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オーガニック給食映画(「夢見る給食」など)の上映会が与える影響について考えた― これから観に行く人や上映会企画のお役立ち(?)情報
https://note.com/basesidefarm/n/n7e213fb2fbd0
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サマリー
今回のエピソードでは、ドキュメンタリー映画「夢見る給食」を通じて、学校給食におけるオーガニック食材の導入について議論されています。映画に対する評価の違いや、管理栄養士の視点からの批評を元に、オーガニック食材の健康効果や情報リテラシーの重要性が深く掘り下げられます。また、映画を通じてオーガニック給食の実現可能性や優先課題についての議論も展開されます。特に、管理栄養士の視点からは、食材の国産比率や栄養バランス、安全性の確保の重要性が強調されています。
夢見る給食の背景
こんにちは、ザ・ディープダイブです。今日はですね、 学校給食、これにオーガニック食材を取り入れようっていう動き、
特に夢見る給食っていう、あのドキュメンタリー映画がきっかけで広がっている議論について、 皆さんと一緒にこう深く掘り下げていきたいなと思っています。
情報源としては、この映画そのものと、あと新規収納者の方のブログ、 さらにそこに載ってた管理栄養士さんによる、かなり詳しい秘宝ですね。
これをもとに進めていきます。 はい、今回特に注目したいのは、なんていうか、子どもたちの健康を願うっていうすごく共感しやすいテーマと、
その、じゃあどうやって実現するのかとか、その根拠ってどうなのっていう、結構シビアな科学的あるいは現実的な視点、 そこの間にあるギャップなんですよね。
善意と根拠、この間で一体何が起きているのか、 この議論のいろんな面を理解する、そのお手伝いができればなと。
食の話ですからね、あなたにとっても多分無関係ではないはずです。 では早速本題に入りましょうか。
まずこの夢見る給食ですけど、これは基本的には地元の食材とか、 できるだけ農薬を使わない食材、これを使った給食を広めていこう、
まあそういう内容ですよね。 見た人からは感動したなんて声も結構多いみたいですけど。
レビューサイトなんか見ると高評価が目立ちますよね。 ただちょっと注意が必要なのは、映画の公式サイトでも有機JS認証の食材100%ではないですよってはっきり書いてある点なんです。
だから映画の中で使われているオーガニック給食っていう言葉は、 かなり広い意味でいわゆる特別栽培みたいなものも含めて使われている可能性があるかなと。
なるほどなるほど。 一方で例えば東京都の羽村市で無料上映会が企画された時には、SNS、特にXなんかではかなり手厳しい反応が見られたんですよね。
都合のいい部分だけ切り取ってるんじゃないのとか、なんか善意を利用してるみたいなかなり強い言葉もありましたね。
情報を提供してくれとブログの筆者の方、農家の方ですけど、その方も風邪をひきそうなほどの温度差って表現されてました。
実際に映画を見てオーガニックだと病気になりにくいみたいな断定的なナレーションにちょっと違和感を持って、これはうーんと感じたそうです。
あと現職の市長さんとか町長さんが出てきて推進する姿勢を見せてる点にも少し懸念を示されてましたね。
うーん、同じ映画なのになんでこんなに評価が割れちゃうんですかね。
そのブログを書かれた農家の方は、やっぱり食に関する情報格差が大きいんじゃないかと指摘されてますね。
誰もが毎日関わるテーマだからこそ、個人の知識とか経験、価値観の違いがその反応の違いに繋がりやすい。
映画が描く理想にすごく共感する人がいる一方で、その根拠とか伝え方、そこに疑問を持つ人もいるってことでしょうね。
確かにそうかもしれませんね。
さらにこの映画をなんか逆転にとって、情報リテラシー協力の教材として使ったらどうだみたいな、
どこに問題があるかを見抜く訓練に使えるんじゃないかなんていうかなり皮肉な意見まで紹介されてました。
やっぱり専門家の中にも疑問視する声が少なくないっていうことの現れなのかもしれませんね。
オーガニック食材の評価
さて、ここからが今回の掘り下げの革新部分に入っていきます。
ブログに掲載されていたある管理栄養士の方による非常に詳細な映画批評、これを見ていきましょう。
この方はオーガニック野菜自体は好きだし、日本で普及することも願っているっていうその前提をはっきりさせた上で、専門家の視点からたくさんの疑問点を挙げてらっしゃるんですね。
はい、その指摘は非常具体的で、私たちが情報を受け取る上ですごく重要なヒントを与えてくれると思います。
じゃあ一つずつ見ていきましょうか。まず健康効果に関する主張からです。
映画ではオーガニック給食を導入した縁で子どもたちの体温が平均して上がったとか、当初ブログでは2度ってありましたけど、後に映画の公式サイトに基づいて0.3度程度の上昇に修正されてますが、あと病気が減ったとかそういう効果が紹介されているみたいですね。
体温が上がる、病気が減る、これ親としてはすごく魅力的に聞こえますけど、実際のところどうなんでしょう?
そこにまさに管理栄養士さんは待ったをかけているわけです。体温上昇について言えば、まず比較対象ですね。つまり普通の給食を食べている子たちとどういう条件で比べたのか、それがちょっとはっきりしないと指摘しています。
例えば活動量とか部屋の温度とか、あと何より測るタイミングですね。これは揃ってたのかと。
ああ、なるほど。例えばお昼寝の後とかって子供って自然と体温が上がったりしますもんね。そういう影響はないのかっていうことですね。
まさにそこです。それに加えて指摘されている上昇後の体温自体が、そもそも幼児の併熱の範囲、大体36度後半から37度前半ぐらいですかね、その中に収まっている可能性もあると示唆しているんです。
つまりオーガニック給食ですごく健康的な対応になったじゃなくて、もともとちょっと低めだった子がごく普通の平均的な対応になっただけかもしれないと。
これをコトサラに効果として強調するのは、有料後に、つまり実際よりもすごく良いものだって誤解させるような表示になりかねないぞと警鐘を鳴らしているわけです。
なるほど。見せ方の問題もあると。病気の現象についてはどうですか。
こちらもですね、映画の中ではキンチャン給食なるものと関連づけて語られているらしいんですが、まずこのキンチャン給食って一体何を指すのか、定義が不明瞭なまま効果だけが語られている点をちょっと土産じゃないかと指摘してますね。
腸内環境と免疫の関係って一般にも知られてますけど、オーガニック給食だからイコール有益な菌が増えるみたいに単純に結びつけるのはちょっと論理が飛躍してるんじゃないかと。
普通の給食でも工夫次第で菌を取ることは可能ですからね。
次に栄養価の話ですね。映画の中ではオーガニック野菜は栄養価が高いとか、昔の野菜に比べて今の野菜は栄養価が低いみたいなそういう断言もあるって聞きました。これもなんかよく聞く話ですけど。
これも管理栄養士さんは科学的な根拠が十分じゃないと指摘してますね。
まず有機栽培の野菜が観光栽培のものより一貫して常に栄養価が高いっていう明確な科学的なコンセンサスは今のところないんです。
研究によって結果はいろいろで、有機だから必ず栄養価が高いとはちょっと断言できないのが現状なんですね。
今の野菜は栄養価が低いっていう点もよく言われますよね。
でもこれも単純に比べるのはちょっと危ういんです。
昔と今では栄養価を分析する技術そのものが違いますし、品種改良で野菜の種類もすごく変わってますから。
そもそも成分表を作っている文部科学省でしんが、過去のデータと単純に比べるのは適当じゃないですよって明言してるんです。
にもかかわらず映画ではそういう比較が行われているようだと、つまり自分たちの主張に都合の良い情報だけをつまみ食いしてるんじゃないかっていうかなり厳しい見方をしてますね。
例えば映画に出てくるミネラルが豊富な野菜の重ね切りみたいな表現も、具体的に何と比べて豊富なのか基準が示されてないと、オーガニックイコールミネラル豊富みたいなイメージだけが先走っちゃうという懸念も示されているわけですね。
それから映画に出てくるお医者さんの発言にもいくつか疑問符がつけられてますね。
乳製品や肉より玄米と野菜中心の和食が良いとか、孫は優しいを実践していれば95歳まで健康だみたいなそういう発言があったとか。
はい、これに対して管理栄養士さんはまず戦後の日本で肉とか乳製品の摂取が増えたことで平均寿命がグッと乗りたっていう事実をちょっと無視してるんじゃないかと指摘してます。
もちろん食事が欧米化して生活習慣病のリスクが上がった面もありますけど、かつての諸食による栄養不足が改善されたっていう側面もすごく大きいわけです。
だから単純に昔は良かった、では済まない、バランスの問題だっていうことですね。
孫は優しいっていう豆、ごま、わかめ、野菜、魚、椎茸、芋でしたっけ?
それ自体は体に良い食事のキーワードとして結構定着してる感じもありますけど。
それ自体は素晴らしい考え方だと思います。
ただ現代、特に高齢の方にとっては孫は優しいだけだとちょっとタンパク質が不足しがちで筋肉が衰えるフレイルとかサルコペニアのリスクを高める可能性があるって指摘されてるんです。
リスク管理と安全性
だから最近ではお肉、肉のにを加えて孫には優しいっていう考え方も推奨され始めてるんですね。
だから特定の食品、この場合は肉とか乳製品を悪者にするような二元論とか、95歳まで健康みたいな断定的な表現っていうのは、かえって栄養不足を招く危険性もあるんじゃないかというわけです。
そしてこれはかなりデリケートな問題ですけど、映画の中である市長さんがオーガニック給食について語る際に、
お母さんから発達生涯落ち着いたありがとうって言われた、みたいなそういうエピソードを紹介していると。これはかなり踏み込んだ発言ですよね。
これには関連栄養士さんは、ありえない、ずるい、親の気持ちを凌辱してると、もう言葉を選ばずに極めて強く批判しています。
特にネオニコチノイド系の話をしたそのすぐ後に、この市長さんの発言が置かれているっていう編集をすごく問題視しているんですね。
あたかもネオニコチノイドを避けたオーガニック給食で発達生涯が改善したかのような、そういう因果関係を意図的に示唆してるんじゃないかと。
それはもし意図的ならば、かなり問題のある編集と言わざるを得ないですね。
そしてそもそも発達生涯が食事で落ち着くっていう考え方自体にも強い疑問を呈しています。
じゃあ落ち着きがないのは、今まで親が食べさせてきた普通の食事、つまり観光栽培の農作物のせいだとでも言うのかと。
科学的な根拠が不明確なまま、このように食事と発達生涯を結びつけることは、当事者とかそのご家族を深く傷つけて、無用な罪悪感を抱かせる可能性があるっていう強い懸念が示されています。
リスクと安全性の捉え方にも、なんか偏りがあるんじゃないかっていう指摘もありますね。
映画では裸足で田んぼに入ることは肯定的に描く一方で、ネオニコチノイド系の農薬とか遺伝子組み替え技術は否定的に扱われていると。
ここに管理栄養士さんは、一種のダブルスタンダードというか矛盾を感じると、自然のリスク、例えば裸足で田んぼに入れば寄生虫とかハショウ風のリスクだってまあゼロではないのに、そちらはあまり問題視しない。
一方で科学的な知見に基づいてリスク管理されて安全性基準を満たした上で使われている農薬とか、医療とか食料問題の解決にも貢献している遺伝子組み替え技術については過度に危険視する。
このアンバランスさを指摘してるんですね。
ネオニコチノイド農薬についてはヨーロッパでは規制されているのに日本では、みたいな議論もありますけど。
ええ、でもその点についても気候条件の違いを考えるべきだと指摘してます。
高温多湿で病害虫が発生しやすい日本の農業と、比較的冷凍で乾燥したヨーロッパの農業をそのまま比べて日本の農薬使用を批判するのはちょっとフェアじゃないんじゃないかと。
むしろ気候が近い東南アジアなんかと比較すべきじゃないかとも言ってますね。
なるほど、視点の違いですね。そして安心と安全を混同してるんじゃないかっていう問題も指摘されてますね。
そこが非常に重要なポイントだと思います。オーガニックを選ぶことで心理的な安心を得たいっていう気持ちは理解できる。
でもそれが科学的客観的な安全とイコールとは限らない。
オーガニック給食の課題
むしろ安全性データがきちんとあるもの、例えば基準値内の農薬とかうま味調味料なんかをなんとなく不安だからっていう感情で排除しようとする傾向に警鐘を鳴らしてるわけです。
映画の中で科学調味料っていう言葉が使われてる点も、より中立的な表現はうま味調味料ですけど、
これも科学イコール悪、自然イコール善みたいな単純な二元論に基づいているんじゃないかと見ています。
最後に実現可能性とあと優先順位の問題ですね。映画の中ではオーガニック給食はセンター方式、
一箇所で大量に調理して各学校に配送する方式ですね。これでも実現可能だし手間暇をかければコストも抑えられるっていう風に描かれてるみたいですけど、
これは本当なんでしょうか。品川区とか木更津市とか自治体が補助金を出したり無償化したりする動きもあるようですが。
ここでも管理栄養士さんは現実的な視点から問いを投げかけてます。その実現可能っていうのは、
映画に登場するような最新設備が整った武蔵野市みたいな一部の恵まれた自治体だから言えることじゃないかと。
有機野菜って形が不揃いなことも多いですし、洗浄とかカットに余計な手間がかかる場合もある。
その手間暇っていうのは結局現場の栄養士さんとか調理員さんの負担増になってないか、どこかに無理が生じてないかっていう懸念ですね。
税金を使って補助するっていう点についてはどうでしょう。
それが本当に今最も優先すべきことなのかっていう根本的な問いかけがありますね。
例えばその予算があれば、経済的に厳しい家庭への職支援をもっと充実させたり、老朽化が進む給食施設の改修を進めたり、
もっと多くの子どもたちが直接的な恩恵を受けられる使い道があるんじゃないかと。
また一部の裕福な自治体だけがオーガニック給食を導入することが、他の自治体との給食格差を広げることにならないかっていう公平性の問題も指摘しています。
では管理栄養士さんの立場から見て、今の学校給食でより優先的に取り組むべき課題っていうのは何だと考えてらっしゃるんでしょうか。
公的資源と科学的根拠
彼女の意見としては、一部の地域で先進的なオーガニック化を目指すよりも、まずは全国レベルでより基本的な課題を解決すべきじゃないかということです。
具体的には、給食に使う食材の国産比率をもっと上げること、栄養バランスと安全性をしっかり確保すること、
天候不順なんかがあっても安定して給食を提供できる体制を作ること、これらがまだ道半ばの状況でオーガニック化だけが突出して進むのは優先順位としてどうなんだろうかというのが率直な意見のようです。
さて、ここまで夢見る給食をめぐる様々な声、特に管理栄養士さんの視点からの詳細な批評を中心に見てきました。
子どもたちの健康を願う熱意と、それに対する科学的な根拠とか実現可能性への疑問、この対立って私たちに何を教えてくれるんでしょうかね。
ここでやっぱりゆきぼりになるのは、冒頭でもちょっと触れましたけど、共感と根拠の間のその緊張関係ですよね。
子どものため、健康のためっていう目標は誰もが良いと感じる。でもそれが公的な資源、つまり税金とか、公教育である学校給食に関わるってなると、
感情的な共感だけじゃなくて、客観的なデータ、科学的な根拠、そして公平性っていうのがすごく強く求められるようになる。
今回の議論は、たとえ前衛から出発したものであっても、魅力的な物語とか主張に触れたときに、一回立ち止まって本当かな、他の見方はないかなって批判的に考える力、
メディアリテラシーがいかに大切かっていうのを示しているすごく良い例と言えるかもしれませんね。
確かに、管理栄養士の方の指摘も、オーガニック自体が悪いだって言ってるわけじゃなくて、あくまでその伝えられ方とか、科学的な根拠の薄い主張、
そして学校給食が抱えているもっと根本的な課題への取り組みの優先順位について問題を提起しているってことでしたもんね。
その通りです。オーガニック農業自体が持っている、たとえば環境負荷を減らすとか、そういう価値は認めてるってはっきり述べてますからね。
問題はそれを推進するプロセスとか情報の出し方にあるんじゃないかと。
これはリスナーのあなたにとっても結構身近な問題として考えさせられる点が多いかもしれないですね。
子どものため、健康のためっていうすごく共感しやすいテーマが目の前に現れたときに、その熱意とか善意を大切にしつつも、
どこまで客観的な情報とか根拠を重視してどうバランスをとっていくか、あなたならどう判断しますか。
そして公的な制度とかいろんな情報、時にはちょっと科学的に疑わしいものも含まれますけど、
そういう中で子どもたちの健やかな成長とか教育に関して何を優先していくべきなのかという問いです。
特定の先進的な取り組みに目を向ける前に、あるいはそれと同時に、
全ての子どもたちが毎日食べる学校給食が最低限クリアすべき基本的なラインっていうのは何なのか。
安全性、栄養バランス、安定供給、費用、そして地域間の公平性、これらの要素をどう位置づけて何を最も大切にすべきか。
この機会にあなた自身の考えをちょっと深めてみていかがでしょうか。
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