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https://japanpodcastawards.com
タイトル: Our Routine
作者: Einoshima
ソース: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/our-routine
作成年: 2024
ライセンス: CC BY-SA 3.0
©️The Backrooms JP Wiki: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com
©️ 日本語版 Fandom Backrooms Wiki: https://backrooms.fandom.com/ja/wiki/Backrooms_Wiki
BGMタイトル: Felt Lining
作者: Blue Dot Sessions
楽曲リンク: https://freemusicarchive.org/music/Blue_Dot_Sessions/The_Cabinetmaker/Felt_Lining
ライセンス: CC BY-SA 4.0
00:05
The Our Rooms 今日も何ひとつ腑に落ちない 発見記録 Our Routine
The Our Rooms バックルームウィキ広報スタッフ バックルームウィキ付属SNS
The Our Roomsへようこそ きっと皆様の新たな憩いの場になるはずです
i2WOT レベル110N
白色の蛍光灯によって均等に照らされたこの場所は、ディスカウントストアをそのまま 尋常でないほどに押し広げたかのようだ。
いわゆる100円ショップに近いように思う。 普通なら人で賑わっているはずの場所が、水を打ったかのように静かであることが、自分の中で大きな違和感となる。
空調によって快適な気温が保たれ、すべての棚が何かしらの商品で綺麗に満たされており、ご丁寧に買い物カゴまで積まれている。
そのすべてが無用の長物として鎮座している。 i2WOT レベル110N
ごく限られた用途のための便利グッズ、種類の多すぎる容器類、他者を喜ばせるためのパーティーグッズ。
ただ一人、このような空間で漠然と彷徨うには意味のない道具が整然と散乱している。 行き場のない理順が生み落とされている。
これらの道具がもたらす用途を享受できていたのは、それだけでも恵まれていたことの裏返しなのだとすら。
しばらくここをふらついていて、店舗の出入口のような構造を見かけることができた。 その付近に10台ほどのセルフレジが綺麗に備え付けられていた。
店舗の外は郊外のショッピングモールの吹き抜けのようになっていた。 吹き抜けに蜂の巣のように規則正しく無数に開いた横穴には、すべて同一の店名と目に痛いピンクの装飾で縁取りがなされている。
つまり、上から下まで同一の店舗が並ぶのみ。 テナントがすべて100円均一で埋まってしまったかのような様相だった。
普通なら植物や飲料水が置いてありそうなところだが、店頭の出入口の周りは不自然にも文房具コーナーになっていた。
金網が組み込まれてできた棚から無数の針のようなフックが伸びており、 そこにボールペンやサインペン、接着剤のような文房具が大量に陳列されている。
商品と商品の隙間の底に光が届かないほどの数が一箇所で販売されている。 ここまでこのような棚を数え切れないほど見かけてきた。
03:11
見かけただけでペンの総数はいくらになるのだろうか。 幼い頃の記憶なのだろうか。
それともテレビやインターネットか何かで見たのか覚えていないが、 なんとなく記憶の片隅にある工場の映像を思い浮かべていた。
記憶が正しければ、巨大なドラム缶がマシンによって傾けられ、 白色の樹脂が大釜の中へ流し込まれているところをどこかで見たことがある。
樹脂と糊が煮込まれている窯の中からは水蒸気の煙がもくもくと上がっていて、 厚苦しい衛生衣をまとった人々が冷ややかな顔でその中を見守っていた。
そこにいる人々までもがこの空間を支配している巨大な機械の一部分となってしまったのだろうと感じた。
次の工程では先ほどの溶けたプラスチックと糊の混合物がフィルム状に成形されていた。
そのフィルムが巨大なコンベアに乗り上げて運搬される。 熱されたローラーに巻き付けられ、乾燥させられている。
1日寝かせて冷まされる。 滅菌処理がなされる。
そういった様々な工程が課せられて、普段よく見かけられる製品の放送になるとのことだった。
そのすべての工程は完璧に一定の規律を守り、一切の逸脱無く工場の中でのルーティンとして行われていた。
あの工場で生産されていた放送のことを、完全に陳列された商品を眺めながら考えていた。
どのようにして均等な品質の製品がここに提供されているのかを、決まりきった形に成形された商品がコンベアを流れ、
規則的に陳列され、均一な値段で販売される。 そのように空間は決まりきった構造の反復で構成されている。
この場所に迷い込み、たった一人で空間の均一を見出しているであろう自分は許されているのだろうか。
はい、バックルムウィキのSNS的なページの形になっています。
i2WOTさんのみの連登となっています。100均の階層ですね。読み上げたことあると思います。レベル110Nに迷い込んで写真を、その100均のフロアの写真を撮って、
何枚か撮って、つぶやいておられるような感じですね。 たった一人で空間の均一を見出しているであろう自分。
06:01
すごい深いことを考えますね。
めちゃくちゃ素敵で素敵な文章でした。
はい、ちょっとSCPの方のテイルっぽい感じですね。発見記録の方も今後ちょっと見ていこうと思います。ではまた次回お疲れ様です。
06:26
コメント
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