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あたまの中庭
こんにちは、めいです。かっきんです。
このポッドキャストは、東京生まれ、商店街育ちの私が、日々ふと思ったことや、頭の中でぐるぐるしていることを、整理がつかないままポンポン置いていく、そんな番組です。
話が脱線したり、ちょっと迷子になったりするかもしれませんが、のんびり聞いてもらえたら嬉しいです。
そこにちょっと腰掛けて、一休みしていってください。
古代の糸作りワークショップ
今日は、糸を作ったよっていうお話です。
この間、東京都埋蔵文化財センターっていうところで、古代の日本で行われていたであろう、糸づくりのワークショップっていうのに参加してきました。
東京都埋蔵文化センターっていうのは、ホームページに書いてあったことを、チャットGPTに要約してもらったんですが、
東京都埋蔵文化財センターは、都内全域で埋蔵文化財調査事業を行うとともに、東京都立埋蔵文化財調査センターの指定管理者として、
施設の維持管理と埋蔵文化財に関する普及啓発を図るために、収蔵品などの展示公開や様々なイベントなどを開催しています。
というまぁそんな、東京都の施設って感じですね。
で、それがね、多摩センターっていう多摩丘陵に立地しているわけですね。
多摩丘陵っていうのは、東京都ってあの、東西に細長い形をしてるんですけど、東の方は東京湾、海に面していて、
東に行くに従ってだんだん勾配が上がっていってね、標高が高くなっていって、
島には山になるんですけど、山岳地帯というか、奥多摩っていってね、あの山なんですけど、
まあその山になる手前の多摩丘陵っていう丘、坂道が多いエリアですが、
そこに多摩ニュータウンっていうのがあってね、その中心地、多摩センターです。
で、あのね、昭和の頃にものすごい大開発されて、巨大な、巨大団地っていうのかな、あるんですよ。
で、その当時の様子をね、ジブリ映画の平成狸合戦ポンポコっていうのでね、描かれたりしています。
まあもろにここが舞台だったっていうことらしいんですよね。
で、まあもうものすごい勢いで切り開いたんですけど、その時にね、かなり縄文時代の遺跡なんかが出たらしくてね、
縄文時代の技術と手法
まあそういうのの調査とかするので、この多摩センターにこの埋蔵文化センターっていうのができたみたいですね。
で、まあ当日ですね、古代の糸作りワークショップだっつうので、すごいワクワクして多摩センター駅に来たんですけど、
駅を降りるとね、あのペデストリアンデッキっていう、あのわかりますかね、巨大な歩道橋で、まあいっぱいお店とかね、オフィスとか、
まあいろいろビルジングと歩道が合併したような、なんか大きいターミナル駅とかにね、最近よくありますよね。
巨大な歩道橋なんですけど、それでですね、あの歩道橋を渡り切った先にそのセンターがあるんで、歩いてたんですけど、
歩いてたら右側にものすごいファンシーな、ファンシーなっていうか、すごいお城がね、巨大なお城が見えてきて、ペデストリアンデッキの右手に、
それですごいポップなね、パステルカラーの可愛らしい色合いの、なんだあれはと思ったらあれでしたね、サンリオのピューロランドでしたね。
ああ、あの中にキティちゃんとか、バット、バッツマルとか、あとなんだっけ、いろいろいますよね。
キキララとか、パティ&ジミーとかいるのかなぁ、なんて。
まあそんなところには寄らないんで、そのまま叩いて、糸作りのワークショップのある埋蔵文化センターに直で行きました。
で、まあワークショップ行ってですね、なんかもう地下のお部屋に行ったんですけどね。
で、あの職員さんがもうすでになんか先に来てた方たちにいろいろ、なんかいろんな繊維を見せてね、
これはこういうもんなんですよ、なんて説明をされているところに合流いたしました。
で、いただいたプリントにね書いてあったんですけど、縄文時代の糸は植物の繊維から作っていたことがわかっています。
皆さんは植物の茎や皮の中に細くて長い筋がたくさんあることを知っていますか?
その細くて長い筋が繊維ですってことでね、その繊維を取り出す作業をまずやるわけで。
で、縄文時代の手順を再現してやってみようっていう話なんですが、
でも当時のね、縄文時代のカゴとかね、植物とか動物とかね、そういう有機物っていうのはもうみんな日本の土壌っていうのが酸性なんでね、溶けちゃうらしいんですよね。
だから土器とかね、そういう無機物は残ってたりするんですが、なかなか有機物の残っている痕跡っていうのはなかなかないっていうことで、
かなりあの想像力を使って、でも縄文時代のものとか言っても、かなりこうだったんじゃないかなっていう予想の上に成り立っている作業ではあるらしいんですが、
まあでもなんか見た感じこういうことをやってたんじゃないかなっていうか、これ以上のいろいろな工夫とか技術とか使って縄文の人たちも繊維を取り出して布とかね、いろんな製品作ってたんじゃないかななんて思いましたね。
というわけでですね、職員さんにやり方を教わってやるんですけど、私たちが教わったのは木ぬた法っていう手法でですね、木ぬたって呼ばれている木槌で植物の乾燥した茎をね、あの繊維を取り出すのに向いた植物がいくつかあるんですけど、
その茎を収穫して乾燥させて、でパリッパリになったところを叩いてね、表皮と中の組織と分離させて、で表皮だけを取り出すっていう作業をするんですね。
でその表皮の中に繊維がしなやかなね、繊維がね、表皮の中に入っているわけなんですね。
植物の種類を私たちがいただいたのは、カラムシっていうのとアカソっていうイラクサ科の植物2種類、すごいそっくりなんですけど、両方ともイラクサ科っていうことでね、親戚の植物で。
でそれをまあトントントンとひたすら木槌で叩いていたわけで、あのなんていうの、木の切り株の台をね、あの一人に一つずつ当てがわれて、その上に茎を乗っけて、で木槌で手首のスナップだけでトントンやるぐらいでちょうどいいですよとか言われて、
それでトントントンとやって、でまあそれで3、40分ですかね、それぐらいあの何本かいただいた木をトントントンとやって、表皮をみんな取り出したあたりでですね、でその後その取り出した繊維をね、指先で寄って糸にする作業がその後あるんですね。
でまあ小寄りを作ったりするのってわかりますかね、親指と人差し指の指先でね、ねじるんですよきつく。
でまあ小寄りを作るのと同じような要領なんですけど、ちょっと違うのは小寄りを2本同時に作って、それを同じ方向にね、ねじることでそれぞれが絡まっていくっていう状況を作るんですよね。
で同じ方向に同じぐらいの力加減で同じ回転数ねじらないと綺麗な糸にならないんで、でまあ本当に初心者にはすごい難しいことなんでね、右手の人差し指と親指の腹でグリグリグリって2本同時に小寄りを作るっていうのはなかなか難しい作業でしたね。
でまあそうやってねじっていって絡ませ合うとやっと糸、糸っていう呼べるものになるわけですね。
でこれってあの今もね糸ってよくよく見ると縫い糸とか毛糸とかあと縄ね、あのまあそれで同じ方向に同じ力で同じ回転数うまいことねじらないと綺麗な糸にならないんですよね。
で何回もやり直してセンターの職員さんがね、ものすごい丁寧に教えてくださったんで、左手でこう支えてて、あの右手でねギューって小寄りを作って、左手の指の腹でね押さえている部分がものすごい力がねじれがねものすごい溜まってくるとあの指の腹になんか盛り上がってるんですよね。
でその時がベストですとかね。
こんな口で言っててもよくわからないですよね。ものすごい短く持ってくださいとかね。
いろいろご指導いただきましてすごい楽しかったですね。
なんかこういうなんていうんだろう無心になって繰り返す単純作業みたいなのに私ものすごい暴っちゃうんですよね。
でこの技術っていうのはね、本当にさっき言ったようにあのね、縫い糸とか毛糸とか、あと縄の、綱引きの縄ですか、あれとかにもね、いまだに同じ技術でね、縄文の頃もこの21世紀の現在も繊維を寄り合わせてたくさん作ってます。
たくさんねじって、で2本以上こう絡ませてね、そうすると安定するんで、それであの糸状とか縄状にしていろんな製品を作ったりとかしてるっていうのはね、縄文も現在も共通っていうのがちょっとね、胸アツですよね。
繊維の種類と取り出し方
なんかもうすごいロマンを感じちゃいますね。人類だなぁ、同じ人類なんだよなぁってか思うとちょっと嬉しくないですか。
であの、有機物は溶けちゃうってさっき言ったんですけど、縄文時は無機物なんでね、焼き物なんで残るんですけど、縄文時の縄っていうのは縄っていう字ですよね、そのまんま縄文縄の跡のついた時なんで、
その縄文時の縄の跡からどういう風に糸を寄って縄を作ってたかなっていうのもね、研究されているみたいなんで、私たちがこう教わった手でねじるやり方っていうのは、
まあ基本の木の字らしくて、縄文の人たちはもっとなんか複雑なねじり方でいろいろ工夫に工夫を重ねて、その土地その土地でオリジナルのねじり方があったらしくてですね、なんかもう本当に頭が下がっちゃいますね。
で、私たちがやったのは今回木縫った方っていうねやり方なんですが、その他にね夏場になんかもう違う方法でやるワークショップがあるっていうのを聞いて、
それはなんか夏場に刈り取ったばっかりの茎をですね水に浸して、で、その湿ってなんか水分で潤ったところでたおってね、手で折ってバキッてやると、表面の外の皮だけはちぎれないでそのまま残るんですけど、
中側のね内部組織はこうバキッて折れて、これであの引っ張ると外側の皮だけシュルシュルって取れるっていう、なんていうんだったっけな、おびき方、おびきっていうやり方なんですね。
で、外側の皮だけを取り出したら、その後にもう一工程あって、外皮についてる薄皮をね、なんか昔の人は貝殻でやってたらしいんですけど、薄皮のところをこうしごいて削ぎ落とすと綺麗な繊維だけがピカピカに残るっていうやり方があってですね。
で、私たちがやった絹太法っていうのはその薄皮を剥ぎ落とすっていうことがね、なかなかうまくできなくて、繊維に薄皮がボロボロと枯れ葉のような薄皮がついたままの割と状態で糸を作るっていう感じでね、なんかすごいガサッとした質感の繊維なんですけど、
このおびきをやるともう綺麗なしなやかな綺麗なピッカピカな繊維だけが取り出せるっていう感じですね。こっちの方がなんか高級品味がありますね。
で、なんかそのね、おびきでやる方法とかちょっと打ち返ってきてからインターネットとかで見てたんですけど、なんか吹きとかね、生ウドとかアスパラガスとかね、それを下ごしらえで皮剥くんですけど、それ時のなんか感じに似てますね。
あれらもなんかちょっとね、外側の皮がガビガビして繊維がシューってあるから、似たような茎の作りをしてるんじゃないかなと思うんですけど。
おいでなんだっけな、センターのその地下室のね、中にいろんな天然繊維の見本がいくつかあったんですけど、シナノキっていうのとか、あとタイマ、アサですね。
あとクズ、フジ。クズとかフジはあのなんか蔓生の植物なんでね、それもちょっとなんかあの、ちょっとやり方違うんですけど繊維を取り出す方法があるらしくて。
あとラフィア、ヤシ。ヤシの繊維、あとシュロなんかもね、あの天然繊維なんか昔から使われている原始的な繊維の取り出し方で使えるものだっていうのでね、見本がいくつかありましたね。
ラフィアの縄みたいなやつはね、なんか普通にホームセンターで買ってきたやつがポーンと置いてあって、あ、あ、そっかーみたいな感じで見ましたね。
縄文時代の服作り
で、1階にね、展示室、あの普通の博物館の展示ホールみたいな感じになってるんですけど、そこにもなんかね、マネキンみたいな原始人がいて、そこに私たちがその日一生懸命取り組んでたカラムシのね、繊維で作った縄文人の服が展示されてて、
もうそれも職員の人たちとかなんかボランティアの人たちも手伝ってたっておっしゃってたのかな。
本当に一から繊維を取り出して服にするまで仕上げたって、手作りでやったって言ってたのも、本当に信じられないぐらい時間かかったっておっしゃってたんですけど、どれぐらいだったかちょっと忘れちゃいましたが、本当にとんでもない時間かかったっておっしゃってましたね。
これであの、作業してる時って結構もう本当にみんな黙々と叩いたり、よじったりとかしてるばっかりだったんですけど、その間の職員の方たちがね、いろんな古代の繊維の話とかいろんなまつわる話とかお話ししてくださってて、
で、おじやちじみの話をしてくださってた方もいらっしゃってね、おじやちじみっていうのは今もからむしを原料にしてて、手うみって言って、手でよった糸でね、それで作られている超高級品の着物の他物を作っているわけなんですよ。
今もそれでやってて、国の重要無形文化財に指定されて、ユネスコの無形文化遺産に登録されているっていうことなんですけど、まあ夏暑い日にはおじやちじみがいいよねみたいな、本当に涼しいらしいんですよね。
ちょっとなんか憧れの着物でもあるんですけど、夏に着物はちょっと今も本当にとんでもなく暑いんで、いくら涼しいって言ったってね、着物は長袖なんでね、着物を着る人たちすごいですよね、この令和の世の中で。
これなんか他にもね、職員さんのお話だと、玉川流域にはね、布のね、浅布にまつわる地名とかが結構残っていて、
例えばの長布っていう地名があるんですけど、昔のね、祖陽帳っていう税金のシステムがあったの、日本史で教わったような気がするんですけど、帳っていうのがね、物で納める税のことを帳って言ってたらしいんですけど、
布でね、その帳を納めていたっていうことで、長布っていう地名になって、なんかその名残でその地名が未だに残ってるとかね、あと本当に木布っていう地名があったりとかして、先ほどの私たちがやってた木槌、
私たちが借りたのは普通にあの現代風の木のハンマーだったんですけど、その地下のね、作業場には本物の昔使われてたあの民芸品みたいな感じの本物の木布があってですね、
これが木のたなんだーみたいな感じで見させていただいたんですけど、なんか普通にあのそれで職員さん使って繊維取り出してました。
あ、使うんだと思って。
あ、そうそう、万葉集の東歌っていうね、関東の田舎の人たちが読んだ読み人知らずの歌が集められたものがあるんですけど、それでね、玉川の河原で歌われた歌があって、なんかそれすごいうる覚えしてたんですけど、
で、それ家に帰ってきてからちょっと調べて、えっとね、その歌が玉川にさらす田作りさらさらに何ぞこの子のここだ悲しき。
意味はですね、玉川の水にさらして作る朝の布のようにさらさらにことさらにあの子が愛しく思えるのはなぜなんだろうっていう歌ですね。
さっき言ったあの朝布のね、朝布の駅前に田作りっていうあの朝布市のいろんな、何て言うだろう、ホールが入ってたり、本当に市の施設なんですけど、それの名前が田作りっていう名前なんですけど、それはまあもろに多分この万葉集の歌から取った名前なんだろうなぁとか思って。
でなんかね、本当に今回の作業を思わせるような歌で、私たちがやったのは縄文の作業なんですけど、万葉集の頃もね、やっぱりその作業っていうのはやっぱり変わらずやってて、で現在になっても、おじやでね、おじやちじみ作る作業はやっぱりあの指でね、こよってね。
多分おじやちじみ作る時もカラムシあのおびきで作ってると思うんですけど、おびきであの繊維を取り出してね。
なんでね、なんかもう本当にずっとあの日本に住んでいる人たちがね、ずっとあの技術を縄文の頃から受け継いで受け継いで現在まで来てるっていうのはね、また本当に胸熱で、
祖父との思い出
なんか日本人として私は受け継いだなーっていう、本当にビギナー中のビギナーなんですけど、嬉しいなーなって思いました。
で、それでですね、この間のコロッケのお話をしたんですけど、頭の中庭の中で。
で、今回ね、いろいろ職員さんの話聞いたりとかしてて、また祖父のことを思い出してしまってですね。
あの祖父っていうのがね、おじや市出身でね、新潟県のおじやの市出身で、
で、渋谷でね、お肉屋さんで修行したってこの間お話したんですけど、渋谷で修行した後に自分のお店を構えるのに、東京府北多摩郡絹田村っていうところにお店構えたわけですよ。
でも本当にね、なんか今回のお話に出てきた地名が2つもうちの祖父に偶然ではありますけれども、なんかすごいご縁を感じちゃってね。
で、本当にこんな作業したよって、なんか祖父が生きてたらね、お話ししてあげたかったなーなんて思いましたね。
で、祖父っていうのがね、なんか藁とかをね、二束、手のひらでね、こうグリグリグリーって手のひらで大きい小百合を作るっていうのかな。
指先で私たちがさっきやってたようなことを、手のひらでね大胆にグリグリってやるんですよ。
そうすると2本ものすごい絡まった藁ができて、それがね、なんかシュルシュルって2本絡まり合って、縄みたいなの。
縄みたいっていうか本当に縄作ってたんですけど祖父そうやって。
で、なんか後から思うと祖父やってたなーと思ってね。
いやー同じような手仕事っていうのがね、残ってるんだよなーと思って。
で、これも祖父を思って胸圧になっておりました。一人勝手に。
ねーそれで、ちょっと話変わるんですけど、これの前の週にね、私国立科学博物館っていうところに行ってたんですよ。
東京の上野にあるんですけど、上野動物園とかね、国立博物館とかあるあの大きい敷地の中に国立科学博物館っていうものもあって。
でね、そのなんで行ったかっていうと大絶滅展っていうね特別展示があって、
であったし、あのカンブリア家のね、あの珍妙でいいようななんかあのめんどくさそうな効率悪そうな生き物がね、いっぱいカンブリア家っていう時に生命の大爆発とかなんか言われてたんですけど、
ものすごい勢いでいろんな生き物がバーって拡散していろんな形の生き物が発生して、でそれも本当に今の現代の私たちから見ると本当に異形な怪物みたいな形してるんですけど、
まあそれが私すごい大好きで、アノマロカリスっていうのが一番その中じゃ有名かもしれないんですけど、まあ有名つってもなんか知らない人は知らないっていう感じなんですけど、
アノマロカリスとかオパビニアとかのね、あの化石の本物があったり、あとねこういうふうに海泳いでたんじゃないかなーっていう実物大のね、あの模型なんかもいろいろあるらしくって、っていう話を聞いて、
それも喜美さんで見に行ったわけですよ。まあ地球誕生から現在までいろいろもう本当にカンブリア家どころじゃなくて、地球上で生き物が大量絶滅するっていうのが5回あったらしいんですけど、まあそれをなんかいろいろ見せていただく展示でございましたね。
まあ私、昔のお風呂のおもちゃでアノマロカリスがあって、それをね買ってお風呂で遊んで壊して、すごい後悔するぐらいアノマロカリス好きなんで、とにかく私はカンブリアカンブリアと思っていきました。
で、あの展示、もう本当後半、最後に近づいたあたりでですね、古代のジュゴンの大きい化石があって何メートルかあったんですよね。で、それが本物の骨の化石だっていうのでね、もう本当になんていうか全身の骨格が綺麗にあって、すごいと思って見てたら、
なんかね、ステラダイカイギュウっていう名前なんですけど、なんか本当に姿見てるとジュゴンそのものって感じなんですよね、今の。
で、130万年前の生き物だって言うんですけど、発掘された場所をね、なんか名札見てて、発掘された場所見て、もう本当に二度見三度見四度見して、もう本当に声出たんですけど、
東京都の狛江市って書いてあって、狛江の玉川の河原で発見されたっていうのでね、2006年にそれも発見されたっていうんですよ。
で、本当びっくりしちゃって、狛江なんて言ったらあの、私小さい頃ね、あの短期間ですけど、ちょっと家をね建て直す間仮に住んでたお家があるんですけど、それが狛江だったんですよね。
で、そのお家の真裏がね、あのもう狛江の土手で、土手越えたらすぐ川が、河原があって、で、あの自動車教習場とかがあってね、あのそこら辺でよく遊んでたんですよね。
カエルの卵だーとか、変なヘドロだーとかね、そんな綺麗ではなかったんですけど。
で、まあ本当になんて言うだろう、なんかそんな狛江で発見されたなんて言われたら、ものすごい親近感しか湧かないわけですよね。
で、あの帰り際に巡路出ていくと、出た先にちょうどよくミュージアムショップっていうのがあるんですけど、そこであのその大怪牛のね、かわいらしいぬいぐるみがあったんで、まあもう迷いなく買って狛江さんっていう名前つけたんですけど、
他にミュージアムショップ、もう一軒あの常設店の方のミュージアムショップがまた別にあって、で、そこもちょっとあの帰り際ね、もう時間なかったんですけど、行ったらね、あの中堅八甲いたんですよね。
本当にさっき祖父の話をしましたが、祖父はあの新潟のおじやから東京に出てきた時に渋谷にあったお肉屋さんで修行してたんですけど、その時にちょうど八甲がわんわんと渋谷の駅前で中堅プリを発揮していた頃で、
祖父は八甲に肉やったことがあるんだよーなんて話をしていたんで、ああなんか八甲じゃないかと思って、で、なんで上野なのに八甲がいるのかなと思ったら、科学博物館に八甲の学生が展示されてるらしいんですよね、常設店の方に。
なのでその日はもうちょっと時間がなかったんだけれども、あの日を改めて八甲に会いに来ようかなーなんて、本当にまあ、なんか祖父のその一言で私はとても八甲に対してなんかご縁というか興味を感じているというかね、そんな親近感を持っているので、また今度行こうかなーなんて思っています。
ジュゴンの化石
でまあ、家帰ってきてからその大海牛についてちょっと調べたんですよ。小前の多摩川の河川敷で。で、どこら辺なんだろうと思ったら、本当によくよく見たら、マジで私が住んでたところの目と鼻の先だったんですよね。本当に目の前。
で、なんかもう何も知らずに私はジュゴンとものすごいこう近所さん付き合いをしていたんだなーと思って、いや本当にびっくりしたんですよね。
で、ジュゴンが発見…うん、大海牛か。大海牛が発見された時も、あのね、川底にね、もう骨がむき出しになって、なんか見えてる状態で発見されてたらしいんで、ものすごい本当に深くに潜ってなんか掘って掘ってっていうわけじゃなくても、水にさらさらさらされている状態で骨が発見されていたっていうことでね。
なんかもうなんて言うんだろう、もうね、人事とは思えない化石だけど、なんか本当にご近所さん的な気持ちになってしまいまして、私はきっと科学博物館でね、これからもあの大海牛については研究されるっていうことなんで、
折々に、たまにこうね、科学博物館のホームページとか見て、大海牛とかこう検索してね、今あの子どうなってんのかなーなんていうのを気にしながらこの先も生きていくと思います。もうなんせご近所さんなんで。
で、あの、買った時にはね、こまえさんっていう名前にしたんですけど、もう本当にもっと細かく、あの、こまえ氏井の方っていうところに住んでたんですけど、なので、あの、うちに連れて帰ってきたぬいぐるみは井の方さんっていう名前に致しました。
でまぁ、カラムシの話に、糸作りの話に戻るんですけど、ワークショップやってた時はもう本当に時間、時間があったんですけど、叩いてねじって、ずっとやってた割にはもうほんの数センチしか出来上がりませんで、
で私カラムシを2本と、あとアカソっていう同じイラクサ科の植物を2本と、合計4本繊維を取り出したわけなんですが、ほとんどそのまんま手つかずで、あの繊維になった状態のままね、糸にならないものをお土産として持って帰ってくることが出来まして、
本当に、まぁそのカラムシとかもね、あの文化財センターの敷地の中でね、育てていらっしゃる、本当に一からゼロ一で生み出しているものだったんですけど、もうありがたくいただいてまいりまして、
で今、家に持って帰ってきてからは、表皮ですか、あの着ぬた方では取り切れなかった表皮のあの殻みたいなやつをね、ちょっと爪で一生懸命カリカリカリカリ削ってですね、そうするとあの結構ね、表皮がポロポロポロポロあの枯れ葉みたいな感じでポロポロ落ちるんですよね。
でそうするとあの綺麗な繊維が中から出てきてくれるので、でもうそれを今ね、あの糸にする前にその繊維を取り出すっていう作業をね、今ちょっとなんか無心でやっているところですね。
で繊維取り出したらね、どうしましょうね、何作ったらいいのかな。なんかアクセサリー作るにはなんか、まあ量は少ないし、よくわからないなぁ。ちょっと今どうしようか、その先は考えて考え中って感じですね。
偶然と思い出
でなんかまあ、綺麗な繊維を取り出すのに今はちょっと夢中っていう感じで、お家でなんかもうゴミだらけになってやってます。
なんか祖父の話ばっかりしてたような気がするんですけど、なんかこういうのが重なるとね、きっと運命なんだわーみたいな感じになっちゃうのかなーと思うんですけど、私あんまりそういう運命論好きではなくて、素敵な偶然がたくさん重なりましたねっていう。
偶然がいろいろ重なっても、気が付かないで流れていっちゃえば本当にただの何でもないことだし、それに気が付ければものすごい素敵な偶然だなーっていうね、ご縁があるなーって思えたりするのも、気が付くか気が付かないかっていうのって結構大きい分岐点なんじゃないかなーって思うんですよね。
だからそういうなんか不思議な出会いが多いんですよーとかいう人とかも結構いるじゃないですか。きっとそういう人ってあの、いろいろ気が付ける人だと思うんですよね。
でもね、本当に気が付かない人っていうのはそういうことが目の前で起きてても、気が付かないでも流れていっちゃうから何にもご縁ができないし、運命だなって思うようなことにもなかなか出会えなかったりとかするんじゃないかなーなんていうふうに最近思うんですよね。
まあ今回はすごい祖父にご縁のあることがこの秋にたくさん気が付けたなーっていう感じにはなりましたね。すごい良い秋でありました。もうすぐ冬になりますね。冬はちゃんと寒くなるんでしょうかね。今回はそんな感じで終わらせていただきます。
というわけで、今回はこの辺で。思考の迷子の中庭に付き合ってくださってありがとうございました。
番組への感想お便りは、Xでハッシュタグ、頭の中庭、頭のはひらがな、中庭は漢字でポストするか、番組概要欄のメールフォームからどしどしお送りください。
またお会いできたら嬉しいです。メイ。またはカッキンでした。