Beside the Seasideトークの広がり
MAYO
Beside the Seaside
はい、プロデューサー兼、家業アトツギの永野真代です。
MISAKI
アートディレクター兼デザイナーの髙橋美沙紀です。
MAYO
私たちは40歳というタイミングで、東京と茨城の海辺の町との
拠点生活をするようになりました。
この番組は、そんな2人が人生のA面、B面、C面について
あれこれと語る言語化雑談番組です。
MISAKI
最近、BCサイドの
サイドが増えた。
MAYO
え?
MISAKI
身内が聞いてくれてるじゃないですか。
ありがたいことに、友人とか。
それでこの前、友人3人で集まってね。
ちょっとヌン活してたんだけど。
そのうちの1人は、これをやってることを知ってて。
それでやってるんだよねって話をしたら。
そんな文化的な活動してらっしゃるの?みたいな話になって。
そうなんだよって。
ここで話してることってさ、結構深い話から、ね、
思春期の話とかも聞いてもらってて。
その頃そんなこと考えてなかったよみたいなことを言ってて。
宝くじとか当たんないかなとか、そういうことしか考えてなかったみたいな。
MAYO
本当?その人、私知ってる人?
MISAKI
うん、知ってる。全然知ってると思うけど。
MAYO
中高の同級生?
MISAKI
そう、中高の同級生で。
MAYO
ピー入れるから誰? 名前言って。
MISAKI
(ピー音)
MAYO
あ〜!それは気品高くて行けないわ、その会は。なるほどです。
MISAKI
私はその子に対して、私よりもっといろいろ考えてるっていうイメージがあったので。
まずそれが意外だったっていうのと。
あとその宝くじのことしか考えてなかったっていうことに対して、
それは宝くじが当たれば、自分が理想とする姿に近づけるとか、そういうふうな思いがあったってこと?っていうので、
BCサイドムーブをかましてしまったっていう。
MAYO
かました結果どういう反応が?
MISAKI
かました結果、「…えぇ…?」っていう。
MAYO
エピソードゼロの美沙紀さんみたいな。
MISAKI
そうそうそう、そうなってたっていう。
そういうわけじゃないけど、みたいな。
でもなんか面白かったよ。
MAYO
もう一人の人、私の知らない人?
MISAKI
(ピー音)
知ってる人です。
MAYO
じゃあ全員中高の同級生女子だね。
MISAKI
それをきっかけにちょっとちっちゃいBCサイドが、BCサイドトークが始まってちょっと面白かったですっていう。
広がってるよっていう。
コミュニケーションの品格について
MAYO
このA面B面C面を考える…
MISAKI
そうそうそう考える。
MAYO
ムーブメントのことをBCサイドという。
MISAKI
そうそうBCサイドという。
MAYO
よかったわ。
これ喋りたいっていうのがあったんで、今日喋ってもいいですか?
MISAKI
どうぞどうぞ。
MAYO
タイトルは、品格と謙虚さとつながりやすさと。
ごめんもう一回言っていい?
MISAKI
J-POPみたいにそんなのやめてタイトル。
MAYO
品格と謙虚さとつながりやすさと。
T.K.Komuro みたいな。
MISAKI
そうだね、あの頃の。
MAYO
っていう話なんですけど。
まずあの品格。
品格って聞いて何を思いますか?
MISAKI
品格、なんかもう10年くらい前なのかな?流行ったよなっていう。
女性の品格とかっていうのが流行ったなっていうのを思い出す。
MAYO
そうそう、まさに。
15年、下手したら20年くらい前に国家の品格っていうのが。
藤原正彦さんが出した本がベストセラーになって以降、
女性の品格、ハケンの品格、男性の、親の、会社の、親方の…みたいな。横綱の、か。
なんかいろいろ〇〇の品格が流行った。
そう、それで今最近気になる品格があるんです。
MISAKI
それに、そのなんつーの、謙虚さとかにつながってくるってこと?
MAYO
ですです。
何の品格をしゃべりたいかっていうと、
コミュニケーションの品格、
社会人としての品格、
もっと限定すると社会起業家の品格みたいなのを最近すごく気になってて。
全然社会起業家までいかなくっていいんだけど、
コミュニケーションの品格、
大人になってからのコミュニケーションの品格みたいなのをすごい気になるようになって。
なんかしゃべってて、すごいコミュニケーションの取り方が独特で、
MISAKI
ぎくっ。
MAYO
すごくしゃべるとダメージを受けて、
ちょっとあんまり距離詰めたくないなっていう人いません?
MISAKI
あんまりないかもしれない。
MAYO
本当?
私もないっちゃないんだけど、
MISAKI
本当に稀にそういうことがあったから印象に残ってる。
特にその数回が印象に残ってるっていう感じ?
MAYO
それが仕事だったら、
仕事上のお付き合いだしでいくらでも流せるんだけれど、
仕事上じゃない付き合いで、
ありていに言えばマウンティングとかマウスプレイングみたいな、
上からかぶせてきたり、
自己承認欲求を満たすためだけにこの人しゃべってるなみたいな。
コミュニケーションの取り方をする人とコミュニケーションを取っていると、
すごい気になっちゃって。
私仕事の時は全く気にならなかったのに、
今めちゃめちゃ気になるって思ってるんですよ、最近。
MISAKI
なるほどね。
品格っていうのは話してる内容とか話し方っていうことではなくて、
内容、か。内容の品格みたいなこと?
MAYO
そうだね、それもあるしコミュニケーションの目的だったり、
その発露の仕方が気になる。
例えば、さっき社会起業家って言ったんだけど、
最近社会起業家を名乗る人と会話することがあって、
アフリカでこんなすごいことをしています。
特に恵まれない子どもたちにこんな教育活動をしていますみたいな。
それは尊いことですね。
がベースだと私は思ってるんですけど、
その人はいかに僕がそれをしているか。
あなたはこういうことをしてないでしょ。
だから僕のことを認めてみたいな。
すごい滲み出る人なんですよ。
すごくそれって残念で、
アフリカの子どもたちにしている行為そのものは尊かったとしても、
それを代表として語るあなたが、
自己承認欲求のアイテムとして使った瞬間に、
その行為までもが落ちますよ。
あなたと共にみたいな。
というふうに、もやっています。
自己承認欲求と知的謙虚さ
MISAKI
そういうのが漏れ出てきちゃうのが、
品格がないということですよ、と。
MAYO
おっしゃる通りです。
MISAKI
例えば、その気持ちがあったとしても、
滲み出ていなければOKってこと?
MAYO
その通りです。
なので、
それって、
社会人としてのマナーとか品格につながるのかなと思って、
コミュニケーションの品格っていうふうに
ちょっとネームイットしてみたんですけど、
例えば、
俺はもう47、8歳だから、
こういうことが見えてるけど、
41歳の美沙紀さんには、
まだこういうことは見えてないよね、とか、
え、いま年齢とか関係ありました?みたいな。
事業継承の話をしていて、
どちらかといえば継承する側、
後継者の視点からの話をしているのに、
それすごいわかる。
僕も事業を立ち上げた人間として、
自分の子供たちに継いでもらいたいんだけど、
どうしたら僕の事業を継承して、
すごいと思ってもらえるだろうか、みたいな。
娘たちにあんまり響かないんだよ。
いや、またすり替わってる。
なんだろう、
いいんだけど、自分に寄せるのは、
みんなそれぞれあるんですけど、
なんか気になるんですよね。
全部、あなたがどれだけすごいか、
ということを言うための機会じゃないですよ、
っていう。
MISAKI
具体例とか、その話を聞いて、
ちょっと自分も気をつけなきゃな、
って思ったのと同時に、
私も自分の話したいことを話させてくれないな、
っていうのはちょっとそういうところがあって、
やっぱり会話がすり替わってる、
っていう時がある。
MAYO
会話泥棒な私に。
MISAKI
いやいやいや。なんかさ、
ちょっと私はそういう難しい話じゃないんだけど、
ある日ね、
すごい私が適当に作った野菜炒めが
美味しかったっていう話をね、
ある人にしたの。
なすと、ピーマンと豚肉をね、
ごま油と、あとなんか味噌で適当に炒めたら
すごく美味しかったっていうのを、
言ったのね。
私はだから、
私が想定してた反応としては、
適当に作った時ほど美味しくなる時あるよね、
とか、
そういうちょっと共感というか、
そっち側の反応を求めていた。
でもその人が、
そこにみりん足すともっと美味しいよ、
っていうような、
MAYO
絶対いらないね、それ。
MISAKI
料理がすごく得意で、
らっしゃって、上手で、
それで、
そうなんですか、と言いつつ、
私の話したかったの、
それじゃねえんだけどな、
ていう、
ちょっとこっちが不完全燃焼に終わる
っていう体験をちょっと思い出したし、
MAYO
それです、それ。
MISAKI
なんかまさに、私も、
ほら、愚痴のさ、
愚痴メモってるってあなたが言ったからさ、
ちょっとメモってみようって思って、
書いたところのやつに入ってたものなの。
MAYO
そうなんだよね。
で、最近出会ったいい言葉で、
知的謙虚さって言葉があるんですって。
説明すると、
自分の知識や見解について、
常に疑問を持ち、
自己批判的になることです。
自己批判的になることです。
自分の知識に過大な評価を持たず、
誤りを認め、
他者の考えを受け入れることが
どれだけできるか、
という態度のことです。
知的謙虚さが高い人は、
自分の答えが絶対的に正しいわけではないと
考えており、
柔軟に考え方を変えることができます。
また、開放性、好奇心の強さ、
曖昧さの許容度の相関が高いことが
明らかになっています。
MISAKI
おー。
MAYO
で、
つまり、
コミュニケーションの品格に相関するというか、
相関性が高いなぁと思っていることに、
自己承認欲求もあると思っているんだけど、
さらに知的謙虚さというのもあるかなーっていう。
年齢も、さっき例に出した年齢もそうだけど、
年上の私の方が、
あなたより何か世の中のことを分かっていたり、
辛酸を舐めているはずである、
というふうに思っちゃっているところとか、
MISAKI
うんうんうん。
あるね。
俺は大波を乗り越えてきたんだっていうね。
MAYO
はい。
だから、そこも相関性があるのかなーと思って。
MISAKI
あー、なるほどね。
MAYO
そのつが、
自己承認欲求と知的謙虚さが、
コミュニケーションの品格に相関性があり、
そのコミュニケーションの品格が低いと、
自分を顧みて反省
MAYO
人とさぞ繋がりにくいだろうなーと思って。
私みたいにさーってさ、
引いちゃったり、心のシャッターを下ろす。
MISAKI
下ろすよね。
大抵の人は黙って、
そうやっていなくなっていくんだよね。
MAYO
そうだよね。
MISAKI
喧嘩してくれないよね、そういう。
おかしいですよ、その考え方みたいなことは。
そうそう。
言ってくれないから、そう。
自分を顧みてちょっと、
顧みちゃう、なんか。
MAYO
いや、私もそうなんです。
決して人のことをマジで言えないんですけど、
自分を上回る人に出会ったので、
気づけたっていう話でもあります。
MISAKI
あー、なるほどね。
やっぱ、されると気づくんだけどさ、
じゃあ自分がそれをしてないかっていうと、
意識してもさ、
意識したところでちゃんとできるかなっていう、
無意識に出しちゃいがち?自己承認欲求
MISAKI
難しさがあるよね。
なんか私は知的…
なんでしたっけ?
MAYO
知的謙虚さ。
MISAKI
謙虚さはね、ないかも。
MAYO
そう?
MISAKI
妹に対してすごく尊大な。
MAYO
うーん、相手によるっていうのもあるよね。
MISAKI
相手によるんだけど、
やっぱり尊大な、
過剰な自信を持って対応しちゃう時があるよね。
MAYO
へー、例えば?
MISAKI
妹がちょうど次のステップのキャリアっていうのかな、について
ちょっと迷って悩んでいたので、
私の経験をもとに色々アドバイスをしたんだけど、
その時、やっぱりちょっと傲慢さというか、
尊大さっていうのがすごく往々に出ていたなという、
今振り返ってみると。
MAYO
へー。
それは妹に指摘されたんじゃなくて、
今振り返って自分でそう思うの?
MISAKI
うん、振り返ってそう思う。
今っていうか、そうだね。
MAYO
今聞いて思ったのは、
そうやって自分で振り返れるか否かも、
コミュニケーション品格が高いか低いか、
もしくは養われるか否かにも関わる気もしなくもないかな。
自覚的であると、
もちろん養おうとするじゃないですか、
コミュニケーション品格を。
MISAKI
でも、私の場合は、
そうやって反省しているんだったら、
本当に、次に行かせよ、と思うんだけど、
それが無意識なところで出ちゃうのが、
すごく問題だなと思ってて。
MAYO
いえいえ。
大丈夫です。
MISAKI
いや、なんか言われるんだよな、
生意気そうとか、
なんで言われるんだろうなって思ってて。
生意気そうだし態度でかいし、
とかっていうのをやっぱり言われるってことは、
そういうことなのかな、
こっちが上っていう風なオーラを
なんか出しちゃっているのかなっていうのは、
思ったことあるよ、すごく。
MAYO
本人はそういうつもりある?
MISAKI
ちょっとある。
ちょっとはあるんだけど。
まずいなとは思いつつ。
MAYO
でも、
思ってて、それが出てて、
自覚しているは、
まだタチがいいような気もするんですよ。
MISAKI
タチがいい。
MAYO
思っていなくて、
思っていないっていう自覚をしていて、
めちゃめちゃ発露してて、
相手に不快な思いをさせたら、
タチがめっちゃ悪いと思う。
MISAKI
確かに。
何でか、
俺の周りに人がいないなみたいな、
MAYO
そう。
そう。
MISAKI
合点がいかないみたいな。
MAYO
合点がいかないみたいな。
俺はこんなにいいことをしているのに、
私はみんなのために、
社会のためにこんなことをしているのに、
どうして?ってなっちゃっていると、
もうどうしようもない。
MISAKI
どうしようもない。
もう離れていくしかない。
そういう人ってどうしてるんだろうね、確かに。
MAYO
そうなの。
MISAKI
でも、自分の周りに、
やっぱり、
人が、
少ないなっていうのは、
自覚するんですかね。
MAYO
ですよね。
MISAKI
私たちの理解度が足りないから、
そこの、だから、
MAYO
なるほど。
MISAKI
俺についてこれるやつ少ねえなっていうことで、
どんどん悦に入っていっちゃうのか。
MAYO
なるほどですね。
中身があれば、
多少の、
俺すごいでしょ感は流せる。
流せる。
流せる。
でも、
俺すごいでしょ感は流せるんですよね、
私個人としては。
MISAKI
はいはい。
そうか。
MAYO
確かに、人と比べたら、
すごく努力もしてて、
結果も残してて、
その上でこう思うっていう時に、
実績を並べられたとするじゃないですか。
その時は、
素直にすごいなって思ったりするので、
この人の意見、
やっぱり、
抽出した学びを聞いてみたいなって思うんですけど、
そこもとっちらかってて、
ただただ、
僕は社会的にすごいことをしているとか、
私の経歴を認めてとか、
はつらいなっていう。
さっき言ったみたいな、
今その場面じゃない、
あなたのPRブロックじゃありません、
みたいな時とかに、
PRしちゃったり、
あとは、
あとは、
立場。
今だったら、
対話でもあるけど、
どちらかというと、
私がモヤモヤしていることを、
美沙紀さんにお話を聞いてもらうっていう立場。
MISAKI
この瞬間で言えば。
MAYO
何かもし、
壁を打ち返してもらったら、
ありがとうじゃないですか。
このごとく、
相談している側と、
その相談に対してアドバイスをする側だとしたら、
アドバイスをしてもらったら、ありがとうとか、
なるほどとか、
それは自分には気がつかなかったとか、
っていう態度だと思うんですけど、
その人たちは、
あ、もともと気づいてたけど、
活動はソーシャルグッドなのに
MAYO
今、
あなたにそれを言われたってことは、
やっぱりそうなんだっていう、
確信が持てたっていう言い方をするんだよ。
MISAKI
ほうほうほうほう。
あー。
確信が持てた。
なるほど。
MAYO
ご自覚されてたんだったら、
このパブリックな場面での
相談は何だったのっていう。
MISAKI
うーん。
あ、うーん。
MAYO
ありがとうじゃないんだとか、
あー、なるほど。
とかでもないんだっていうのが、
すごく気高いんですけど、
そういう意味では、
品格が高いんですけど、
プライドというか気位が高いんですけど、
MISAKI
はい。
MAYO
なので、その人としての
プライドの高さとか気位の高さ、
と、
コミュニケーションの品格は、
また違うんだなっていうのを、
人間観察大好き、
まよまよは、
ほーって見てたっていう。
MISAKI
えー。
あー。
そこまで、
そこまで分析したことはなかったけど、
MAYO
ははは。
すみません。
MISAKI
あー。
確かにそういう人いるか、
いー、
いそうだね。
MAYO
うーん。
なんかまだ、
いちサラリーマンとか、
ぐらいだったら、
はーいっていう感じなんですけど、
下手に、
社会起業家と呼ばれる、
ソーシャルグッドなことをしている人たちにも、
結構参見されるなっていうのは、
MISAKI
うん。
MAYO
思うんですよ。
MISAKI
むしろそっちの方がやっぱり、
私の勝手なイメージとしてだよ。
イメージとして、
そういう立場の方の方が、
すごく、
あのー、
やってしまいがちなことかなとは、
思うね。
なんかあんまり一般的なサラリーマンで、
会話泥棒っていうのは、
まああるけども、
MAYO
ドキッ。
MISAKI
そう、あの自分の、
PRの場っていうか、
自分が話したいこととすり替えて、
MAYO
ドキドキ。
MISAKI
そんな、
まあいわばね、
そんなにタチの悪い人は、
あんまり。
MAYO
そうかも。
何か多少の自慢とか、
会話泥棒くらいは、
何か別に流せちゃうよね。
MISAKI
そう、まあ、まだね。
MAYO
何かそのビジネス相手だろうが、
お友達だろうが、
流せるよね。
MISAKI
持ちつ持たれつで。
MAYO
わかった、そうかもしれない。私はやっぱりその人たちは、
社会的にいいことをしているって、
いうお題目の下、
自己承認欲求を満たしたり、
してることが、
すごく許せないのかもしれない。
MISAKI
ああ。
MAYO
その、
ソーシャルグッドを自分の
自己承認欲求に使わないでとさえ、
思わせちゃうような、
この品格の無さに、
残念と思ってるのかもしれない。
MISAKI
ああ、そっか。
やっぱそこがイコールで結ばれていて、
欲しいのかな。
MAYO
そうかも。
MISAKI
ソーシャルグッドな仕事をしてるんだったら。
MAYO
仕事をしてるんだったら、
それは本当に目の前の困ってる人たちを、
純粋に助けてあげたい。
救いたい。
この問題を可視化したいみたいな、
純粋な思いでいてほしいんですよ。
MISAKI
ああ、なるほどね。
そういう思いも、
真代さん自体にあって。
MAYO
そうかもしれない。
なるほど。
それに、その問題解決について、
どれくらいお金を稼いでるかどうかは、
また別、別々の話なんで、いいんですよ。
それでめちゃくちゃ儲けているとかは、また別の経済活動の話なんで、いいんですけど。
自己承認欲求とかになると、
話は別かなっていう。
MISAKI
うんうんうん。
MAYO
分かった。なるほど。
MISAKI
そうかも。
そういうことだね。
MAYO
そういう人たちは、
他の人たちが、
課題とさえも思わなかった課題を、
見出して言語化して、
社会課題化してるほど、
知的レベルとか、
共感性が高い人っていう風に、
認識しちゃうじゃないですか。
そこで言って、
知的謙虚さが低いと、
なんかガクッてするっていうか。
MISAKI
そこは隠すなりなんなりしてくれよっていう。
MAYO
そうかも、そうだね。
MISAKI
っていうことか。
それか、本当に100%そういう気持ちで、
やってくれよっていう。
MAYO
はい。
MISAKI
そこに、だから、
そうか、あの、
統一性がないと、
やっぱり違和感を抱いちゃう、
っていうことなんだね。
MAYO
さすがです。
MISAKI
なるほどなっていうのも思ったし、
なんとなく真代さんに対して、
思ってたことがあるんだけど、それと
気持ちと行動の統一性
MISAKI
ちょっと繋がって、
MAYO
なんだろう、怖いな。
MISAKI
ちょっとなんか潔癖症なとこ、
ある、かも、しれない、ね?
MAYO
社会に対して、
社会的弱者への向き合いに対しては、
確かに、
潔癖かもしれないね。
それ以外はすごく大丈夫です。
MISAKI
なんかちょっと感じた。
MAYO
そうだね。
なんかそれはもしかしたら、
私の親族に、
障害や難病やLGBTQがあって、
昔から、
こう、
そういう問題を、
何か役に立てることはないだろうかって、
本当に純粋に思ってたからかもしれないし、
実際に向き合ってきた先人たちは、
すごくその辺は、
ノーブルであるというか。
MISAKI
うんうんうん。
なんかそう、
その話を聞いて、
今の話をしてて思い出したのが、
私も昔、
やっぱりそういう思いがあって、
例えば、
私は高校の部活動、
JRC部っていう、
ちょっとボランティアとかするような
部活に入ってたんだけど、
そこで活動する私、
そういうのに興味はあった
ということなんだけど、
やっぱり自分の人格と
向き合った時に、
自分の人格に対して、
やっぱり自分の人格と
向き合った時に、
そんなことをするような、
100%善意な人間じゃなくて、
例えば、
ちっちゃい話でさ、
電車の席をお年寄りとかに
譲るにしても、
やっぱり日によって
100%の善意で動ける日は、
動ける日って、
そんなにないわけよ。
MAYO
他の物差しもあるよね。
体力だったり、気力だったり、
MISAKI
もちろんあるけど。
そういうことを考えはじめちゃったりとか、
あとは譲るにしても、
譲ったとしても、
譲るまでにね、
くっそ、このババア目の前に立つんじゃねーよ
っていう気持ちもどっかに、
こっち譲んなきゃいけねーじゃねーかよ
っていう気持ちもあるわけ。
だから、そこって統一性がないじゃん。
でも譲ったの。
でも善意じゃないよ、それは。
建前とかそういうのもあって、
譲ったと思うんだけど、
だからその気持ちと行動に
統一性が取れてないから、
そういう良いことは、
統一性が取れてないんだったら、
そういう良いことは
しちゃいけないんじゃないかっていう。
MAYO
そこは逆にノーブルだね。
なんか、気高いね。
潔癖だね。
そっちの方が潔癖な気がする。
MISAKI
そう、だから潔癖だったんだよねっていう。
今は、でもそんなもんだよって思うし、
それでも譲ってね、
譲った方がいいんじゃないかとは思うんだけども、
それで譲られた人がどう判断するかは
ちょっとさておきっていう話で
納得できるんだけど、
本当に10代とかその頃は、
やっぱり良い行いは
良い気持ちからすることであるっていう、
するべきだっていう、
やっぱりイコールで結ばれてないと、
すごくなんか、
うん。
MAYO
なるほどね。
今変わったんだとしたら、
それは10代ならではの
望みの高さとか、
MISAKI
そうね。
そういうのもあるかもしれないよね。
本音と建前じゃないけど。
MAYO
そうだね。
それで言うと、
私がなぜ品格っていう言葉を
使ったかというと、
その人がどうかとかっていうのは
別にどうでもいいんですよ、極論。
MISAKI
うんうん。
MAYO
それを出さないでっていう話。
MISAKI
そうそう。
MAYO
そうなの。
なので、
多分その、
もともとの根底には
ソーシャルイノベーターたるもの
せめてそこの思いくらいは
気高くあれみたいなのは
もしかしたらあるかもしれないけれど、
MISAKI
うん。
MAYO
それは置いといたとしても、
様々な自分の中の動機、
内的動機によって
良いことをしてるかっていうのは
色々だっていうのも
分かってるから、
別にそこはどうでもいいんですよ、極論は。
MISAKI
うんうん。
MAYO
出さないでっていうだけ。
MISAKI
なるほど。
MAYO
隠すっていうのは、
そういうのが出ちゃうと、
あなたがせっかく良いことを
したいとか、
しているとかいうところも、
MISAKI
うんうんうん。
MAYO
品位が落ちますよっていう、
台無しになりますよっていうことを
言いたいってことなんです。
MISAKI
でも、そうか、そうね。
その隠すっていう行いが
品格によって行われてるって思えば、
なんか私は
気持ちが今軽くなったっていうか、
MAYO
うんうん。
MISAKI
なんか、隠してるっていわれると、
その本音は言わなくてもいいやつ
MISAKI
なんかね、嫌だけど。
MAYO
なるほど。確かに。
そうなんです、そうなんです。
なんかあの、
食事の品格で言えば、
くちゃくちゃさせないとか、
MISAKI
うんうんうん。
MAYO
TPOに応じた、
テーブルマナーに応じるとか、
そういうことじゃないですか、
そしたら気持ちよくその時を過ごせる。
それがコミュニケーションにも言えて、
思ってても言わないとか、
MISAKI
うんうん。
MAYO
やらないとか、しないっていうことを
どうしたら、
共通認識として握れるかなって思いながら、
MISAKI
うんうんうん。
MAYO
でもこういう人って伝わるのかなとか、
でもそれを
その人たちに言う、
大変さを私が担うべきなのかなとか、
そういうのを思った
日でしたっていう。
MISAKI
また勝手に
背負ってしまって。
MAYO
そう、背負う必要はないよなとか、
まあ本当に我が振り直せぐらいでいいかって
思ってメモした。
MISAKI
うんうんうん。
MAYO
私でしたって。
すいません、長々。
MISAKI
私は今やっぱり話聞いて、
それが品格だって言われたことで、
本当に気持ちが軽くなったっていう
MAYO
あー本当?
MISAKI
気がする。
そのさ、本音で接してないみたいなことをさ、
言われたりも
言われたりもっていうか、
自分で思ったりも
MAYO
なるほど。
MISAKI
そう、するから、
自分を責めちゃう時があるから、
そうだね、そう思ってても、
言う…それを行為に
するべきかどうかっていうのは
また別の話だな。
それは本当に
その時々によって
変えてっていいものなんだなっていうのは
すごく思った。
いい話だった。
MAYO
えー本当?
良かった。
言語化して良かった。
MISAKI
なるほどねーって思った。
品格ねーっていう。
MAYO
流行らないかな。
MISAKI
リバイバル?
MAYO
リバイバルしよう。
20年経ったからいけるよ。
もし思いついたら教えて。
MISAKI
なんとかの品格ね。
分かった。
MAYO
思いついたら。流行らそ、とか言って。
はい、じゃあ今回このあたりで
締めたいと思います。
番組では皆様からも
お悩みやエピソード、
トークテーマを募集しています。
メールアドレス
bcside2@gmail.com
bcside2@gmail.com
です。
MISAKI
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
MAYO
それではまた次回。