1. 音声広告実験隊
  2. 総集編1(EP.01〜EP.06)
2023-07-07 1:14:43

総集編1(EP.01〜EP.06)

エピソード1からエピソード6までの総集編です。

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エピソード1:ご挨拶

エピソード2:音声広告を活用して特定のポッドキャストの再生数をどこまで伸ばせるか?

エピソード3:メジャーポッドキャスターさんにホストリード広告を依頼してみた

エピソード4:ポッドキャストカテゴリーランキング10位以内を狙ってみた

エピソード5:ここ1ヶ月の音声広告の動きを10分で伝えられるか挑戦してみた

エピソード6:音声広告における効果検証の限界について技術面からCTOに聞いてみた

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「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
デジタル音声広告に関わるご質問やご依頼、番組へのご意見・ご簡素についてお気軽にご連絡ください。

HP:https://audiostart.jp/contact
Mail:info@robotstart.co.jp

サマリー

「音声広告実験隊」は、音声広告に関する実験・検証を行い、現在・未来を考える番組です。社内の実験結果を発表し、次に音声広告業界のニュースを取り上げ、最後にリスナーからの疑問に答える形式で進行しています。今回はメジャーポッドキャスターさんにホストリード広告を依頼し、ホストリード広告の効果やポッドキャストの広告効果の測定を行いました。広告は番組内で流れ、リスナーへの影響や行動の追跡がしやすく、効果的な広告手法となりました。また、ホストリード広告によるポッドキャストのランキング上昇実験も行われ、目標のカテゴリーランキング10位以内を達成しました。広告量と再生数の増加が相関しており、今後も他のカテゴリーでの検証が期待されています。さらに、音声広告の効果検証の限界やCTOによるインターネット広告と非常波打状広告の効果測定手法についても説明されます。また、音声広告の効果測定について考察し、IPアドレスと端末情報を利用した推定技術も紹介されます。さらに、音声広告のクリエイティブ制作や費用対効果にも触れられます。

番組の概要
音声広告実験隊。この番組は、音声広告のアドネットワークを運営するロボットスタートの中の人が、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。
いやー始まりましたね。始まりましたね。音声広告に関わる身として、いつかはポッドキャストやらなきゃいけないなぁと思ってたんですよね。ただ正直、なかなかいい企画が浮かばなくて、今までズルズル来ちゃったんですけど、今回登録ポッドキャストさんが300を超えたので覚悟を決めました。
これね、アドネットワーク参加者が300を超えたことをきっかけにっていうことですけど、具体的にこの番組ではどのようなことを行っていくんですか?
はい、大きく3つ考えてます。
1つ目、社内で日々行う音声広告に関わる様々な実験結果を、いいものも悪いものも含めて、こちらで発表していきたいと考えています。
弊社自身、月間10万回再生を超える音声広告を出報してまして、様々な検証を行っています。
例えば、今行っていることは音声広告を活用して、特定のポッドキャストの再生数をどこまで伸ばせるかとか、あとはメジャーなポッドキャスターさんにホストリード広告を頼んでみたら、どんなクリエイティブになるのかとかですね。
あとは、音声広告で人材採用はどこまで可能かとか、いろいろ行っています。
他にも様々な検証をこれから行っていきたいと思ってますし、もし皆様からご要望がありましたら、可能な範囲でお答えしていきたいと思っております。
これは、これまで研究室ベースで行っていた結果をオープンにしていくということですね。
はい、そうですね。デジタル音声広告はまだ例年期ですし、分かりにくい部分もあると思うんですよね。
まずは、私たちが自分で使いこなして、自信を持って提案できるように日々模索をしています。
2つ目ですね。音声広告業界に関わるニュースをこちらで取り上げて、聞いているだけでなんとなく音声広告業界の状況が把握できる、そんな番組を目指していきたいと考えています。
情報のキャッチアップへの貢献をされると。
はい、そうですね。そうすることで、我々のポッドキャスト番組をことを習慣にしていただければというふうに願っております。
3つ目ですね。皆様からよくいただくご質問や番組を通じていただいた疑問にお答えしていきたいと考えています。
アメリカでは既に音声広告8000億円という確立した市場になっていますが、日本ではまだまだ例明期なので、分かりにくい部分があるかと思うんですね。
なので、まずは音声広告について知ってもらって、検討いただく際の判断材料にしていただければなと考えております。
ここまで番組のお話をお伺いしてきましたが、自己紹介まだでしたよね。じゃあ中橋さんからお願いします。
はい、ロボットスターと中野首都一号、代表取締役の中橋です。
インターネット広告は20年、音声広告5年、2社目の起業になります。よろしくお願いします。
2社目の起業なんですね。
はい、そうなんです。
はい、じゃあ私ですね。ロボットスターと中野首都二号、社長の北浜江と申します。
営業担当と言いつつも、社内雑務のいろいろなことも実はこなしてたりしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
これはあれですね、ナンバー2に雑務が降ってくるあるあるですね。
そうなんですよね、誰がやるのかわからないことは大体副社長がやるという副社長あるあるですね。
そして私がロボットスターと外の人、一号上代です。
普段は金融業界におりまして、素人代表として参加させていただいております。
それではよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は第1回ということで、これぞれ気になる記事を一つずつ発表していきましょうか。
はい、それでは私からスタートします。
アメリカの話なんですけども、企業界のインタビューを行う著名なポッドキャスト番組が1550万ドルで売りに出ています。
これ日本円に直すと20億円を超える金額になるんですけど、
まさに今のアメリカの音声市場の状況を表すニュースだと思うんですよね。
ちょっと待ってください、これポッドキャストってアメリカではもう倍々の対象になってるってことですか?
ちょっと驚きですね。
いやいや、もっと驚く話があるんですよ。
今世界でポッドキャストで最も稼いでる人、ジョー・ローガンさんという人なんですけど、
いったいどのぐらい稼いでると思います?
あれって聞かれるくらいですから、ちょっと待ってください。これ年間ですか?
年間ですね。
5億円。
正解はですね、2019年に40億円稼いでいて。
40億。やばいですよね。
その後にSpotifyさんと専属契約をしてるんですけど、そのときの契約金が100億円だった。
今後こういう話がどんどん出てきてもおかしくない状況なのかなというふうに思います。
これジョー・ローガンさんの数十億、100億って話と、
先ほどのポッドキャストが倍々されてる20億っていう金額も、
日本の企業のMAの際にもなかなか効かない金額なので、インパクトはありますね。
ちなみにこのポッドキャスト番組ってどんな状況だったんですか?
記事によりますと、月間の再生数が1.5億回、運営が5名で運営。
月間の純利益が10から25万ドルですね。
5名で20億ですか?
ちなみに今の話の裏返しかもしれませんが、私が気になった記事として、
音声広告業界の動向
音声領域、ポッドキャスト領域に特化したメンチャーキャピタルがアメリカで誕生した。
そんなニュースを見かけました。
そういえばロボットスタートさんも資金調達を何度かされてるかと思うんですけど、
そういう流れがあると追い風なんじゃないですか?
確かに数年前よりは追い風を感じますね。
あと今上野さんがおっしゃられたのが、アメリカのVC、ポッドキャスト専門のダウンロードメディアさんの話かと思うんですけど、
こういうポッドキャストに理解のあるVCが日本でも増えてくれば、
僕らの資金調達も少しは説明が楽になるんじゃないかなって思いますね。
今だとですね、ポッドキャスト聞いたことないっていうVCの担当者の方とか上司の方がたまにですけどいらっしゃって、
そういう場合ですね、私たちの事業の計画の説明の前にポッドキャストとは何ぞやみたいな話をしなきゃいけなくて、
なかなかつらいってことがあったりしますね。
論声広告のことをご存じないVCの方っていうのもいらっしゃったりもしますしね。
なるほど。ある意味これも日米の差を表す象徴的な事象なんかもしれないですね。
ちなみにアメリカだとここまで広告市場が広がってるっていうことは、
かなり前からアドネットワーク事業者が存在していたってことだと思いますけども、
音声広告のアドネットワークが出始めたのっていつ頃からの流れですか?
これはですね、出始めたのは確かにポッドキャストの例明記からですね、説明されてるっていうアドネットワークもなくはないんですけど、
多くのアドネットワークは2015年から2017年ぐらいに設立されてる感じですかね。
それで言うと日本は6、7年遅れぐらいのイメージですね。
そんな感じですね。またですね、ここ数年の動きとして、
音声アドネットワーク事業者が大手の音声配信プラットフォーマーに買収される動きなんかも見られてますね。
なのでVCがいっぱいいて、調達先もいっぱいあるし、MAなどのエグビット先もたくさんあるっていうのがアメリカの状況になっていて、
日本と比べるとですね、羨ましい事業環境だなっていうふうに思ってます。
ある意味、他のインターネット広告領域と同じような流れになってる感じですかね。
はい、そうかと思います。
それでは最後に私がですね、気になった記事の紹介ということで、
エディソン・リザージスさんが発表した、米国のポッドキャストの最新レポートの話をちょっとしたいと思います。
ちょっとマニアックな感じもしますが、ちなみにどのあたりが気になったんですか。
アメリカにはポッドキャスト番組ってすごいいっぱいあるわけなんですけど、
そのうちランキング上位10番組にですね、広告を出すとどうなるか。
そういうお話なんですけど、たった10番組に出すだけで、
毎週ポッドキャストを聞くリスナーのなんと35%にリーチできるっていう、そういうレポートなんですね。
さらに10番組を25番組に増やすとリーチは45%に広がって、
さらに100番組に広げていくと59%まで広がると。
このままいくと1時間ぐらいかかりません?
ちょっとかかっちゃうかもしれないですね。
それはちょっとあれなんで、後日取り上げましょうか。
まあしょうがないですね。
ということで、今日はそろそろ締めさせていただきます。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、
こんな検証をお願いしたいぞという方がいれば、概要欄にあるリンクからお気軽にご連絡ください。
それではまた。
音声広告実験体、今回もロボットスタートの中の人2名と外の人1名でお送りします。
今回は初の検証会ということで、何を検証したのか教えてもらってもいいですか?
音声広告を活用して、特定のポッドキャストの再生数をどこまで伸ばせるかを検証しました。
背景としては、ブランデットポッドキャストを運営する企業の方とか、
ポッドキャストを運営する個人の方から、せっかくポッドキャストを作ったのに聞いてもらう手段が欲しいと。
なので、どうにかならないですか?というようなご相談を受けたことから始まりました。
確かにウェブメディアのように、SEO対策ですとか、お金を払ったら上位表示されるという手段もなかなか聞かないので、
確立すれば需要がありそうですね。
ポッドキャストを聞く人は、現在日本人の15%程度なんですね。
そのうち、ポッドキャストを聞いてる中の人のうち77%が複数の番組を聞いてるっていうことなんですね。
ということは、現在ポッドキャストを聞いてる人というのは、
他のポッドキャスト番組に興味を持つ可能性が高いと思うんですよね。
ですから、ポッドキャストの音声広告が有効に機能する可能性は高いんじゃないかということで、
この検証をすることにしたという話なんですね。
ポッドキャストのプラットフォームによって異なるとは思うんですが、
直近登録者の増加がランキングに強い影響を与える可能性が高いという仮説があります。
そのため、認知の拡大により登録者が増えて、
ランキングが上がれば間接的な流入にも期待が持てますね。
何かのアプリのブースト広告のようなイメージですね。
ちなみに、今回行った検証の詳細を教えてもらってもいいですか?
はい。まず、今回は初回ということで、小規模な実験を行いました。
1日の再生数が10回程度のポッドキャストをPRするために、
音声合成によるクリエイティブを1種類作りました。
2500回再生の音声広告を出稿したという内容になります。
出稿期間は7日間で、1日の広告の上限は500回まで。
ターゲティングは、その番組の内容に合わせて、
ビジネス系と教育系のポッドキャストに出稿を限定しました。
なるほど。概要はイメージできましたけど、
早速ですけど、結果はどうなりましたか?
まずは、1日あたりの平均再生数。
こちらは10回から50回までに増加をしました。
企業のカテゴリーランキングにおいて、
ランク外から瞬間的に45位まで上昇しました。
ホストリード広告の効果検証
音声広告による直接流入と、ランキングの上位表示による間接流入の
合算の結果でもあると考えてますね。
直接と間接と。
これ、ランキング上位になったということは、登録者数も増えたと。
そうですね。基本的に音声広告でできることは、
認知のきっかけを作ることまでと思ってますが、
登録者数が増加するというのは、
ポッドキャスターさんのコンテンツと、
それを聞いているリージョナーさんの相性次第になるんですね。
登録者数が増えたことは、
全て音声広告の効果とまでは言い切れないと思ってます。
とはいえ、今回のポッドキャスターさんのコンテンツの質が高かったことと、
ターゲティングもある程度機能したというところで、
このような良い結果につながったんじゃないかなというふうに思ってます。
これ、おそらく検証前にいろんな仮説を持たれたと思うんですけども、
何かこの検証前と検証後で異なった点ってありましたか?
はい。今回は小規模な検証だったので、
正直、ランキングの上位表示による間接流入というのは
あまり期待していなかったんですね。
音声広告による直接流入がどの程度期待できるかというところを
計測するつもりでスタートいたしました。
今回お付き合いいただけたポッドキャスターさんには
喜んでいただいたんですけども、
実際はデータとして直接流入と間接流入の住み分けが難しいので、
音声広告による直接流入がどの程度あったのかというところは
不明瞭な結果となりました。
これに関しては、何か新しい検証手段がないかというところを
社内の技術陣と今議論を行っている最中です。
これね、再生数も伸びてランキングも上がってということですけども、
この全体の検証結果についてはどのように捉えてますか?
全体についてはですね、
ポッドキャストリスナーというのは既にポッドキャストを聞いているというのは当たり前ですけど、
それに加えて新しいことに興味がある人だとか行動力のある人、
また経営においても意思決定を行う層が多いということは把握していたので、
それが今回の検証で実感としても掴めたのかなという印象です。
またですね、この結果を踏まえて相性の良い業界とか領域というのがあると思うんですけど、
それがどういうところなのかというのは今後さらに取り下げていければなというふうに思っています。
最近グランデッドポッドキャストを始める企業さん増えているんですけども、
相当のコストをかけて番組制作をされているケースにおいては有効な手段になるんじゃないのかなと考えております。
先ほどもお伝えしたかと思うんですけど、まだ検証量が十分ではない状況ではあるんですが、
ひとつひとつピースを埋めていきたいと考えております。
逆に今回検証を行ってなんか反省点ですとか、一度行ったが余裕に見えたポイント、
こういうものってございますか?
やってみてですね、今回小規模な検証とはいえ、カテゴリーランキング上位に入ることがですね、
間接的な余裕につながるということが把握できたのは良い話なのかなと。
一方、さらにこれがですね、もっと上位に目立てる状態になった場合、
例えばもうポッドキャストを開いたら常に画面上に出ているような状態、
そこまでランキングが上になった場合、どんな流入効果になってくるのかっていうのをもっとですね、
検証してデータを収めて獲得していかないと、正確にはお客さんに語れないのかなというふうに思っています。
今回、詳細に関してはちょっと避けますけども、
広告の出稿時間によって効果が大きく異なるといったようなデータが上がってきました。
これがたまたまなのかどうなのか、今後の検証をしていきたいと思うんですけども、
別の視点ではランキングが上がりやすい時間帯があることも見えてきました。
この辺りも今後継続して検証していきたいと考えております。
ちなみにこの番組ではその検証って行わないんですか?
広告効果の測定の難しさ
え、この実験体のですか?
それに関しては行うかもしれませんし、行わないかもしれないし、実はこっそり行ってるかもしれないです。
これ多分行ってますね。
一応秘密ということで。
ということで、今回一定の手応えは得たんですけども、
さらに掘り下げるべきテーマも見つかったということで、
今後も我々の方で検証を継続して、皆様にその結果が出たら、
そちらで共有していきたいと考えております。
ありがとうございます。それでは今日はそろそろ締めましょうか。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、
こんな検証をお願いしたいぞという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にご連絡ください。
それではまた。
音声広告実験体。今回もロボットスタートの中の人2名と外の人1名でお送りします。
今回はどのような実験を行ったんですか?
今回の実験はメジャーポッドキャスターさんにホストリード広告を依頼してみたです。
ホストリード広告は一般の音声広告よりも効果が高いと言われてますが、
馴染みのない方にとってはどんなクリエイティブになるのかのイメージが持ちづらいという声を私の方にいただきました。
それならば我々で実際にホストリード広告を作成して、こちらで皆さんに聞いてもらおうと思いました。
もはや実験体ではなく実験台ですね。
米国におけるポッドキャスト広告の約半数はホストリード広告と言われてますので、この番組でも触れておくべき情報と捉えています。
これホストリード広告についてはどういう形で依頼をするのか、少しイメージ持ちにくい部分がございますが、実際に依頼した流れについて教えてください。
はい、まず弊社AdNetworkの中でホストリード広告の制作経験が豊富なGoGo英語会話さんに相談をいたしました。
相談される際にはどのような情報をお伝えされましたか?
まず目的として音声広告の認知度を広げたいとシンプルにお伝えをして、その上で弊社サービスの特徴を2、3簡単にお伝えしました。
またクリエイティブに関しては、実際番組を運営されているGoGo英語会話さんの方が当然ですけど、
リジナーさんのことも深く理解されているということで、完全にお任せするというスタイルでやっていただきました。
確かに変に口出すよりは完全に任せてしまう方が良いかもしれませんけれども、しかし不安はありませんでしたか?
GoGo英語会話さんはホストリード広告の経験も豊富なので、全く不安はなかったでしたね。
なるほど。それでは早速聞いてみましょうか。
番組の内容はエイブさんが英語、ヨシさんが日本語で交互で話して、英語学習をされている方によく聞かれているポッドキャストになります。
今回はホストリード広告の少し前の箇所からちょっと流してみますね。
まあ、おそらく彼は有名な作家になるといいですね。
そうだよね。なかなか面白そうじゃない?
もし成功しない場合は、おそらくあなたを全てのことに責めるでしょうね。
いや、そんなことはないでしょうね。
まあ、そんなことがちょっとありましたよ。
はい、それでは新しい作家の友人にお祝いします。
本当だよね。なんかこう、なんか思ったの。だからね、どこからが運命だって思ったら、英語を始めたあの日からかなとかさ、エイブに会った日からかとか、いろいろ考えちゃうね、そういうのを考えると。
なるほど。だからあなたはデスティニーについて考えていたんだね。
そうなのよ。
まあ、ヨシさん、あなたが新しい友人の本をマーケットできる方法については素晴らしいアイデアがあります。
え、なんかいいアイデアがあるのかい?
そう、ポッドキャストでストリーミングアドっていうのは自動広告ですよ。
番組の前のところに自動の広告が入るという。
そういう広告をやってる会社があるんだよね、今ね。
そう、あのね、ポッドキャストって皆さんもご存知の通り、ものすごくたくさんのカテゴリーがあるわけですよ。
自分が興味がある番組を聞く。それって特別なカテゴリーだから、そのカテゴリーの人に対して、効果的に広告を出せるっていうことになるんだよね。
はい、ポッドキャストの広告は非常に効果的で、あなたがあなたの観客をターゲットできるからです。
そう。
なので、あなたがビジネスを持っているときは、このプラットフォームで広告を出すことができ、あなたの広告を非常に効率的に聞く人をターゲットできます。
そう、もうターゲットを絞って広告を出すことができるという、ロボットスタートさんというところがやってます。
これは広告を載せたい方々、または広告を出したいという広告主の方も、両方とも募集しているらしいので、ぜひ概要欄から見てみてください。
広告代は非常に高いからね、というふうに心配しているそこのあなた。
実は1万円から広告を出せるらしいんだよね。
はい、あなたは10万円から広告を出すことができます。そしてあなたはあなたのビジネスについて人々に言葉を出すことができます。
3、2、1
ロケットのようにビジネスがうまくいくんじゃないかと。
ぜひビジネスをやっている方、興味がございましたら概要欄を見てみてください。ロボットスタートさんです。
想像とは全く違いました。
番組の流れに完全に溶け込んでいるような感じですね。
本当そうですよね。
英語学習のために耳を傾けているところで、自然な形で広告が入ってきますので、聴取率はほぼ100%だと思っています。
その上でエイグさんとヨシさんがいつものトーンで面白く掛け合いで伝えてくれていますので、リスナーさんや不安の方には前向きに聴いていただける可能性が高いクリエイティブかと捉えておりますね。
この番組と分断して流される広告とはやはり違った印象を受けますね。
正直印象はめちゃくちゃ良いですよね。
また印象だけではなくてストリート広告というのは広告効果の測定がしやすい点というのも実は大きなポイントと思っています。
今回詳細の説明は避けますが、音声広告というのはここ数年に立ち上がった市場ということと、
あと個人情報広告が厳しく見られ始めた時期とも重なっていて、リスナーの広告を聞いた後の行動を追跡するというのは限界があるんですね。
ストリート広告の優れた効果測定
そのためアプリベースのものを除くとストリート広告ではない、いわゆる一般的なポッドキャストに挿入される運用型広告に関しては、
実際に行動したリスナーの一部のデータしか取得できないという壁があるんですね。
その中でストリート広告が効果測定しやすいというのはどういうことですか。
音声広告は基本的にはクリックできるものではないわけなので、なかなか効果が取りにくいってことがあるんですけど、
今回ホストリート広告の中で番組内容に記載のURLからアクセスしてもらうことを促すという形でやってるわけですよね。
そうするとつまり、実際にURLをクリックをして、それが何人だったのかということが計測できちゃうということなわけです。
そうすればその後のアクションに関しても、ほぼ正確に把握することができるということになりますよね。
もちろんそれに追加して、音声広告の優れた部分というのは、もともと聞いてる人に認知を促すことにあると思いますので、
認知をしたことをきっかけに、すぐにじゃなくても中長期的に行動してくれる機体というのももちろんあるということになります。
とはいえ、実際は中長期的にリスナーの行動をトラッキングするというのはまだ現実的ではないので、
短期的な反応の効果を検証を積み重ねることがやっぱり必要なんだろうなというふうに思っているという感じですかね。
お話を聞いていてふと思ったんですけれども、ホストリート広告はこの第560回が再生するために今後も聞かれることになりますよね。
はい、その通りですね。
そういう意味では今後ホストキャストが徐々に広がっていくことを考えると、
アウトガイ的にホストリート広告を今から出しておいて、長期的な動線となる資産を築く、こんな発想にもつながりますよね。
いやもうまさにその通りで、実際に取り組みの早い企業さんはその視点を持って動いているというふうに思いますし、
ちょっとホストリートとは違いますけど、スポンサーという形でポッドキャスターさん、番組全体を支援するという広告ニスも増えているのかなというふうに思っています。
いずれにしてもポッドキャスターさんと広告ニスさんの接点が増えて、一緒に広告を盛り上げるというところが業界の発展につながるというふうに考えていますので、
僕らもAzureネットワークを通じて、微力ながらその業界の発展に貢献できればいいなというふうに思っているわけです。
なんかちょっと美しすぎる流れなので、少し話を戻して、実際にURLからアクセスされた方はいらっしゃったんでしょうか。
もうホストリート広告が入っているエピソードがアップされたから、こんなに期間経ってないんですけど、既に数件の問い合わせをいただいているといった状況です。
これはもう嬉しいですよね。
ビジネスとしてこれが成立するかどうかという判断は、これから次第ということになるかと思うんですけど、
もともと僕らとしては、音声広告に興味を持ってくれる人を増やしたいと考えてこの広告を出しているので、
現在の状態でも既に満足できているといった気分になっています。
その上で、中長期的な流入ですとか認知の拡大が期待できると考えると、成功といって良さそうな気もしますが、
逆に何か反省点ですとか、行ったがゆえに今後より良くするための気づき等はございましたか?
正直、想像以上のクリエイティブを作っていただいたので、弊社としては非常に満足しています。
これは大声深岩さんが我々の意図をしっかりと汲み取ってくれたためと考えています。
そういう意味では、ポッドキャスターさんと広告主さんとのコミュニケーション、信頼関係が重要になるとは思います。
我々は仕事柄、各ポッドキャスターさんがどのような方かある程度把握していますので、今回はスムーズに進んだのですが、
もし、一からいろいろやっていくとなると大変かもしれないですね。
アメリカではホストリード広告を依頼するアドネットワークのような存在もありますよね?
ありますね。
今後、ロボットスタートさんでそのようなことを行う可能性はないんですか?
あると思います。先ほども申しましたが、人間関係が重要になりますので、
やるとしても、僕らがいつもやっている運用型のプログラマティックに広告を挿入するというものではなく、
主導回避と行う形になると思っています。
そういう意味では、現在もある程度対応させてもらえるのかなと思っています。
なるほど。そういう意味では、相談可能と言えば可能だと。
はい。
今回はホストリード広告に焦点を当てましたが、そろそろ終わりにしましょうか。
はい。
それではご視聴ありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、
こんな検証をお願いしたいぞという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にご相談ください。
それではまた。
音声広告実験体。今回もロボットスタートの中の人2名と外の人1名でお送りします。
それでは早速ですが、今回はどのような実験を行ったんですか。
今回ですが、先日行った音声広告を活用して、特定のPodcastの再生数をどこまで伸ばせるかという実験ですが、
2000回再生の広告量でカテゴリーランキングが45位まで上昇したというお話をしました。
2回目の時ですね。
2回目ですね。その中で、まずはもっと気合の入ったダイナミックな実験を行ってほしいというお声をいただきました。
そういうご意見があったと。
そうなんですよ。合わせてランキングが上がったことには意味があると思いますが、
例えばSEOだと検索結果の1ページ目に乗ることが重要などの数値的な基準を持つことも必要だと考えました。
この辺りを整理する中で、カテゴリーランキングの10位以内に入ることを今回の目標として設定しました。
なるほど。数値目標を設定して、それを狙いに行くわけですね。
そうですね。ですので、今回の実験はカテゴリーランキング10位以内を狙うのに必要な広告量を調べてみたです。
ランキング上昇の成功
なんか面白そうな実験ですけれども、一方で検証費用が読めない危険な実験のようにも聞こえます。
そういう意味では、どの程度の広告量が必要かの仮説がすごく重要になるかと思いますけれども、この点についてはどのように考えられましたか?
はい。まず前提として、分散して広告を出すより、期間を集中した方がランキングに与える影響が大きいことがわかったので、今回1週間に集中することを決めました。
短期間に集中したと。
はい。その上で、今回ご協力いただいたポッドキャスターさんのカテゴリーがマーケティングカテゴリーだったので、現在上位にどのようなポッドキャストがあるかを調べました。
結果、5番組ほど上位以内を安定してキープしているポッドキャストが存在していることがわかったので、残り5枠に入ることができれば、今回の目標を達成できると考えました。
調べたところ、不可能な目標ではなさそうだと。
はい。その上で予算会議というものを開催しました。
ん?それはどういうことですか?
実はですね、この実験は予算を経営陣の財布から演出をしています。
おー。
今までの実験のように予算が見込めるわけではないので、厳しい戦いになる可能性もあるのかなと思って。
なるほど。皆さん、大きなリスクを負ってるわけですね。
はい。ベストを尽くす意識を持つという観点では、自分たちを追い込む必要もあるのかなと思って、今回このような設計にしました。
うんうんうん。
もちろん、目散が全くないというわけではなく、1万5千から2万程度の再生数となる見込みをして、これならいけるかなというふうに考えたというわけです。
この仮説がすごく重要なポイントになるかと思いますけど、ちなみに1万5千から2万再生と仮説立てた背景について教えてください。
実は僕たちは発表させていただいている以外にも、音声広告量とランキングの変化について様々なデータを取り続けています。
このあたりの分析は当社のCTOの方が長けているので、彼にこの件に尋ねてみたんですが、大体これぐらいだろうというところで、今回それを信じて実験しようということになったわけです。
CTOに運命を委ねるということで、予算から大きく外れないことを祈りますけれども、ちなみに今回の検証概要はどのようなものだったんでしょうか。
まず始められたばかりで、200位未満のランキング外のポッドキャストをPRするために、合成音声によるクリエイティブを1種類作りました。
ターゲティングは番組の内容に合わせて、ビジネスカテゴリーと教育カテゴリーに限定。
初日は8000回の音声広告からスタートして、時間ごとのランキング変動を追い、報告量の調整を行いました。
概要についてはイメージを持ちました。その上で結果をお聞きしたいのですが、まずは目標は達成できたんでしょうか。
見事ですね。開始3日目に約18000回の広告量で目標を達成することができました。
その後も数日間ランキング順位以内を安定して推移するということで、見事達成できたということになるかと思います。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
これ瞬間的なランクインかと思ったんですけども、そういうことではないですね。
検証結果と今後の展望
これまでの検証データとしてランキングが上昇するとですね、音声広告を止めたとしてもすぐに順位が下がるということではなく、
維持するかもしくは緩やかに下がっていくという傾向が見られるんですね。
これはランキングに影響を与える係数の効果が数日間残るという点と、コンテンツの質が高い場合はランキング順位に一度入るとですね、
間接流入の増加から係数の上昇につながってランキングがしばらく維持されるということだと思ってます。
今の話を踏まえると、このポッドコストを開始直後に出稿するのではなくて、
ある程度コンテンツの質ですとか本数を整えた上で活用された方が効果を期待できそうですね。
はい、その通りです。
だいたい目安として、少なくとも3本以上のエピソードを用意した上で活用された方が良いかなと思います。
ちなみに今回の実験において、この検証前にいろんな仮説を持たれたと思うんですけども、
行ってみて何かずれたというか異なった点ってありましたか?
ランキング順位以内に入る上で必要な広告量についてはほぼ仮説通りでした。
が、広告量とポッドキャスト再生数の増加、またランキングの相関性というのが想像以上に高かったです。
もちろん広告量が増えるとどこかで限界点に達して効果が落ち始めるというふうには想定をしていますが、
今回の2万再生規模程度ではほぼ影響がなかったように感じています。
この限界点がどこにあるのかというのは、今後把握をしていきたいなというふうに思います。
2万再生規模ではかなり相関性が想像を超える高さだったということで認識をしましたけれども、
これ別途今回の検証を通じての気づきですとか感じた課題等があれば教えてください。
今回はマーケティングカテゴリーというところでの実験をしたわけなんですが、
カテゴリーごとに結果っていうのは多分大きく変わると思うんですよね。
ですので今後は他のカテゴリーでも同じような検証を重ねて有益なデータが取れればですね、
また皆様と共有できればというふうに思っています。
また今回10位の壁が見えたと思うので、次は3位以内を狙った検証をしたいなという意欲も出てきますね。
3位以内ですか。ちょっと規模感が変わりそうな気もしますが、
実験しすぎてお財布が空っぽにならないことを祈ります。
ということで今日はこのあたりにしましょうか。
本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、
こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にご連絡ください。
それではまた。
音声広告実験体、今回もロボットスタートの中の人2名と外の人1名でお送りします。
早速ですが、今回のテーマについて教えてください。
今回は6月最終週ということで、
ここ1ヶ月の音声広告に関わる動きを10分で伝えられるかに挑戦してみたいと思います。
本当に10分でキャッチアップできたらお得な感じがしますけど、大見え切って大丈夫ですか?
音声広告の効果検証の限界
弊社ではオーディオスタートニュースというメディアを通じて、1日2本から4本、
月間で約40本から80本、音声領域に関わる記事を作成していますので、基盤はあります。
その中から特に注目すべき記事をピックアップしてお届けするわけです。
すべては編集長である中橋次第ですね。
期待にお応えできるように頑張りたいと思います。
音声広告への思いが溢れすぎて、話が長くなりすぎない点もポイントになりそうですね。
日頃の反省も含めて頑張りたいと思います。
さて、日本のニュースと海外のニュースに分けてお届けできればと思いますが、
まずは日本からいきましょうか。
それでは早速ですが、まずは日経トレンドさんのトレンドマップ2023上半期の発表にて、
将来性のあるマーケティング手法として、1位になんと音声SNS、
将来性のあるテクノロジーの1位にも音声ユーザーインターフェースと、
いずれも音声に関わるキーワードがランクインしました。
これ、いずれも音声領域からということですけど、
正直なところ、私の周りではそこまで流れが来ているようには感じません。
この違和感は何でしょうか。
ポッドキャストの利用が将来性のある若者、若年層という世代で広がっているという点が、
今回のレポートで言う将来性のあるマーケティング手法として、
選ばれた理由だというふうに捉えています。
ポッドキャストは利用者数が1680万人に達したとされ、
特に若年層を中心に広がりを見せているということが背景にあるようです。
これはつまり、私が将来性のある若年層でない点が、
違和感の原因ということですか。
いや、そうかもしれませんね。
近い時期に、白黒堂グループのメディア環境研究所が、
ポッドキャストユーザー調査2023を実施しました。
全年齢の聴取率は19.5%に対して、
10代から20代の聴取率は33%と、
3人に1人が聴取率が低いということです。
10代から20代の聴取率は33%と、
3人に1人が利用しているという発表がされましたので、
この流れは確かかなと思います。
また、聴取後のアクションについて、
ハッシュタグ番組名でつぶやく、
番組のグッズを買う、
有料サロンに加入するなど、いずれの指標を見ても、
ラジオや無料動画の視聴者数を大きく上回っている点も
記録される背景にあるかと思います。
将来性のある世代に加えて、聴取後のアクションも良いと。
ちなみにこれは海外でも同じような傾向ですか?
アメリカに関しては同様の傾向にありましたが、
最近では少しずつ変わり始めています。
2023年3月に発表されたエディトンリサーチのレポートによると、
12歳から34歳が週間で40%聴取しているように対して、
35歳から54歳も39%と同率になりました。
両年齢とも2021年に比べて増加したのですが、
35歳から54歳の増加が大きくて、追いついた形になります。
ちなみに55歳以上は14%のまま横ばいでした。
ここ数年で12歳から54歳までの聴取率が近づいている。
この原因や背景について分かることがあれば教えていただいてもいいですか?
はい。ポッドキャストを聴取するプラットフォームの割合が
変化している点が大きいと考えています。
例えば、朝日新聞などのポッドキャスト調査における日本のデータを見ると、
2022年は41.8%がスポティファイ経由で聴取されているというデータがあります。
スポティファイの日本進出は2016年ということもあり、
35歳未満のユーザーが50%を超えておりますので、
当然に若年層の聴取比率は高くなります。
これがアメリカでは状況が異なるということですか?
はい。ポッドキャストの配信プラットフォームについて、
Apple、Amazon、Google、スポティファイ等のガリバー企業がしのぎを削っているのはご存知ですよね。
はい。ぼんやりですけど、理解しているつもりです。
ここ数年で、35歳から54歳の世代も使い慣れているYouTubeがシェアを大きく伸ばしており、
この点が影響を与えていると考えています。
ヒムラスメディアが発表した最新のポッドキャストレポートによれば、
2023年4月にはYouTubeを通じたポッドキャストの再生は29%となり、
スポティファイの17%やAppleポッドキャストの16%を大きく上回ったとあるんですね。
他の統計とは異なる結果でもあるんですが、
大枠としてYouTubeが配信プラットフォームとして成長しているのは間違いないところなのかなというふうに思います。
ほうほうほう。少しイメージができてきました。
さらに、何のデバイスを通じて利かれているのかというのもポイントになるかと思います。
亀尾さんが日常的に使うデバイスは何ですか?
触れている時間が、
長いのはパソコンですね。
ここにも世代格差というものが存在しています。
具体的には、スポティファイやAppleはスマートフォンを通じた長所が80%を超えているんですね。
一方、YouTubeはスマートフォン経由の長所が58%とかなり低く、
代わりにパソコン経由が21%、テレビ経由が13%高くなっているんですね。
ほうほう。確かに年齢層とプラットフォームの相性はありそうですね。
私もパソコン経由でポッドキャストを聞くことが多いので、
悔しいけどなんとなくわかります。
この程度を踏まえると、日本の今後を予測するにあたって、
YouTubeが日本に向けたポッドキャスト展開に
どの程度力を入れてくるかも重要なポイントになると考えています。
アメリカではこの流れを加速する動きとして、
ポッドキャストをYouTubeに上げやすくするように、
ポッドキャストのエピソードを簡易的にビデオ変換できるという機能も出始めているようです。
YouTube自身もポッドキャスト番組の
RSS取り込みシステムをテスト中という報道もありましたが、
他社が先駆けてこのような機能を出すのもアメリカらしい動きですね。
ちょっと待ってくださいね。
日本の話を取り上げるはずが、いつの間にかアメリカ中心の話になってますので、
一旦戻しましょうか。
ハテナの創業者の近藤さんが
ポッドキャストの音声をテキスト化するサービスを開始されましたよね。
これが何を意味するのかぼんやりはわかるんですけれども、
クロート目線で教えてもらってもいいですか?
狙いはいくつかあるかと思いますが、
ポッドキャストにおけるコンテクシャルターゲティングを見据えての動きじゃないかなと思っています。
クッキー規制の絡みで耳にした記憶がありますが、何でしたっけ?
詳細まで説明するとかなり時間がかかってしまうので、
本当に簡単にお伝えすると、クッキー規制というのが
個人情報保護の観点から禁止される流れにあります。
これまでインターネット広告の世界はクッキーを通じて取得した
個人の特性や行動履歴を基に個人を狙ったターゲティングを可能としていたわけですよね。
ここに規制がかかるということは、
個人を狙い打ったターゲティングはやりにくくなるわけですね。
ここで注目されているのが、メディアのテーマや
コンテンツの中身をベースに行うコンテクシャルターゲティングという考え方になります。
わかりやすく言うと、例えば旅行をテーマとした
ポッドキャスト番組を聴くリスナーさんは、旅行に興味を持っている可能性が高いと
推測できます。
さらに番組内で喋っているキーワードとして、例えば
京都や綺麗な海、マチビジューというキーワードが含まれていることが
わかれば、より確かな推測に基づくターゲティングが可能となりますよね。
なるほど。一度テキストに直したほうが
コンテクシャルターゲティングの精度を上げやすいと。
そうですね。
音声広告という観点から見ると、この点に注目せざるを得ない
というふうに思います。
ということで、我々も運営するいくつかの音声コンテンツを登録させてもらって
経路や状況を常にウォッチを去っていただいております。
日本でもいろんな動きが始まっているんですね。
この点について改めて取り上げたいと思います。
もう10分経ちましたね。
終了です。
番組外ならいくらでもお付き合いするので、我慢してください。
今日はこの辺りにしましょうか。
本日もお聞きいただきありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、
こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクより
お気軽にご連絡ください。それではまた。
音声広告実験体、今回もロボットスタートの中の人2名と
外の人1名でお送りします。
CTOによるインターネット広告と非常波打状広告の効果測定手法
さて早速ですが、今回のテーマについて教えてもらってもいいですか。
今回のテーマは音声広告における効果検証の限界について
CTOに聞いてみたです。
以前の回で音声広告の効果検証には限界があるとお伝えしましたが、
この点についてもっと詳しく知りたいという声を複数いただきました。
その声にお答えして、ややネガティブな面はございますが、
このテーマを取り扱いたいと思います。
イメージとして音声広告の効果検証は
ラジオ広告などのマス広告とインターネット広告の中間に位置しますが、
それがなぜなのかを技術面から分かりやすく説明してほしいと
CTOに相談しました。
CTOといえば、以前のランキング順位以内に入るための再生数を
ビシッと当たられた方ですよね。
それが極度の緊張症とのことで、今回もダメでした。
残念ですね。
ですが、事前収録なら大丈夫とのことで、事前にいくつか質問をして
回答を預かっています。
なるほど、そういう形におきましたか。
ちなみにCTOはどのようなご経歴の方なんですか?
CTOのプロバイダーで活動していた頃、私が1社目に起業した
モバイル広告などネットワーク事業を行っていた際に
ハンティングをしました。
その会社をインターネットサービスを総合的に展開する公的企業に売却した際に
CTOはそのまま広告事業を行うグループ会社の技術部門の部長として
その後7年近く幸せな日々を送っていたようです。
このロボットスタート創業後に再びハンティングをしたということになります。
もう一度スタートアップで自分を追い込みましょうと
お誘いしたわけですね。
ちなみに2度もハンティングしたということですけど、
お二人とも付き合いが長いんですか?
そうなんですよ。15年以上の付き合いとなります。
具体的にどのようなご質問をされたのか教えてもらってもいいですか?
最初に音声広告に関わる効果測定方法について
他の広告手法との比較を含めて私の方から質問いたしました。
早速聞かせてもらってもいいですか?
音声広告の効果測定について話す前に
インターネット広告と非常波打状広告の効果測定手法について
確認したいと思います。
音声広告の効果測定
インターネット広告では
ウェブサイトやアプリ上でバナー広告を表示し
商品ページに誘導して購入させるなどの動線が自然に作れます。
また、広告ごとのインプレッション数、クリック数、購入数などが測定できます。
一方、非常波打状広告では
非常波打状広告を表示することも難しく
主に聴取率という指標を利用しています。
聴取率は調査会社による定期的な調査により計測されています。
次に、本題の音声広告の効果測定についてです。
音声広告の効果測定手法としては
主に次の方法があります。
1つ目は再生数の測定です。
当たり前だと思われるかもしれませんが
ラジオ広告に比べると再生数がリアルタイムに取れるだけでも進化しています。
2つ目は、広告を聴いた人がサイトに訪問したかどうか
また、サイト内で商品を購入したかどうかを
間接的に測定する方法です。
こちらは他の広告と変わらない手法となります。
確かにラジオ広告とインターネット広告の中間というイメージを持ちましたが
デジタル音声広告では
聴取データとコードデータが簡単にはひも付けられないということですね。
再生数の取得だけだとちょっと物足りない気もしますし
ブランドリフト調査となると
実行できる企業が限られるのではないかという印象を持ちます。
まさに音声広告が市民権を得るためには
消去法的に間接的な効果測定をどう行えるかが
ポイントになると考えています。
しかし間接的な効果測定方法と聞いたときに
ちょっと素人だとイメージを持ちきれないのですが
この点についても質問をしましたのでお聞きください。
ぜひお願いします。
先ほど音声広告の効果測定手法として3つを挙げましたが
その中で広告を聞いた人がサイトに訪問したかどうか
またサイト内で商品を購入したかどうかを
間接的に測定する方法について
お聞きしたいと思います。
音声広告は長打撃をする方が多いので
PCやスマホの画面は見ていなかったり
見ていたとしても他のサイトを見ていることが多いですよね。
その状況からアクションを起こさせるためには
次のような方法があります。
1つ目はリンクをクリックと読み上げることで
あらかじめ概要欄に設定した効果測定可能な
リンクをクリックさせるという方法です。
この方法はエピソードに対して
広告が固定の場合は有効でホストリード広告などで
利用されています。
2つ目はクーポンコード割引と読み上げることで
報入時のクーポンコードの入力により
報告の効果を測定します。
この方法はエピソードに対して報告を動的に挿入する場合でも有効ですが
報告運指側のシステムでクーポンコード入力に
対応している必要があります。
3つ目は検索からのサイト訪問や購入などの
アクションを誘導する方法です。
この方法は音声広告を聞いた人とサイトを訪問した人を
どうやって結びつけるのかという点で疑問が湧きます。
これに関してはIPアドレスと端末情報を利用して
推定する技術を利用します。
IPアドレスは場所によって変化するので
移動中などには推定ができないといった制限はあります。
しかし在宅中などIPアドレスが変わらない場合は
推定が可能となります。
1つ目と2つ目は利用可能なシーンが限られると思いますので
多くのニーズに対応するという意味では
端末情報などで追跡する方法がポイントになりそうですね。
弊社としてもそのように捉えていますし
トラッキングするための技術も備えています。
一方で注意しなければいけない点がありまして
このIPアドレスベースで追える情報には制限があるということです。
ちなみに次の3つのうち間接的な測定が可能なケースは
1. 仕事中に聞き、家でアクセスしたケース
2. 帰りの電車の中で聞き、番組の終了後にアクセスしたケース
3. 帰宅後の自宅のWi-Fi環境でiPhoneで聞き
パソコンからアクセスしたケース
4. 仕事中に聞き、家でアクセスしたケース
5. 仕事中に聞き、家でアクセスしたケース
確か先ほど移動すると終えないと言われてた気がするので
そうなると3の自宅利用のケースですかね
それでは正解を発表します
1と2のケースは移動によるIPアドレスの変化から
ほぼ追跡できません
3はハンドルを動かすと追跡できません
半分正解で半分不正解です
パソコンがMacの場合はIPアドレスが同じで
端末が同じApple製なので多くのケースにおいて
同じユーザーと見なされ追跡可能です
一方でパソコンがWindowsのケースやアクセスした端末が
AndroidとOSが異なる場合は多くのケースにおいて
追跡難易度が大きく上がってしまいます
ちょっとずるい問題でしたけど
多くのケースにおいては追跡が難しいということですね
私も携帯がiPhoneでパソコンがWindows環境なので
今の話で言うと対象外になりそうです
感覚的に追跡できるのは20%くらいでしょうか
言い換えると実際はOL数値の3倍から5倍程度の
ユーザーアクションが行われていると推定して
費用対効果を大まかに予測するという捉え方もあり
米国ではその考え方も含め利用が広がっていると思います
ただそれならばもともと正確に追える既存の
インターネット広告の方が安心と考える方も
選択になるのかなと思います
インターネット広告業界の流れとしては
アメリカではクッキー規制後の世界を見据えて
厚生広告の活用が広がっていることもあるかと思います
少なくとも例えばゲーム系のポッドキャストを聞く人は
ゲームに興味を持っている可能性も高いでしょうから
コンテクスチュアルターゲティング
前向きにデジタル音声広告を活用するには
技術的にもっと深掘れる可能性はないでしょうか
この点についてもCTOに質問したので聞いてみましょう
お願いします
効果測定方法とアナログ的手法
これまでお話ししてきた通り音声広告の特性上
効果計測には技術的な限界があります
個人的には音声広告の効果計測において
技術的にできることは今後もあまり変わらないと予測しています
そんな中でより精度の高い効果計測を行うためには
技術的な手段に頼るだけではなく
アナログ的な手段を併用することが有効です
クーポンコードの利用や概要欄への包括測定可能なリンクの設置も
アナログ的な手段の一つといえます
また音声広告を出している期間に
外部のアクセス解析ツールなどで
新規ユーザー数やアクセス数の伸びなどを継続する方法も
組み合わせることが有効です
アクセス解決は難しく
アナログな手段を絡めるか大まかな係数の伸びから
推測する必要があるか
アドテックの歴史またアメリカの音声広告市場における技術を
日々調査しての結論なので
少なくとも簡単ではないということかと思います
弊社でも追求していきたいと思いますが
少なくとも現時点ではアナログな手法を組み合わせた方が
効率が良いということは確かかと思います
一方で音声広告の優れた要素として
クリエイティブ制作と費用対効果
クリエイティブの制作単価が低いという点もありますので
一定以上の成果が見えれば正確なデータを
出すことができるかもしれません
そういう考え方もあるわけですね
確かに音声クリエイティブ自体は簡単に
作れる印象がありますが
一方でプロの声優さんに依頼するとか
収録環境を準備するとそれなりの負担はありますよね
そうですね プロの声優さんを活用されるケースはその通りだと思います
音声広告はまだ黎明期ということもありますので
そもそも費用対効果が合うのか
まずは試してみたいという方が多いと認識をしています
そのお試しをするのに最初から声のプロを使って
クリエイティブに数十万かけてというのはさすがにハードルが高く
かもしれません
確かに試す段階で数十万というのは利用できる方が限られそうですよね
音声広告市場が成長するために今は多くの方に
簡易に試してもらえる環境整備も重要だと考えています
例えば初期段階においては
音声合成技術を活用したクリエイティブを制作し
確証を持った上で声のプロを使ったクリエイティブに挑戦される
やり方も一案だと考えています
確かにそれができれば活用が広がりそうな印象もあります
音声広告の良い部分は完全聴取率が高いことで
音声合成でも情報を伝え切ることができると思っています
伝え切ってダメならば
音声合成でも費用対効果の充分なクリエイティブを見つけられた際は
その後に声のプロに置き換えれば
より高い効果が期待できると思います
費用対効果も合わせやすくなりますよね
全体像はイメージできますが
音声合成のクリエイティブがどの程度のレベルかによって
変わっています
今手元ですぐ再生できそうなものを流してみます
【コメント】
アメリカで今一番伸びている広告をご存知ですか?
答えはポッドキャストをはじめとするデジタル音声広告
アメリカではすでに8000億円を超える市場になっています
ポッドキャストから音声広告実験体で検索
確かに情報を伝えるという意味では十分そうですね
正直素人の私がしゃべるよりも伝わる気がします
これはコミュニケーションロボットをしゃべらせていった
当社の過去の経験が生きたという形かなと思っています
少し長くなってしまったので
ぜひまたお聞かせください
今日はこのあたりにしましょうか
本日もお聞きいただきありがとうございました
音声広告に興味のある方
音声広告についてもっと知りたい方
こんな検証をお願いしたいという方がいれば
01:14:43

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