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  2. #502 婚外恋愛という幻想
2023-07-24 35:17

#502 婚外恋愛という幻想

女性はなぜ婚外恋愛に惹かれるのか?


婚外恋愛とはいったいなんなのか?


何人もの方から婚外恋愛のお話を聞く中で感じたことをお話しします。


ーアフタートークー

関ヶ原古戦場に行くよ/子どもたちのケアバランス調整


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サマリー

彼は婚外恋愛についての幻想と現実を考察しています。婚外恋愛では夫婦関係の溝や親密な関係の欠如がよく起こり、女性はセックスの対象としての価値が心配される一方、男性は妻との関係改善を望むことが多いです。 不倫や婚外恋愛について話し合う際、お互いの感情を伝え合うことができないため、鈍感になってしまうことがあります。また、ドーパミンの影響で恋に溺れて冷静な思考ができなくなり、自分の問題を恋愛やセックスで解決しようとすることもあります。 結婚前のアイデンティティの確立と結婚後の夫婦関係の課題について考察し、婚外恋愛や不倫の背景に潜む心理的な要素を探ります。また、家族での関ヶ原の旅行を通じて子供に愛着を与えることの重要性を感じます。彼は話し始めると止まらず、お風呂に入る前と出る前ずっと喋り続けています。彼は三兄弟の中で生きています。

婚外恋愛のケース
婚外恋愛という言葉を聞いて、どういったイメージを持たれますか?
不抵抗意?不倫?それとも純粋な恋愛感情?
今日は、婚外恋愛について、僕が思うことをお話ししようと思います。
アツの夫婦関係学ラジオ、このラジオでは、夫婦関係をより良くしたい、そんな方のために、関係改善のヒントをお送りしています。
婚外恋愛という言葉、結構聞いたことがある方が多いと思うんですね。
僕は、夫婦関係の相談を3年間以上続けていて、すごくたくさん聞いたんですよ。
今までの人生で聞いたことがないぐらいの数の婚外恋愛のケースを、めっちゃ聞いたんですね。
男性からも聞いたし、女性からも聞いたし、いろんなパターンを聞いたんですけど、
共通点がいくつかあるなって感じていて、
今日はこの婚外恋愛についてお話ししようと思うんですね。
まず最初に言っておくと、僕は婚外恋愛というのは幻想だと思っています。
なぜそう思っているのかについて話をしていきますね。
まず、どういったケースなのかというと、
例えば女性が婚外恋愛をしている場合、もしくはしたいと思っている場合というのは、
夫と関係がうまくいっていなくて、うまくいっていればしないんでしょうけど、うまくいっていなくて、
前提条件としてあるわけですよ。
夫と関係がうまくいっていない、夫がしてくれないから外出するというケースもあるんだけど、
そっちは結構、僕が聞いている話の中では、まれで夫がしてくれないんじゃなくて、
夫とはもうしたくないというケースが多かったんですよ。
夫婦関係に溝が張りすぎて、夫との間に親密な関係が全く築けていない。
夫も何も努力しようとする意志が見れないと。
こいつはダメだと。こいつは何言ってもダメなんだと。
そういうふうに夫に対する恨みがどんどんどんどん積み重なっていくんですね。
積み重なっていくと、気がつけば自分が30代後半とか40代とかになったわけですよ。
50歳以後になったら女性って平形しますから妊娠できなくなりますよね。
多分このあと10年したら平形するっていうのが恐怖感としてあるんじゃないかなっていうのは感覚的に僕は思っていて、
女性として終わる前にってよく皆さん言うんですよ。
女性として終わる前に恋愛がしたい、セックスがしたいっていう。
これ多分できなくなるっていう考えがあるんだと思うんですよ。
50歳とか40代後半とかになってきたら用心が衰えてきて、セックスもできなくなってきて、
相手にされなくなるんじゃないかっていう。多分モテなくなるんじゃないかみたいなね。
セックスの対象としては恋愛対象として自分が見られなくなるんじゃないか。
女性の婚外恋愛の動機
女としての価値が著しく減るんじゃないかっていう恐怖感が多分あるのかなと思うんですよ。
その恐怖感がありつつ夫との関係がもう悪くなっていて、夫も努力しようとしないと。
これじゃダメだと。そうなると他の方に目が行き始めて、なんかいい人現れたってなるわけですよ。
で、バーって現れると、いい人がそこで現れて、なんとなくいい感じになると、ドーパミンがブワーって出るんですよ。
ドーパミンがもう信じられないくらいブワーっと出て、人ってドーパミンが出過ぎるとバカになるんですよ。
これ本当にそうだなと思ってて、専門書でも書いてあるんだけど、
セックスに関して性的な行動に関して冷静な対応をいつもとれる男女であったとしても、
そういった性に関する何か動画とか写真とかを見て、ドーパミンがブワーって出ると、
非人道的なことでもできちゃうんですよね。実際にやらないんだけど、そういうことをやっても問題ないみたいなふうに思っちゃうんですって。
そういう実験結果があるんですよ。それを思うと、人って恋愛してる最中でドーパミンがブワーって出るじゃないですか。
で、ブワーって出ると、パートナーが傷つくことなんかどうでもいいみたいに思ってきちゃうんですよ。
そういったケースが女性の場合は結構多かったんですよね。婚外恋愛をしている場合、もしくはしたいと思っているケースの場合って。
逆に男性が婚外恋愛をしたい、しているっていう場合は、僕に寄せられる相談はほとんどなかったです。
なぜなら僕のところに来るのは、妻との関係が困っていて何とかしたいっていう男性が多いから。
外で恋愛してる、セックスしてるって男性は別に困ってると思ってないから、僕のところは来ないんですよね。来なかったんですよ。
そういう話はなかったんだけど、夫が不倫してた、浮気してたって話は何度も聞いたんですよ。
そこに出てくる話っていうのは、女性とはちょっと違ってて、恋愛したいとかっていうのじゃないんですよね。
セックスがしたい、妻がしてくれないから外でしたみたいな話が多いんですよ。
そこをもっともっと紐解いていくと、欲しいのはセックスじゃなかったって話が大体多くの場合になるんですよ。
何が欲しかったの?っていうと、妻との間の親密な関係が欲しかったっていう話になるケースが多いんですね。
もっとお互いに何でも言い合えるような関係になりたかった。
もっとお互いに思っていること、感じていることを素直に話し合えるような関係になりたかった。
何だろう、すぐに怒ったりとか否定したりとかではなくて、お互いに受け止め合えるような関係が欲しかった。
親密な関係が欲しかった。
それは言葉かもしれない、コミュニケーションか、言葉としてのコミュニケーションかもしれないし、
行ってらっしゃい、ただいま、お帰り、ありがとう、ごめんね、といったすごいシンプルな言葉だけど、
シンプルだけど、その人の心にすごく深く染み入るような深いコミュニケーションかもしれない。
もしくはハグをしたいとかキスをしたいとか、セックスではないんだけども、
身体の触れ合いによって親密感を感じたかったのかもしれない。
そういったものを求めていたんだということに、最後気がつくというケースが多いんですよね。
婚外恋愛の定義と現実
でも気がついたときには、妻に浮気がばれていて、妻からはめっちゃ恨まれているとかね、
めっちゃこの人ないわってなっているとか、挨拶かされているとかね、というケースがすごく多かったんですよ。
今日は男性の話はしないんだけど、女性が婚外恋愛をしたいという話を何度も聞いて、
なんなんだろうってすごい悩んだんですよ、僕。
なんでこんなに婚外恋愛、婚外恋愛って言うんだろうと思っていたんですよ。
で、ちょっと思ったのは、彼女たちが言う婚外恋愛っていうのは、ある前提条件が存在していて、
それはパートナーが、自分の夫がね、自分の夫が私が浮気をしていること、
私が他の男と恋愛すること、他の男とセックスすることを、
私の夫が認めることっていう前提条件がついてくるんですよ。
だからオフィシャルな雰囲気をまとうんですよ。
婚外恋愛って言葉って、なんとなく認められた感があるじゃないですか。
アンダーグラウンドな匂いってしないですよね。
不倫とか不抵抗意って言われると、すごい犯罪臭がしますよね。
不抵抗意って犯罪行為とイコールだから、ものにアングラなワードなんだけど。
だけど婚外恋愛って言うと、なんか健全な匂いを感じますよね。
健全な雰囲気を感じますよね。
あ、結婚外で恋愛するのね。
あ、なるほどねって思っちゃうんだけど、ちょっと待てってなるわけですよ。
すごい健全な空気をもとった言葉なんだけど、
僕が聞いている範囲の話だと、これは単なる幻想なんだと思うんですよ。
もうちょっと話をしていくと、婚姻関係を続けながらパートナー以外と恋愛すること。
そこにはセックスも含まれるといった抗議を指しますよね。
そしてパートナーの承諾が必要なケースが多い。
もしくは認めるべきだとその本人が思っている。
婚外恋愛をしたいと思っている人が、
私のパートナーは私は婚外恋愛することを認めるべきだ。
なぜ認めないというふうに思い込んでいるケースが多い。
なんでなんだろうと思っていたんですよ。
つまりこれって、夫婦関係も家族も壊さずに、
第三者と恋愛関係を持つことという定義付けなんですよ。
婚外恋愛というのは。
僕が聞いている範囲ですよ。
これは辞書的な定義ではなくて、
僕がいろんな人の話を聞いている中で感じた定義はそれだったんですね。
夫婦関係も家族も壊さずに、第三者と恋愛関係を持つこと
という定義があったわけですよ。
多くの人は家庭は壊さないのだから何が悪いのという考えになっていく。
今日の話は男性の方にはぜひ聞いてもらいたいんだけど、
自分の妻がそうならないかというふうにちゃんと気をつけてほしいんだけど、
そういうふうに思っている人が世の中にたくさんいるんですよ。
そういったコンテンツもたくさんありますよね。
セックスレスのトピックとなっているドラマ、漫画、小説、
めっちゃいっぱいありますよね。
いまネットフィックスでもやっているのかな。
いろいろとありますけど、
コンテンツの一つみたいに扱われているんですよ。
婚外恋愛って健全なものみたいな感じで。
でもこれってよく考えてほしいんですけど、
夫婦関係も家族も壊さない不倫関係ってあるわけないじゃないですか。
あると思うのかっていうところを話をしていきたいんだけど、
なんでこういうふうに思っちゃうのかというと、
女性が相手が納得すればいい、自分の夫が納得すればいい、
納得すべきだって思っているんですよ。
私は婚外恋愛することに対して、夫は納得すべきだ、理解すべきだと思っている。
なぜなのか。
それは、私はこんなに傷ついてきたのだから、
あなたは認めるべきだというふうに思っているケースもあるんですね。
そういった真理が背景としてあるんですよ。
これに関しては確かに理解できるんですね。
この話はもうちょっと後でしますけど、
じゃあそういうふうに迫られた夫が本当に傷つかないのか、
本当に納得するのかっていうと、そんなことはないわけですよね。
お互いの感情の鈍化
妻が不倫している、分岐している、婚外恋愛しているという話は、
もう嫌なことを聞いたんですけど、みんな傷ついているんですよ。
僕が聞いている限り、それを望んでいる。
うちの夫は傷ついていないという人もいるかもしれないけど、
僕が聞いている限りだと、どの男性もみんな深く傷ついていて、
一体どうしたらいいんだろうと言って、僕のところに来るんですよ。
みんな傷ついていた。
こういったことが起こった直後って、多くの女性は
夫に対して憐れみの感情を抱かないんですよ。
なんでなんだろうと思っていたんだけど、何も感じないという人もいるわけですよ。
かわいそうとも思わない。
え?って第三者からしたら思うじゃないですか。
これ何なのかというと、
僕は一種の復讐みたいなものなんじゃないのかなと思うんですよ。
ずっと自分が性の対象として扱われてこなかったりとか、
子供が生まれて大変な時に全然助けてくれなかった。
私のことを助けてくれなかった。
パートナーなんかじゃないって。
単なる同居人だと。
あなたは私のケアなんて考えたことなんかなかったでしょ。
それについて私が何か言うと、あなたはずっと反論ばっかりしていて、
この関係性に向き合おうとすらしなかった。
そんなあなたに、なぜ私が憐れみの感情を持たなければならないのか。
おかしいでしょ。
っていう風になっているケースが多いんですね。
だから何も感じないんですよ。
傷ついている夫に対して。
だからっていう風になっているんですよ。
そうならないように、これ聞いている男性で、
まだ自分の妻が浮気していない人は、
本当に気をつけてほしいんですけど。
そういう風になっているので、
何とも感じていないんですよ。
なんでなんだろうって思うじゃないですか。
じゃあ夫のことを、
夫が傷ついていることに何も感じない。
夫が傷ついていることに、
憐れみの感情も何の思いやりの感情もわかない。
なんで一緒に住んでいるの?ってなるじゃないですか。
なんで結婚しているの?
離婚すればいいじゃん、そんな人と。
離婚して新しい人と結婚すればいいじゃん。
新しい人を見つければいいじゃんって思いますよね。
でも多くの女性はしないんですよ。
離婚しないんですよ。
今の婚姻関係を続けながら、
外で恋愛をしたい、セックスを楽しみたいって思っている。
なぜなのかっていうと、
私の夫がそれに同意すべきだって思っているケースもあるし、
同意すべきだと思っているケースもあるし、
別れられないっていう理由もあるんですよ。
多くは経済的な問題。
夫と別れてしまうと、
経済的に自分一人で稼がなきゃならないですよね。
子供もいると。
自分が子供を引き取ったとして、果たしてやっていけるのか。
そばにね、よくあるんだけど、
その浮気している女性が、
自分の両親がお金持ちだったりとか、
もしくはアパート持っているとか、
マンション持っているとか、
経済的に全然困っていない親だとしたら、
結構浮気しやすいし、
夫に対して憐れみの感情って持つケースあんまりないんですよ。
これ僕の聞いている範囲なんで、
すべてそうだってわけじゃないけど、
そういったケースが多くて、
逆に経済的にとても心細くなってしまうと、
自分一人で今までと同じような世帯収入を得ることができない。
子供に対して満足な教育を施すことができないかもしれない。
子供、親子が揃ったら怒涛に迷うかもしれないという恐怖感があると、
離婚しないケースが多いですよね。
夫に婚外恋愛を認めてほしいというケースが多い。
だけど、夫が、いやいや、何を言っているんだと。
もう別れてくれと。やめてくれ。離婚してくれ。
というふうに、もう切られそうになると、
もうすぐ辞めるというケースもあるんですよね。
すごい気持ちを切り替えるというか、
現実をやっと直視して、
何やってたんだろうというふうに思い留まる人もいる。
これは経済的な問題によって離れられなかったということもあるかもしれないし、
倫理的におかしなことをしていると、
ドーパミンの分泌が減ることによって気が付かされるのかもしれない。
だけど、そこに行く前の段階って、
経済力を担保されながら、
外では楽しく恋愛・セックスがしたいというふうなことを望んでいるわけですよね。
おかしいだろうって思うじゃないですか、あたから見たら。
でもドーパミンがいっぱい出ているときにはそう思えないわけですよ。
これが、婚外恋愛というのは単なる幻想でしかないと思う理由なんですね。
そもそも問題は何なのかって思うじゃないですか。
なんでこんなことになるんだと。
なんで自分は経済的な経済力を担保しながら、
外で恋愛したい、セックスしたい、
あなたが気付くほどどうでもいいって思ってしまうのか。
この背景には三つの問題があると思っていて、
一つはお互いに感情が鈍っているという問題が起こっていると思うんですよ。
これは婚外恋愛をする側も、される側も両方ともなんですけど、
自分たちが普段から相手に対して気持ちを伝えたりとか、
伝えられた感情を素直に受け取ったりするという行為ができていないと、
相手がどう思っているかということをちゃんとわからないんですよね。
ちゃんとわからないし、
自分が相手から大切にされているということも感じ取れないんですよ。
思いやりを相手に与えることと受け取ること、
これができていないと、相手の感情に対してすごく鈍くなってしまって、
どうでもいいとすれば思えるようになってくるんじゃないのかなと思うんですよね。
こないだ僕がコンパスションウォーカーセラピーのワークショップを受けたことによって、
結構思うようになったんですけど、
思いやりを受け取る、与えるというのって、
当たり前のようだけど、できていないケースってすごいたくさんあると思うんですよ。
僕もそうだったし、自分自身に対してもできていないし、
自分の妻に対してもできていなかったし、
夫婦間においてそれをお互いに行うということも結構難しい行為だと思うんですよね。
それって当たり前じゃんって思うと思うんですよ。
そういうことをわざわざ口にする必要ないよね。
夫婦なんだから分かり合ってるじゃん。
愛情をお互いに伝え合う必要なんかないだろって思っている人もいるよ。
じゃなくて、思いやりって与えないと相手に届かないんですよ。
当たり前なこと言ってるけど、相手に届けようと思わないと、
言葉にできないし、行動にもならないんですよ。
夫婦だから婚姻届を出してるから、それができてるっていうことにはならないんですよ。
それをやってないと相手に届かないんですよ。
そして相手から思いやりが欲しいんだったら、親密な感じが欲しいんだったら、
自分が与えないと返ってこないんですよ。
思いやりを相手に与える、そして相手からの思いやりを受け取る。
十分な思いやりを受け取れてないな、自分が与えてるけど受け取れてないなって言うんだったら、
それをちゃんと言葉にして伝える必要があるんですよ。
あなたからの愛情を感じてないっていうことをね。
こういった話し合いができてないことによって、感情が鈍ってるんじゃないかなって僕は思うんですよ。
それが一つ目で、二つ目は、さっきも言ったようにドーパミンがブワーって出てきて、
ドーパミンの影響
ドーパミンがブワーって出すぎてて、出すぎてるが故に冷静な思考ができなくなってるっていうケースがめっちゃあるなと。
恋に溺れているというか、久しぶりの恋愛で我を忘れて、
何もかもわかんなくなってしまってるっていうケースがあるなって感じてます。
三つ目、これがすごい大事なんだけど、恋愛やセックスで自分の問題点を癒さそうとしてるんじゃないかなって思うんですよ。
セックスは恋愛によって何かを覆い隠してるんじゃないかなって。
何かをなかったことにしようとしたり、何かを隠そうとしたり、ごまかそうとしたり、
それによって何かを乗り越えようとしたりとかしてるんだけど、
その手段では解決できない課題が実はあなたにはあるんじゃないのかなっていうことをすごい感じたんですよ。
それは、2人が満足にコミュニケーションが取れないという、コミュニケーション不全な問題かもしれない。
さっき言ったように、お互いへの感情を受け取る、与えるということができてないことかもしれない。
もしくは、子供が生まれたばかりの頃に、夫が妻を支えなかったばかりに、妻が愛着の飢餓状態になっていて、
もうカラッカラになっている。カラッカラの愛着砂漠になっていて、
愛着って与えられないと死にますからね、普通に人って。前々回の放送でも話をしましたけど、
戦争で親を亡くした子供たち、赤ちゃんたちが個人に預けられてバタバタバタバタバタと亡くなっていった。
第二次世界大戦後に、なぜなんだ。営業もちゃんと上げている。寝ている。なぜなんだ。
それは、愛着が足りなかったから。頬に手を添えるだけで子供たちの生存率が上がったんですよ。
愛着って人が生きていく上において、とても必要な、マストで必要な栄養源なんですよ。
これがカラッカラに乾いているがために、パートナーのことを大切に思えなくなってしまうということが発生していると思うんですね。
あと、発達不全の問題もあると思うんですよ。心理的な発達不全。
結婚前のアイデンティティの確立と夫婦関係の課題
人って、結婚する前、結婚した後、子供が生まれた後で、心理的に乗り越えていく発達課題があるんですよね。
これは、夫婦カップルのためのアサーションと日本の夫婦って読むのかな。確かお話をしたと思うんですけど。
その中で、アイデンティティの確立っていう発達課題があるんですよね。
これって、結婚前にアイデンティティの確立をしておいて、結婚して子供が生まれたら、子供の養育に集中するって書かれてるんだけど、
このアイデンティティの確立って、結婚する前にできてる人ほとんどいないと思うんですよ。僕もそうだったし。
なんなら子供が生まれた後も、アイデンティティの確立ができてる人って、そうそういないと思うんですよね。
自分の願望、自分の欲望、自分の自己実現、それを叶えるためだけに生きているっていう人っていると思うんですよ。子供が生まれてからもね。
僕もそういうこと考えたことあったし。それが悪いことっていうわけじゃないんだけど、それが全てになってしまって、
夫婦2人で1つのチームになるっていう課題が達成できなかったり、子供を養育するっていう課題も達成できなかったりするわけですよ。
そこで子供が生まれた後に夫との愛着が十分に作ることができなくて、愛着の飢餓状態になってしまうと、ますますアイデンティティの確立が難しくなってくる。
アイデンティティの未確立という問題と愛着飢餓状態というダブルパンチに見舞われて、どんどん問題をこじらせていくことになるわけですね。
そうなっていくと、夫に対する愛情というのを感じることが難しくなってくるんですよね。こういったことが起こっている。
こういうふうになってしまった人が悪いって言いたいわけじゃなくて、そういったことがあるんだよっていうことを知ることが大事だと思うんですよ。
そういったことを知ることができれば、妻に対してケアをしようという気持ちにもなるし、夫とちゃんと話をしようと思うかもしれない。
勇気を出して夫と話し合いをしてみよう。自分の思いを伝えてみよう。お互いに感情を与える、受け取る。
これをお互いにできるようになりたいって思うかもしれない。まずは知るところから始まると思うんですね。
こういう状態になった人が悪い。婚外恋愛をしている人が悪い。不倫している人が悪い。
ということを僕は今日は言いたいわけじゃなくて、もちろんよくないことだと思うけど、その背景にあるものは何なのか。
自分がそういった行動をしてしまう背景には一体何があるのか。ということを自分がちゃんと考えることが大事だと思うんですよ。
婚外恋愛や不倫の心理的要素
そして自分の妻は何でこんなことをしてるんだろう。自分の夫は何でこんなことをしてるんだろう。
そこに対して二人がちゃんと向き合うことも大事だと思うんですね。とても難しい課題になると思うけど、
でもそういったことが二人の絆を作っていくんじゃないかなって思っています。
今度ね、夏休みの終わりに、僕関ヶ原に行く予定なんですよ。
関ヶ原の合戦があった関ヶ原に家族で行こうって言ってて、
戦国時代にうちの子供たちがハマっているので、いつか行きたいなって言ってたんですけど、
結構距離があるのと、その合戦場、跡地しかないからどうしようと思ってたんだけど、
この間うちの長男が喫煙を取り直す、喫煙の教室、言葉の教室に通っているんだけど、
そこで夏休みに関ヶ原に行くのが楽しみですって先生に言ってたらしいんですよ。
それをうちの妻が聞いてて、速攻で僕にLINEが来て、今あの子がこう言ってるんだけどって、
いつ行く?みたいな話になって急遽行くことになったんですよね。
その終わりに200ぐらいで行こうかなと思っていて、ちょっと楽しみなんですよね。
江戸村の話とも通じるんだけど、子供だけが興味を持っていたら、僕たぶん行かなかったと思うんですよ。
子供のためにとか、地域のためにとか、教育のためにとかって疲れちゃうんで、こっちが。
それが大事なことはもちろん分かってるんだけど、僕ら親がそこに本気になってないと、
ちゃんと子供はケアできないと思うんですよね。
自分たちで勝手に行ってくれる年だったらいいけど、そうでもないじゃないですか。
こっちは一緒に行くことになるから、なんでこんなどうでもいい生き方があんないんだよとかね、
っていう風に思ってると、どうしても子供に伝わっちゃうし、
その不穏な空気が伝染していって、伝染していって、子供たちはケンカしたいとか、親子喧嘩になったりとかしちゃうから、
家族旅行と子供への愛着形成
僕たちもそれに興味を持っているからこそ行こうと思ったんですよね。
妻がね、特に興味を持ってて、戦国にハマってて、推し武将とかいたりするんだけど、
僕も好きなんですよ。
子供向けの漫画で、一人の武将にスポットを当てた漫画があるんですよ。
それも信長とか家康とか、メジャーじゃなくて、誰?っていうような武将を選んで自伝コミックにしてるんですよ。
それがめっちゃ面白いんですよ。すごいエモいストーリーで、泣ける話になってて、
それを読みまくってね、みんなハマっちゃったんですよね。家族全員が。
今度関川に行くのが楽しみなので、また行った時の感想とかをシェアしてみたいなって思ってます。
あともう一個話したいなと思ったことがあって、うちの長男8歳なんですけど、
いまだに僕が家に帰ると、おかえり、抱っこってくるんですよ。
3年生なんですけど、3年生なんですけど、僕が玄関のドアを開けて家の中に入るじゃないですか。
たたたたと走ってきて、パーンって飛んで、僕は抱きしめてくれるんですよ。
すごい嬉しいんだけど、なんでこんなにも求めるんだろうって最初は思ってたんですよ。
いろいろ考えて分かったのは、長男は自分で愛着のバランスを取ってるんだなって思ったんですよ。
うちの長男はすごい責任感が強くてしっかり者なんですよね。
親の僕が言うのもあったけど、しっかり者すぎて疲れちゃうことが多いんですよ。
誰かにケアをすることが多くて、与えられることが少なくなってバランスが悪くなって、
ケンカしたりとか、ぐずりやすかったりとかってなるんですよ。
以前はなんでこんなにぐずるんだろうって分からなかったんですよ。
だけど観察してみると、4歳の産男のお世話をしたりとか、
俺ちゃん食べてる?こっちだよとかってね、ご飯を食べさせてあげたりとか、
危ないからこっち行こうねとかね、ちゃんとお世話するんですよ。
僕らがやってくれって言わなくても彼自分でやるんですよ。
家の中のこととか宿題とか、言われるのが嫌なんですよね、彼は。
言われるのが嫌で、自分からやるんですよ。
うまくいかないことも多いし、やらないし、
うって言ったのにやってないじゃんみたいなこともあるんだけど、
だけど言われることが嫌で、自分の意思で動きたいっていうタイプなんですよね。
周りのお世話もちゃんとするし、家のこともやろうとするんですよ。
彼だけトゥードゥリストを持っていて、3年生だけどトゥードゥリストを持っているんですよね。
今日やることとかを書いて一個一個ツーペしてるんですよ。
あと一日やることリストみたいな、マグネットシートでできたやることシートがあって、
おはようと挨拶するとか、朝ごはん食べるとか、学校の準備するとか、忘れ物チェックするとか、
全部やったらひっくり返していくっていうのがあるんだけど、
彼だけそれやってるんですよ。他の子はやらないんだけど、
ジナーもやらないんだけど、彼だけ自分で好んでそれやってるんですよ。
だからね、たぶん疲れてるんだと思うんですよね。
いろんなことに神経が入ってるので気を使ってるし、
誰かのお世話、弟のお世話もしてるし、家の中のことも自分でやろうとするしで、
たぶん疲れちゃっててケアバランスが崩れてるんだと思うんですよね。
受け取るのが足りない。僕ら、僕と妻もどうしても4歳の産男の方にお世話が行っちゃうので、
まだ4歳なんで抱っこしてとか、日に日に抱っこしてるんですよね、休みになるとね。
だいたい僕はずっと抱っこしてるんですけど、どっかで出かけても抱っこだし、
泣き出したりとかね、そういう時もあやすし、
どうしても僕と妻は4歳の産男に手がかかりきりになっちゃうので、
長男は足りないって思ってると思うんですよ。愛情が足りない、愛着が足りないって思ってる。
だけどそれを言葉にして言うことができないから、自分の中にどんどん歪みが溜まっていってるんだと思うんですよ。
それがバーンと割れるとグズったりとか泣き出したりとかってなる。
だけどそれは愛着を求めての行動なんだと思うんですよね。
愛着のケアバランスが足りてないって証拠だったんだなって今で思うんですよ。
そのケアバランスを保つために彼はあえて僕に抱きついてくるんだと思うんですよ。
家に帰るたびに抱きついてくるんですよ。ぎゅーってただいまーってぎゅーって抱きしめてくれるんですよ。
すごい僕嬉しいんですよ、それが。
彼はそうやってぎゅーって親に抱きしめられることによって、
身体いっぱいで感じて受け止めて自分の中に充電してるんだと思うんですよね。
長男はそれが自分で生きるからいいんだけど、次男はそれが下手なんですよ。
これが双子なのになぜか全然違くて、そういった行動を自分から取るのが苦手なんですよね。
でも気がつくと、二人で一緒に歩いていると、気がつくと彼が僕の手を握っていたりするんですよ。
どこかに見かけるときとかにね。
誰か近くに友達がいると恥ずかしくなって手を握んないんだけど、
二人で歩いているときは絶対手を握ってくるんですよ。
これも多分、彼が無意識に行っているケアバランスの調整なんじゃないのかなって思うんですよね。
あと僕と妻がソファーに寝転がっているときに、気がつくと寄ってきて一緒に寝転んだりするんですよ。
何か話をしている。
夫婦のケアバランスの調整
一回話し出すと止まらなくて、お風呂に一緒に入るとね、入る前と出る前ずっと喋っているんですよ。
ずっと喋っていて、戦国大名しりとりとかやっていて、戦国しりとりとかやるんですけど、
ぐそくとかね、絶対使わないような言葉でしりとりするんだけど、ずっと喋っているんですよ。
多分それもケアバランスの調整をしているんだと思うんですよね。
こういったところに、もうちょっと僕らが意識して、
彼らのケアバランスの調整をこちらからも調整できるようにしていけたらいいなって。
彼らが甘えてくるときっていうのは、ケアバランスの調整をしているときなんだなって思うと、
ちょっとやめてとかね、今じゃないとか後にしてとかっていうのも、
もちろん相手にできないときはできないんだけど、
自分がただスマホをダラダラ見ているとかそういうときもあるから、
そういうときは、この子は今ケアバランスの調整をしようとしているんだなと思って、
優しく受け止めることが最近やっとできるようになってきたんですよね。
そんな感じの三兄弟生きり中です。
っていう感じですね。
番組のお知らせ
今回も最後までありがとうございました。
2つの夫婦関係学ラジオは毎週月曜木曜朝5時配信です。
最後のお知らせが3つあります。
1つは番組のフォローをぜひよろしくお願いします。
Spotify、Apple Podcastなどフォローいただけると、
番組新着通知がピンときますので、また私の始まったなとすぐ分かるようになっています。
ぜひフォローをよろしくお願いします。
あと2つ目は番組へのコメント、お便りを募集しております。
こんなこと思った、こんなこと感じた、うちはこうだったなど、
コメントをいただけると番組作りを続けていくモチベーションになってますので、
ぜひいただけると嬉しいです。こちらもよろしくお願いします。
最後は番組へのサポートを募集しています。
これは夫婦関係の研究を続けていく、
夫婦関係研究のためのサポートとなっています。
先日のコンパッションホーカストラピーのようなワークショップへの参加費であったり、
専門書の購入費用であったり、インタビュー取材費用であったり、
そういったところにサポートを使わせていただいています。
夫婦関係の研究、夫婦関係を改善するための研究へのサポート、
考えてもいいかなと思う方はぜひよろしくお願いします。
概要欄にこれらのリンクを貼っておきます。
ではまた次回お会いしましょう。さようなら。
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