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足首キャスト
アップルのフリーボードの話を先日ポッドキャストで話しました
mac iphone ipadで使えるホワイトボードのアプリです
インターネット経由で共有して複数人で同じボードに書き込んで
アイデア出ししたりとかデザインのレビューをしたりとかできるツールなんですが
一人で使うのにもいいんじゃないかといった話をしました
そして先日ipadとapple pencilでフリーボードを使ってイラストのアイデア出しをしたんですね
そこでちょっと使い込んでみてフリーボードをお絵かきツールとして使えるんじゃないかという手応えを得たんですね
ただ一発書きするだけじゃなく下書きを書いてペン入れをして下書きを消して色を塗ってと
そういう手順でフリーボードでも書けるじゃんというやり方を私なりのやり方を構築できたんですね
ちょっと大げさですがなんでそんな大げさなことを言ってるかというと
レイヤー構造があってレイヤーを作れないとお絵かきツールとしては使えない使いにくいんですね
レイヤー構造というのは書いたもの書いたオブジェクトの前後関係上下関係ですね
アニメのセル画を重ねているところを想像してくださいと言いたいんですが
今時アニメにセル画なんか使ってないんでこの例え自体が古いですが透明なシートの上に絵が書いてあって
それが何枚も重なっているような状態でレイヤーに分けて絵を書いていくんですね
これがデジタルのお絵かきツールでは基本当たり前なことです
なので下書きは一番下のレイヤーに置いておけば後でいらなくなったら非表示にすればいい
線画のレイヤーと色を塗ったレイヤーを分けておけば後から色を変えたりとか変更も簡単ですよと
おも線と言われる線には影響を与えずに別なレイヤーで色を塗れば線を消してしまうということもないと
そういうものなんですがお絵かきツールではないノートツールとか
iPadのメモアプリにApple Pencilで書き込む時とかはもうちょっとシンプルになっていて
レイヤー構造がなかったりするんですね
でフリーボードはどうかというと下書きのレイヤーペン入れのレイヤーとかレイヤーを分ける
このレイヤーに書きますみたいな機能は一切ないんですが
実は書かれたオブジェクトはレイヤー構造というか前後関係上下関係を持っていて後から変更できるんですね
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あとこれはフリーボードだけじゃなくiPadの描画ツールにもともとあったんですが
消しゴムツールがピクセル消しゴムとオブジェクト消しゴムを切り替えられるんですね
ピクセル消しゴムは消したところが消えるんですが
オブジェクト消しゴムはオブジェクトごとに消すことができます
基本的にはワンストロークで書いた線が一個のオブジェクトになります
このオブジェクト消しゴムを使ってうまいこと選んでいけば
下書きの線を簡単に消していけるということが分かりました
とはいえいろんなお絵かきツールがあるのに
なんでフリーボードで絵を描くことにこだわっているのかというと
まず書き心地がいいんですね
引いた線の感じもちょっと補正がかかっていると思うんですが
そこまで強く補正はかかっていなくていい加減だなと感じています
あと鉛筆クレヨンの線のアナログ感がいいですし
実はクレヨンも鉛筆もベクターになっているようで
後から線を調整したりはできないんですが
拡大しても滑らかな綺麗な線になっているんですね
ビットマップのように拡大したらギザギザしたりしないということです
お絵かきアプリよりも機能が限定されている分手軽ですし
Apple純正のツールというところに信頼感があります
Apple純正のツールだけでイラストが完成させられるということに
個人的には魅力を感じるんですね
ツール選びは画材選びと同じなんで
人と違った変化球なツールを使いたいという考えを持ちがちなんですね私は
でフリーボードで4コマ漫画とか書いたらいいんじゃないと
一人で盛り上がっていたんですが
いろいろ調べているうちに実はiPadのキーノート、ページ図でも
同じ描画機能が使えることが分かりました
こっちの方がフリーボードより先なはずなので
塗りつぶしツールがあるとか書いた後のオブジェクトを背面に持っていけるぞとか
盛り上がっていたのがちょっと恥ずかしくなりました
そんなに昔からではないと思うんですが
以前からAppleのツールのキーノート、ページ図では同じ描画機能が使えていたんですね
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そこでじゃあキーノートをイラスト作成ツールとして使えるかもと
新たなアイデアが出てきました
フリーボードは無限キャンバス、キャンバスの広さに制限がないところがいいんですが
アイデア出しとかで1枚の紙にいっぱいイラストを書いていくイメージで
それはそれでいいんですが
じゃあ実際出来上がったイラストを書き出すと
この部分だけ書き出すという時には
スクリーンショットを撮ればまあいいんですが
仕上がりのサイズは揃えたい
せめて縦横比は揃えたいというケースは多いので
そう考えるとサイズが決められるキーノートの方が良さそうですよね
キーノートはプレゼンツールなのでページの概念を持っているので
漫画を書く時にも良さそうですよね
最初の方で説明しておいた方が良かったんですが
そんなに複雑なイラストを書こうという話ではなくて
単純でシンプルなイラスト漫画を想定した話です
ちいかわくらいのシンプルさのものだったら
キーノートだけで書けるんじゃないかと思います
もちろんペンの筆圧とかそういう部分は抜きにして
シンプルな重線があってベタ塗りな色がついてて
というところの話ですね
で話戻ってキーノートであれば
4コマ漫画とかだったら惑星の部分などを
テンプレート化しておけますし
アニメーションさせることができるのも面白いかもしれないです
キャラクターが歩くアニメーションとか
そういう話ではなくて拡大しながら出現するとか
3つのキャラクターが順番に現れるとか
そういうアニメーションですね
モーショングラフィック的なアニメーションです
フリーボードキーノートの描画ツールを使っての
絵の描き方の話に戻りますが
レイヤーを分けるという発想はないので
下書きとして書いた線をどう消すかというのが
ポイントになってきます
でさっきオブジェクト消しゴムツールで
消していけばいいという話をしたんですが
ペン入れした部分の線を消さないように
下書きの線を選択していくのは
結構細かい作業になって面倒な作業です
ただ面倒な作業にも嫌な面倒さと
意外と好きかもという面倒さがあると思うんですが
オブジェクト消しゴムツールを選んで
Apple Pencilを画面につけたままスライドさせていって
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線をどんどん消していく作業は
結構気持ちがいいものではあるんですね
なので面倒だけどストレスにならない作業だと
私は思っています
とはいえやっぱり面倒なので
下書きができたらスクリーンショットを撮って
画像としてもう1回フリーボードなり
キーノートに貼り付けて
その下書きの上にペン入れしていくというやり方の方が
現実的かもしれません
その場合下書きは1枚の画像なんで
選択してすぐに消すことができます
あと色の塗り方ですが
塗りつぶしツールも使えますが
クレヨンツールなどで色を塗った後
選択ツールで選択して背面に持っていく
ペン入れした線の後ろ側
奥に持っていくことができます
選択ツールを選んで色を塗ったところを
ポチッと押すことでまとめて選択されるんですが
一筆書きのように一度で塗った部分しか
一度で選べないんですね
ただ直前に書いたオブジェクトしか選べないとか
そういう制限はないので
何回かに分けて塗って
一つずつ順番に選んで
背面に送っていくということはできます
ということで
最初はフリーボードをお絵かきツールとして
使うのが面白そうと思ったんですが
同じ描画ツールがキーノートにあると知って
キーノートをイラスト作成ツールとして
使うことに可能性を感じたという話でした