00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-022-KO オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
通常のSCP-022-KOは、標準的な小型収容容器 022-KO-Aに入れて収容してください。
地生体と接触していない状態では、対象を収容するための追加のプロトコルは必要ありません。
SCP-022-KOを利用したすべての種類の文書に関連する実験は禁止されており、その他の実験や研究目的のためにそのオブジェクトの収容の解除、搬出を行うためには、レベル3以上の職員2人の承認が必要です。
説明 SCP-022-KOは異常性を示す長さが約8cmほどの小型のルーペです。
レンズを除いた部品は真鍮で鋳造されており、持ち手の両端に小さな波状の模様が刻まれています。
このオブジェクトの焦点距離は5cmです。
SCP-022-KOの異常性は2種類発生します。
その内容は以下の通りであり、これは地生体がSCP-022-KOを他の物体を観察する目的で使用しようとする場合にのみ発生します。
地生体がオブジェクトを使用して特定の物や生命体を観察しようとした場合、観察者が観察した内容が最も近くにある平面に文書化されて投影されます。
文書の形式と文書が投影される方式はSCP-022-KOの使用状況によって異なり、オブジェクトは一般的に観察者の最も近くにある紙の上に文書を投影することを最も好んでいることが判明しています。
しかし、半径2m以内に紙が存在しない場合、文書は壁、テーブル、床などに投影することもできます。
あるいは、コンピューターや携帯電話の画面のような電子媒体に記録することも可能となっています。
文書化されている内容のカテゴリは観察者が識別可能な範囲内に制限され、観察者が調べなかった内容は記載されません。
スピーカー 1
SCP-022-KOによって生成された文書は通常の方法で除去することができます。
スピーカー 2
例えば、紙やその他の平面に書かれた場合、一般的な水性インクのように水で消すことができ、電子媒体に記録された場合はその内容を編集したり削除したりすることで除去することが可能です。
03:10
スピーカー 2
文書自体にはいかなる異常性も確認されませんでした。
一方で、知性体がこのオブジェクトを使用してレポート、出版物、書籍、秘文、映像媒体の字幕などの文字からなる文章を読む場合、その文章が描写したり説明しているもの、あるいはオブジェクトが観察者の半径10m以内に出現します。
スピーカー 1
文章の内容に特定の場所や地名などの空間情報を含む場合、観察者はすぐにその区域に移動されます。
スピーカー 2
存在していないものの内容を含む文章にSCP-02-2-KOを使用する場合、観察者は頭痛や呼吸困難などの症状を見せ、長期間にわたって分子単位の微粒子に分解されて錯乱し、以降、錯乱した粒子の回収及び復元は不可能となります。
スピーカー 1
これは、SCP-02-2-KOが文章に記載された概念や物体を物理的に出現させられない場合に起こる副作用だと推測されます。これらの特性が明らかになった後、SCP-02-2-KOを記録媒体に使用する実験はすべて禁止されました。
SCP-02-2-KOが物体や生命体を移動させる正確なメカニズムは解明されていません。
保位、実験記録02-2-KO、実験02-2-KO-03、2000年日付は修正されています。
対象、エージェントの携帯電話。
手順、エージェントの同意の下、D78237に携帯電話を支給して、SCP-02-2-KOを使用してそれを観察させる。
結果、実験室の壁全体に携帯電話の使用説明書1冊の分量のうちの3ページほどが欠落した文書が投影された。
この文書には、エージェントの携帯電話と同じ機種の使用説明書の文の一部が含まれていることが確認された。
不足している部分は、D78237が熟知していない携帯電話の一部の機能や製造年月日などを含む部分であることが確認されている。
実験02-2-KO-14、対象者のチョコレートバーの包装紙。
手順、包装紙の中の内容物を別の容器に移し替え、博士のオフィスに置いた状態でD78237に空の包装紙を支給して、SCP-02-2-KOを使用して、包装紙に書かれた表彰、商標名や成分表を読ませる。
06:04
スピーカー 1
結果、社の包装紙が除去されたチョコレートバーが1本、D78237のポケットから発見された。
D78237は実験前に製品を購入したり、所持していなかったことが確認されており、博士のオフィスに保管されていた製品も姿を消したことが確認された。
博士は自分はその製品を食べていないと主張している。
実験02-2-KO-29
対象、方向倫理の教科書。
スピーカー 2
他9人による強調。
スピーカー 1
手順、D78237に該当の書籍を支給してそれを読ませる。
結果、実験開始直後よりD78237は深刻な頭痛や目の痛みを訴え始め、その後約20時間をかけて微粒子に分解されて消失した。
現在までD78237の行方は確認されていない。
スピーカー 2
分析
スピーカー 1
SCP-02-2-KOは非実在的な対象の文章と実在している対象を区分して反応していると推測される。
ただし、オブジェクトのこれらの区分の基準が不明瞭であるため、以降オブジェクトの実験で文章を使用することは不適切であると判断された。
実験02-2-KO-33
対象、黒い画用紙1枚。
手順、D84218に黒い画用紙を支給して窓際でSCP-02-2-KOを使用して画用紙に火をつけるように指示。
結果、正常に点火された。
スピーカー 2
分析
スピーカー 1
観察以外の目的で使用する場合は、SCP-02-2-KOは一般的な拡大鏡と同じ機能を持ち、異常性は示さないことが確認された。
外部エントロピー、瞬間移動、道具、金属のタグが付いています。注釈が一つ、はじめの方の知性体についてですね。
この文書では、知性体のカテゴリーを自我を持っており、視界を介して他のものあるいはオブジェクトを認識することができ、言語を介して交流することができる全ての存在と定義しています。
動物、ほぼ動物全般で大丈夫ですかね。
スピーカー 2
ルーペ、虫眼鏡ですね。
スピーカー 1
これを使って観察したら、観察した内容、観察者が思った内容というよりは、何でしょうね、携帯電話の説明書が3ページ欠落して出てくるって。
09:00
スピーカー 1
むしろ3ページ分以外はその携帯電話の使用方法を知っているっていうのがすごいなぁと思いながら読んでたんですけど。
スマホじゃない時代、ガラケーとかだったらまだあれなのかな、充電とかSDカードとか、ボタンの配置、アンテナ、洗わないでくださいとか水気の多いところに置かないでくださいとかそういう注意書きとかかな。
基礎知識を含む、プラス観察して見つけた内容がその定型文が世界にあるのであれば、その物体を説明している定型文がすでにあるのであれば、それに順次た形で出てくるっていうことかな。
例えばWikipediaの文章みたいなのが、その人が知らない部分を書けた状態で出てくるっていうような雰囲気ですね。
一方で、知性体がこのオブジェクトを使用して、レポート、出版物、書籍、秘文、映像媒体の字幕などの文字からなる文章を読む場合、その文章が描写したり説明しているもの、あるいはオブジェクトが出現しますと。
地名などの空間情報があったらすぐにその区域に移動されます。
だから星座とかプラネタリウムとかはそっち系、星を調べたりとか月の石調べたりとかしたら、行っちゃうかもしれないんですね、宇宙空間に。
それが生成されるわけではなくて、もともとあるものが瞬間移動でこっちに来る。
あれだな、夜桜カルテッドの言霊使いのゼロから生み出すわけじゃなくて、もともとあるものを呼び出すみたいな。
口寄せにも近いか。
それの説明、そいつがそれを理解する。
すればするほど、それが出てきやすくなる。
携帯電話、オブジェクトを使用してレポート。
逆に、この携帯電話の実験記録の時に説明書の方を読んでいたら、この携帯電話が来てたのかな。
同じ方の誰のとかは置いておいて。
例えばiPhone8とかiPhone11とかの説明書を読んだら、全世界で使用しているiPhoneユーザーの誰か一人の中から
12:05
スピーカー 1
工場、製造工場とかからランダムに召喚されるのかな。
その説明書って大体、説明書と物体。
ゲームだったらゲームのソフトと説明書がセットだから、そのセットになっているものが呼ばれるのかな。
チョコレートバーの放送紙を読んだら、そのチョコレートバーの放送紙でくるんであったチョコレートバーが来たので、多分そうですね。
片方が壊れてた場合とかどうなるんだろう。
これか。文章に記載された概念や物体を物理的に出現させられない場合に起こる副作用があるので、
だからその呼び出すものが壊れてたり、もうこの世にない状態のものだったら、
分子体の微粒子に分解され桜んし、桜んした粒子の回収及び復元は不可能となります。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
やっぱり魔法とか魔術的な錬金術とかもありますね。
剥がれんの身に余るものを召喚・錬成しようとしたら逆にリバウンドで持ってかれるっていう感じですかね。
なんかいろいろはかどりそうな考察がはかどりそうなオブジェクトですね。
では、また次回。お疲れ様です。