00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-113-KO オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
SCP-113-KOは、サイト48の特殊保管室において、3メートル×3メートル×3メートル規格の大型金庫内部に設置された小型冷蔵庫に保管された状態で収容されます。
スピーカー 1
当オブジェクトは必ずしも冷蔵保管を必要としませんが、今後、当オブジェクトの使用が許可された際に、低温で保管されている方がより容易に実験を行うことができると判断されています。
大型金庫は常に8人の保安担当官により交代で監視されます。
スピーカー 2
サイト48のサイト理事官は、木曜日ごとにSCP-113-KO-1の支給を求めるサイト職員に対し、厳格な審査手続きに基づき、これを提供することを許可しています。
しかし、SCP-113-KO自体を冷蔵庫の外に持ち出すことは永久に禁止されます。
説明
スピーカー 1
SCP-113-KOは、牛乳の包装容器の一種で、天然パルプのボール紙の両面に無菌ポリエチレンをコーティングし、製作されたシート状の素材を原材料とする四角柱の容器です。
底面は70.21mm×70.21mm。容量は1000mlであり、これは典型的な韓国の牛乳パックの規格と一致します。
表面には韓国語で、いつも爽やかな朝、もうすぐ楽しい週末と赤字で書かれており、容器中央部には微笑みを浮かべる乳牛を模したキャラクターが印刷されていました。
製造日付は1970年1月13日、木曜日で、製造会社は牛乳と書かれていますが、当該の会社は営業開始の1年後に、労働者の大規模な…これなんだ?利館乗り?かな?
スピーカー 2
ストライキです。非業…これ非業って読むんだ。ストライキですね。労働者の大規模な非業によって破産しました。
03:03
スピーカー 1
労働者は会社の定館に記録されていた朝食を含んだ食事の提供、9時出勤、18時退勤、週5日勤務、料は全員に提供、という、当時においては破格的な勤務条件が全て満たされているにも関わらず、付加会にも霧のない残業と延長業務に苦しめられていると主張しました。
以後、当該の会社が破産した後、会社の社長は自殺しており、その息子がSCP-113-KOを引き継いだようです。
SCP-113-KOはどのような方法でも、燃やす、破る、また破壊することが不可能であることが確認されており、当オブジェクト内の牛乳以下SCP-113-KO-1と呼ぶ、は容器が空になるたびに満杯になることが確認されました。
SCP-113-KO-1を摂取した人物は、その1日を木曜日だと認識するようになり、このような効果は、体力の上昇と勤務意欲及び業務効率の
固水、苦水、固滴、勤務意欲及び業務効率の固水、愛写真の向上、自発的な向上生産の方式の改善のアイデアの提示などにつながりました。
また、摂取人物は無理だと捉えられる要求、突然の残業の指示、自分の業務とは無関係な業務の指示なども喜んだ様子で引き受け、処理しました。
スピーカー 2
1日が経つと、SCP-113-KO-1の効果は消えますが、摂取人物はその前日が木曜日ではなかったという事実を累積するために有利な部分を忘却します。
この有利な部分がその前日の全体にわたる場合、前日の記憶は非常に薄い状態として残ります。
SCP-113-KO-1は、SCP-113-KOの中に存在する場合は常に鮮度を維持しますが、外に出てからは一般的な牛乳のような腐敗が進行することが観測されました。
詳しい特徴については実験記録を参照してください。
SCP-113-KOは、大韓民国の市に位置する有名な塩業会社のCEO、パクから改修されました。
06:14
スピーカー 1
パクは、SCP-113-KOを牛乳製造の仕事をしていた自分の父親から引き継いだものだと主張しました。
また、それを非人道的または理不尽な形で用いたことが一切ないと主張しました。
スピーカー 2
むしろ破格的な勤務条件、朝食を含んだ食事の提供、9時出勤、18時退勤、週5日勤務、寮は全員に提供を徹底的に守っていると述べ、会社職員も同様の内容を証言しました。
しかし、会社職員業務日誌とCCTVの記録を検討したところ、これはすべて虚偽の内容であることが判明しました。
スピーカー 1
また、会社に勤務するまたは勤務した人の職員が14年の間、時間の業務を賃金の支払いなしに行ったことが分かりました。
これは概ね、週末を木曜日に誤認した労働者の自発的な勤務やCEO、PACの不当なる残業の指示で行われました。
工場では朝食の提供という名目で、すべての工場に勤務する職員に毎朝、SCP-113-KO-1を接種させました。
スピーカー 2
また、SCP-113-KO-1を接種させるため、乳製品にアレルギーを持つ人物や乳糖不耐症を持つ人物は一切雇いませんでした。
スピーカー 1
会社は近い心類炎者のない人物を第一に選抜し、またその他にもPACは会社の秘密を維持するため、編集済みをはじめに各種の編集済み。
SCP-113-KOの改修後、CEOのPACは一急記憶処理を受けました。
営業会社は以前、最新式施設と目覚ましい生産量、優れた品質で世界市場を掌握したリーディングカンパニーでしたが、当オブジェクトの改修後94日が経過した2011年、実績不審が理由となり破産しました。
PACは父親と同じく自殺で生涯を終えました。
スピーカー 2
外部記録733X6 営業会社の労働者CとF2人の退職前インタビューのビデオ記録
スピーカー 1
対象
SCP-113-KOを改修した営業会社から持ち出されたインタビューのビデオ記録
09:01
スピーカー 1
労働者Cは各種の資料から推定するに、最低1,223日から最大1,342日までたった1日の休みもなく働いていたと思われる。
42歳、東洋系の男性で、入社前はアルバイトを点々としていた。
スピーカー 2
退職の約3年前に入社。
スピーカー 1
もう一人のインタビュー対象FはCと同時に退職を申し込んだ。
連続勤務日数は34日で、これほど短い勤務期間で退職した職員は会社の記録上ないように思える。
27歳、東洋系の男性。専門大学を卒業し会社に入社。
スピーカー 2
インタビューはパク、当時会社のCEOであった。
スピーカー 1
録音開始、月、日、日曜日、時間不明。
パク、なるほど、退職をしたいと?
木曜日のような良い日にそんな憂鬱な。
労働者C。
はい、個人的には非常に残念な決定ですが、体調が少し悪くなってしまったようなのです。
食事もちゃんと出してくれて、9時出勤、18時退勤ができる職場は他にありませんでしょうし、
スピーカー 2
何より週5日勤務で料も提供なんてところ他にありませんよ。
スピーカー 1
この時点から労働者Fは不安そうに冷や汗を流しながら、異常に激しい貧乏ゆすりをし始めた。
そう、そうか、うちみたいにすごい勤務条件をきっちり守る会社は多くないな。
スピーカー 2
でも、なんで退職しようとする?一層少し休暇をやろう。それでどうだ?
スピーカー 1
CはFに対し、咎めるように囁く。
君、貧乏ゆすりをやめろって、気が散る。
ああ、休みをいただけるのはとてもありがたいことです。ですが、最近体が変に疲れるんですよね。
まるで歳を取るのが早くなったみたいです。
私はまだ40代だったと思いますが、最近はまるで自分が80代の老人のように感じます。
毎日楽しく仕事していますが、一体どうしてかがわからないんですよね。
寮で起きるのも結構辛いですし。
特に近頃は消化不良で朝食の後に食事を少し吐いたりすることもありました。
スピーカー 1
Cの朝食を吐くという言葉にしばらくの間非常に驚いた様子を見せていたが、すぐに平成を取り戻した。
何?
君、体調が随分と悪くなったみたいだね。
12:01
スピーカー 1
休みで解決するもんじゃないだろう。退職するといい。
退職金は足りるように準備する。
スピーカー 2
疑わしい舌を打つこと
スピーカー 1
まあ、残念だが仕方ない。
君のように誠実に勤務する職員は多くはないが、うちの会社に入りたがる人はいくらでもいるしな。
ありがとうございます。
本心から残念がる表情
本当に残念な気持ちでいっぱいです。
では退出させていただいてもいいでしょうか。楽しい木曜日となりますように。
労働者Cは許可を受けて、労働者Fをまるで狂人を見るかのように見てインタビュー場を去った。
労働者Fは相変わらず非常に不安を感じている様子で冷や汗を流していた。
スピーカー 2
パク。
スピーカー 1
クソ、大変だった。
と小さく呟く。
労働者Fを見て無関心な表情で
ああそう、君も退職したいって言ったな。分かったからそうしたらいい。
労働者F、気が抜けたようにぼーっとしている。
あ、ありがとうございます。それでは退出させていただきます。
スピーカー 2
しかし、労働者Fはインタビュー場を出ずに何かを決心した様子で振り向く。
あの、もしかして今日日曜日じゃないですか?
パク、目を細める。
それはまた、なぜそんなことを言う?
スピーカー 1
労働者F、非常に早口になる。
ええ、会社の方針なのは知っていますけれども、それが今日は日曜なんです。
その牛乳、一体どこから持ってくるんですか?
実はですね、初めて入社した時もおかしいと思ったんですよ。職員の方たちが非常に明るかったんです。
まあ、大きい問題ではありませんでしたけど、それがその、僕もいつの間にかそれを飲んでからは少しおかしくなり始めましてね。
今日はきっと木曜日ではなかったはずですけど、工場のみんなは木曜日だっていうんですよ。
で、昨日働いてたかもよく覚えてないし。
とにかく、それが喉を通る瞬間から、なんか変なんです。
スピーカー 2
2秒間の沈黙。
個人的に、食品、医薬品、安全所で働いてる奴に確認してもらおうと、サンプルを送ってみましたけどね。
スピーカー 1
さえぎって割り込む。
君、朝飯抜いて数日経っただろう?
びっくりする。
あれ?それ、どうしてわかったんですか?
余裕満々な笑顔。
君と同じ話をしてた労働者が前にいてね。朝飯を抜いてから何日くらい経った?
15:07
スピーカー 1
少し迷う。
3日、4日?くらいです。
ど、どうしたんですか?
鳴り響く重い拳銃の発砲音。
悲鳴。
カメラが激しく床に倒れ、インタビュー場の天井を映し出す。
会社の定管違反だよ。
スピーカー 2
クソズル賢い奴め。
スピーカー 1
録音終了。
スピーカー 2
以下は、回収されたSCP-113-KOを利用した財団の実験に関する一覧です。
スピーカー 1
実験記録113-A
SCP-113-KO-1を牛乳そのものではないチーズ、バターなどの乳製品に加工した実験結果。
チーズ、バター、ヨーグルトなど、牛乳から派生したほぼすべての乳製品にSCP-113-KO-1を加工したところ、その効果は本来のそれと同じであることが確認された。
以後の実験記録からは、財団が実験のため、14人のDクラス人員が勤務できる小さい簡易工場と寮を準備した。
Dクラス人員は簡易工場で粘土を手で丸め、粘土塊を製作した後、動くベルトコンベアーの上に乗せることを繰り返す。
また、Dクラス人員には朝食を含んだ食事の提供、9時出勤、18時退勤、週5日勤務、寮は全員に提供、という勤務条件が周知された。
実験記録113-B SCP-113-KO-1の接種人物との初インタビュー
SCP-113-KO-1の効果を確認するための簡単なインタビュー
観察対象 D-3 24歳 東洋系の男性 活発な性格 朝食でSCP-113-KO-1を接種
録音開始 月・日・土・午前11時32分
スピーカー 2
博士 おはよう 勤務の調子はいいか?
D-3 当たり前ですよ、博士。こんなに楽な勤務環境を拒む奴がいるわけないじゃないですか。
D-3 の流されるような一人言
スピーカー 1
まあ丸めた粘土が一体どこへ向かっているのかはわかりませんが。
スピーカー 2
それに、今日は木曜日じゃないですか。本当に楽しい限りです。
スピーカー 1
君は木曜日が好きかい?週5日勤務の規定のせいでそうだというのなら、金曜がもっと楽しいはずでは?
18:08
スピーカー 1
少し目を細める
それはまあそうですね。金曜日も最高です。
しかしなんというか、金曜日は勤務を終えて休もうとする。考えて集中できないんですよ。
それと金曜日の残業って本当にムカつきますよね。
スピーカー 2
それに比べて木曜日は機嫌がいいおかげか、仕事もうまくできるし、残業もまあ気持ちよくやれちゃうんです。
そうだな。まあそれでもどんな曜日か一番かは人それぞれだろう。
スピーカー 1
D-3 の表情が険しく変わり、声が高まる。
いいえ、それは論争の対象ですらありません。木曜は最高です。誰もがそう言います。
それはこの工場で働いている人だけではありません。誰だとしても木曜日は最高なんです。
木曜が最高ではないという話は納得できません。
スピーカー 2
たとえ博士であろうと、何者であろうと、もう一度でもそんなことを言ったとしたら、ただではすみませんよ。
D-3 は非常に興奮し、怒りが収まらず、負に落ちないように木曜日は最高だとつぶやき泡を吹き始めた。
よくわかった。そうだね。木曜日は最高だな。そう、私も実は木曜日が好きなんだよ。
スピーカー 1
博士に次の質問事項が与えられたが博士は質問することを拒否した。
冗談か。あの野郎の顔を見てもそんなことが言えるか。こんな質問したら殺されるぞ。
ところで、今日は実は木曜日じゃなくて土曜日じゃないかな。君は勘違いしているようだよ。
席から立ち上がり、暴力的な兆候を見せる。
何ですって。何をそんな少しの面白みもない戯言をほざいているんですか。
スピーカー 2
今日は木曜日です。寝言は寝ていってください。今日は木曜日です。木曜なんだ。木曜なんだよ。
スピーカー 1
この後、D-3 は博士の手と首を数回にわたり噛みちぎり、拳と足を利用し暴力を加え、全知六臭の障害を加えた。
保安担当官3人が出勤し、D-3を引き離した。
以降のインタビューにおいては、最小5人以上の保安担当官が配置されることが提案された。
D-3は約3時間後、平成を取り戻すことができた。
インタビューが行われたという事実は覚えていなかった。
録音終了。
21:01
スピーカー 1
月、日、土曜日、午前11時37分。
終了報告書。
スピーカー 2
SCP-113-KO-1を摂取した人物は、木曜日ではないという主張に関して過度な攻撃性を見せ、変質症的記憶喪失を起こした。
スピーカー 1
実験記録113-C。
スピーカー 2
SCP-113-KO-1の摂取人物に合法的な論法により、木曜日ではないことを周知させる実験。
スピーカー 1
インタビュアー。
さらに論理的に対象を説得することが決定された。
スピーカー 2
インタビュアーは職員不足により、実験記録113-Bの博士が再度任命された。
スピーカー 1
メモ。
クソ、お願いだから俺にも拳銃の一つくらい持たせてくれよ。
博士。
6人の保安担当官がインタビュー場所に同行した。
観察対象D-3。
48歳、東洋系の男性。奥ゆかしい性格。朝食でSCP-113-KO-1を摂取。
録音開始。月、日、月曜日。午後3時12分。
博士。
スピーカー 2
誇張された口調。
スピーカー 1
クッソのどかで明るくクールな木曜日だな。
そうだろ?D-1。
これ観察対象のナンバリング間違ってますね。
D-1黒塗り修正です。
D-1明るく微笑む。
あー、はい、博士。今日はまさに働き日和ですね。
スピーカー 2
あれ?何箇所か包帯されてますね。おけがーですか?
スピーカー 1
曜日狂信者というやつにやられたんだが、まあそんな大げさなものではない。
スピーカー 2
君、マンデーソウルの愛読者だそうだね。あの月曜日ごとに出る週刊誌の。
スピーカー 1
もちろんですとも。大学の頃から読んでますけど、マンデーソウルの編集長は25年も同じ人だそうですよ。
その人の編集方針や問題意識がお気に入りなんです。
寸鉄人を指すって感じですね。
スピーカー 2
それで今日読んだマンデーソウルなんですけど。
スピーカー 1
さえぎる。
スピーカー 2
そう、君、今日マンデーソウルをもらったよな。
はい?
マンデーソウルが配布されるのは月曜だろう?
スピーカー 1
そうなんですけど。
スピーカー 2
自信満々気に。
24:00
スピーカー 2
今日は何曜日だい?
スピーカー 1
質問に答えていたD1の動きが発作を起こしたように停止する。
スピーカー 2
口を開けて目を開いたまま8秒間停止。動向は拡張され続ける。
D1
スピーカー 1
D1がとんきょうな声で
目標日に決まってんだろうが、クソ野郎が!と叫びながら博士に飛びかかる。
配置された保安担当官が直ちに行動し、D1の阻止を試みる。
スピーカー 2
数回の銃声の後、苦痛による悲鳴が鳴り響くが、これらは保安担当官たちと博士のものである。
スピーカー 1
録音終了。月曜日午後3時22分。
博士と6人の保安担当官はインタビュー場所で即死した。
D1は異常な回力と生命力を獲得しており、D1の制圧のため任の対応チームが緊急投入された。
D1は数百発の銃弾で数終了した。
終了報告書
今後、SCP-113-KO-1を摂取した人物に、木曜日ではないことを説得する全ての実験は禁止される。
断言はできないが、論理的に対象を説得すればするほど、対象は原因不明の強力な攻撃性と体力を持つようになるようだ。
実験記録113-D
SCP-113-KO-1を摂取した人物に、偶然木曜日でないことを認識させる実験。
観察対象D-4、28歳、東洋系の女性、身長164cm、怠慢な性格。
先日の残業の後、大勤時、午前1時12分にSCP-113-KO-1が提供された。
不器D-4には実験のため、特殊製作したアラームが提供された。
アラームはLEDを利用した最新電子式アラーム時計で、特に曜日を表すところは濃い赤色で表示される。
アラームが鳴るとき、曜日を知らせる信号音も発信する。
スピーカー 2
録音開始、月、日、月曜日、午前8時00分。
スピーカー 1
実験対象の部屋の中、対象の図上のアラームから朝を知らせる電子音楽が鳴り響く。
D-4、ベッドに横たわる。面倒くさそうに体を少し起こしながらアラームを確認する。
スピーカー 2
あー、今日何曜日だっけな。もっと寝たい。働きたくない。
スピーカー 1
アラームでは月曜日であることを知らせるMONが赤い日で表示される。
27:04
スピーカー 1
アラーム、明確で的確な東洋系女性の発音で。
スピーカー 2
今日は、月、日、月曜日です。
アラームが2秒間静まる。
スピーカー 1
明確で的確な東洋系女性の発音で。
月曜日です。月曜日です。月曜日です。月曜日です。
D-4は起きて眠たい目でアラームを凝視する。
スピーカー 2
アラームは発作的に月曜日ですを30秒間繰り返した後停止する。
スピーカー 1
3秒の間の静寂。
スピーカー 2
午後、実験対象は目をこすり表情が突然明るくなり微笑む。
スピーカー 1
けど、今日は木曜日だから。
D-4が洗面のため、ベッドから起きて嬉しそうなリズムで部屋から飛び出る。
スピーカー 2
録音終了。
スピーカー 1
月、日、月曜日、午後8時3分、あ、失礼、午前8時3分。
終了報告書。
対象は木曜日ではないという情報を全く認識できないようだ。
これにより、SCP-113-KO-1を摂取した人物の防衛規制としては過度な攻撃性の他にも完全な無視が存在することが確認された。
実験記録113-E。
SCP-113-KO-1を摂取した人物の勤務の限界点と最終的な結論。
観察対象。実験に投入されたDクラス全員。
行われる実験がどれだけ持続可能かに関する実験と様々な終末期症状の確認。
最後の残存人物のD-9が日の間、実験を継続させており、実験は現在も進行中。
終了報告書。
Dクラス全員は、実験初期には非常に高い業務効率と成果を見せ、その上、自発的に工場のベルトコンベアの構造をさらに効率的なものに修正させる、など積極的な態度を見せていた。
しかし、実験開始から編集済み、日が経過すると、対象は記憶の喪失、急激な老化、精神障害などの多様な障害を見せて実験継続を諦めた。
最終的に、実験に約2000日以上参加した人物は、共通に、以後、SCP-113-KO-1の摂取が中止されているにも関わらず、曜日間隔を永久に失った。
後ほど、南軍研究員が業務効率の向上のため、財団の主なる研究員たちへ、SCP-113-KO-1を摂取させる案を提案した。しかし、その危険性により、実験は無期限延期された。
30:11
スピーカー 1
メモ1。週4日勤務、週6日勤務の条件で実験を進行したところ、Dクラスは相変わらず木曜日に関する防衛規制を持っていたが、勤務の効率は週5日勤務の条件に対して相対的に減った。
よって、朝食を含んだ食事の提供、9時出勤、18時退勤、週5日勤務、寮は全員に提供の勤務条件は、SCP-113-KOを最も資本主義的に利用して労働者を飼育するための様々な試行錯誤の末に作られたものだと推定される。
専任研究員
メモ2。どう見ても何の役にも立たないものをここまでして悪用しようとする人間の悪意こそが恐ろしい。
SCP-113-KOの製造日付が1970年1月13日木曜日であることがその特徴に影響を与えているのであると推定するならば、同じ工場で生産された別の曜日シリーズが存在する可能性は排除し難い。
もしそれらが存在するならば、今回のように適切な勤務条件を追加され、どこかで悪用が繰り返されている可能性もまた高いだろう。直ちに追加調査を行うこと。
採取時間
SCP-113-KO事件記録 木曜日爆弾 関係SCP-113-KO 関係人物 南軍研究員 D
日付 2017年2月1日水曜日 場所 朝鮮民主主義人民共和国ハムギョンブクドーキルジュ群プンゲイザト核実験場
説明 南軍研究員は、財団入社2年目の新入研究員で、SCP-113-KOの実験記録113-Cにおいて説明されたSCP-113-KO-1の接種人物の木曜日に対する防衛規制に大きな興味を持ちました。
スピーカー 2
そして、どうすればその防衛規制に関する圧力を極大化できるかに関する実験を行おうとしました。
南軍職員は手続きにより、財団にこれに関する実験の支援を要請しました。
33:00
スピーカー 1
しかし、サイト48の人員不足及び実験記録113-Cに表された危険性が根拠となり、実験の支援は却下されました。
しかしこの後、研究員は財団の監視を避けて、無断で単独実験を行いました。
研究員は書類の捏造でDクラスを1人確保し、財団の定められた手続きを全て無視して、当該の人物に一級記憶処理を行いました。
一級記憶処理の範囲は人物の全ての記憶でした。
スピーカー 2
その後、研究員はサイト48、保管室の閉鎖された、でDクラス人員を自分の方式で再教育しました。
スピーカー 1
過程は、研究員に対する絶対服従と基礎的な社会知識と言語に関するものでした。
特に、この再教育の焦点は曜日構造に関するものでした。
Dクラス人員は1週間を7日ではない6日構造の月・火・水・金・土・日であると教育され、保管室の内で6日を1週とする周期で洗脳されながら飼育されたと考えられます。
研究員は再教育の目的が木曜日の存在に関係する完全な無知であると述べ、そのような無知がSCP-113-KO-1のいわゆる木曜日防衛規制に加える圧力を極大化させると推測しました。
該当のDクラス人員は1年余りの間の再教育を受けた後、南軍研究員と2017年2月2日水曜日、ハムギョンブクドウ・キルジュ軍・プンゲ・ザトに位置した北朝鮮の核実験施設へ侵入しました。
スピーカー 1
この日は本来の7日週期の水曜日と教育された偽の6日週期の水曜日が一致する日でした。
研究員は当該の施設に潜入した方法に関して、「ドアから入って、ドアから出ただけです。」と説明しましたが、Dクラス人員の到着場所が正確に核実験施設の核爆発実験場の真ん中であったと推定されるため、この証言は信憑性が非常に低いと考えられます。
研究員が核実験施設の任意の地点にDクラス人員を連れて行って指示した内容は以下の通りです。
36:02
スピーカー 1
今日は水曜日ということ。
当該の指示の結果として、2017年2月2日水曜日、ハムギョン北道キルジュ群プンジェザ島の北朝鮮の核実験施設では、からKT規模の大爆発と震度10規模の人工大地震が発生しました。
核実験施設は衝撃を過労死で耐えましたが、使用不可能になり、この後、北朝鮮当局により放棄されたと思われます。
人工地震が観測された直後、その規模に国際社会は大きな衝撃を受けました。
アメリカと中国などの共国は、これを北朝鮮の大規模核実験と誤認し、一斉に非難しました。
そして、北朝鮮上層部と北朝鮮の産業に関する各種の国際的な制裁は、前例のないほど最高の水準となりました。
当時、アメリカ政府上層部の内部の書類によると、アメリカ側は当時の人工地震の規模に関して、北朝鮮の核実験技術が突然10年以上進歩したと表し、大規模な緊急会議を行いました。
北朝鮮の技術発展水準と核実験事前動向を正確に把握できなかった責任として、アメリカ国防総省の北朝鮮担当の相当な人数が免職されました。
北朝鮮の核に対して軍事的圧迫を続けていたアメリカは、外交的対話へと方向を転換しました。
実験直後、北朝鮮の上層部は9時間にわたる超長期の会議を行い、次の日、声明で、「偉大なる領導者の主導で最新式核実験を成功に終えた。」と発表しました。
北朝鮮当局は明確な事故の原因を把握することに失敗し、内部の会議により事件の解明を行ったところで、国際社会はこれを信じないだろうと判断したことが推測されます。
当時、核実験施設は全く起動準備状態ではありませんでした。むしろ、事件以前、北朝鮮の上層部では核を廃棄し、大々的な国家の全面解放をする方向へと意見が収束しているところでした。
しかし、当該の事件により、北朝鮮社会は反強制的に国際社会からさらなる孤立を強いられました。
南軍研究員は、実験の結果に非常に興奮し、直後、サイト48へ復帰して、実験の結果を自ら報告しました。
研究員は、実験結果を最小でも2つほど予想、Dクラス人員が怪物に変わる、大爆発が起きるとしていました。
39:04
スピーカー 1
木曜日防衛規制に加えられる圧力が十分ならば、校舎の結果が最も可能性が高いと判断したと述べました。
研究員は、木曜日防衛規制が持つエネルギー放出を耐える施設の中で、比較的にセキュリティが甘いところを探し、当該の場所を選択したのだと推測されます。
財団の司令部は、事件の結果に非常に驚愕し、当該の事案を深刻に捉えています。
O5議会は、財団の存在目的は世界の正常状態の維持であり、研究員個人の好奇心と知的満足ではないと激怒しました。
この事件は、財団の存在を世間に露見させる寸前であったのはもちろんのこと、国際情勢にまで直間接的影響を与えました。
これは財団の運営方針とは正反対です。
事件以後、南軍に関する一級記憶処理をはじめとした財団からの永久追放が提案され、現在、サイト48の理事官の承認待ちです。
また、サイト48の理事官もサイト管理の責任を問われており、セキュリティクリアランスの降格が審議されています。
SCP-113-KOは、政府級から上位オブジェクトクラスへの昇格が検討されましたが、
SCP-113-KOの収容が難しくないことから、
SCP-113-KO-1は、一度SCP-113-KOの外へ出た後は一般の牛乳のように早く腐敗が進行すること、
また、南軍研究員のように財団の全ての監視を避けてこのような事故を起こす人物は多くいるとは予想できないことなどを理由として、オブジェクトクラスの昇格は却下されました。
ただし、該当の文書に記録されたSCP-113-KOの悪用事例、または当該の文書自体が外部に流出した場合、
SCP-113-KOは即時オブジェクトクラスを昇格され、追加の収容プロトコルを実施することが行為されました。
というのが木曜日爆弾ですね。
ループ・外部エントロピー・容器・液体・破壊不可能・精神・影響・記憶・影響・食物のタグが付いています。
KOオブジェクト韓国支部ですね。
牛乳を飲むと、今日が木曜日だと認識し、なぜか木曜日は素晴らしい日だと思い、
仕事に意欲的、活発になる。
その性質を利用してなのか、それを開発したからなのか、
42:05
とある会社がずっと勤務条件で雇用しつつ、牛乳を飲ませ飲ませして年から年中働かせ続けた、というオブジェクトですね。
スピーカー 1
馬車馬のように働けオブジェクト。
なかなかえげつないオブジェクトですね。
土日とかの休日の自分の趣味とかにあてる時間がなくなってるわけですが、その辺の記憶はどうなってるんだろう。
疲れて寝ちゃったとかそういう認識なのかな。
何か書いてたっけ。
その前日が木曜日でなかったという事実を累推するために有利な部分を忘却します。
その有利な部分がその前日の全体に渡る場合、前日の記憶は非常に薄い状態として残ります。
例えば、丸子ちゃん、サザエさん見て、日曜日の記憶を持っていた場合、それを見ていないことになるのかな。
昨日が日曜日だったっていう事実がなくなる。
エピソードとかを覚えてるのかな。
それ自体がもうないのであれば、もう本当にただただ働くだけのロボットになっちゃうんだ。
えぐいな。
っていうのが1970年代から行われていた。
最終的にそれがバクロ氏、CEOの社長を2世代に渡り、自氏で終焉を迎えているという感じですね。
木曜日爆弾についてはあれですね。
今日木曜日じゃないよねって言ったら乱暴になるっていう特性を利用して、そもそも木曜日が存在しないように植え付けたならば、
その今日は木曜日だって言ってんだろうの爆発、怒りの爆発が最大化されるんじゃないかっていう意味でやったってことですね。極大化。
結果としてハルクのような怪物になって爆発したのか、もうそのエネルギーそのものが爆発になったのか。
メガンテとかビッグバンとかそのレベルの反応を起こしたんじゃないかっていうのが
南宮って書いて南軍研究員の勝手にやった個人の知的好奇心を満たすためにやった実験ですね。
45:12
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結果的にそういうやべえオブジェクトだからオブジェクトクラス上げた方がいいんじゃないってなったけど、
オブジェクト自体の管理は容易なので政府のままだよと。
南軍さんみたいな勝手にやる人もそうそういないでしょっていうので政府だというオブジェクトですね。
すごいしっかりしてるなストーリーが。いいですね、こういうの好きですよ私は。
というオブジェクトでした。ではまた次回お疲れ様です。