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スティグマ|烙印を押されたアイデンティティ Ep.128
2026-06-01 09:46

スティグマ|烙印を押されたアイデンティティ Ep.128

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【今週のテーマ:スティグマとラベル — 自分を所有させないための思想】「病名」「無職」「生活保護」「離婚歴」など。こうした特定の情報(ラベル)を知った瞬間、相手を見る目が変わってしまうことはありませんか? あるいは、自分自身に貼られたラベルを、いつの間にか自分自身の「正体」だと思い込んで苦しんでいないでしょうか。今週は、社会学者アーヴィング・ゴフマンの著書『スティグマの社会学』を補助線に評価経済を生きる私たちが直面する「ラベル」の問題を考えます。

このエピソードで学べること:




スティグマの本質: なぜ一部の情報が、その人の全体像を塗りつぶしてしまうのか。




ラベルの危うさ: 外部から貼られたレッテルを内面化してしまう心理的なリスク。




自己の主権を取り戻す: ラベルはあなたの一部を説明することはあっても、あなたという存在を「所有」することはできません。




語らない自由: 何を、誰に、どの程度開示するか。情報開示のコントロールこそが私たちの「主権」であるという視点。



私たちが「何者か(カテゴリー)」に当てはめられることで安心を得る一方で、こぼれ落ちてしまう「今ここで感じ、考えていること」の重要性について、哲学的な視点を実生活に落とし込んでお届けします。分かりやすい正解を提示するのではなく、日常の解像度を少しだけ上げるための「問い」を置く5日間。自分自身をカテゴリーから解放し、しなやかな心で社会とつながるためのヒントを探っていきましょう。



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【パーソナリティ】

ソフィ(MC・ラジオDJ・ナレーター)

協力:RKB毎日放送株式会社 Podcast Lab. Fukuoka

BGM/Jingle制作:SOPHIE

BGM:AUDIO NETWORK LICENCE 819885

Music : Generated with AI (Pro Plan) 

Creative Direction & Concept: SOPHIE 

Production Supervision: SOPHIE 

This work was created using generative tools and prompt-based sound design. 

The prompts used in sound generation were crafted to reflect personal memory, silence, and tactile intimacy.

No license specified. Please contact the artist directly for any licensing or usage inquiries.  

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00:02
自分に優しくするラジオ。この番組は、DoでもHaveでもCanでもない、Beの私たちを祝福しようぶコンセプトに、しなやかな筋肉のような心を目指す番組です。
皆さんこんにちは、番組パーソナリティのソフィです。
今週からちょっとお試しで、雑誌の連載コラムのようなポッドキャストの構成にしてみたいと思います。
月曜日から木曜日まで思想の分配配信といって思想を深めるような配信をしたいと思います。
1回の尺があんまり長いとちょっと最後まで聞けないかなと思ったんで、分割して配信しようと思います。
今日月曜日は今週のテーマの定時です。
そして火曜日は視点の転換。水曜日は核となる論考。めちゃくちゃ硬いですよね。土日と打って変わって。
そして木曜日は個人的経験との接続。具体例ですよね。私は哲学ってすごい実用的なものだと思ってるんですよ。
なので個人の生活に落とせる具体例をお話ししたいと思います。
そして最後金曜日は連載コラムとしての完成口のような感じで、月曜日から木曜日を通したものを復習として金曜日にまとめてお話しするという計画なんですが、
うまくいくかどうかはやっぱちょっと難しかったってなるかもしれないんですけど、一応トライしてみます。
そんな今週のテーマはスティグマです。スティグマという言葉全然聞き慣れないですよね。
でも実は私たちの日常の中にかなり普通にあるんですよね。
例えば病名、精神疾患があること、無職であること、生活保護を受けていること、離婚歴など。
そういう情報を聞いた瞬間に相手がこちらを見る目が変わることがあります。
過去の配信でアイデンティティやあなたの数だけ私がいますという配信をしました。
それからエピソード105、精神疾患への偏見の原因でも触れています。
これらの回答を接続すると思います。
私がスティグマという言葉を知ったのは、アーヴィング・ゴフマンのスティグマの社会学、落院をされたアイデンティティという本を読んだからです。
ちょっとご紹介しますね。この日本語版、1970年に初版が出版されます。
まあまあ古い本だなと思うんですけども、現在の評価経済に生きる私たちの参考になるのではないかなと思いました。
そしてこれは最初に申し上げておきたいんですけど、かわいそうな人の本ではなく、人間社会というのはどんなふうに正常・異常を共同生成しているのかという分析書なんですよね。
どうぞ最後までお付き合いください。
03:02
先ほど病名、精神疾患があることとか身体に障害があることとか生活保護無職、そんな情報を聞いた瞬間に相手がこちらを見る目が変わることがあるんですよね。
もちろんその情報自体が決して悪いわけではありません。
病名は状態を表すのに、説明するのに必要なことがあったり、無職であることもその時点での社会的状態であったり、生活保護も制度として存在しているものですからね。
そういうこと自体を今論じるわけではないんですけど、問題はその一部の情報がその人全体の説明にされてしまうことはちょっと危ういんじゃないかなと思うんです。
でも一方でカテゴライズとかラベル、レッテルを貼ることで認識の負荷を下げるっていうこともあると思うんですけども、私がこの1週間を通して言いたいことは、
ラベルやカテゴリーを全部なくせって言ってることじゃないんですよね。
確かにラベルを貼ると安心して分かった気になれますよね。
でも人間ってそんなに単純ではないんじゃないかなって思うんですよ。
一つのラベルで分かった気になると、その人が今ここで何を感じ、何を考え、何を選ぼうとしているのかが見えなくなることがあると思うんですよね。
怖いのは、外から貼られたラベルをいつの間にか自分でも信じてしまうっていうことだなと思うんですね。
他者の目が自分の内側に入り込んでくる。
でもラベルは決してあなたの全体ではないんですよね。
誰かがあなたを一つの言葉で見たとしても、それはその人の理解の限界であって、あなたの存在の限界ではないということですね。
ラベルは私自身を、あなた自身を説明することがある。
カテゴリーとして入れられることはあるかもしれない。
でも私、あなたを所有することはできないということなんですね。
私がやろうとしていることって結構チャレンジングで、もしかしたら文字で書いたらわかりやすいかもしれないんですけど、ちょっと私の稚拙な言語力もあって、伝わりにくいこともあると思うんですよ。
知識体系とか哲学体系を述べるのと違って、思想を答えじゃなくて問いを置くことで残していく作業なんですよね。
だからもちろんバズるわけもないし、わかりやすくもないし、今の時代と逆行しているかと思うんですけど、これを自分の声でアーカイブしていくことをしたいなと思って今やっています。
さてさて、スティグマの話に戻りますと、私たちは人を理解するときについ近道をしたくなります。
この人はこういう人、この属性だからこう、この病名だからこう、こういう過去があるからこう。
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でもその近道は時として暴力になり得るんですよね。なぜなら相手を理解しているようで、実際には相手が見えなくなることもあるからです。
一つの側面で、一つのラベルでわかった気になると、その人が今ここで何を感じ、何を考え、何を選ぼうとしているのかが見えなくなると思うんですね。
やがて自分はこういう人だから、病気だから仕方ない。どうせ信用されない。どうせ普通には見られない。私は面倒な人間だ。
なんかね、こういうふうに思い始めてくる人もいるかもしれないんですね。
そこで、スティグマの社会学を書いたゴフマンは、どういった事情を抱える人が、事情を抱えたままどういうふうに社会に参加するかっていうことを見てるんですよね。
すごく現実的だと思うんですよ。結構自分に優しくするラジオでも、境界線を自ら選ぶ主見の問題っていうのを何回か配信してると思うんですね。
そもそも私の思想のテーマがそこなんで、ゴフマンが言う確信に近いんじゃないかなと思ってるんですよ。
重要なことは何を開示するかだけでなくて、誰にどの文脈でどの程度、どんなリスクを引き受けて開示するかっていうことまで含めて主見だっていう点に私は注目しました。
何て言うんだろう。今この時点でちょっと自分が考えてるのは、そのアイデンティティとか自分の情報開示の管理かなと思っていて、語る自由と同じぐらい語らない自由があるんだと思います。
なかなか私の力で説明できるか不安ですが、今週はこのラベルカテゴリーとスティグマについて少しずつ分けて話していきたいと思います。
ここまでお聞きくださりどうもありがとうございました。
この番組では、あなたからのお悩みや番組の感想をお待ちしています。
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あなたからのメッセージお待ちしております。
メッセージは週末まとめてお返事しようかなというふうに考えています。
それではまた明日の配信でお会いしましょう。
ここまでのお相手はソフィーでした。
Have a good one.
09:46

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