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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係内容の探査向けに、夫婦関係改善のヒントになる発信をしています。
今日お話ししたいことは、セックスレスの問題というのは、2人の問題と捉えることで解決策が見えてくるということでお話をしたいなと思います。
どういうことかと言いますと、セックスレスの問題、多分この放送を聞いてくださっている方の多くが、この問題にぶつかっていると思うんですけど、
セックスレスの問題というのが、2人の問題と捉えるというのはどういうことかというと、多くの場合は、
したい自分としてくれない相手の2つに分かれているケースが多いと思うんですね。
そうなると、セックスができない原因というのを、してくれない相手に求めやすくなってくるという傾向があるなって思うんですよ。
そうなると、なんでしてくれないんだというふうに思うわけですよね、したい方としては。
そして、夫婦だからするのは当たり前だとか、愛しているならセックスできるはずだというふうに思いやすくなってくる。
するのが当然当たり前なのになぜできないんだと、夫婦なのになぜできないんだと、毎日こっちはできないのが辛いんだと、だからしてくれというふうに思いやすくなってくるんですが、
この辺に関しては、182話、セックスは2人が愛し合っている証拠なのか、セックスは愛の証明なのかという回でお話をしているんですが、
愛しているならセックスできるはずというふうな思い込みが結構あったりするんですよね。
あとは、夫婦だからするのが当たり前だというふうに思ってしまうんですけど、実際はそうではないわけなんですよ。
夫婦だけどしたくない、むしろ夫婦だからしたくないというふうに思う女性もいるわけなんですよね。
この辺の妻側の感情であったり気持ちというのをですね、あまり捉えようとしないと、どうしてもしたい自分、してくれない相手というふうに2つに分断して考えてしまいがちになるわけです。
これってアドラーシー理学で言う、かわいそうな私、悪いあなたというふうな話にとってもよく似てるんですよね。
アドラーシー理学に出てくる三角柱の話があるんですけど、三角柱って3面に分かれてますよね。
柱があって3つの面がある柱がありますと、そこにはかわいそうな私、悪いあなたと書いてあると。
多くの人はこの2つで物事を考えて、人とコミュニケーションを取ろうと、あなたに対してコミュニケーションを取ろうとするんですけど、
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それだと話が前に進まないんですよね。じゃあどうしたらいいのかというと、実はその三角柱のもう一面にはこう書いてあると、これからどうするかというふうに書いてあるという話があるんですけど、これにすごい僕似てるなって思うんですよ。
かわいそうな私というのは、したいんだけどさせてくれない自分、そして悪いあなたというのは、してくれないあなたということですよね。
こういうふうに相手をしてくれない相手が悪いというふうに、表だって言ったりはしないと思うんですけど、そう思うことによって
何が起こるかというと、ゼックスをさせてくれないあなたに原因があるのだから、あなたがなんとかしてくれと、あなたが解決策を考えてくれと、なんとかしてくれというふうに思ってしまうんですよね、どうしても。
こっちは悪くないと、なんでなんだと、なんでしてくれないんだと、おかしいだろうというふうに思うわけです。僕も経験あるんでよくわかるんですけど、
仲悪いわけでもないのに、喧嘩してるわけでもないのに、赤の他人でもないのに、夫婦なのになんでできないんだというふうに思ってしまうんですよね。
そうなると、さっき言ったように、悪いあなたがあなたの何かを改善して、ゼックスに答えてくれというふうに思ってしまう。
さらにこっちとしては、拒否されることによって感情的になってしまうんですよね。そして相手を責めてしまいやすくなる。
これ結構あの経験ある方多いと思うんですけど、この嫌だやと、したくないと、やめてというふうに言われると傷つきますよね。
できない、させてくれない、してくれない、断られた、オスとしての大事なものを切り取られたような、自信喪失というか自尊心の欠落というか、
そういった軽い絶望のようなものを感じると思うんですよ。たぶん同じような経験をした方多いと思うんですけど、
そのように感情を感じると、どうしても相手を責めてしまいがちなんですよね。なぜなんだと。
責めてしまう理由は、なぜなのか分かってないんですよね。分からない。分からないし、おかしいだろうと、しない方がおかしいだろうというふうに思ってしまう。
さらに言うと、人によっては、夫である自分とはしないのに、なぜ他の男とはできるのかという話も、そういったことを経験された方もいらっしゃると思うんですよ。
そうなると、余計相手を責めるというか、相手に責任を求めてしまうと思うんですね。
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これは、これが悪いというわけじゃないんですよ。相手に責任を求めてしまう。それが良くないんですけど、どうしてもそうなってしまうのがすごく分かるんですよ。僕も。
だって相手が浮気してるのに、お前が悪くないというふうに言えないんですよね。言えないと思うんですよ。
だからどうしても相手を責めてしまう。これはある意味もしょうがないというか、どうしてもそうなってしまうと思うんです。現象としては。
そうなると、余計自分も悪くないと、あなたが悪いということで相手を責めてしまいがち。
当事者であるから、寧静に妻の側に立ちにくいという問題も起こるわけですよね。
これは何も妻が浮気をしたとか、そういった経験がない方でも同じだと思うんですよ。拒否される側という当事者になることで、
寧静になぜ拒否をされるのかということを考えづらい、その立場に立ちにくくなってしまう。
どうしても自分の感情に支配されてしまう。どうしてかわいそうな私という概念から逃れることが難しくなってしまう。
これが、2人の問題と捉えていないということなんですね。
セックスレスの問題は、どっちかが悪い、してくれない、お前が悪いというふうにどうしても考えてしまいがち。
じゃあどうすればしてくれるんだというふうになってしまうわけなんですけど、これを相手に求めても、
相手も明確な答えを持っていれば言ってくれるんでしょうけど、持ってないケースがほとんどなので、
いや、ただしたくないだけなのと、そんな話すらしたくないというふうに言ってしまうんですよね。
その後、余計わかんないわけですよ。わかんないと言ってくれない、お前が悪いと、だからお前が何とかしろというふうにどうしても思ってしまいがち。
なかなかこう言えば避けられないんですけど、その負の連鎖から断ち切るためにはどうしたらいいかというと、
この問題、このセックス説の問題は、かわいそうな私、悪いあなたが存在するのではなくて、
二人の過去の行動の中にその問題の原因があるということなんですね。
二人の問題として唱えると、したい私としてくれないあなたがいて、してくれないあなたが悪いというふうに考えるのではなくて、
なぜ妻はしてくれないのか、もしくはなぜ夫はしてくれないのかというふうに考えることによって、
相手の立場に立って考える。相手の文脈に乗って考えていく。自分の文脈だけで善悪を判断しない。
相手の文化規範の中で、相手がなぜそう思うのかというところを考えていくってことが大事なんだろうなって思うんですね。
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なので、その悪いあなた、かわいそうな私という概念から、多くの人はなかなか抜け出せないと思うんです。
なぜ抜け出せないかというと、拒否されることっていうのはとても辛いことだし、
あとパートナーが浮気をしたとかっていう事件があれば、より心が傷つきますよね。
その傷ついた状態で、相手の立場を理解しようとするという行為はとっても難しいんですよ。
だって、自分自身が、こちら側がその事件によって傷つけられたわけなので、
反抗を犯した相手の立場を理解して、そこに理解を示していこうという行為はとても精神的に難しい。
だけど僕は、それをすることによって、相手がなぜそうしたのか、なぜそうしたくないのかということが理解できるんだと思うんですよ。
自分の文脈だけで判断しようとすると、どうしても可哀想な私、悪いあなたになってしまうんですけど、
相手の文脈に立って考えることによって、相手がなぜそうしたのか、なぜそうしたくないのかというところがやっとそこで見えてくるんだと思うんです。
セックス説の問題は、どっちかが悪いという概念から外れて、これは二人の問題だという風な考えにたどり着くことができたら、
解決まではあともう少しになるんだろうなって思うんですね。
じゃあ、相手の文脈に立って考えるということはどういうことなのかということは、ちょっとまた別な回で、次の回でお話をしたいなと思います。
ちょっとだけお話しすると、ヒントをもらったんですよね。このヒントっていうのが、古典ラジオっていうラジオが、ポッドキャストがあって、
そこで文化人類学とか人類学の話がよく出てくるんですけど、人類学とか人文学とかの話がよく出てくるんですが、
その中でよくパーソナリティの深井隆之さんという方がよくおっしゃっているのが、相手の文化規範に立って考えないと彼らの行動は理解できないと言うんですよ。
これって例えば、古代マヤ文明って、毎月マヤ文明って、南米のマヤ文明って昔あったじゃないですか。
金をたくさん持っていて、スペイン人が攻め込んできて滅んじゃった文明なんですけど、マヤ歴とかありますよね。
で、あのマヤ文明の習慣というかその文化として、毎月生贄を捧げる。毎月何百人という生贄を捧げるという、とんでもない習慣があるんですけど、
あと生贄をね、ピラミッドの上かな?とかに連れて行って、生きたまま心臓を取り出して、殺すとかね。
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首を切り取って、ピラミッドの頂上から切り落として、みんなでその肉を食べるというね、とんでもない恐ろしい文化を持った民族だったんですけど、
今の僕らから見たらすごい野蛮な行動なんですけど、彼らの文脈、彼らの文化規範から考えると何もおかしなことをしてないんですよね。
そういったね、人類学とか人文学の考え方、相手の文脈に立って歴史を理解しようとするというのが、
僕はこの夫婦関係においても、すごい応用できるなって思ったんですよね。
なので次回は、妻の文脈に立って物事を考えるとはどういうことかについて話をしたいなと思います。
僕はこの夫婦関係の問題、セックスレスに留まらず、夫婦関係に関する多くの問題というのは、
いかに相手の文脈に立って物事を考えるか、相手の文化規範に立って物事を考えるか、
それによって解決策というのが見えてくるんだと思うんですね。それをしないことには、二人の間にある不安ですとか、
圧力とか、そういったものは解決が難しいんじゃないのかなと僕は思うんですね。
相手の文脈に立つ、相手の文化規範に立って物事を考える、解決方法を考えていく。
解決方法を考えるために相手の文脈に立つと、その行動がおそらく、夫婦関係だけじゃなくて人間関係においてもそうだと思うんですけど、
夫婦関係においてはそれが大事なんだろうなと、それができるようになると、二人の間の関係性というのはとても大きく前進していくんじゃないのかなって思っています。
はい、ということで今日は、セックスエース問題は二人の問題と捉えることで解決策が見えてくるということでお話をさせていただきました。
妻との関係悩む方の参考になれば幸いです。 ノートのサークル機能を使って、厚の夫婦関係改善カウンセリング松明という名前で、
妻との関係悩む男性向けにアドバイスをさせていただいています。 こちらリンクを貼っておきますので、ぜひご利用ください。
あと質問箱の方は、夫婦関係に関するご相談、男女問わず受け付けてますので、こちらもいつでもご利用ください。
はい、ということで今回も最後までありがとうございました。 また明日お会いしましょう。さようなら。