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2022-02-28 10:06

iPadをKiosk端末にしたいと相談された(第507回)

飲食店にiPadを置いて特定のサイトだけを見てもらいたいという相談があり、iPadの標準機能でなんとかなりそうと答えた話です。iPadのアクセスガイド機能と、ホーム画面に追加したサイトをフルスクリーン表示する機能を使います。

=== 目次 ===
iPadで特定のサイトしか見られなくしたい
iPadのアクセスガイド機能を使う
ホーム画面に追加したサイトをアプリのように
Kiosk端末というキーワード
Apple純正iPad管理ツールもありました
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足首キャスト
ウェブサイトをアプリ化したいんだけど、できますかという相談が取引先からきました。
飲食店にiPadを何台か設置して、情報端末としてお客さんに利用してもらうということを考えていますと。
でも単純にサファリでこちらが用意したページを開いていても、お客さんが好きなページを他のサイトを見たりとかすると思うので、
いい方法がないかなということでアプリにするという発想に行き着いたんですね。
で、これに対してはアプリを作る必要はなくて、運用でなんとかなる話ですねと返事をしました。
まずそもそもアプリ化したところでアプリを切り替えられればお客さんが勝手にiPadを好きなようにいじれますよね。
それを防ぐ手立てとしてiPadにはアクセスガイドという機能があります。
このアクセスガイド機能を使うことにより一つのアプリだけが起動した状態にして、他のアプリに切り替えたりできないようにすることができます。
指定した特定のエリア内しかタッチ操作できなくする設定もできます。
電源ボタンのトリプルクリックでアクセスガイドを起動するんですが、解除するのも電源をトリプルクリックしてからパスコードを入力するんだったと思います。
ちなみにこのアクセスガイド機能は昔娘に対して使っていたこともあります。
神剣ゼミのチャレンジタッチというのがあって、始まった当初は専用端末でAndroid端末をカスタマイズしたものだと思うんですが、なかなかしょぼい端末だったんですね。
そのうちiPadでも使えるよということになって、じゃあそっちの方が画面も綺麗で目に優しそうだしと思ってiPad版にしたんですね。
iPadは自分で購入したものを使えます。
で、じゃあチャレンジタッチやりたいという娘にiPadをただ渡すと何でもやり放題なので、他のアプリで遊ばないようにとアクセスガイドを使って切り替えられないようにしたりしていたこともありました。
03:13
チャレンジタッチは基本アプリではなくて、Safariでアクセスしてログインして使っていました。
その頃小学生の頃の話ですが、ウェブサイトへのアクセスも制限していて、ホワイトリスト方式ですね。
アクセスしてもokなサイトのドメインとかを指定していました。
ところがチャレンジタッチのサイトもコーナーによって別なドメインのページが開いたりすることもあって、娘からここ開けないと言われたら、ドメインを調べて許可するリストに追加すると。
そんな作業がたびたびあって結構面倒でした。
いろいろ事情はあるとは思うんですが、一つのサービスは一つのドメインで提供してほしいですね。
話が逸れましたが、アクセスガイドを使えば一つのアプリのみが起動された状態にできる。場合によっては画面内の特定のエリア内しかタッチ操作できなくしてしまうことも可能ということです。
また、iPad、iPhoneのSafariではウェブページをホーム画面に追加できるんですが、このホーム画面に追加したウェブサイトをアプリのようにSafariのユーザーインターフェースとかが出てこない全画面状態で開くようにすることができます。
これ、今回相談してきた人に「ウェブサイトはホーム画面に追加するとメニューなど出ずにアプリのように使うことができます」と返事をしたんですが、これはちょっと言葉足らずでした。
ホーム画面に追加したときにアプリのように全画面で開くようにするには、ウェブページにメタタグと呼ばれるタグを追加しておく必要があります。なので、そのサイトを作ってる人がHTMLのタグの中にその指定を入れておく必要があるということです。
今回の飲食店にiPadを置いてお客さんにこちらが用意した情報の入ったサイトを見せたいという用途で考えればウェブページはこちらが用意しているものなので、そのメタタグは入れられそうなので、この案件はやはり運用でなんとかなりそうだと考えました。
06:18
特に新たなアプリなどを追加する必要なく、iPadが最初から用意しているアクセスガイドの機能とウェブページのホーム画面の追加でなんとかなりそうですということで、この知識が他にも役立つ人がいるんじゃないかと思い、今回話をしました。
なおこの件ですが、Kiosk端末というキーワードがわかっていればiPad、Kiosk端末にする方法みたいな検索ワードで解決方法を自力で探せたんじゃないかと思います。
駅の売店のKioskと同じでkioskですね。Kioskとも言ってどちらが正解というわけでもないようです。
Kiosk端末という言葉の定義自体も曖昧なんですが、私の中の定義としては特定の機能だけをするために用意されている情報端末的なもので、駅で定期券買ったりするときに使う端末もそうですし、
回転寿司のオーダーをする端末などもKiosk端末だと思っています。それが専用に開発された端末のこともありますし、
iPadのようないろんなことができる端末を回転寿司のオーダー用とか特定の用途だけしかできないようにして使わせるというケースもあって、そういうことをiPadをKiosk端末化するといった使い方を一般的にすると思います。
そして今回調べていて知ったんですが、Apple純正のApple Configurator 2というアプリを使うとiPadを管理して、そのiPadを起動したら一つのアプリしか起動しない状態にしてしまうこととかができるらしいです。
企業でiPadを一括導入するときに社員の使うiPadを一元管理するためのツールなんだと思います。
09:00
そういうツールがあるということは知っていたんですが、無料で誰でも使えるものをAppleが提供しているということは知りませんでした。
複数台のiPadをまとめて管理できるということで、数にもよるでしょうが、飲食店とかで複数のiPadを各テーブルに設置するということであれば、このApple Configurator 2で設定するというのも良さそうですね。
このApple Configurator 2というアプリケーションはMacで使うものです。MacからiPadを管理するんですね。
なお一応言っておくと、Mac App Store上のこのApple Configurator 2のユーザーの評価はかなり低かったです。
まあちょっと使ってみないと何とも言えないのかなと思います。
今回は以上です
10:06

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