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2023-06-16 09:16

EP04. ポッドキャストカテゴリーランキング10位以内を狙ってみた

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
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サマリー

音声広告を利用して特定のポッドキャストの再生数を増やす実験が行われ、カテゴリーランキング10位以内に入ることが可能であるという目標を達成することができました。広告量とポッドキャスト再生数の相関関係が高く、広告量の増加による影響が予想を上回ることがわかりました。

実験の目標設定と予算会議
音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人2名と、外の人1名でお送りします。
それでは早速ですが、今回はどのような実験を行ったんですか?
今回ですが、先日行った音声広告を活用して、特定のポッドキャストの再生数をどこまで伸ばせるかという実験ですが、
2000回再生の広告量で、カテゴリーランキングが45位まで上昇したというお話をしました。
2回目の時ですね。
2回目ですね。その中で、まずはもっと気合の入ったダイナミックな実験を行ってほしいというお声をいただきました。
そういうご意見があったと。
そうなんですよ。
合わせてランキングが上がったことには意味があると思いますが、例えばSEOだと検索結果の1ページ目に乗ることが重要などの数値的な基準を持つことも必要だと考えました。
確かに。
この辺りを整理する中で、カテゴリーランキングの10位以内に入ることを今回の目標として設定しました。
なるほど。数値目標を設定してそれを狙いに行くわけですね。
そうですね。ですので、今回の実験はカテゴリーランキング10位以内を狙うのに必要な広告量を調べてみたです。
おー、なんか面白そうな実験ですけれども、一方で検証費用が読めない危険な実験のようにも聞こえます。
そういう意味ではどの程度の広告量が必要かの仮説がすごく重要になるかと思いますけれども、この点についてはどのように考えられましたか?
まず前提として、分散して広告を出すより期間を集中した方がランキングに与える影響が大きいことが分かったので、今回1週間に集中することを決めました。
うんうん、短期間に集中したと。
はい、その上で今回ご協力いただいたポッドキャスターさんのカテゴリーがマーケティングカテゴリーだったので、現在上位にどのようなポッドキャストがあるかを調べました。
結果、5番組ほど10位以内を安定してキープしているポッドキャストが存在していることが分かったので、残り5枠に入ることができれば今回の目標を達成できると考えました。
実験の概要と目標達成
うん、調べたところ不可能な目標ではなさそうだね。
はい、その上で予算会議というものを開催しました。
ん?それはどういうことですか?
実はですね、この実験は予算を経営陣の財布から演出をしています。
おー、今までの実験のように予算が見込めるわけではないので厳しい戦いになる可能性もあるのかなと思って。
なるほど、皆さん大きなリスクを負ってるわけですね。
はい、ベストを尽くす意識を持つという観点では自分たちを追い込む必要もあるのかなと思って今回このような設計にしました。
もちろん目算が全くないというわけではなく、15,000から2万程度の再生数となる見込みをして、これならいけるかなというふうに考えたというわけです。
この仮説がすごく重要なポイントになるかと思いますけど、ちなみに15,000から2万再生と仮説立てた背景について教えてください。
実は僕たちは発表させていただいている以外にも音声広告量とランキングの変化について様々なデータを取り続けています。
このあたりの分析は当社のCTOの方が長けているので彼にこの件を尋ねてみたんですが、大体これぐらいだろうというところで今回それを信じて実験しようということになったわけです。
CTOに運命を委ねるということで、予算から大きく外れないことを祈りますけれども、ちなみに今回の検証概要はどのようなものだったんでしょうか。
まず始められたばかりで200位未満のランキング外のポッドキャストをPRするために、合成音声によるクリエイティブを1種類作りました。
ターゲティングは番組の内容に合わせてビジネスカテゴリーと教育カテゴリーに限定。
初日は8000回の音声広告からスタートして、時間ごとのランキング変動を追い、報告量の調整を行いました。
概要についてはイメージを持ちました。その上で結果をお聞きしたいのですが、まずは目標は達成できたんでしょうか。
はい、見事ですね。開始3日目に約1万8000回の広告量で目標を達成することができました。
その後も無実感ランキング10位以内を安定して推移するということで、見事達成できたということになるかと思います。
広告量とポッドキャスト再生数の相関性
おめでとうございます。
ありがとうございます。
これ瞬間的なランクインかと思ったんですけども、そういうことではないですね。
これまでの検証データとしてランキングが上昇すると、音声広告を止めたとしてもすぐに順位が下がるということではなく、
イージーするか、もしくは緩やかに下がっていくという傾向が見られるんですね。
これはランキングに影響を与える係数の効果が推移され残るという点と、コンテンツの質が高い場合はランキング順位に一度入るとですね、
間接流入の増加から係数の上昇につながって、ランキングがしばらく維持されるということだと思っています。
今のお話を踏まえると、モッドキャストを開始直後に出稿するのではなくて、
ある程度コンテンツの質ですとか本数を整えた上で活用された方が効果を期待できそうですね。
はい、その通りです。
だいたい目安として、少なくとも3本以上の一定程度を用意した上で活用された方が良いかなと思います。
ちなみに今回の実験において、この検証前にいろんな仮説を持たれたと思うんですけども、
行ってみて何かずれたというか異なった点ってありましたか?
ランキング順位以内に入る上で必要な広告量についてはほぼ仮説通りでした。
が、広告量とポッドキャスト再生数の増加、またランキングの相関性というのが想像以上に高かったです。
もちろん広告量が増えるとどこかで限界点に対して効果が落ち始めるというふうには想定をしていますが、
今回の2万再生規模程度ではほぼ影響がなかったように感じています。
この限界点がどこにあるのかというのは今後把握をしていきたいなというふうに思います。
2万再生規模ではかなり相関性が想像を超える高さだったということで認識をしましたけれども、
別途今回の検証を通じての気づきですとか感じた課題等があれば教えてください。
今回はマーケティングカテゴリーというところでの実験をしたわけなんですが、
カテゴリーごとに結果は多分大きく変わると思うんですよね。
ですので今後は他のカテゴリーでも同じような検証を重ねて有益なデータが取れればまた皆様と共有できればというふうに思っています。
また今回10位の壁が見えたと思うので、次は3位以内を狙った検証をしたいなという意欲も出てきますね。
3位以内ですか。ちょっと規模感が変わりそうな気もしますが、実験しすぎてお財布が空っぽにならないことを祈ります。
ということで今日はこのあたりにしましょうか。本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にご連絡ください。
それではまた!
09:16

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