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MAYO
Beside the Seaside プロデューサー兼 家業アトツギの永野 真代です。
MISAKI
アートディレクター 兼 デザイナーの髙橋 美沙紀です。
MAYO
東京と茨城の海沿いの町との二拠点生活をしている私たちが、
人生のA面、B面、C面について、あれこれと語る言語化雑談番組です。
MISAKI
パフーン!
MAYO
今日は?
MISAKI
地元の賛否両論グルメ、海草をどうにかおいしく食べよう!
パフパフパフパフー!
MAYO
ドン!
MISAKI
これね、前後編にしたいと思ってて。
まずは、地元の海草っていうグルメがあるんだけど、
それを知らない人もいるだろうから、知ろうの回が前編ね。
次は、海草は地元でも好き嫌いが分かれるグルメで、
好き嫌いが激しいゆえに、
食べ方もそんなにアップデートされてきてないんですよ。
なので、新しい食べ方を2人で考えてきて、ぶつけてみようっていう、
そういうのが後編として、二部構成で考えております。
MAYO
すごい壮大な海草シリーズです。
MISAKI
海草シリーズです。
絶対今さ、音声で聞いてる人ってさ、分かってないよね。
MAYO
そうだね。
MISAKI
海草ってなんやねんっていう。
MAYO
そうだね。わかめと昆布とかそういうのじゃないの?って思うよね。
MISAKI
トラップなんですよ、それね。
うちらの方でさ、海草好きって言われて、好きって答えちゃうと、
人によってはちょっととんでもない目に合うかもしれないっていう。
「海草」という、海草を使った料理がありまして、
一応ね、私もこれ録るにあたって調べてみたんですよ。
で、一応Wikiってみました。
で、それによりますと、
海草とは、千葉県銚子市を中心とした千葉県東部から
茨城県南東部にかけて伝わる海草を使った郷土料理。
海草こんにゃくとも言う。
ということで、もしかすると茨城県でも上の方の人とかは知らないグルメなのかもしれないんだけど。
MAYO
県の北側ね、県北って呼ばれるところとか、県央って呼ばれる水戸のあたりとか、
あの辺は知らない可能性がある。
MISAKI
可能性がある。
要はね、ビジュアルで言うと、なんだろ、これは海草を煮溶かして、ゼリー寄せに近いよね。
03:07
MAYO
そうだね。
MISAKI
見た目が完全にこんにゃくなんですけど。
これは郷土料理で、昔から食べられてるんですけど、私はね、正直苦手なんですよ。
マヨさんって食べたことある?
MAYO
あるある。
母が銚子出身だからかな。
MISAKI
そうだったよね。
やっぱ銚子界隈にルーツを持ってると、食卓にのぼることがあると思うんだけど。
MAYO
ね、あったな。
今、私たちの目の前に海草を、みさきさんが用意してくれたけれども、めちゃくちゃ懐かしい。
MISAKI
最初、こんなんだったっけ?と思って。
私もさ、おばあちゃんが結構買ってきては、食べてたから。
食卓にのぼってたから。
これね、まず食べてみる?
MAYO
いい?ちょっと。
MISAKI
ただ、私は子供のときの記憶で言うと、何の味もしない感じなのよ。
ただ、なんかぬめぬめしてて。
MAYO
そうだったっけ?
MISAKI
海だな。あと、すごい舌触りが気持ち悪いっていう印象しかないの。子供の頃。
大人になって初めて食べます。
MAYO
私もそうかも。
いただきます。
さっきの説明のゼリー寄せとか寒天寄せみたいな、そういうイメージでいた。
MISAKI
そういうイメージだね。作り方としてはそうなんだよね。煮溶かして型に入れて固めた食品ということになってるわ。
MAYO
見た目も煮こごりの緑バージョンみたいな感じだもんね。
MISAKI
そうだね。煮こごりで。
食べ方として一般的なのは、ネギとかつお節、あと唐辛子とか人によってはかけて、醤油とかポン酢で食べるみたいな。
MAYO
じゃあ、お刺身みたいな。
MISAKI
そうだね。
じゃあ、いただきます。
MAYO
久しぶりに食べた。
MISAKI
そうだよね、これ。
昆布感があるね。ぬめりがあるじゃない。
あと、鼻に抜ける昆布の香り。
でも、味はないっていうさ。
醤油これなかったら、たぶん無味だと思う。昆布の香りだけ。
MAYO
そっか、一回無味のところを食べてみようかな。
今、ミサキさんが調理してくれたというか、お醤油と一味をかけてくれたところを食べたから、何にもかかってないところをいただきます。
06:05
MAYO
うん。鼻に抜ける。
MISAKI
昆布みたいな、海藻独特のさ。
ただ、ちょっと驚いたことに、食べれる。
MAYO
そうだね。
MISAKI
あれ、平気だな。
MAYO
すごく警戒して食べた分、全然食べることできます。
MISAKI
やっぱり、大人になるとちょっと味覚も変わるじゃない。
意外といけたな。たぶんこれ平気だと思う、私。
MAYO
そうだね。でも、私の子供たちも、食卓に出したら100%食べないね、きっとこれ。
MISAKI
だよね。子供は絶対無理だと思うよ、これ。
MAYO
茶碗蒸しとか、煮こごりとか、そういうの食べるけど、その子供たちも食べないかも。
MISAKI
なんだろう、この。
MAYO
なんだろう、このさ、煮こごり感っていうかさ、寄せ方もさ、若干雑だよね。
何ていうか、昆布なのかな、海藻がさ、全部ミキサーで粉々になってるかと思いきや、7センチぐらいの、そのままの長さの海藻がいたりしますね。
MISAKI
繊維質があるよね。
コトジツノマタっていう海藻らしいよ。
MAYO
あ、そうなんだ。
MISAKI
それが、銚子の海岸でよく採れたんだって。
MAYO
へえ。今は採れない?
MISAKI
今も採れんじゃない?
MAYO
うーん、初めて聞いた。
コトジツノマタ?
MISAKI
そう、コトジツノマタだって。
MAYO
どこで切るのが正しいのかな。
MISAKI
ちょっとそれは。
MAYO
コトジツノマタかな。
MISAKI
コトジツノマタかもね、ツノマタっていうのがあるらしいんだよね。だから、コトジツノマタかね。
MAYO
なるほど。これを小さい頃は、どのようにして食べてたの?
MISAKI
それは、おばあちゃんの食べ方なんだけど、ネギと醤油とかな。
それで、雑に冷蔵庫に入ってて、おばあちゃんが食事のたびに出してくるみたいな感じだけど、やっぱり手はつけないよね。
これをなぜ今と思ったの?海草に向き合うと思ったのは。
地元でも私みたいに嫌いな人がいるから、賛否両論が過ぎて、好きな人は別にこのままで好きだからさ、別に食べ方アップデートしなくてもいいのよ。
賛否両論が過ぎるゆえに、食べ方も特にアップデートされてきてない、現在まで。
この醤油とかつぶしとネギっていうので。
MAYO
賛否両論があるがゆえにアップデートされてないっていうのが、まだ未消化かな。
09:06
MISAKI
うそ。
MAYO
賛否両論あるからこそ、アップデートが進むんじゃない?人類の歴史的には。
こんなの食べられるかーって言って、調理が始まって、おいしくなっていくとか。
MISAKI
そういう人が少なかったのかな。分かんないけど。
MAYO
何だったんだろうね。確かに海草の食べ方のアップデートは確かにない。
それは賛否両論あったせいなのかどうかは分からない。
MISAKI
もしかしたら、やってきた歴史もあるのかもしれないよね。広まんなかったけど。
MAYO
か、郷土料理になるものは、アップデートすべからず、してしまったら郷土料理にあらず、みたいな。神格化されてたのかな。
MISAKI
なるほど。伝統だから。
MAYO
そこ。
です。
MISAKI
聖域みたいな感じか。
MAYO
それをミサキさんは歌舞伎のようにアップデートしようとしてるってことだね。
MISAKI
そうそう。こういう食べ方はオーソドックスにあっていいと思うんですよ。
MAYO
ワンピース歌舞伎みたいにやってもいいんじゃないってことだね。
MISAKI
うまいね。やっぱり例えがね。
うん、ワンピース歌舞伎的なやつをあってもいいんじゃないかと思って。
だから、今これをね、ノーマルのやつを食べた上で、ちょっと何週か2人でお持ち帰りして、何を合わせたら、よりなんかね、令和に受け入れられるのかとかさ。
MAYO
面白いかも。
MISAKI
そう。そういうのを考えていこうぜっていう、そういう、後編は。
MAYO
いいですね。
MISAKI
そうなんだよ。なんかさ、これさ、県外出身の人にさ、話聞いたらさ。
MAYO
茨城県外の人。
MISAKI
そう、県外の人が、友達の実家が銚子方面にあって、遊びに行って、夕飯ご馳走になることになって、「海草好き?」ってやっぱり聞かれたんだって。
で、「海草好きですよ」って言ったら、やっぱこれが出てきちゃって。で、それで何これってなって、しかもやっぱその人も合わなくって。
そう、はーってなっちゃったらしくって。
そう、あとなんか海草、だからそういうのもあるからさ、海草っていう名前も面白いよねっていう名付けが。
MAYO
確かに。
MISAKI
すごくない?これを海草とするっていうことだよ。
MAYO
せめてさ、なんかつけてほしかったよね。
海草○○とか、○○海草、海草こんにゃくとかね、海草煮こごりとか。
MISAKI
海草にこごりとか、そういうやつなんかね、わかるじゃん。
加工品の名前をさ、素材そのものの名前にしてしまうっていうさ、でも面白さも感じてしまったよね。
12:01
MAYO
いいよね、私潔さを感じるわ。
MISAKI
なんだろう、誇り、なんか矜持を感じるときもあるね。
MAYO
なんか漁師の矜持を感じるよね。
MISAKI
「いや、俺らはこれを海草とするんだ」と。外部が何と言おうと。
結構そこに強さ、意思の強さも感じて、最近この海草イズムも好きだなって思って。
MAYO
だからこそ、小さい頃は味が苦手だったが、向き合ってみようと。
MISAKI
向き合ってみようっていう、あと、地元に帰ったときに久々に海草っていうさ、料理名を聞いてさ、すごい非常に懐かしくなっちゃったっていうのもあるね。
MAYO
なるほど、そうだね。わかりました、ちょっと考えておきます。
MISAKI
ぜひ、第2弾、後編、おいしく食べよう、やろうね。
MAYO
これ、おいしく食べられませんでした、オチもありだよね。
MISAKI
ありだよね。そうね、どうしようか。なんかさ、味見とかされちゃうとやだよね。
MAYO
なるほど。
MISAKI
これ、今食べた感じで、合うんとちゃうかっていうのの感じで作ってきてもらう。
調味料なり何なりを選んできてもらえるといいよね。
MAYO
わかりました。そうします。
MISAKI
そうしましょう。
で、ふたを開けてみて、わーってなるってことですね。
MAYO
わかりました。
番組では皆様からも…
MISAKI
無理やり締めようとした??
面白かった、今の。
MAYO
番組では皆様からもお悩みやエピソード、トークテーマを募集しています。
メールアドレス、bcside2@gmail.comです。
MISAKI
皆様の海草のおいしい食べ方も募集しております。
なんつって、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
MAYO
それではまた次回。