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2022-11-28 26:57

#434 夫への怒りと子供の悲しみを認めることで、子供の発達問題に向き合った女性の話

「子どもが学校で問題ばかり起こすのは親の愛情が足りないからだ」

ネガティブな意味合いでそういった言葉を耳にすることってありますよね。

子を持つ親としては反感を覚える言葉ですが、発達と心理について知れば知るほど、この言葉はある意味正しいのかもしれないと、ぼくは思うようになりました。

問題は「愛情の定義」が曖昧なため、誤解を生みやすいのだと思います。

今回の話は、夫への怒りと子供の悲しみを受け止めることで、子供の発達課題に向き合った一人の女性のお話です。

落ち着いた子供になるために親の愛情が必要とはどういうことなのか?

そもそも、子供の心の健全な発達のために必要な「愛情」の定義とはなんなのか?

詳しくお話しします。


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アツの夫婦関係学ラジオ、このラジオでは、夫婦関係をより良くしたい、そんな方向けに関係改善のヒントになる発信をしています。
子供が問題行動ばかり起こすのは、親の愛情が足りないのよ、なんてことを聞いたりとか、もしくは言ったりすることはあまりないと思うんですけど、
そういったことを聞いたことってあると思うんですよね。あそこの家の子、すごい問題行動ばっかり起こしてて、
親の愛情がちょっとあれなんじゃない?みたいなふうに、そういうことを耳にすることって何とかあると思うんですよ。
子供をね、保育園とか小学生になってくると。これって親からしたら、そんなことないよっていうふうに言いたくないし思いたくもなるんだけど、
実はその背景、子供が問題行動を起こす背景、発達障害とかアスプレガーとかって言われてしまう背景には、
もしかしたら、子供の愛着システムを作るときの親の働きが足りないのかもしれないっていうのがあるなって本を読んで思ったんですね。
これは日本の夫婦パートナーでやっていく幸せと葛藤という本なんですけども、
今日もまた前回、前々回に引き続き、怒りや悲しみを認めることによって子供の発達問題に向き合った一人の女性の話をしたいと思います。
今回は3つの事例の最後になります。今回のチャプターも大河原美衣さんという年少子美衣さんの方が書かれていまして、
ちゃんとだけで子育てようという本で有名な方で、子供の発達問題とか家族療法をメインでやっていらっしゃる方です。
大河原美衣心理療法研究室代表の大河原美衣さんが聞こえされたチャプターから抜き出した話をしていこうと思います。
今回お話をする家族の事例は、3人家族、母、父、4歳の息子がいます。何が起こったのかをまずお話ししまして、
その後に大河原美衣さんがこの家族にどう向き合って、いろいろな心理療法を施して、
その結果、この母に起こった変化、家族に起こった変化について話をしていこうと思います。
まずこの家族なんですけど、両親2人、夫婦は半年前に離婚をしました。
4歳の息子は母親が引き取っています。結婚したところから話をしていくと、
3ヶ月の付き合いで弁撃結婚しまして、すぐに妊娠をしたそうなんですね。
妊娠中に夫は職場の配置替え問題で鬱になってしまったと。3ヶ月間の給食をしたそうなんですね。
これポイントは、妊娠中というところがポイントで、妊娠中に鬱になってしまったので、
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3後1年間は、この女性は育児と鬱になってしまった夫の世話であげくれたそうなんですよ。
だいぶ壮絶だなって思うんですけど、子供がいる身としては、
これは普通に辛いよなって思うような1年間だったと思います。
その時に夫が鬱なので、死んだ方がマシだとか、生きててもしょうがないみたいなことを同時に言っちゃうんですよ。
医者からは、そういうことを言っても励ましちゃいけないよって言われてたんですって、この女性は。
なので、夫のネガティブな気持ちに巻き込まれないように、なるべくそれを反応したりとか、励ましたりとかしないようにしていたそうなんです。
つまりは、不満があったわけですね。子供が生まれたばっかりなんで、生まれたばっかりの子供がいて、
同時に鬱になっている人が目の前にいるんですよ。普通に辛いじゃないですか。
普通に辛いので、不満ってどうしても感じますよね。
いや、本当にマジきついんだけどって思ったと思うんですよ。
そのきついんだけどっていう不満を出せなかったわけですよね。
出す相手が鬱なんで、出せないじゃないですか。
なのでその不満を飲み込んで、できるだけ夫を受け入れようと努力していたんですね、この期間。
その後、夫は3ヶ月で職場復帰をしますと。
そこで終わればよかったんですけど、問題は夫のその期間とその後の行動なんですが、
夫はSNSで自分の鬱について書いてたんですね。
Twitterなのか何なのかわからないですけど、何か所のSNSで自分の鬱について書いてたと。
そこでは妻が片付け掃除をきちんとしないので、イライラして鬱になったっていうことが書いてあったんですって。
本当はどうかわかりませんけど、本人はそういうふうに感じていたらしいと。
あとADHDの妻を持つ人の掲示板にも書き込んでいたということで、自分の妻のことをADHDだと認識していたんですよね。
夫は日常的に妻への不満をこのSNSに書き込んでいたと。
妻はそれに気がついたんですって。何かあいつやってるなって思ったんでしょうね。
あいつ何かカチカチやってるなって多分気がついて、夫のIDを手に入れて、パスワードも手に入れて、本人のアカウントでログインしたんですって。
そしたらさっき言ったような妻が片付け掃除をきちんとしないからイライラして鬱になったとか、ADHDの妻を持つ人って掲示板に書き込んだりとかしてて、
何これってなるわけですよね。私あんだけ子供に生まれた時期にあんだけ鬱になって世話してきたのに、何その掃除しないから鬱になったのか意味わかんないんだけどっていうことになったわけですよ。
だけど夫は家庭では家の中だと妻に対して不満を漏らせなかったんですって。片付けとか掃除とかについても全然不満を言わなかったらしいんですよ。
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SNSとか色々書いてたんだけど、日常生活では何も言わなかったので、妻もそこでいろいろ言っちゃうとまた鬱が再発するんじゃないかとかって怖いじゃないですか。
だから言わなかったんですって。平成を装って何事もないようにしながらいい関係を維持しようと努力をし続けたんですね。
そんな生活が続いていく中で、この夫は自傷育免だったそうで、実際子供を操るのも得意だったんですって。子供を懐いてくれてたんですけど。
ただ子供がパパに甘えると妻が甘えかさないでって夫に暴言を吐いちゃうんですって。
どういうことだと思うと思うんですけど、子供がパパに甘えると自分の息子を捕らえるような気持ちになっちゃって怒りがこみ上げてくるらしいんですよね。
ずっと鬱で大変な時に、あなたも辛いのわかるけど、私子供を産んだ1年間マジ辛かったんだよって気持ちもあったと思うし。
その中でSNSで私の悪口ばっかり言ってて、悪口ばっかり言っててムカつくけど、この人にそれ言えないしみたいな、そういうもうがんじがらめな気持ちになってたんでしょうね。
なので息子を捕らえるような気持ちになっちゃって怒りがこみ上げてきて、甘えかさないでやめてって暴言吐いちゃうんですよ。
それと夫はやっぱりうちの妻はADHDなんだって認識する、そういった悪循環がぐるぐる回ってたんですよ。
この悪循環、ネガティブサイクルっていう名前で何度か前の放送でも話をしてましたけど、
本当この悪循環が夫婦関係を壊すんだなと思うんですよね。ちょっと話ずれちゃうんですけど、
実際そんなことないじゃないですか。妻はADHDでもないし、子供がパパに甘えることは別に悪いことじゃないじゃないですか。
だけどお互いその背景にある心理的なものが原因によってお互いに嫌悪感を抱いたりとか、イライラしたりとかして当たっちゃう。
このネガティブな感情がぐるぐる回っていく。これがどんどん回っていってお互いの距離がどんどん広がっていくんだなって思うんですよね。
ちょっと話ずれちゃいましたけど。そんな感じで夫はやっぱりうちの妻がADHDだったと認識したわけですよね。
その悪循環がどんどん増えていったと。
すると夫は以前から書き込んでたSNSに妻には母親の資格がないって書き込んだんですって。
妻はそれを見ちゃったわけですよね。それを見てもうやってられないと、耐えきれないということで離婚を申し上げたと。
私見てたからねって。あんたが書いてたSNSは私全部見てたからねって全部言ったんですって。
離婚をすることになったと。
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その後にこの女性と4歳の息子が2人暮らしを始めるわけです。
息子が母親の顔色をうかがうようなことがあるわけですよね。
するとカッとなって叩いちゃうんですって。どういうことかわかんないと思うんですけど、そういった現象が起こったんですね。
ちょっと話に戻ると、この4歳の息子は母親と2人暮らしを始めた後に保育園で
この子感触がひどいんですけどって言われたんですって。
感触がひどくて集団行動できないんですよと。発達障害かもしれませんよと。
ちょっと診断を受けてくださいって言われたんですって。
だけど家ではあわれたりとかしないんですって。全然そういうことないんですよ。
どういうふうにやってるかっていうと、家だと子供がぐずり始めたりとかすると母親は無視をするんですって。
聞こえないふりとかするんでしょうね。
すると子供が自分で歌歌ったりとかして機嫌を直すっていう。そういうことをやってたので。
家でこんな良い子なのに、うちの子はそんな保育園で暴れたりとかするわけがないと。
ましてや発達障害なわけがないと言ったわけですね。
前回も同じようなケースだったじゃないですか。前回も家でも良い子なんだけど保育園とか学校だと暴れ者になっちゃうケースでしたよね。
同じなんですよ。やっぱり背景がね。同じようなことが起こってる。
この子はそういうふうなことが起こっていて。
その子がちょっとお母さんどう思ってるのかなとかやっていいのかなとかいうふうに顔入れを伺うときあるじゃないですか。子供って。
それをされるとバチコーンとか叩くわけですよ。叩かれた方として意味わかんないですよね。
ただ顔入れを伺っただけでバチコーンって言われたわけなんで。
こういう状態でしたと。そこで大河原美衣さんがカバンセリングを始めたわけなんですが。
まずやったことが子供のことを可愛いと思えるように記憶を強化する心理療法をやったんですって。
前回も出てきたEMDRっていうトラウマ解消のための心理療法なんですけど。
このEMDRを使って記憶の中の良い部分を強化するっていうことをやったんですね。
そうしましたら子供のことをすごく可愛いと思える気持ちがまた蘇ってきてそれが強化されて
心が大切だと思えるようになってきた。
この母親の顔色を伺うっていう子供の行為がなぜこの女性を痛いをさせるのかっていうことなんですけど。
これに関してはこのお母さんどう思ってるのかなって。今いいのかなみたいなね。
顔色を伺うっていうその子供の行為が自分が夫の顔色を伺って生活していた記憶を
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無意識に引っ張り出して自分の中に居場所を与えられていない夫への怒りと悲しみを
フラッシュバックさせていたということだったらしいんですよ。
どういうことかって言ったら当時子供が産まれたばっかりの時に夫が鬱になって
すごく大変だった。育児が大変だったと思うんです。家事育児が大変だった。
夫のケアは大変だった。その中で夫は自分の鬱の原因は妻にあるってことを言ってた。
それを知ったこともショックじゃないですか。知ったこともショックだし
だけどそのショックとか怒りとかは夫にぶつけられなかったわけですよね。
鬱になってるんで。医者からは励ましちゃいけないよとかそういうこと言われてたんで
何これって言えないわけですよ。我慢したんですよ。我慢して普通にいい関係を
このまま続けていこうと思って頑張ってたわけですよ。でも怒りや悲しみってあるわけなんで
それが居場所を与えられてなかったんですよね。自分の心とは切り離して考えてたんですよ。
自分と自分が感じてる怒りや悲しみを認めなかったんですよ。
ふわっと湧いてくるじゃないですか。ふわっと湧いてくる怒りや悲しみを
見てみないふりしたんですよね。だけどその怒りや悲しみは存在はしてるので
それがバーってフラッシュバックしてくるわけですよ。子供が香りをうかがうっていう
その行為がトリガーとなって自分が夫の香りをうかがって生活していた
あの記憶、あの嫌な記憶、あの辛かったあの時がバーって返ってくるわけですよね。
だからパーッと叩いちゃう。パチホワーッと叩いちゃうということが起こってたわけなんです。
で、岡田美衣さんが何したかというと、この女性に対して同じくEMDRという
トラウマ解消の心理療法を使ってこの時の記憶の処理を行ったんですって。
自分が夫の香りをうかがって生活していた当時のあの記憶の処理をEMDRで行った。
すると息子を叩くことがなくなったらしいんですよ。これで一つ問題が解決したわけですよね。
息子が香りをうかがってくると次パチホワーッと叩いちゃうという問題は解決された。
子供のことを可愛いと思えるようになった。当時の嫌な記憶を処理することができたと。
で、同時にこれも一つのポイントなんですけど、岡田美衣さんはこの女性に対して
子育てをする上で必要な心理教育を行ったんですって。
これに多分岡田美衣さんとかの違うポイントの一つなんだろうなと思うんですよ。
子供の発達の問題と家族予防を行っている方だからこそこういうことをやっているのかなと思ったんですけど、
何をしたかというと、子育てをする上で必要な心理教育は何なのか。
これは子供が親を察するのではなくて、親が察することを実践していくことで
子供の感情制御の力が開発されていくということを教えたんですって。
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これはちょっとわかりづらいと思うんですけど、この家族の子供は
母親のことを顔で伺っていたわけですよ。
今どう思っているのかなとか、今話しかけて大丈夫かなとか
ということをいつも規定していた。
親がどう思っているのかなということを察しようとしていたわけですよ。
だけどそうじゃないんだと。
逆に親が子供の気持ちを察することを実践していくことを続けることによって
子供の感情を制御できるようになっていくんだということを言ったわけですね。
具体的にどういうことかと思うじゃないですか。
ちょっと言葉が難しくてわからないので、どういうことかと思うと思うんですけど
簡単に言うと、前回の話でも出た通り
子供が感じている悲しいとか、なんかイライラするとかっていう不快な感情があるじゃないですか。
子供が感じているこの不快な感情はどうやったら収まっていくのかというと
親に抱かれて安心感を得ることで収まっていくんだと
いうことを言ったわけですね。
なのでこの女性はこの後に自分の息子に対してこれを実践していくわけですよ。
子供に対して安心感を与えることを実践していったわけです。
その結果何が起こったのかということについて本書を読み上げたいと思います。
この子供は本書の中でC君というふうに書いています。
義名というかABCのC君ですね。
亀なので。
母にゆとりが出てくるとC君はすぐに反応し、母の前で甘えを表出するようになりました。
甘えるようになったということですね。
母は自分が子供を抱きしめることで安心感を与えることができる存在になるよう努力しました。
受け入れ始めると子供は一時的に対抗を示します。
赤ちゃんみたいになっちゃうということですね。
保育園で泣いて母から離れずに分離不安を呈するようになったときも
母は上司に遅刻することを認めてもらい、保育園で子供が落ち着くまで寄り添うことができました。
保育園に子供を送っていくときに子供が泣いちゃうから離れたくない。
離れるのが怖いというのは分離不安というんですけど、そういう状態になっちゃったんだけど
仕事をちょっと遅れますということを会社に言って子供が落ち着くまで寄り添ったということですね。
母は腰を据えて育て直しをする覚悟でいましたが
このように子供が母の前で親に気を使うことなくぐずったり泣いたりすることができるようになると
程なく保育園での著しい落ち着きのなさや感触は改善され問題にならなくなりました。
家では2歳児のようなC君を受け入れながら根気強く引き付けをし直していくプロセスが続きましたが
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小学校に入学する頃にはC君本来の賢さが発揮され集団的に問題はなくなりました。
ということが書いてありまして今回の事例も前回同様に
もともとすごい保育園で問題行動を起こしていて
この子ちょっと大丈夫ですか?と言われたわけですよ。
発達障害じゃないですか?というふうに言われていた。
だけど問題はその子にあったんじゃなくて
その家族が生み出していたその影響によって
その子供にそういった感情の問題を生じさせていたということだったんですね。
夫婦間での怒りや悲しみの処理の仕方
これが親子間での怒りや悲しみの処理の仕方を生み
そしてそれが子供の感情制御の困難を生み出していくということだったわけですね。
今回の話を読んでもくもったことがあるんですけど
ハグの習慣ってマジ大事だなと思ったんですよ。
すごいこんなことで変わらないよとかって思うんじゃないですか。
子供を抱きしめること、ただそれだけで何が変わるんだとか
甘えてるんじゃないとかって言う人もいると思うんですよ。
特に男性の場合だと自分が抱きしめられてきた経験が少ないから
子供が母親に、15歳の子供がね
子供にギュッと抱きしめられたとかしてるのを見ると
ちょっとやりすぎなんじゃないかとか
過保護なんじゃないかとか、マザコンになるんじゃないかとか
色々心配すると思うんですよ。
多分小学校1年生とかの子供に対してはよりそう感じると思うんですよね。
だけど子供が自分の感情をコントロールできるようになるかどうかっていうのは
いかに子供がつらい時に抱きしめることができたかと
大切な存在なんだよってことを感じさせることができたかってとこだと思うんですよ。
その大事な存在と思ってるよってことを口に出して言うだけじゃダメだったってことなんですよね。
感情制御のコントロールをしたりとか
愛着システムの脳基盤を作るためには
悲しい時とかそういう感情が乱れている時に
抱きしめられることによって落ち着きを取り戻していく
抱きしめられることによって感情コントロールができるようになっていったりとか
愛着システムが構築されていったりとかっていうわけなんで
その行為自体がすごい大事なことだったんだなって気がついたんですよね。
口に出して大好きだよとか大事だと思ってるよって言うだけじゃなくて
ちゃんと行動で示さなきゃダメなんだなって
抱きしめるっていう
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ギュッと抱きしめてあげる、ハグをしてあげるっていうことが
意外に大事だったんだなって
普通にこうしたりとかすると思うんですけど
うちでもしてるんですけど
この行動にそういう意味があったんだなっていうことに
改めて気がつけたのでよかったな
このチャプターを読んでよかったなってすごい思いましたね
うちも子どもたちが精神的に不安定な時期があるんですよ
過去何度もあったし、最近もあったんだけど
うちの妻が同じような子どもの発達の本を読んだんですよね
その中で同じようなことが書いてあったみたいで
抱きしめてあげることを意識してやってるんですよ
子どもが辛いことがあった時とか
泣いて帰ってくる時もあるんですよね
そういう時に抱きしめてあげて話を聞いてあげて
大変だったねっていうことをずっと繰り返してて
それによってすごい落ち着いてきたんですよ、子どもたちが
だからこれって合ってるというか
そういうふうに人間ってできてるんだなって思うんですよね
あと一つ思ったことが
これと大人の問題にも関係するんじゃないかなと思ったんですよね
よく大人の人で
すごい感情的になってしまう人とかいるじゃないですか
あと自分の感情をうまくコントロールできない
自分で自分の危険を取れないっていうのもよく聞くと思うんですよね
これってすごいトラウマ的な出来事とかじゃなくて
ちょっと嫌なことがあったりとか悲しいことがあったりとか
そういう時になんかふざけんなよって言ったりとか
何かにやつ当たりしたりとか
っていうふうに感情がコントロールできない
誰かとコミュニケーションを取る時にやつ当たりしちゃうとか
っていう人っているじゃないですか、そういう人って
この人たちって何なんだろうなって僕ずっと思ったんですけど
もしかしたら彼らが大人になっても
愛着システムが十分に育っていないんじゃないのかなって思ったんですよね
親に抱かれた経験が少ないとか
子供の頃に安心感を得た経験が少ないんじゃないのかなって
それが大人になる中でも解消されずに
その課題が残ったまま体が成長していったんじゃないのかなって
だけど心は成熟しなかったんじゃないのかなって思うんですよ
愛着システムを構築することができないまま
体だけが大きくなってしまって
心が成長しなかったんじゃないのかなって思ったりもするんです
大人の問題に関して言うとね
あと冒頭で言ったみたいに
子供の問題行動の原因って親の愛情不足にあるんじゃないって
昔の人はよく言うじゃないですか
50,60代の人とか70,80代の人とか
よく言いますよね
ちゃんとね
仕事ばっかりで子供の問題見ないからよみたいなことをね
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そういったことを言ったりとかあるわけですよ
何言ってんだよって思ってたんですよずっと
そんなわけないだろうと
昔と今では時代が違うんだよって思ったんだけど
だけどこの本を読んで分かったのは
親がフルタイムで働いてることが悪いとかじゃなくて
愛着を作ってあげること
子供に安心感を与えることが
忙しさの中で忘れられちゃう
どうしても忘れられちゃう
抜けちゃうことがあるんだなって思うんですよ
だから子供が不安な時、辛い時、悲しい時、怒った時に
抱きしめてこんなことあったんだねって
辛かったねって言ってあげる余裕がないと思うんですよ
僕もなかったし
そういう人多いと思うんですよ
そうなると子供の問題行動が増えていく
愛着システムが十分育たないからね
十分育たないし感情制御もできなくなっちゃうから
それを見て
やっぱりあの子が荒れてる原因は
親の愛情不足になるんじゃないって
言われちゃうんだろうなと思ったんですよ
ある意味合ってるんですよ
ある意味ね
フルタイムで2人とも働いてるのが悪いっていうのは合ってないんだけど
親の愛情不足になるんじゃないっていう点においては
合ってるんだろうなって
愛情って何なのって思うじゃないですか
私、子供のことちゃんと愛してるよって思いますよね
僕は思うし
だけど子供が
落ち着いて毎日を生活できる
幸せな気持ちを感じて毎日生活できる
問題行動を起こしたとかせずに
自分の感情をコントロールできるようにするための
愛し方っていうのがあるんだなって思ったんです
愛し方って言われると
すごいいろんな定義が不安定で
人によって愛の定義が違うじゃないですか
子供に対する愛し方の定義が人によって違うから
そんなことないって反発するわけですよね
だけど
子供を抱きしめて話を聞いてあげるっていうことが
愛してる
子供を愛することの定義ならば
それができてないってことは
子供に対する愛情が足りないって風になるのかなって思うんですよね
一概に愛情が足りないって言うと
くくってしまうことが多分問題を
簡単にまとめてしまって
余計な勘違いを生ませてしまってるんだと思うんですよ
単純に子供がつらい時とか
怒ってる時に抱きしめてあげて
大変だったねという風にしてあげる
安心感を与えていくっていうこと
その行為が大事なんだろうなって思うんです
ということで今回も最後までありがとうございました
あとの夫婦関係学ラジオは
毎週月曜木曜朝5時配信です
また次回お会いしましょう
さようなら
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