1. 自分にやさしくするラジオ
  2. 第1章 自分を知る旅④|なぜ変..
2025-11-04 09:50

第1章 自分を知る旅④|なぜ変化は受容からしか始まらないのか Ep.83

spotify youtube
「変わりたいと思っても動けない」「分かっているのにできない」。頭では立ち上がらなければならないと理解しているのに体が動かない、そんな苦しい瞬間は誰にでもあるかもしれません。努力が足りないわけでも、意思が弱いわけでもないのに、なぜか変化が起きないのはなぜでしょうか?変化は努力の結果ではなく、安心の結果として自然に起こるとお伝えします。心理学が示す「動けなさ」のメカニズム私たちが動けない時、内側では何が起きているのでしょうか? 心理学では、情報を理解する認知(前頭前野)と、感情を感じ取る情動(扁桃体)が非同期に動くことが指摘されています。頭が「分かった」と一瞬で理解しても、心はまだ「安全か分からない」と感じている。この時間差こそが、動けない状態を生んでいます。これは、あなたの頭が早すぎたわけでも、心が遅すぎたわけでもありません。単に、心と体が再び同じ店舗になる準備をしているだけなのです。変化の第一歩は「理性」を休ませること私たちが持つ理性は、自分に法を与える力ですが、この法「こうあるべき」「ちゃんとやらなきゃ」が強くなりすぎると、心が自由を失い、動けなさを生んでしまいます。受容とは、この理性を少し休ませ、内側の店舗を整えるプロセスです。理解は脳の中で終わりますが、受容は体と神経を巻き込む行為であり、神経系が安全だと感じられるまで調整を続ける力を「待つ力」です。

変化の構造は以下の流れで成り立っています。

1. 頭が理解する。

2. 心と体が追いつく。

3. 安心が再設定される。

4. 理性が静まり、自然な行動が生まれる。



もし今、あなたが動けない、何もしたくないと感じているなら、それは壊れているからではありません。それは、理性と心がもう一度同じ方向を向くための待ち時間であり、新しい自分を作っている最中なのです。変化は焦って起こすものではなく、受容からしか始まらないのです。
--------------------------------------------------------------------------------
各種プラットフォームのフォローボタンを押して番組を応援してください!次回はコラボ回「Your voice your Journey」をお届けします。



🌿自分にやさしくするカード《GENTLY CARD》のご案内

11月12日に《GENTLY CARD》「自分にやさしくする™︎カード」を発売します。このカードには、「私は変化の流れの中にいます。止まって見える時でさえそれは動いています」といった、受容を促すメッセージなどが込められています。 あなたが動けない時、安心のメッセージを届ける《GENTLY CARD》の詳細とお申し込みはこちらからご確認ください。

📮お便りの宛先

https://forms.gle/UWVA3AKm7ixVmj4y5

🔴X

https://x.com/sophieauthentic?s=2

🔴note

https://note.com/jibunniyasashiku

【パーソナリティ】

ソフィ(MC・ラジオDJ・ナレーター)

協力:RKB毎日放送株式会社 Podcast Lab. Fukuoka

AUDIO NETWORK LICENCE : 819885
00:00
こんばんは、そしてお目覚めの方はおはようございます。自分に優しくするラジオソフィーです。この時間は、自分と向き合う空間をお届けします。
終わりたいと思っても動けない。そんな時ありませんか?
朝目が覚めて、頭ではそろそろ立ち上がらなきゃと思ってるのに、体が布団の中で動かない。
分かっているのにできない。それが一番苦しい瞬間かもしれません。
自分の中ではでき得る限り精一杯はしている。努力が足りないわけでも、意思が弱いわけでもないのに、なぜか変化が起きない。
何度も繰り返して、少しずつ自信がそがれていく。
でも本当は変われないんじゃなくて、まだ変われる準備が終わってないだけかもしれません。
変化って思ったよりも静かなところから始まるんじゃないでしょうか。
大きな決意や強い意思とかじゃなくて、もう一度自分の中に戻ることから。
今日はその理由をお話ししたいと思います。
なぜ変化は努力でも理解でもなく、需要からしか始まらないのか。
自分に優しくするラジオでは、変化は需要から始まると何度も述べてきました。
今日はその理由を初めてお伝えします。
今日のテーマ、なぜ変化は需要からしか始まらないのか、の前に前回の振り返りをしたいと思います。
前回は、理想と現実の間で揺れる自分というテーマで、体の変化を通して守られる事故の話をしました。
今回はその続きです。
頭では理解できているのに、心や体がついてこない。
そんな時に、私たちの内側で何が起きているのかを見ていきましょう。
考えすぎだよ、とか、頭でっかち、とか言われる人いませんか?
私はずっと自分の頭の方が先に言ってると思ってました。
考えるのが好きで、分析をしていて、整理をしたくなる。
考えて考えて考えて、でもある日、気がつきました。
それが、心を置き去りにしていたかもしれないと。
心理学ではこれを、認知と情動の非同期と呼びます。
同期してないんですね。
人の脳には、前頭前夜と呼ばれる情報を理解する場所と、
偏頭体と呼ばれるような感情を感じ取る場所があります。
この二つは、実は別々のテンポで動いているそうです。
03:01
頭では一瞬で、「わかった!」という、でも心はまだ安全かわからないという、
その時間差の中で人は動けない状態になるんです。
だから、あなたや私の頭が早すぎたわけでも、心が遅すぎたわけでもない。
それは単なるジャッジメント。
ただ再び、同じテンポになる準備をしているだけなんです。
心理学的に見ると、わかるとは意味の理解、受け入れるとは感情と意味の統合。
理解は脳の中で行われます。
でも受け入れは、体と神経を巻き込む行為です。
だから、わかっているのに動けないは矛盾ではありません。
理解が先に終わり、心がそれを安全だと感じられるようになるまで、
神経系が調整を続けている状態です。
需要とは、その調整を待つ力です。
だから、育児みたいですよね。
私たちは危険を避けるよりも、安全を感じることの方が難しい存在です。
危険を察知して、それを回避していくことが、生きていく上では重要だからです。
変化とは、この安全マップを書き換える作業でもあります。
頭がもう怖くないと言っていても、体は本当に?と問い返してくる。
この時変化はまだ起こりません。
でもその確認作業が終わった瞬間、行動が自然に始まります。
つまり、変化とは、安心の結果なんです。
努力の結果ではなく、安心の結果。
哲学者カントがこう言いました。
理性とは、自分に法を与える力であると。
でもその法が強くなりすぎると、心が自由を失ってしまう。
こうあるべき、ちゃんとしなきゃ、という私が恐れチームと呼んでいる言葉たち。
この理性の過剰稼働が、動けなさを生んでいたんです。
だから、授業の第一歩は、理性を少し休ませること。
頭が静まった時、心はようやく動き出します。
行動とは、考えた結果ではなく、考えが止まった瞬間に生まれる、自然反応なんです。
パッとこれまでをまとめてみましょうか。
1.頭が理解する。
2.心と体が追いつく。
3.安心が再設定される。
4.理性が静まり、自然な行動が生まれる。
この流れが、変化は授業から始まるという構造です。
授業とは、自分を甘やかすことではなく、内側のテンポを整えるプロセスなんです。
実は私、洗濯物を干すことがとっても苦手で、スイッチを押すのは簡単ですよね。
06:06
でも、洗い終わった洗濯物を干すのがどうしてもできない。
2回、3回回してしまうこともありました。
でもある日、何にも考えずに洗濯物を干すことができ始めたんです。
まさに何にも考えていませんでした。
朝のウォーキングもそうです。
ウォーキングしなきゃ、朝活しなきゃ、なんて一回も思ったことがなくて、
ただ暇だなぁみたいな、ちょっと行ってくるかっていう、そんな気合すら入ってなかったと思います。
なんとなく頭を空っぽにして出かけていきました。
これまで第一章、自分を知る旅を旅してきました。
自分を理解する旅ではなく、自分を感じ直す旅でした。
頭は答えを出そうとするし、心はただ感じようとする。
この速度の違いを調和させることこそが、自分を生きるということ。
調和してない時もですよね。
涙も沈黙も、その再統合の途中にあります。
全てがプロセス、止まっているように見えて、本当は新しい自分を作っている最中なんです。
実は11月12日に、自分に優しくするカード、通称ジェントリーカードというものを発売します。
その中の一枚に、私は変化の流れの中にいます。
止まって見える時でさえ、それは動いています、というカードがあります。
もし今あなたが動けない、何もしたくないと感じているなら、それは壊れているからではありません。
理性と心がもう一度同じ方向を向くための待ち時間です。
変化は焦って起こすものではなく、安心が整った瞬間に自然に起こる。
だからこそ変化は需要からしか始まらないのです。
エピソード80から4回にわたってお届けしてまいりました。
自分を知る旅、いかがでしたでしょうか。
次回はYour Voice, Your Journeyということで、コラボ会をお届けします。
各種プラットフォームのフォローボタンを押して楽しみにお待ちください。
それでは、ここまでのお相手はソフィーでした。またね。
09:50

コメント

スクロール