レベル35Nの概要
レベル35N 危険度2 空間信頼性安定 実体信頼性実体なし
レベル35Nとは、バックルームにおける35N番目の階層である。
概要
レベル35Nは、無人のオフィスが無限かつ無秩序に連続する空間である。
階層内では常に雨音がするが、いまだに窓は発見されておらず、なぜ雨音がするのかは不明である。
降述する雨漏りのためか、階層内の湿度は非常に高く、濡れた服は乾きにくく、髪は少し湿っていることが大きな特徴である。
雨のせいか、階層内は常に湿度が高く、温度は常に快適な範囲に保たれているが、不思議なことに空調機器の類は小型の扇風機を除いて確認されていない。
また、この階層では雨漏りしている部屋が存在しており、地面に置かれたPCが浸水して漏電しており、そのような部屋は大変危険である。
階層内では通常のオフィスとしての停済を保った部屋もあれば、オフィスとして利用するには非合理な構造の部屋も存在する。
以下にその実例を記載する。
一般的な部屋
レベル3号Nにおける一般的な部屋。
この部屋は廊下から入れることもあれば、オフィス同士が繋がっている場合もある。
一般的なオフィスと同じような家具が置いてあるが、椅子が机の上に置いてあったり、PCが通路に置いてあるなど、オフィスとしては不合理な形で機器が置かれていることがある。
こうしたオフィスは小さな会議室やベッドの置いてある仮眠室に繋がっていることもあり、入り口が一つしかないことも多いが、場合によっては3つの扉と接続されている小部屋の存在も確認されている。
この部屋では、たまにコップに入った飲みかけのコーヒーやお茶を発見することができるが、奇妙なことに液体は温かさを保っており、常にコップの半分以下の容量しか残されていない。
棚の中には通常の事務用品のほかに、通常オフィスに置かれることのない物資も置かれている。
事務用品について、糊、ボールペン、ホッチキスなど。
オフィスに置かれることのない物資について、
無味無臭のパック詰めの牛肉、教科書、子供の落書きが書かれたノート、中身の入っていない缶詰など。
廊下
レベル3号Nの廊下。
廊下に取り付けられている扉は前述したオフィスに繋がっていることもあれば、トイレや仮眠室に繋がっていることもある。
また、扉の先は壁であることも多い。
廊下は一直線に連続していることもあれば、折れ曲がったり、2つの廊下が交差して十字路になっていることもあり、1つの区画を四角く取り囲んでいることもある。
複数の放浪者が廊下を歩いている途中に壁の向こうから人の話し声が聞こえたと報告している。
これは施錠された部屋から聞こえることが多いようで、放浪者により鍵を解除する試みがなされているが未だ成功はしていない。
荒された部屋。
レベル3号Nでは稀に荒された部屋を見つけることができる。
この部屋は一様に大きな地震が来たかのように物が散らかっている。
この部屋は長年放置されていたかのように埃が降り積もっており、極めて不潔である。
ゴミの大半は書類であり、日本語で書かれてはいるが微妙に文法や単語がおかしく、理解することが難しい。
また、この部屋にのみ例外的に窓が確認されている。
窓からは常に白い光が差し込んでおり、この部屋における唯一の光源として機能している。
また、窓は常にカーテンで閉め切られており、鍵で施錠されているが、
僅かな隙間から窓の向こうの様子を伺うことができるが、
それを試みた放浪者が、鏡のように左右反転した部屋が映り込んでいた、
との報告を残した後に失踪しているため、安易に試すのは控えるべきだろう。
パソコン。
この階層では多くのパソコンが確認されているが、機種には一貫性がなく、
全く違うOSがインストールされていることすらある。
Windows 2.0、Windows 95、Mac OS 8など。
また、パソコンは大多数が起動可能であるが、多くの場合はパスワードが不明のため起動することができない。
しかし稀にパスワードの書かれた付箋がPCに貼り付けられていることがあり、
その場合には起動することが可能である。
放浪者の報告によると、インターネットへの接続は可能であるが、
当ウィキをはじめとした多くのサイトへの接続は不可能であり、
2000年代前半までに設立、あるいは存在していたサイトにのみ、
サイトか、あるいは存在していたサイトにのみ接続できることが一貫して報告されている。
しかしこのことが何を表すのかは不明である。
この階層では頻繁に雨漏りしていることが確認されており、
一部浸水している区画も発見されている。
そのような区画では湿気のためか、カビが蔓延しており不潔であり、
未知の病原菌が存在している可能性がある。
また、地面に置かれたパソコンが水に浸かって漏電を起こしているという報告が
放浪者によってなされており、基本的に侵入は避けることを推奨する。
雨水はコップ等を使って、
使ってがこれ、水に浸かるになっちゃってますね。
コップ等を使って集めれば飲用可能であるが、
腐ったような風味がして汚せ地にも微味であるとは言い難い。
また、浸水している部屋では通常と比べて空間が不安定になるようで、
予期せぬハズレ落ちが多数報告されている点に留意せよ。
階層への入り方と出方
入り口と出口、階層への入り方。
レベル11Nの雑居ビルに侵入するとレベル35Nに到達することがある。
レベル153Nの極端に長い通路を歩き続けるとレベル35Nに到達することがある。
階層からの出方。
レベル35Nで通気口に侵入するといつの間にかレベル8Nに到達する。
レベル35Nで非常口から出るとレベル11Nに到達する。
レベル35Nで青いコップに入った液体を飲み干すとレベル18Nに到達する。
レベル35Nの廊下にて遠方から水が滴り落ちるような音が聞こえ、
それがこちらへと歩み寄ってきて、ついには頭の中で鳴り響くように感じた後、
レベル38Nにハズレ落ちることがある。
レベル35Nで紫陽花の咲いた中庭を見つけ、数時間滞在するとレベル46Nに到達する。
レベル35Nで不自然に長い廊下を歩くとレベル153Nにハズレ落ちることがある。
画像が3枚。
1枚目。
レベル35Nにおける一般的な部屋。
ちょっと狭めのオフィスって感じですかね、見た目は。
ただ、手前に、なんだこれ、机かな?机の上に椅子が乗っかってたりしてますね。
で、これはかなり古いタイプの何か、なんだこれ、ファックスか?
めちゃくちゃ古そうな型のパソコンもありますね。
奥行きがあるやつ。めっちゃ昔のやつ。
かと思えば、割と最近の薄型のパソコンらしきものも見えますね、ちらほら。
一般的な部屋。
PCが通路に置いてある。椅子が机の上に置いてある。
そうですね。
はい、えーっと、あ、これ、まあいいか。
2枚目見てみましょう。
レベル35Nの廊下。
赤い扉ですね。
1枚目の画像は、そのオフィスビルの一室みたいな印象を抱くんですが、
こちらは全然違う様相ですね。
なんか音楽スタジオとか、そういう感じですね。
すごい殺風景ですね。
もうほんと通路って感じの通路で、左右に大きめの赤い鉄の扉がバンバンバンバンって、
結構な間隔でついてますね、左右それぞれ。
で、上にちっちゃい扇風機が、あの天井についてるタイプのやつがあります。
で、3枚目。えーっと、
先ほど1枚目の事務所っぽいやつが、そのままめちゃくちゃ荒らされてる状態ですね。
棚が落ちてたり、教科書というか、本とか書類だったり、
物々、コップとかね、が散らばってる感じです。
で、これはそうですね、
で、その後ろ側奥に窓らしきものがあり、カーテンがおそらく閉まっている状態ですかね。
で、この上の所に立っているのが、
この家具を使っていた人たちが、
おそらくこの家具を使っていた人たちが、
おそらくこの家具を使っていた人たちが、
カーテンがおそらく閉まっている状態ですかね
カーテンを開けると
鏡のように左右反転した部屋が映り込んでいた
と言い残した後、失踪している
何かしらこの階層の性質と関係があるんでしょうか
あんまり左右反転感はなさそうだけどなぁ
窓
閉め切った部屋
無秩序な物、物品が置かれている
廊下
繋がらないなぁ、個人的には
インターネットへの接続は可能であるが
2000年代前半までに存在していたウェブサイトにのみ接続できる
まぁ
だからそういうことですよね
パソコンのデザインがかなり古いっていうのは
その時代までのものしか置いてないから
その時代までで止まっているこの部屋の情報の更新というか
止まっているというよりその時代を切り取った
その時代の要素を吸収して生まれた階層っていうことなのかな
うん、はい
ではまた次回お疲れ様です
