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2024-06-05 16:05

Ep.35: 諦めても試合終了じゃなかった

安西先生とYAZAWAの脳内コラボレーションでお届けします。


参照)

『夢なし先生の進路指導』 笠原真樹

https://bigcomics.jp/series/a9c40aa96eed5

00:00
MAYO
Beside the Seaside プロデューサー兼 家業アトツギの永野 真代です。
MISAKI
アートディレクター兼デザイナーの 髙橋 美沙紀です。
MAYO
東京と茨城の海沿いの街との 二拠点生活をしている私たちが、
人生のA面、B面、C面について あれこれと語る言語化雑談番組です。
MISAKI
諦めるってこんな意味があったよー っていう話なんですけど。
MAYO
安西先生みたいな。
MISAKI
安西先生、あ、あったね。諦めたら試合終了です、的な。
的なっていうか、それだけど。
MAYO
安西先生はあっていた?ちなみに。
MISAKI
安西先生は、試合の時間内っていうことに 対して言えば、あってたと思うよ。
MAYO
そうなんだ、おもしろい。
MISAKI
と思ったっていう話です。
BCsideでも頻出単語の一つではあるじゃん。
諦めるって。
MAYO
マジ?
MISAKI
嘘。諦めて楽になったよー みたいな話したじゃん。
MAYO
そうね、ほんとだ。ごめん。
すぐ忘れちゃう。
MISAKI
可愛く言ってもダメ。すぐ忘れちゃうじゃないのよ。
最近読んだ漫画で、諦めるっていうことに対して印象深いシーンがあったので、
ちょっとそれを共有したいなと思ったとともに、
それを受けて諦めたこととか、諦めるっていうことに対して2人で話できればなと思いました。
以上です。
MAYO
お願いします。
MISAKI
その漫画っていうのは、『夢なし先生の進路指導』っていう漫画なんだけど、
要は、ちょっとあらすじをかいつまんで説明すると、
元キャリアコンサルタントの高校教師がいて、
生徒から「夢なし先生」って呼ばれてるの。
彼は進路指導を行うときに、生徒の夢に対して現実的なデータとか突きつけて、
あとは世の中の実情っていうのも突きつけながら否定して、覚悟を問うっていうやり方で、
超現実的な進路指導方法っていうので、「夢なし先生」と呼ばれてるんだけど、
その中で、先生の指導に反して、夢を追い続けた生徒に対しては、卒業後でも手を差し伸べて、諦める、
夢を諦めるための授業を行うっていう、そういうようなあらすじストーリーなんだけど。
その中で、「諦めるっていう言葉の語源は、明らかにする、だそうです。
03:07
MISAKI
明らかにして、よく見極めるという意味で、本来はポジティブな言葉でしたが、
それがいつしか断念するなどのネガティブな意味で使われるようになった」っていうことを言ってたんですよ。
で、私は結構それを見て、なるほどと思ってしまって、明らかにするんだっていう、
いろいろ自分の中の要素とかさ、周りの時代とかいろいろ見極めて。
それに結構感動したので、これを踏まえて今まで、
例えば諦めてきたことあるっていうような、ちょっと会話をしたいなって思ったんだよね。
MAYO
その前に、なんで感動したの?
MISAKI
諦めるっていうのは、やっぱりちょっと私もネガティブな、断念するっていう風なイメージがどうしてもあったから、
この番組では諦めて楽になったとは言ってるんだけど、諦める以外に何か違う言葉ないかなとは思っていたのね。
諦めるでもいいけど、もうちょっとしっくりする言葉ないかなって思ってたところに、
諦めるの語源って、そもそもこういう明らかにするっていう意味だったんだっていうので、
結構そこがイコールでつながって、しっくりきたんだよね。
MAYO
よって、諦めて楽になったらOKだってことだね。
MISAKI
そうだね。意味合い的にやっぱりあってたんだっていうね。
MAYO
そうだね。あんまり私、そもそも諦めるにネガティブだけの意味合いで使ってなかったかもな。
この語源は知らなかったけど、こういう意味でも使ってたかも。
MISAKI
こういう意味で。
もう既に使ってたって感じか。
MAYO
そうだね。明らかにしてよく見極めて断念するっていう意味で使ってたかも。
見極めた上で断念した。
MISAKI
断念したか。
MAYO
諦めるはね。やらないっていう選択をしたっていう。
MISAKI
でもそうだよね。やらないっていう選択をしたってことだね。断念。
そうか。だから諦めるっていうのにちょっと挫折?
今マヨさんが言ってた断念するっていう。
MAYO
私は断念するにポジティブもネガティブもあると思ってる。
だから明らかにしてよく見極めて断念するまでが一連の諦めるっていう作業であって、
それはポジティブでもありネガティブでもあり、どっちでもフラットって感じ。
MISAKI
そっか。
06:02
MAYO
フラットの時もあるし、ポジティブな意味もあるしネガティブな意味もあるかな。
MISAKI
結構、そっかそっか。もともとそうなんだ。
MAYO
なんで諦めたら楽になった、は、ポジティブにしろネガティブにしろ、
なんかよく見極めてから断念したことだから別にいいじゃんって意味で使ってた。
MISAKI
そうなんだ。結構この話がさ、
もともと諦めるっていうのにちょっと言葉にネガティブなイメージがあったんだろうね。
そういうマヨさんみたいな中立、良くも悪くもない中立な言葉なんだっていうので、ちょっと感動したんだよね。
MAYO
良くも悪くもないっていうか、良い時もあるし悪い時もあるし中立な時もあるかな。
だから諦めるは別にネガティブだけじゃない。
ポジティブな時だったりフラットな時だってあるっていう認識だった。
MISAKI
そうなってくるとやっぱこう諦める、明らかにするっていう意味合いで取っていくとさ、
人生って明らかにし続けることの連続だよね。
MAYO
選択の連続ではあるよね。
MISAKI
そうだね、まず選択の連続だね。
その時に結果断念したとしても、また回り回って同じ選択肢でまた選択する時が来る感じしない?
MAYO
来る来る。
MISAKI
だよね、そういうイメージが初めてできた。今まで諦めたらそこで終わりだと思ってた。
MAYO
安西先生、冒頭に戻る。試合終了だったんだね、今までは。
MISAKI
そう、試合終了。もうそこで、はいおしまいです、その先はないですっていうふうに思ってたんだけど、
結構ぐるぐるしていいんだというか、するし、それがあるべき姿とは言わないけど、
その姿も一つありなんだって思えたのが、非常に良かったんですよ。
MAYO
チャンスの神様っていう概念でいくと、一回しか訪れない時もあるから、もう一度来るかどうかは不確かっていう選択もあるかもしれないけれど、
MISAKI
もう一度来るっていう、何度かやってくるっていう風に私は捉えてるかな。
結構形を変えてやってくる時もあるだろうし、
そこで終わりにしなくて良かったんだなっていう感じです。
MAYO
ちなみに具体的にあるの?何かネガティブな意味で断念しちゃってたけど、
これって別にもう一度やってくるかもしれないな、その時はこういう選択かななんて思うことってあるの?
09:06
MISAKI
それはあって、私10歳頃に一度結婚と出産を諦めてるんですよ。
MAYO
早い。
MISAKI
それも物語の呪いもちょっとあるなと思うんだけど、
自分がよく子供の頃読んだプリンセス系の絵本、王子様に見染められてっていう。見染められる側の人間にはなれないんだろうなっていう、
その他大勢の女子とかと比べて思い込んでしまったっていうのがあって、
それで見染められることはないんだろうっていうので、結婚を諦めたっていうのはある。
MAYO
見染め返してやればいいのにね。
MISAKI
その発想ができないのが、私もまだまだだったなって思うんだけど。
MAYO
でもわかる。そんな10歳の頃に、何を〜私が見染めてやるのよ!なんて言う人あまりいないと思う。私もそうだし。
今だったら思うよね。
MISAKI
そう思う。全然思う。胸ぐら掴んでね、逃がさないみたいな。
MAYO
好きって言えって。
MISAKI
そう、好きって言え。
MAYO
かわいい。かっこいい。
MISAKI
言え!みたいな。
MAYO
かっこいい。
MISAKI
っていうのはね、あったかもしれないけど。
そういうディズニー系のプリンセス、あんまな。
ハートの女王とかに憧れた時期もあったけどさ。
MAYO
何それ。
MISAKI
ハートの女王、アリスのハートの女王、強い。
女王様っていうキャラクターはいたけど、
じゃあこういう感じで生きていったらいいんだとは思えなかったんだよね。
脇役でもあったからさ。
MAYO
そうか。だから私あんまりディズニープリンセス見てこなかったのかも。
MISAKI
私もちょっと見てたくらいだから、
ディズニー系の知識が薄い中で喋ってて申し訳ないなとは思うんですけど。
MAYO
ディズニーランドに行っても、
全然そういう物語ひたる系のアトラクション行かなかったな。
MISAKI
コースター系とか絶叫系の?
大好きだよ、本当に。
その頃から出会いたかったよ、本当に。
MAYO
ははははは!
いとこがすごいディズニー大好きで、めちゃめちゃいとこのお家行くと見てるんだけど、
全く共感できなくて、
その隣で一人で何か遊んでた場面はよくあったな。
MISAKI
そう、だから、そういうさ、
そういうので、誰かと一緒に生きていくとかってないんだろうから、
きっと、一人で生きていかなきゃっていう側の人間なんだろうなって思い込んでたから、
12:02
MISAKI
もう結構姫になる努力というよりかは、
一人で生きていくスキルの獲得の方に努力しようって思ってさ、今まで来たのよ。
で、そこで自分の方向性を諦めたし、自分の方向性を定めたね。
MAYO
でも間違ってないよね、それね。
MISAKI
でもそこで諦めたとはいえ、諦めたけど、別に今後どうかってなった時に、
多分またね、巡り回ってその選択はし続けると思うんだよね。
そういう時期とかに巡り合えば。
MAYO
結婚?
MISAKI
結婚、そうだね、出産はちょっとあれだけど、誰かと一緒に暮らすとか、
結婚もさ、いろいろ範囲を、いろいろな捉え方があるじゃん。形もあるし。
だからまあ、別に試合終了というわけじゃないんだなっていうふうには思ってる。
MAYO
なるほど。いい巡り合わせがあえば、今後結婚するかもなって思えたってこと?
MISAKI
そうだね、あとはまあいろんな形を取れるのであればって感じかな。
MAYO
いいね。
MISAKI
いいでしょ。だから冒頭でさ、安西先生の言葉を取り上げたけど、
試合の時間においては、まあ諦めたら試合終了でいいんじゃないかなとは思うんだけど、
人生っていう長いスパンにおいては、そうとも言い切れないんじゃないかなと思ったっていう主題でした。
MAYO
は。
MISAKI
ちょっと。
え、なんで、は。
は、は、はじゃないのよ。
MAYO
いや、よかったです。私はもともと。
MISAKI
そうでしたね。
MAYO
はい。
MISAKI
そうやって、そっかそっか明らかにし続けた側、し続けてきた側の方です。
MAYO
いやいや、明らかにしたっていうか、勝手に見極めただけじゃない、その時点で。
MISAKI
あ、そうだね、その時点で見極めただけだね。
MAYO
そう、その時点での私が勝手に見極めただけのことだから、その判断はいつまでも続くわけじゃないし、
今の私は違う判断をするかもしれないと思えば、俺のYAZAWAはどうかなっていう感じだよね。
MISAKI
あ、出た、俺の。
MAYO
俺のマヨは、10歳のマヨはそう思ったかもしれないけど、42歳のマヨはどうかなみたいな。
MISAKI
そうだね。
MAYO
10歳のミサキはそう思ったかもしれないけど、42歳のミサキはどうかなっていう話だよね。
MISAKI
そうやって問い続けるっていうことか。
MAYO
俺のYAZAWAは違うって言ってるっていうかもしれない。
MISAKI
確かに、心にYAZAWAを持つ。
MAYO
そう。
MISAKI
おもしろい。俺はいいけど、YAZAWAがなんて言うかな。
MAYO
そう、それそれそれ。
15:02
MAYO
今も42歳のマヨはいいけど、50歳のマヨはどうかなっていう。
MISAKI
そうだよね。そういうのは当然出てくるだろうし、いや、おもしろいなと思って。楽しみでもあるしね。
MAYO
そう、そうなの。そう思って生きてます。
はい、じゃあ今回はこのあたりで締めたいと思います。
番組では皆様からもお悩みやエピソード、トークテーマを募集しています。
メールアドレス、bcside2@gmail.comです。
MISAKI
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
MAYO
それではまた次回。
16:05

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