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2022-09-05 17:02

#410 結婚生活を前に進める”覚悟”と”努力”とは?

「愛って自然に思い合うことだよね?」

「愛に特別な努力が必要っておかしくない?」


そんなことを思ったことはないでしょうか?

結婚生活に必要なものは愛なのか?

そもそも愛とはなんなのか?

自然に生まれるものなのか?

努力が必要なものなのか?


詳しくお話しします。


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愛って自然に思い合うことだよね。特別な努力が必要っておかしくない?
不自然だよね、と思ったことはないでしょうか。
今日のアツの夫婦関係学ラジオでは、覚悟と努力が結婚生活を前進させるっていうことについてお話をしていこうと思います。
覚悟と努力、どういうこと?って思うと思うんですよね。
結婚生活を前に進めたり、より良いものにしていくために必要なのは、覚悟と努力じゃないかと僕は思ってるんですけど、
なんで覚悟と努力なのか、そして覚悟と努力とは一体どういうことか、どうやってやるのかっていうことについて今日の話をしたいなと思ってます。
まず、なぜ覚悟と努力が結婚生活に必要なのかっていうことなんですけど、
日本人のほとんどが恋愛結婚を選ぶんですよね。
恋愛結婚の割合が87%から90%が今の日本なんですけど、
恋愛結婚をすると、結婚自体がゴールになるといった印象が強くあるなと思っていて、
僕自身もそうなんですけど、結婚式で永遠の愛を誓うと自然にずっと永遠に愛し合うものだというふうに思ってしまうというのがあると思うんですね。
一度結婚したならばお互いの気持ちは変わらないというふうに思ってしまう。
妻はずっと僕のことを好きでいるはず、夫はずっと私のことを好きでいるはずというふうに思ってしまうというのがあると思うんですよ。
そして、愛というものに対してすごいファンシーなイメージというか、ファンタジー的なイメージを抱くことが多いなと思っていて、
愛には特別な努力は必要ではないといった印象をどうしても抱きやすいなと思うんですね。
恋愛結婚をすると。なぜなら恋愛結婚ってすごい自然じゃないですか。
好きになってお互い結婚するっていうの、その流れってすごい自然ですよね。好きだから結婚するっていうその流れは。
そうなるとお互いにこう大切に思い合ったりとか、お互いに好きでい合う、愛し合っているという状況というのは、
自然なことであって、自然にそうなるよねって。別に何か特別な努力とかいらなくない。だって私たち、僕たち愛し合ってるじゃんって。
というふうに思ってしまうと思うんですよ。出会ったばっかりの頃とか、結婚したばかりの頃って多分そういった感覚を抱いている人多いと思うんですね。僕もそうだったんですけど。
これって恋人として、相手が恋人になるためにはある一定の努力が必要なんだけど、その後ってあんまり努力しなくなると思うんですよね。
恋人となるためとか、結婚するためには努力というのを、相手をくどいたりとか、恋人にするためにはいろいろと努力はするんだけど、その後はもうお互いに好き合ってるよね、愛し合ってるよねって。
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これが私たちの自然な状態だよねって思いやすくなるなって思うんですよ。それが冒頭に言ったような、愛って自然に思い合うことだよね。お互いに自然に惹かれ合うことだよね。
特別な努力が必要っておかしいよね。不自然なことだよねっていうふうな感情になりやすいなって思ってるんですね。
でも何回か前の放送でも話したように、恋愛感情というのは繁殖のためのプログラムでしかないと思うんですよ。性別が繁殖をするためのプログラムでしかない。
これは以前ノートで書いた、男も女も知らない夫婦の恋愛の終わりという記事を書いたんですけど、そこで詳しく書いてるんですが、フェヌエイジルアミンという神経伝達物質が脳内に分布されるんですね、恋に落ちると。
すると目の前の相手に対して夢中になる。だけど、この神経伝達物質の作用はもう2,3年で切れちゃうんですよね。効果が切れちゃうんですよ。
いろんな種と混ざり合って多様な種を残すために人間に生物として与えられたプログラムがこの恋愛感情なんじゃないのかなというふうに僕は思ってるんです。
恋愛も結婚も繁殖のためセックスがしたいだけなのかなって極論なのかなって僕は思ったりもするんですよ。
恋愛感情って必ず消えるじゃないですか。結婚生活だけは特別じゃなくて、
普通の恋人、結婚してない恋人においても恋愛感情って消えていくと思うんですよね。幻想でしかないんですよ。
さらに言うと恋愛と愛情は違うんじゃないかなって僕は思ってて、さっき言ったみたいに恋愛が繁殖のためのプログラムでしかないのならば、
恋愛というのはそういった単なる浴場でしかなくて、生殖のためのトリガーでしかなくて、ただのプログラムでしかないと思うんですよ。
もし他の異性に目が行ったとしても、その時は再び恋する気持ちを取り戻したとか、やっぱりこの人しかいないとかって思いがちなんだけど、
結局同じことになると思うんですよね。また2、3年でその神経電圧物質の効果が消えてしまって、
相手に対して飽きてしまって、他にまた目が行くようになるんじゃないのかなって思うんですよ。
恋愛感情というのはいずれ必ず消えるものであって、夫婦の愛においては必要なものじゃないと思っているんです、僕は。
そこで必要になってくるのが覚悟と努力なんじゃないのかなって思うんですね。
これはお見合い結婚と恋愛結婚の満足度を比べたデータがインドのナージャスタン大学というところにあるんですけど、
これがすごいわかりやすくて何度か紹介していますが、恋愛結婚とお見合い結婚をした夫婦の結婚後のお互いの満足度、
恋愛感情の強さというのを調べていて、結婚当初は恋愛結婚の感情が強いんですけど、
そこが10年経つと完全にお見合い結婚が上回るんですね。 これインドのトリキメコンっていうやつなんですね。正確に言うと日本でいうお見合い結婚とはちょっと違ってて、
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トリキメコンというやつでお互いの顔もわからないまま結婚するのがトリキメコンなんですね。
そういった結婚であっても10年経つと恋愛結婚よりも恋愛感情が強くなる、上回ると。恋愛結婚よりも恋愛感情が強くなるっていう結果が出てるんですよね。
すごい最初見たときびっくりしたんですけど、 だけど自分自身が今結婚10年目を迎えたんですけど、
あと僕自身の祖父とか祖母とかの祖父母の結婚生活を思い返すと、ちょっとなんかわかるなーって気もするんですよ。
僕の祖父母もトリキメコンみたいな感じで結婚したんですよね。 もう当時、
あれいつの時代だったんだろう?多分今から70年くらい前だと思うんですけど、 お互いの顔がわからない状態で結婚式を迎えたらしいんですよ。
名前だけは聞いていて、 だけど相手の顔もわからないという状況で結婚した。
僕の祖父母はすごい仲良しだったんですよね。 お互いフルタイムで教師をしていてずっと働いていて、祖父が先に亡くなったんですけど、
衣装を残していて、その衣装の中に祖母にだけ衣装を残したんですね。僕は孫とか自分の子供とかに確かなくて、
自分の妻だけ残していて、そこには あなたと結婚できて幸せだった、また生まれ変わってもあなたと一緒に結婚したいってことが書かれてたんですよ。
こんなにもう90歳のおじいちゃんがそんなこと言うなんてと思ってすごいびっくりしたんですけど、
彼らにとっては満足できる結婚生活だったのかなって思うんです。 たまに喧嘩っぽいこともやってたんですよ、僕が子供の時とか、家で。
だけどお互いに価値観を押し付け合ったりとかっていうのはあんまりなくて、 祖母がよく言ってたんだけど、
いろいろお互い思うことはあるけど、生きていくしかないよねっていうことを言ってたんですよ。
これって一種の我慢であったりとかもしたと思うんですよね。
ここは言っても仕方ないなとかっていう自分の気持ちを飲み込んだりとかっていうのもあったと思うんですよ。
それは当時の家父長生の文化的な背景とかもあったりしたのかもしれない。
今の時代ってそういったのが良くないとされるじゃないですか。 そういった夫婦の不満とかを我慢するのは良くない。
確かに我慢するのは良くないとは思うんだけど、 嫌なことがあったらもう全部やめちまえっていうのもまた違うんじゃないかなって気もするんですよ。
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ここでこの過去の事例から学べることって、 結婚生活においては覚悟と努力が必要だ。
結婚生活を続けていくという覚悟とそのための努力というのが必要だってことは学べるポイントだと僕は思っていて。
それは今の時代でやるならば、嫌なことがあった時とかにひたすら我慢し続けるんじゃなくて、お互いにじゃあどうすればいいのか。
2人にとっての幸せな家庭とは一体何なのかということをお互いに話し合って、 そのために自分たちがどう変わっていくのか、自分をどう変えていくのかということを
お互いが考えていくことが一番大事なんじゃないのかなって思うんです。 それが努力だと思うんですよ。
覚悟っていうのは自分たちの結婚生活、家庭生活を 2人にとって幸せなものにするっていう覚悟だと思うんですね。
それが今の時代には欠けてるんじゃないのかなって思うんです。 僕自身もどっかで気がついたんですけど、
じゃあこれをどうやってやるのか。 幸せな家庭生活を築くという覚悟を持って、
そのためにどうすればいいのかということを2人で行動していく。 この覚悟と努力はどうやってやるのかっていうと、
僕が一番大事だと思うのは、愛とは築くものであると。 築き上げるものですね。自然にあるとか、
愛って自然なものだよね。お互いに惹かれるもんだよねとか、そんな生っちょろいことを言うんじゃなくて、
愛とは築き上げていくものだということを認識することが大事なんじゃないのかな。 その築きが大事なんじゃないのかなと思うんですよ。
どうしてもみんな恋愛感情の方にフォーカスしがちなんですよね。 気持ちが冷めちゃったとか、
他に目が行っちゃったとか、どうしても恋愛感情にフォーカスしがちなんだけど、どうしてその恋愛感情もいつか消えてなくなるんですよ。
大して大事なものじゃないんですよ、恋愛感情って。 その繁殖のためのプログラムでしかないんですよ。生殖のための発動感情でしかないんですよ。
家族とか夫婦とかっていうのは、いずれ消えてしまう恋愛感情を追いかけても虚しいだけなんですよね。
絶対に手に入らないんだよ、そんなもの。 ヘレン・フィッシャーっていう進化人類学者がいるんですけど、僕はすごい好きな学者さんなんですけど、
この方がね、80年代に書かれた本で、愛はなぜ終わるのかっていう本があるんです。 これすごい名著なんですけど、この中で彼女が書いているのが
長く続く夫婦にはある共通点がある。それは愛着関係が存在することだということを、1980年代に出版されて、この本の中で既に書かれてるんですよね。
その後に出版された様々な夫婦関係の本を読んでいても、やはりこの愛着関係っていうキーワードは出てくるんですよ。よく出てくるんです、このワードは。
長く続く夫婦にある共通点がある。それは愛着関係があることだ。 じゃあこの愛着関係とは一体何なのか。
これは2人が夫婦生活の中で築き上げてきた関係性なんですよね。 これって恋愛感情じゃないんですよ。お互いに慈しみあって、お互いにお互いを大切にし合う感情。
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これにはオキストシーというフォルマが大きく影響していると僕は思っているんですけど、恋愛感情じゃないんですよ。お互いに大切に思い合う、相手のことを気にかけ合う、その中で相手に対してオキストシーというフォルマが分泌されるんですよね。
お互いにそれが分泌し合うことによって親が大切に思うように妻のことを大切に思うようになる。夫のことを大切に思うようになっていくんですね。これが愛着関係なんですよ。
これは自然に生まれてこないんですよ。オキストシーというのは誰かのことをケアしたいとか、誰かのことを大切にしようと思って行動する中で、行動することで出てくるフォルマなんですよ。
特に男性は。だから愛というのは気づいていくものなんですよ。気づき上げていくものなんですよ。自然には生まれてこないものなんだなということなんですね。だからこそ僕は覚悟と努力が結婚生活を前に進めていくんじゃないのかなと思っています。
ということで、今日は覚悟と努力が結婚生活を前進させるという話についてお話をさせていただきました。これはノートでも近しい記事を書いているので、ぜひ読んでいただけると何かヒントになるものがあるんじゃないかなと思っています。
最後お知らせです。ノートのメンバーシップを使って夫婦関係相談サービスタイマスというものを運営しています。これは夫婦関係に悩んでいる男女向けに僕がアドバイスとかコーチングとかをしているサービスです。
いわゆるカウンセリングじゃないんですよ。夫婦カウンセリングというのが巷によくありますけど、あれではなくて、カウンセリングというのは心理療法が必要なものであって、認証心理探知ができないと僕は思っているので、僕がやっているのはあくまでも僕自身の体験とか、他のいろんな方からのご相談の内容とか、僕が学んだ書籍とかの中からできるアドバイスやコーチングというのをしています。
これはですね、毎月1回ズームでオンラインの相談をしていて、男性向けにはコミュニティが今ありまして、そんな活発なものではなくて、そのメンバーに対して僕がインタビューをしたインタビューの音源が聞けたりとか、というのがあります。
同じ悩みを抱えている方と出会えたり、どういったことを考えながら前を向いて夫婦関係を改善していったのかということが聞けるようになっています。
メンバーシップには2つプランがありまして、1つはトレイアルプラン、もう1つはスタンダードプラン。トレイアルプランは月額500円ですね。
初回1回だけ45分間のズームの相談ができて、あとはメンバー限定の記事とか、ポッドキャストの音源とかが聞けたりとかします。
スタンダードプランは毎月1回45分間のズーム相談を毎月できるというもので、これはコミュニティが存在していて、男性向けにコミュニティがあって、同じようにメンバー限定の記事と音源が聞けるようになっています。
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多分このサービスを使っていただいて一番いいなと思うのが、同じような悩みを抱えている方に会えるということと、どういうことを考えているのかが聞けるということかなと思うんですね。
あと夫婦関係を改善しようと思ったときに、すごい普通に辛いんですよね。普通に辛くて辞めちゃいたくなるんです。諦めたくなったりもするんですよ。
そんなときに前を向いて一緒に歩いていけるようにしていきたいなと思っていて、真っ暗な暗闇の中で彷徨っているような感覚なんですよね。
そこにタイマーズをポッと灯して、こっちに行きましょうと言って一緒に前を進んでいく、そういった存在として使っていただければなと思っています。
あと夫婦関係の相談をするときってだいたい夫婦カウンセリングとか行くと思うんですけど、妻が行ってくれないとか夫が行ってくれないとかっていうケースもあると思うんですよ。
そういうときにまず最初に相談する場所として使っていただければと思っています。
あと妊娠診日さんに相談したいんだけどどうやって相談したいんだろうとか、そういった相談とかもできたりもするので、
夫婦関係全般に関する悩み事のまず最初の相談先として使っていただければと思っています。
はい、ということで今回も最後までありがとうございました。
秋になったら急に寒くなってきて、うちの三男もね、この間ちょっと熱が出ちゃって体調に気をつけないと、
ちっちゃい子供がいる家とかはね、今クーラーの温度とかで結構簡単に風邪痛いとかすると思うんで、お互いに気をつけていきましょう。
はい、また次回お会いしましょう。さようなら。
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