00:06
アツの夫婦関係学ラジオ番外編ということで、
昨日妻とドライブマイカーという映画を見たんですね。
アマゾンプライムで。
結構いろいろ思うところがあったんで、
今日はその感想みたいなのを話したいなと思って。
ネタバレが出るんで。
ネタバレが嫌な人は、アマプラで一回見てから聞いてもらえたら。
そうね。
あれは、どうでした?
話題作だよね。
一回上映されたんだよね。だいぶ昔。
そっか。その時はそこまでじゃなかった。
その後また賞を取って。
もう一回再上映みたいな。
賞を取ってからやったら、あちこちでまたやってたよね。
そうなんだ。
賞を取った後の、いいよねみたいな話しか知らなかった。
そうだよね。
しばらくいたるところで耳にした気がするんだよね。
みんなが見てたもんね。いろんな人がね。
すぐアマプラで出たからね。
早かったね。
長かったね。
長かったな。3時間くらい。
2日に分けたね。
夫婦の話でしたね。
そうでしたね。
西島ゆうと氏の話としては。
妻と。
妻に対して持っている気持ちを正直になれなかった。
いろいろ言いたいことがあったのに言わなかった。
自分の気持ちを隠してた。
だけどもう言うことができない。
相手がいない。
ラストシーンだけどね。
そうだね。思いっきりね。
結局そこがそれだったんだなって。
生きているうちに相手に対して思っていることは言わなきゃダメよねみたいな。
そうすることででもいさかいになるわけだね。
そうだよね。
西島ゆうと氏じゃないけど。
西島ゆうと氏演じる、誰だっけあの人。
名前忘れてたの。
加福さん。
加福さんも夫婦関係が壊れるのが怖くて。
妻が浮気していることとかを言えなかったんだよ。
そうだね。
言いなくて黙ってて。
のっしゃー言ったふりして。
ビジネスホテルに泊まったりとかして。
そうね。
メインの最後のメッセージというか結論がそこにあって。
03:02
それをうまく伝えるためにそれまでの話が全部あるみたいなのっしゃーの演劇があったりとか。
たかつきが出てきたりとか。たかつきが事件を起こしたりとか。
ドライバーとドライバーの過去とね。
なんかそんな言うほどすごいメッセージはあるわけでもないなと思った。
そうだね。シンプルな映画だなと思った。
言いたいことは言わなきゃダメよね。ただそれだけじゃないのって。
そうね。
って思ったけど見せ方がうまかったんだよね。
そうね。
相手が考えてることがわからないとか伝わらないとか。
わかってふりをしているとか。
チェイフオフのバーネ・オディサンっていうのっしゃーの演劇にそれをメタファーとして表現してたわけじゃん。
違う言語で話をしてドシア語と日本語で話す役者が自分たちの国の言葉で話して。
言葉が違うけど分かり合えてる。
分かり合うためには棒読みで全てのセリフを本読みして。
何度も何度も棒読みで本読みして。
その全てのセリフを覚えないといけない。
覚えることで相手の感情がわかってくる。
分かっているからこそ外国でも外国語でもお互いに理解し合える。
手話もあったね。
手話でもあったよね。
手話と中国語の役者がお互いで演じるときにすごいハーモニーが生まれたよね。
そうだね。
お互いに何を言ってるかがちゃんと分かり合えてて。
だから言葉が違っていても気持ちが通じ合ってたんだよね。
何度も何度も棒読みで本読みを繰り返すことによって。
その言葉の意味とか相手が言っている表現、相手が感じている感情とかが
全部体の中に染み込まれてたんだよね。
だから相手が手話だろうが中国語だろうが
何を言ってるか何を感じているのか何を伝えたいのかが全部伝わってきたんだよね。
だからあの二人の間にはケムヒストリーが生まれたんだよね。
だけど一番近い存在であったはずのカフクさん夫婦たちにはそれがなかった。
お互いに分かっているふりをした。分かってないのに分かっているふりをした。
見えてるのと見えてないふりをした。
それは何度も何度も本読みを繰り返して
チェイコフのバーニャオイさんの演劇を自分の中に染み込ませていたカフクさんが
仕事をやっていたこととは全く真逆のことだったんだよね。
06:03
彼がなんでその役ができないってなったのかな。
なんでだっけかな。
やっぱり自分のその
テキストが問いかけてくるって言ってたんだよ。
問いかけてこなくなったのかな。
問いかけてくるのは怖いんじゃない。向き合えなくなっちゃったのか。
もう向き合えなくなったんじゃない。あの劇に対して。
それは奥さんのことと関係あるのかな。
妻が亡くなったことによって
チェイコフの本が語りかけてくる
その生とか死とかに対するメッセージに
自分が
辛そうだったよね。
もう耐えられなかったんでしょう。
生きていかなければならないって言うじゃん。
あの最後のバーニャオイさんの演劇の中では。
辛いことがたくさんあって
でもあのように言ったら私たちは幸せになれるって。
大変だったね。頑張ったね。苦しかったね。
私たちは明るいところへ行けるって。
それは自分の妻との
妻の死に向き合うっていうことでもあるじゃん。
それが怖くてできなかったんだ。
だからあの劇を見るたびに
やるたびに
自分が妻と向き合って来なかったことによる
後悔が思い起こされるんじゃないか。
それが辛かったんじゃない。
できなかったんじゃない。
本が問いかけてくることに
もう答えられなかった。
ここが開いてなかった。
そんな気がするな。
なんかこう
解釈とかさ
そういうのがいろいろだよね。
それぞれ人それぞれになると思った。
例えば?
そういう
なんであの車に乗り続けるのかとかさ
自分で運転し続けるのかとか
したいと思うのかとか
人を信じられない感じもありそうな
でもあの若いドライバーと
なんか打ち解けていくじゃん。
車を運転するのが好きなのが
妻の存在を感じるからじゃない。
テープを流してね。
妻の声で吹き込んでもらったら
テープを流して
台詞を言って
そこに一緒にいるかのように感じるからじゃない。
かなり長いこと乗ってそうだよね。
09:01
娘の死もあったじゃない。
20何年前にね。
大事に乗ってきたっていうのは
23歳になる娘とドライバーも同じ年だったわけじゃない。
なんかその辺でちょっとリンクするんだろうね。
じゃあ君は23かって言ってたじゃん。
なんでそんなこと言うんだろうなと思ったけど
後から分かったよね。
無駄のない脚本だったじゃん。
台詞と台詞も無駄がないもんな。
台詞に無駄がないから。
よく考えてるよね。
村上春樹的な台詞になっても
淡々とした感情が入ってない。
演劇さんのおばちゃんが面白かったね。
劇を続けますか?
選択は2つです。
残酷だよね。
かふくさんが演じるかです。
すごい淡々とした。
映画館で見るとまたいいんだろうね。
景色も良かったね。
瀬戸内の?
あの旅館に泊まりたいよね。
あの旅館いいよね。
窓から瀬戸内の島が見えて
海がね。
デスクがあって。
あれいいよね。
あれはもうあるのかね。
あるのか。
人気になってるんじゃない?
ここがあって。
かふくが泊まった部屋があって。
韓国語の台詞がだいぶわかったんじゃない?
字幕見ながらだからね。
でもなんとなくわかるよね。
韓国語だってすぐわかるじゃん。
アンニョンしかわかんなかった。
アニーって言ってたね。最後。
何それ?
アニーって言ってたじゃん。
ドライバーがさ。
袋いりますかってアニーって。
ポイントカード。
ポイント貯めますか。
アニーって言ってた。
それはいらないって。
それ意味なのか。
アンニョンじゃないの?
アニョンはアニョハセヨのアニョン。
アニーって言うの?
アニー、アニー、イイエって言うの。
イイエって言うの?
うん。
多分アネ、アネ、アネ?
アンがつくと打ち消すんだよね。否定。
上につくんだ。
アニ、アニ、アニエヨとか。
12:04
だいぶ覚えましたね。
いや、まだまだですよ。
最近ちょっとサボってるから。
あとはどうでした?
役者は良かったね。岡田まさきも悪くなかったよね。
最初は不安だったけど。
あえての役なんだろうね。
あえてのああいう、おもつかない感じだったんだろうね。
ふわふわした中身がない若い俳優みたいな感じの役だったもんな。
だからそういう風に演じたのかもね。
正反対じゃん、加福さんと。
そういう感じは出してるのか。
出す意図はあったのかもね。
全然違うもんね。
お互いが憧れてる感じに見えた。
加福さんは岡田まさきのことを、ああいう風になりたいみたいな。
君は自分を抑えることができないって言ってたもんな。
加福さん抑えすぎじゃん。
抑えすぎてるからな。
うらやましいなと思うんじゃない?
北海道は寒そうだったよ。
そうだね。
なんで北海道に行くって思ったけどね。
ちょっと遠すぎだよね。
突然ね、なんとか村に行こうとか言ってね。
どこでもよかったんだったんだ。
遠くの行ったことないところに行きたかったんだろうね。
目的地がとりあえず欲しかったかもしれない。
彼女の何かを知りたかったっていうか、
彼女の過去を知ることで、
自分の助けになるんじゃないかっていう気持ちはあったんじゃないかな。
漠然とした予感が。
だいぶひどい追い立ちだったよね。
あの子はね。
あの演劇祭のスケティターカーの映像を見たときに
彼女の顔を見たときに、
彼女の顔を見たときに、
そうね。
あの演劇祭のスケティターカーの韓国人の夫婦6人が一人じゃん。
家に招かれてご飯食べたじゃん。
15:03
この人のドライバーどうですかって聞かれて、
素晴らしいですって。
家族も原作もまるで感じないって。
車に乗っていることすら忘れるって。
すごい恥ずかしそうに照れてたよね。
あれ可愛かったよね。
照れて席外して犬と遊んでたもんね。
そうね。
だいぶ忘れちゃったでしょ。
忘れてきたでしょ。
昨日見たけど忘れてきた。
でも本当有名どこはあまりいなかったよね。
岡田まさきと西島秀俊しかちゃんと知っている人はいなかったよね。
中国系とか韓国系とかの人たくさん選んだんだろうね。
そうだろうね。
だからか余計わかんないのか。
そうかもしれない。
主に出てくる人がそういう人ばっかりだもんね。
あとおばちゃんとか。
そうだね。
あと亡くなった奥さんはそこそこ有名なんだろうね。
そうなんだ。
ドライバーも結構これからいろいろ出るみたいだね。
若手の。
映画向けの顔してるよね。
そうだね。ドラマ向きじゃないよね。
ドラマは出ないから。
あの奥さんは4歳の娘さんを亡くしている女性には見えなかったよね。
あの夫婦もね。最初の方が。
そうだね。
生活感がなかったもんね。
4歳になって子供死ぬって相当つらいよね。
つらいだろうね。
つらいよ。
だからそれを補ってたって言ってたよね。お互いの。
その辺は奥さんの行動はちょっとよくわかんないところはあったけどさ。
ちょっといたこみたいだったもんね。
名前詞みたいだったもんな。
あれがちょっとやっぱハルキっぽいじゃん。
確かにね。
実際にその小説だったんだろうけどさ。
ハルキっぽいけどなんか
もうなんかいいよって気にするよ俺はもう。
でも多分ちょっとそういう要素を入れて非現実っていうかちょっと
映画だから。
じゃないと
ハルキの映画だから。
ストーリー的に普通の流れちゃうし普通の
引っかかりがないもんね。
そうそうそうそう。
確かにね。
なんかそう行為の最中に突然物語を口走り続けるもんなとかね。
18:00
異常だもんね。
異常性がちょっとあって。
それがまあ名前なんだろうけど。
でもなんか
何だろうな。
昔の村上ハルキの映画の中で
昔の村上ハルキの映画とかそういうのは確かに多いじゃん。
あるね。
ノルウェーの森とか。
昔の映画とかも突然羊男が出てきたりとか。
知らない。
羊のカバンをかぶった男が出てくるんだよ。
羊男って。
だからそういう突然変なのが出てきて
当たり前ですけどみたいな顔して話が進んでいく。
ああ、はいはいはい。
で、今回映画になって
その行為をしている最中とか終わった後に突然
何だっけ、嫌だかは?
違う違う違う。
え?
なんか女子高生が憧れている男の子の部屋に
空き巣に入るんだよね。
空き巣に入ったとか。
で、印を置いていくんだよね。交換するっていう。
言っちゃってるよね。
言っちゃってるよね。
犯罪だよね。
そこにパンティーを置いていったとかね。
教えの奥に自分のパンティーを置いていった。
それは自分がそこにいたという存在の証なのか。
とか言っちゃってるよね。
覚えてないっていう。
何か村上春樹的な感じなんだけど
映像でやられるとしらける部分がちょっとあったんだよね。
そこいらないかなみたいな。
でもギリギリだった気がする。ギリギリのラインで。
留まってた?
留まってた。ほとんど多くの人は
なんか変わった映画だなとか
そういう世界観なんだなみたいな。
そういう世界観になんとなくほーんって入れるだろうし
村上春樹が好きな人も
あ、来たみたいな感じで春樹ワールド
イエイみたいな感じで多分見るんだろうけど
俺はなんかちょっと入れなかったよね。うまくね。
なんでなんだろうね。
飽きたからじゃないかな。村上春樹ワールドに。
異常なことが当たり前のように起こる世界みたいな。
なんかないだろうって。
そんな、えーって。
いやいやって。
そんなやついるかっていうか
嫌だよって思った。
嫌って思った。
修士辛そうだって言ってたよね西島さんが。
辛いんだよ。
加福さんがこの人辛そうだって。
辛そうな顔ずっとしてたから。
すごい言ってたよね。
だって夫婦がそういうセックスをしていても
妻の心はそこにないわけよ。
すごい真顔だったじゃんなんかしながら妻が。
全然そこにないわけよ。
物語をすごく目的のためにするみたいな感じなわけよ。
いやあんた覚えといてねみたいな。
結局そうだったよね。
21:01
ごめん覚えてなかった。
じゃあまあそれだけの話あったんだよねとか言って
自分たちの行為もそれだけのものだったよねみたいな感じで言うわけよ。
嫌だよね。そんなこと言われたら。
大事にされてないの。
加福さんが。奥さんが。
ただの道具みたいに預かれて。
ひどい話だよ。
奥さんを愛してたっていう感じじゃないの?
奥さんを愛してた?
奥さんも加福さんを愛してたんじゃないの?
愛してたと言ってましたね。
言ってましたね。
なんでだろうね。
でもなんかね引っかかったんだよあれは。
あの板子セックスが。
芝居子セックスが。
ここでなんかそんな。
冒頭がそれだったじゃん。
このシーンがそれだったじゃん。
話し出してるシーンが始まるじゃん。
掴み合い上手かったよ。
なんだろうなって。
なんか言ってる?この女なんか言ってる?みたいな。
もう聞こえねえぞ。何言ってんだ?みたいな。
どういうシチュエーションだこれは?みたいな。
っていう掴み合いすごい上手かったところ。
だけど嫌だ。
つらい。見ててつらい。
加福さんが可哀想だった。
こういうセックスを使って
新しいドアを開くとか
その向こうに行こうとするとか
っていうのが多いわけよ。
村上春樹の場所ですね。
村上春樹はセックスの経験少ないんじゃないかなと思うんだよね。
そういうの読むたびに。
ん?ん?って。
どんだけやってもどこにも行けないよって思うわけよ。
何をしたいんだって。
どこにも行けないぞって。
どっかに行こうとしてるけどどこにも行けないぞって。
どこにも行けないってことを言いたいのか分からないけど
どこにも行けないし
あまりに軽々しく扱われてるんだよね。
性行為が。
あの人の小説の中では。
それが嫌な思い?
子供の時じゃないや。
若い時はそういう憧れがあったから
なんかいいって思ってたけど
40に近くになってくると
軽々しく扱うなよって。
70くらいのおじいちゃんでしょ。
あの人はね。
もうね。
ないから。きっとしてないから。
多分40、50年してないから分かんないんだよきっと。
そんな軽々しく扱うなよって。
世代間ギャップかもしれないよ。
そうかもね。
女性を性の対象として見てた世代なのかもしれない。
分かんないけど。
あんまりリスるのもあれだけど。
そうだね。
本は好きだけど
なんか女性というか
性行為を物として扱う。
女性も男性との性行為を
24:01
単なる
イベント的な
ただの通り過ぎる
通り過ぎていく
スポットみたいな扱いで扱うわけよ。
男性も女性も同じように。
そうではないと。
そんな簡単にできないじゃん。
大体って思うし。
実際はってことは。
実際はそんなスルスルってできないし。
スルスルってやられたら
嫌だし。
って思った。
村上春人の小説が
昔のやつがあんまり好きじゃなくなった理由は
多分そこなんだろうなって思った。
軽々しく
性行為を扱いすぎてるなって。
そう。
うん。
どうですか?
分かんない。
そこまでちゃんと考えてないっていうか。
私は小説として好きだけどね。
うん。
そんな感情移入しないし。
あ、こんな人もいるのね。
ぐらいな感じで読むからさ。
ちょっと言っちゃってんな。
みたいな。
こんな変な人もいるのね。
自分好きなんだろうな。
みたいな。
大体そうじゃん。
自分のことばっかりじゃん。
結局自分語りみたいな。
自分ばっかりだろうね。
大体ね。
よく分かんないけど
ちょっとちゃんとしたイケメンっぽい感じなんだよね。
なんか
不愛想なんだけどモテるみたいな。
そうそう。
童貞の夢が詰まった。
主人公はだいたい童貞の夢が詰まった感じだからね。
そうそう。
また渡辺くんみたいな。
年上のなんかちょっと
鳥っぽいお姉さんに声かけられて一回やっちゃうみたいな感じの。
軽く
誘われてやっちゃうみたいな。
渡辺くん大人にならなきゃね
みたいなこと言われたりするよね。
なんかそんなやついないよね。
憧れなのかな。
憧れなんじゃないのかな。
だから
童貞の憧れが詰まってる気がする。
そうだね。あんな風になれないよね普通。
あんなになれないぞっていう。
そんな
不愛想で口下手なやつに
そんな簡単に
チャンスはやってこない。
周りにわちゃわちゃしてる
アホなやつらがいるんだよね。
すごい
出来る人とか
女性の扱いがすごい上手い人とか
いるんだけどだいたい死んじゃうんだよね。
途中で。
謎の死を解ける。
失踪するとか。
死もね、書かれるね。
失踪するし
喪失感っていうのがよく出てくるよね。
出てくるね。
喪失
喪失感
と向き合ったり
乗り越えるような話が多いよね。
そうだね。
乗り越えられた
ハッピーって言って終わるやつは
だいたい無くて
後味悪い感じ
27:00
乗り越えるというか
見つめることがやっとできたみたいな感じで終わったりする。
そういう意味では今回の映画も同じで
同じだね。
生きてる者は死んだ者のことを
考え続けなければいけない。
僕たちは生き続けなきゃいけないんだ。
大丈夫。僕たちにはできる。
きっとできる。
って抱きしめてたもんね。
でも覚えてる。
この二人セックスするんじゃないかなって
心配だった。
それはダメでしょ。
娘と同じと人が言ってるし。
喪失感
そうそう
そこでそういう恋に
落ちりやすいよね。
落ちりやすい。
だいたいやってる。
お互いの死を
お互いの死の対象を
別にそういう行為じゃないみたいなことを
言ってさ。
そうだよ。
女の子が亡くなって
施設にいた子が
自殺しちゃって亡くなって
施設の先生かお世話になった人だよね。
年配の
あそこの施設にいる人なんだよ。
施設に入ってる患者みたいな人なんだよ。
患者さんか。
だけど70年代の
グループコミュニティみたいな感じで
メンター的な感じ
なるほどね。
2人とも
失った喪失感が感じて
なぜかセックスする。
あれは
浴場の夜セックスではないみたいな。
そうそう。
慰めのセックスみたいな。
生徒がしてるのね。
そんな
あるのかって
思ってね。
なるね。
あの感じでやっちゃうかと思ったわけでしょ。
あの感じで
失われた者同士が
お互いの体を求め合うことによって
次の扉を開くみたいな。
あの赤い車をずっと
映してたじゃん。
この中でやってるんじゃないかと思った。
俺もそう思った。
国間の北海道でカーセックスしてるのかと思って
思ったよね。
でもいなかったよね。
車揺れてなかった。
やっぱ思った。
長かったよね。
あれ何の意味があるんだろうね。
要因を取ってたんじゃないの。
2人が
ストーリーの最後
ストーリーの最終
メッセージにたどり着いた後の
要因として車を映してたんじゃないの。
心配だったよね。
あれでやっちゃったら
もうがっかりだよね。
やってたら生徒化するんだよね。
そうそうそうそう。
これは2人が
喪失感を抱いたもの同士が
前へ進むための儀式なんだ。
そう儀式。
言いそうでしょ。
はいとか言いそうで女の人もね。
そうですねとか言ってた。
で二度と会うことがなかったみたいな感じが。
それさ、最低な男だよね。
最低な男。
30:01
でもそれは女性も望んでるって話だよ。
はるきの話だと。
はるきの話はみんな都合がいいんだよ。
みんな都合がいいんだ。
女性も望んでいたみたいな感じがあるんだよ。
むしろ女性の方がいなくなったとかさ。
女性がいなくなっていくっていうね。
おいおいって。
お前はまともな恋をしたことがあるのかって。
お前って現実味がなさすぎるぞ。
現実だったらさ
ひどい男みたいな感じでさ。
なるよね。
私たち付き合えるんだよねみたいなさ。
まずいまずいってなるよね。
やばいどうしようみたいな。
妊娠したって言われたとかさ。
引っ越さなきゃ。
転職して引っ越さなきゃってなる。
まずいまずいって。
俺も転職して引っ越した時も
すごい電話かかってきたもん。
誰から?
ひも寺から転職したの。
適当な付き合いしてた女の子から。
送りに行くって言われたけど。
送りに行くって言った子が3人くらいいて。
だから全員もう無視して。
え、すごいじゃん。モテモテだったじゃん。
逃げるように帰ってきたの。
何やってたの?
適当な付き合いしたから。
だからハルキは分かってるなと思うんだよ。
それ見るために。
大変なんだぞって。
現実とは違うんですよ。
それ現実描いても小説にならないからね。
小説にならないよね。
でもあれだけ売れるってことはさ
それを抱いてる人がいるんだよね。
どういうこと?
そういうモテない男子が。
女性もだけどさ。
小説が?
そうそう。
今の時代も売れてるのか分かんないけど。
売れてるでしょ。
売れてるのかな?
若い世代は分かんないよ。
え、そうなの?
若い世代が読んでるか分かんない。
読んでるのかな?
話聞かないもんな。
18歳の男の子と話しながらする機会がないから
分かんないもんな。
結局やっぱり40代以上なんじゃないの?
いや俺は未だに童貞の18歳が
読んでると思うから。
なんかちょっとかっこいいって思うのかな?
おしゃれだと思うんだよ。
村上春樹は最近自分をアイコン化していってて
おしゃれな存在として
売り出してるんだよ。
周りは売り出してないかもしれないけど。
私が今着てる
まさにこのTシャツ。
確かにね。ユニクロとコラボしてるもんね。
村上ラジオってラジオやってるんだけど。
それのTシャツなんだよ。
それ10代買わないでしょ?
これ買うのは
3、40代のおじさん。
私みたいな。
10代の時に
春樹にはまったおじさんが
わーって
あれ?あれ?
春樹ってTシャツ屋なんて。
あんだけディスったくせにさ
着てんじゃん。村上ラジオ。
今着てる。
33:01
笑
思いっきり村上って書いてある。
え?どういうつもり?
好きなんだよ。
笑
結局好きなんだよ。
笑
抜け出せないんじゃん。
抜け出せない。
あんだけ言いながら抜け出してる。
笑
俺は全然なんかもう
分かってねえやつ。
おてないやつなんだ。
あいつはみたいな。
相当言ってたよね。
びっくりした。
毎日着てっかんな。
パジャマとして。
いやー。
びっくりしたわ。
村上ラジオのTシャツ普通だもんね。
なんならあと3枚くらいあるわ。
ダンスダンスダンスのTシャツとか。
あったね。
ノルウェーのボーイのTシャツとか。
あったよ。
やっぱ見たらちょっと買っちゃうんだよ。
はめられてるんで完全に。
マーケティングにも。
でも本はもう読む気しないのよ。
あんまり。
本も途中でやめちゃったんだけど。
同じことの繰り返しだからさ。
前も読んだないから。
今回の映画も
私が見ようって言わなきゃ
見なかったって感じ?
見なかった。
小説に興味なかったから。
途中でやめたから。
読むのやめたから。
見なかったと思う。
同じ話の繰り返しに
どんどんなっていくんだよね。
新しい本が。
発見がなくてさ。
それでグッズとか売り始めてて。
おいって
言う人がさっき増えてきたの。
本書けって。
新しい世界を作れって。
って言いながら買ってるけどな。
昔の村上春樹。
村上春樹も
求めてるわけよ。
そういうグッズを買うっていうのは。
ノルウェーナの森とか読んだときの
あの衝撃、あの感動をまた
味わいたくて
そういうグッズを買っちゃうわけよ。
今の小説はそんなに読まないけど。
映画としては良かったってことね。
映画としては
うまいと思った。
普通にうまいと思った。
感動したとかじゃなくて。
作り方がうまいと思った。
いろんな伏線とか
ひっかけを
前半めちゃくちゃ用意しとくじゃん。
冒頭のシーンが
セックス終わった後の女性が
棒読みで
物語を物語ってる。
異常なシーンから味わうじゃん。
っていうのとかさ
この二人は
子供がいるのかとかさ
仕事何やってるんだろうとか
疑問からだよね。
奥さん浮気してるじゃんとか
加福さん何も言わないじゃんとか
36:01
ノシアの
演劇は何なんだとか
車に流れてる棒読みの
このテープは何なんだとか
この古臭い車は何なんだとか
めっちゃ気になることが
前半の前半
後半から
徐々に徐々に全ての伏線を
徐々に回収していくんだよね。
そういうことだったんだ。
途中の中に
ポンポンポンと描いている
ものが
映画の
最後のメッセージの
メタファーなんだよね。
ノシアの
周りのおじさんとかも
劇の中で
ノシア語中国語
手話とか
いろんな国の言葉を使いながら
劇をやるっていうのも
本能だったら
分かり合えないはずの
シチュエーションなのになぜか
分かり合えてるっていう
それはさっき言ったみたいに
その本読みを何度も何度も
繰り返して
ストーリーをすべて理解して
相手の感情をすべて
自分の中に入れているからこそ
感情ができるっていう
言葉が違うのにそこに
演劇による
そのケミストリーが
感動が生まれてるっていう
そこに演劇が感動するんだと思うんだよね
それは一番近い存在であるはずの
夫婦なのに
全然分かり合えてなかった
分かり合おうとしてなかった
っていうことへの裏返しの
メタファーなんだよね
っていうのがもう上手い
そして村上春樹
監督さんとしては
メタファーだって思うわけ
これはメタファーだっていう
春樹が使うメタファーだって
上手いとしか思わない
監督はすごいと思う
なるほどね
世界中の村上春樹ファンが
楽しめる作品なんだと思う
あの監督もまた最近
映画その後もやったらしい
出した
そんな感じですかね
とりあえず俺は
来てましたねあれだけディスりながら
ちょっと説得力ないよね
好きなんだろうな
結局
びっくりしたよね
自分でこういうの
あれそういや
俺なんか来てた
夜中みんな一緒やん
毎日来てる
毎日来すぎて全然
予感なかったけど
来てたわ
面白かったよ
そんな感じですかね
じゃあまた
ありがとうございました