮小しながら、
善明のような声で言った。
古い魔法は死につつある。
道は開いていて我々には閉じることができない。
底を抜けてくるものがある。
招かれざる者が。
これを待ち続けていたものが。
どんなタイプのものなんだい?
プレースホルダーがアトリウムでイバニエスに追いついた。
以前の利用者に盗み、
図書館の資産を破壊し、消費し、
他の利用者を消費するために入り込んだものがいた。
巨大な丸い頭が持ち上がるのと同時に、
遥か上方で新たな雲が少数、血が吹き出すように実体化した。
そして超自然的な怪物たちももちろん、
外から中へと移ることでしか存在し得ないものたち。
これがそのうちの一つだ。
その緑色の宝珠のような目が細められた。
大広間はその内容に合わせて拡大する。
通常ならそれは便利なことだが、
今はそうではないな。
ポコリーはフラフラと立ち上がった。
あなたたちはファーストネームで呼び合う仲なの?
間抜けの脳たらずのユベロス。
ラウンダーピードは唾を吐いた。
唾はうごめく黒色だった。
それは緑色の板の上でシューシューと音を立てたが、
その匂いは錆びた金属のようだった。
知識への憎しみの化身。
空虚のユベロス。
非常識の網のユベロス。
足跡なき夜のむさぼるイノハラワタ。
それがその人の名前ね。
イバニエスは言った。
師匠はその身の毛もよだすような歯のジッパーを鳴らした。
何だと?
ユベロス。
イバニエスは増殖しつつある肉の神経細胞を疲れたように睨みながら言った。
八十年代のスポーツ選手ね。
うちの父は野球をよく見ていたから。
15:00
ホールの頂点は盲目の愚者の陽気さで興奮したように波打つ
赤の偽の天井の上に隠れていた。
ピーター・ユベロス。
彼女は言った。
蜘蛛は積み上がった本棚にも網を張っていて
案内人たちが勇敢にもほうきではたき落していた。
九十パーセントは確かだと思うわ。
ああ。
プレースホルダーは言った。
彼とは思えないが。
イバニエスはしゃがみ込んでブーツの紐を固く結んだ。
あなたは登れるんでしょう?
ラウンダーピードはきつくトグロを巻いた。
いつもやってる。
彼女はスタート姿勢をとった。
それで。
あなたの基鎮質はどの程度硬いの?
師匠は期待で震えていた。
お前が考えていることには十分だ。
何を考えて。
オコリーが言った。
その瞬間。
イバニエスは床を蹴って巨大なヤスデの背中に乗った。
それは手近の支柱に張り付き
凝結した脳の下の空間へと駆け上がっていった。
イバニエスは片手でアーチ状になった棘をつかみ
もう片手で剣を回した。
それは鈍い白色の輝きを放っていた。
隠れてた方がいいわよ。
彼女は下の仲間たちに叫んだ。
同時にラウンダーピードは
有機素材の細工の壁に向けて螺旋を描いていった。
またオシャレな装飾で区切りがあります。
もうちょっとで章が切り替わりそうなのでそこまで読もうと思います。
イバニエスはラウンダーピードが黄金の中二階を這うとともに
蛇腹になった大雪から大雪へと飛び
終わりない大理石の柱を登るとともに
棘から棘へと飛び移り
上昇する巨大な節足動物の胴体を登った。
空は雲とほんの雨を降らせた。
そしてラウンダーピードは善車をその口で受け
細切れへと引き裂きあるいは飲み下した。
また後者をその蛇のような舌で宙からつまみ上げ
驚くべき慈愛を込めて腹に抱えた。
18:02
一つだけ魔術書を落下から拾い上げると
それを丸飲みした。
図書館の蔵書を食べてもいいの?
イバニエスは耳鳴りをこらえて叫んだ。
私の内臓には別の管がある。
その宗教書向けの。
これ管と宗教書が英語同じスペルですね。
T-R-A-C-T-S
トラクツかな?
ラウンダーピードは善明のような声で言った。
その分泌液は保存に適している。
彼女は返答しようとしたが髪の毛を切りつけられた。
彼女はもがく蜘蛛を引き剥がし
司書の脇腹に叩きつけた。
オーケー
彼女は吠えた。
ファックスパイダーズ作戦を開始するわ。
彼らが向きを変えて手すりに沿った陳列棚を抜けると
もう一匹心のない悪性のものが飛びかかってきた。
彼女は剣を大きく振り
蜘蛛は剣のひらに沿って滑った。
そのただれた胸に二本のスリットが開き
彼女は装飾された金色の柱にそれを放り投げた。
それは爆発した。
ラウンダーピードの巨大な顔が振り向き
彼女を睨んだ。
剣は根本じゃないぞ。
野球のことが頭から離れないのよ。
気勢を上げる群れの中を縫い進みながら
彼女は剣の束を握り直した。
私はそれが何なのかも知らない。
彼女は続いて飛びかかってきた恐怖を三体
綺麗に半分にした。
灰色のしぶきが司書の背中に散った。
本棚の間を司書が駆け抜ける感。
彼女は頭によじ登った。
輝く水晶のような目の間で
バランスを取るために中腰になり
剣を身体の後ろに構えると
ハミングし始めた。
震える影があらゆる方向から弾んで近づいてきた。
ここで差し絵がありますね。
ムカデ・ヤスデの巨大な怪物の上に乗って
この人が
名前忘れた。
何さんだ?
イバニエスさんですね。
剣で小さい赤い塊を切りつけています。
続く数分間
イバニエスは攻撃者たちを叩き切り
21:02
撫で切り
あるいは臓器を引き抜き
周囲は赤い霞と化した。
二人は恐格類の臓器の霧の中
大広間へ飛び戻り
彼女は司書の背中で
酔っ払ったエロールフリンのようにダンスした。
彼女は不運な肉の塊を剣の先端で回した。
それは剣を這いくだろうとしたが
彼女は八本の足をすべてないでから
それを投げ捨てた。
それは床の上で書材投げにしていた博士たちのそばの地面に
濡れたハンバーガーの塊のように叩きつけられた。
彼女は大きく剣を振り回して
一度に五匹のクリーチャーを捕まえ
それらをラウンダーピードの喉へと吐き流して
気の狂ったような笑みを浮かべた。
一ダースほどの階数を登り
ついに天井があった空間に手が届いた。
司書は壁を蹴り
開けた空間を頭を下にして
まるで建築上の梁のように横切った。
イバニエスはその腹によじ登り
剣を高く掲げ
雲の空を切り裂き
キラキラと光る火色の本流に使った。
彼女は激しく笑い
バランスを崩しそうになった。
ラウンダーピードも笑っているのか
奇妙なクチャクチャとした音が
彼女の笑い声と混ざって
惨憺たる空間に響き渡った。
石材の塊が落下し
有機素材の生地を引き裂いて通り抜け
司書の背中を直撃した。
力強い石払いのような音を立てて
それはイバニエスからほんの数インチのところに
炎のゲップを吐いた。
彼女は後ずさって剣を振り回した。
それは純粋に
本能的な、無意味な動作だった。
そして
力の本流が先端から広がり
炎を捕まえて取り込んだ。
剣は今や目を眩ますような白い光で輝き
イバニエスはそれを振り回して
大きな円弧を描いた。
火柱がホールを渦巻き
そして
破壊された雲の天外は猛烈に燃え上がり
一つの
蠢き死にゆく実態と化した。
ラウンダーピードは反対側の壁に移動し終わると
その前方部分を空中に突き出し
焼け落ちる雲のシートを受け止めるため
前後動した。
24:01
イバニエスは慌ててその頭部へと戻り
歓声を上げてコントラポストのポーズを取りながら
落下する生き残った恐怖を切断した。
コントラポストポーズ
片足に体重をかけたポージング
プレースホルダーとオコリーは
調理された灰色の物質が降り注ぎ
沸騰したクラレット
赤ワイン
特にボルドー酸のものを指す。
沸騰したクラレットが床に撒き散らされる中
積み上がった本棚の間へと退却した。
ラウンダーピードが最上階から地上階の虐殺現場へと降りると
イバニエスは猿が鶴を伝うように
足の一本を滑り降りた。
彼女は貸し出しカウンターの上で
恐怖に縮み上がっているように見える
最後の生き残りの雲の上に
ゴロつきのように着地した。
それは赤いゼリードーナツのように潰れて分離した。
博士たちは彼女を見た。
彼女は血に覆われ
塗り固められ
包まれていた。
彼女の真紅の羊毛が割れて
目もくらみそうな白い笑いが覗いた。
そして彼女は大声で叫んだ。
物語って最高ね。
そしてその声には童謡の
張り裂けそうな笑いが重なった。
実際、喉を痛めそうだった。
火花がラウンダーピードの
滑らかなキチン室の上を踊り
消えていった。
そしてそれは黒く波打つ舌で
さらにいくつかの書物を
蒸気に曇る中からつまみ上げていた。
それはナンダースもの
計り知れない価値のある原稿や論文を
子供をあやす親のような慈愛を持って抱えながら
柔らかく低く冴えずっていた。
はい、ここで一旦一区切り
また装飾がおしゃれなのがあります。
もう少々この図書館内の
お話がありそうですが
一旦ちょっとこういう長い系はね
20分から30分ぐらいにしようかなという方針に
決めましたので
今日はこの辺にしておきたいと思います。
んーなんか
なんでしょうね
えらいファンタジカルな
冒険談になってきましたが
どう繋がっていくんだろうか
他のカードもこういう風な
お話になってるのかな
それぞれが
6500を
27:00
んーなんだ補足するのに必要な
行動になるのかな
ちょっとまだ全然
1%もつかめてない状況ですが
ひとまず今回はここまでにしておきましょう。
ではまた次回お疲れ様です。
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