タイトル: Level 630 N - "デン"
作者: personal_mark
ソース: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-630-n
作成年: 2024
ライセンス: CC BY-SA 3.0
©️The Backrooms JP Wiki: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com
©️ 日本語版 Fandom Backrooms Wiki: https://backrooms.fandom.com/ja/wiki/Backrooms_Wiki
3・11・19・27日更新予定
BGMタイトル: Felt Lining
作者: Blue Dot Sessions
楽曲リンク: https://freemusicarchive.org/music/Blue_Dot_Sessions/The_Cabinetmaker/Felt_Lining
ライセンス: CC BY-SA 4.0
【活動まとめ】 https://lit.link/azekura
サマリー
レベル630 Nは特異な空間であり、書斎のような環境と奇妙な現象が特徴です。このエピソードでは、その独特な空間の描写や、内沼雄貴氏の研究成果が紹介されています。
Level 630 Nの特性
Level 630 N 危険度① 空間信頼性安定、実体信頼性実体無し
Level 630 Nとは、バックルームにおける630N番目の階層である。
概要
Level 630 Nは、書斎を模したような小規模な空間である。
気温は体幹で20℃から25℃程度であり、空気は若干湿っている。
ドアは存在せず、1枚だけある窓も開きそうにない。
窓からは常に同じ強さの光が差し込んでおり、時間の経過を反映しない。
物品が見当たらない棚と引き出し、電源がつかない機械、床に散らばったゴミ、
そして極端な程の静寂さからは生活感を感じ取ることができない。
しかし、階層全体にミントに似た心地よい香りを感じ取ることができる。
Level 630 Nの床には、ゴミに混じって青く色付けされたガラスの破片が複数散らばっている。
破片を触ると、そのまま床と垂直に浮かび上がり、階層内にある机の高さまで上がった後に、机の中心まで水平に移動する。
この一連の動作を見たあなたは、Level 630 Nに入っているから、Level 630 Nに帰っているへと移行していく。
Level 630 Nの机には、ほとんど焦げたトーストと簡易的なサラダと、明らかにインスタントのコーンスープがそれぞれ2セットずつ置かれている。
あなたは配偶者と共に食事を始める。
配偶者がどのように食事を用意したか、あなたは知ることができない。
配偶者が投げた骨がすべて電子レンジに当たる。
この部屋に電子レンジは存在しないし、骨が発生するような食事も存在しない。
あなたの上司から電話が入ったが、あなたはどこにも勤めていない。
机に置いた携帯電話は一度消え、少し時間が経ってからみかんとして現れる。
配偶者はみかんを奪い、高い声、もしくは低い声を出しながら職場へと向かう。
手持ぶ沙汰になったあなたは仕方なく机の上にあった新聞を読み、地元の友人の顔写真を見つける。
その瞬間に机の上では地元の友人が丸まっている。
あなたはかろうじて彼、もしくは彼女の名字の2文字目だけを思い出せる。
それはカタカナのチであり、岩の間に挟まっていた蛇が豪雨によって抜け出すように記憶から飛び出てきたのであった。
蛇はあなたに噛みつく。あなたは強い痛みを感じるが、この空間で自分が痛がっていたら話にならないと思い痛みを感じないことにする。
チは語る。
僕はドミノが好きなんだ。なぜなら旬が過ぎる遊具だからね。
君の親の旬も過ぎるのだから、君はこの遊具にも関心を示しがちなんじゃない?
あなたの隣にはいつの間にかカセットコンロが置かれている。警察官が鍋の中で燃え、その直後に再生してまた燃えている。
あなたは考える。警察官は決して神ではない。
しかし神を処理する最もポピュラーな方法が燃焼である状態に誰も疑問を抱けなかったことは、人類がバカであることを示す際に、もしくは人類が天才であることを示す際に強力な根拠となり得る。
チはまだ語る。
僕はカジが好きなんだ。なぜなら形が面白い装置だからね。
君の親の形も面白いのだから、君はこの装置にも関心を示しがちなんじゃない?
チは機械と同じである。あなたはまた考える。
未来、もしくは過去の人類が灰から元の文章を復元できないほどリビングデッド、生きた死体なはずがないのに。
あなたはチが右手に一枚のトランプを持っているのに気づく。奪おうとすると青い鳥になり、窓に突撃して灰になった。
灰は一人でに集まり、一枚のトランプに戻る。
だがチの右手までには戻らずに、最終的に床から剥がれなくなる。
チはまだまだ語り続ける。
僕はマガサスが好きなんだ。なぜなら音が曲がる寛容区だからね。
君の親の音も曲がるのだから、君はこの寛容区にも関心を示しがちなんじゃない?
配偶者がいなくなってから12万3456時間もたった。
あなたは考えるのが億劫になっている。でも考えなければならない。
私は馬車ではない。もしくは私は馬車である。
私は機車ではない。もしくは機車である。
私は機械ではない。もしくは機械である。
ある日、チは語るのをやめて立ち上がり、あなたと同じ床まで降りてくる。
あなたの困惑のターンが終わった途端に、チの右腕があなたの上半身から入り込み、
2人の心臓が重なり合う。
もはや血液の区別はなくなったため、あなたの心拍数の急増はチにまで伝わってしまっている。
チの左目は倒れ込むあなたの太ももと同じになり、
右目はあなたの顔を見るために空間に固定されている。
2人の首輪、天井に届きそうなほど伸び、そして窃吻をする。
2人はその状態を維持しながら窓からの光が薄れるほどのとても長い時間をかけてゆっくりと床に沈んでいく。
暗闇の中、あなたはもう何も見えない、聞こえない、感じ取れない。
だからこそあなたは考える。
チは機械ではなかった。もしくは機械であった。
チは冷静沈着だった。もしくは冷静沈着でなかった。
小学校の屋上が閉鎖されたのはチが原因だった。もしくは原因でなかった。
チは水だった。もしくは水でなかった。
チは情報だった。もしくは情報でなかった。
チは世界だった。もしくは世界でなかった。
チはあなただった。もしくはあなたでなかった。
チはミントだった。
当然、気がつくとあなたはレベル0に利き手を強く握った状態で倒れている。
入り口。レベル0への外れ落ちはレベル630Nに対するものになることがある。
感謝状。編集禁止。
本記事は2023年5月2日に内沼雄貴氏によって投稿されたものです。
レベル630Nの存在は稀に届けられるレベル0へ外れ落ちた直後に起こる鋭い頭痛
そして失踪の報告から提唱されたものでしたが調査は難航していました。
結論と感謝
しかし、同氏による死を咎した検証によってレベル630Nの主要な特性が明らかになり
また、本記事における明瞭な脱出経路の記述によって
レベル630Nが原因とみられる頭痛・失踪の報告は大きく数を減らしました。
現在、同氏とは連絡が取れていません。
内沼雄貴氏への感謝をここに示します。
The Backrooms JP Wiki 情報精査スタッフ
画像が2つ
1枚目。レベル630N
古びた様子のちょっと海外チックな
なんだろうなこれ台所っていうわけでもないし
かといって今リビングルームっていうような感じでもなさそうではあるんですが
暖炉っぽいのが左にあるな
これ暖炉かな
テーブルとコップが3つあって
壁に向かって棚というか壁とくっついた棚
棚じゃないテーブル
壁とくっついたテーブルみたいなのがありますね
小学校とかの理科室とか美術室みたいな
教室の端っこに荷物を置いてみたいな感じのふくりですね
がすごいちょっと廃墟っぽくなってるというか
寂れた感じになってます
2枚目はミントですね
地です
これ読んでてすごい楽しいやつですね
私結構TRPGとかマダミスのGMをよくするんですが
こういうなんだろ哲学的というか
めんどくさい言い回し
描写描写してる言い回しすごい好きなので
読むの楽しかったですね
すごい夢の中にいるような
色整然としていない
ともすればワードサラダ的な
脈絡のない文章がつながっているというか
脈絡自体はあるんですが
唐突というか
我々が知っている常識の範囲内には
起こり得ないようなことがどんどん出ていく
それに疑問を抱かない登場人物たちみたいな描写って
すごい違和感を抱きつつも
読み進めさせる力があるというか
バランスがちょうどいいですね
あまりにもぶっ飛びすぎてたら
なんじゃこれってなると思うんですが
私はすごい楽しみながら読めましたこれ
読んでる人の中で西尾維新の
かなり初期の作品だと思うんですが
人形が人形っていう作品を思い出しました
あれ私西尾維新作品の中で一番好きなんですが
ちょっと読んでない方ぜひ
読んでいただければと思います
すごい短めの作品なんですが
こんな感じですごい
わけわかんない世界観というか
なんだっけな
12番目の妹が自殺したからみたいな
とこから始まるんですけどね
めちゃくちゃ面白いです
頭空っぽにしたいときによく読んでましたね
Kindleで買ってますし
本紙書籍の方も古い本屋さんで購入して
家に置いてあります
内沼雄貴氏が命を賭して
この階層の詳細を発見したということですね
レベル630に対するものになることがある
レベル0に侵入してしまったというか
バックルームに入ってしまった瞬間
ここに来ることがあるということですね
基本的にレベル0に入ったときに
なんだここはってなる人と頭痛がある
レベル0を外れ落ちた直後に起こる鋭い頭痛
そして失踪の報告
レベル0に来た瞬間に失踪する報道者も少なくはないと
その原因はこの630Nが関わっている
というのが内沼氏によって解明されたんですね
これだけじゃないとは思いますが
これがレベル0に来たときに頭痛だったり
失踪だったりする原因の一つであることがわかったわけですね
知は一体何者なんでしょうね
実体信頼性に実体なしと書いているので
このバックルームス管理ウィキスタッフの方
かつ内沼氏はこの知
あとは同居人配偶者は実体とみなしていないんですね
あくまでも現象ミントによる幻覚と認識しているんでしょうか
というところですね
はい
ではまた次回お疲れ様です
14:27
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