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2024-06-10 11:50

ファイル転送サービスのようにDropboxを使うときの問題点(第752回)

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Dropboxをファイル転送サービスのように使う場合に、相手に表示される画面ではすんなりダウンロードさせてくれないので気をつけようという話です。とにかくユーザー登録やアプリのインストールへの誘導が目立っています。
=== 目次 ===
Dropboxリンクでのファイル共有にはトラップが
パソコンではまずダウンロードボタンがわかりにくい
スマホではまずアプリの取得に誘導される
Dropbox Trasferを使う手もある
苦肉の策でNotion上にDropboxリンクを貼る
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アシカガキャスト。
皆さんは、大きなファイルをメールやメッセージアプリで送るときに、
GIGAファイル便のようなファイル転送サービスを使ってますでしょうか。
私は、今はなきTagファイル便やGIGAファイル便みたいなファイル転送サービスの
宣伝ばかりのあの画面が好きではないので、なるべく使いたくないなと思っています。
もちろん、無料でああいうサービスを提供してくれてるので、
その代わりに広告を載せるというのは悪いことではないというのはわかっています。
それで、いつも私はクラウドで共有しようよと。
例えば、ドロップボックスの管理しているドロップボックスのフォルダーの中にあるファイルは、
ドロップボックスリンクというのを取得するだけで、
簡単に他の人とファイルを共有できるんですね。
なので、GIGAファイル便のようなファイル転送サービスを使う必要がなくて便利ですよと。
今まで何度も言ってきたんですが、
共有する相手があまりデジタルに詳しくない場合、
デジタル弱者の場合には注意が必要だなと、
改めて最近感じたのでその話をしたいと思います。
ドロップボックスのリンクを相手に送って、
相手にはファイルをダウンロードしてほしいだけという場合にもトラップが多すぎるんですね。
ドロップボックスサイドとしては、
これを機にその相手の人にドロップボックスのユーザーになってほしい。
スマホからのアクセスだったらアプリをインストールしてほしいという思いがあるために宣伝しちゃうんですね。
そこがトラップに、罠になっています。
まずパソコンのブラウザーの画面なんですが、
リンク先に行くと右上にダウンロードのアイコンボタンがあって、
それを押せばダウンロードのステップに行きます。
ただ、ダウンロードボタンはアイコンだけで、
その右にある共有ボタンは共有という文字も入っていて、
その右にはログインボタン、登録ボタンがもうちょっと目立つ形であるので、
ダウンロードボタンがぱっと見目立ってないんですね。
これはわざと目立たしてないんですね。
そういうユーザーをちょっと欺きつつ、
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自分たちの都合のいいように誘導するユーザーインターフェース的なものをダークパターンと言うんですが、
今話している、これから話そうとしている内容は、
Dropbox側が仕掛けているダークパターンだと私は思っています。
そしてダウンロードボタンを押したときにすんなりダウンロードはしてくれなくて、
ログインまたは登録というダイアログが表示されます。
ここでファイルをダウンロードするには、
Dropboxにログインするか、ユーザー登録しないといけないのかなと思わせてるんですね。
そこにはGoogleで続けるAppleで続行という誘導もあるので、
詳しくない人はすぐにユーザー登録しちゃいそうですよね。
でもよく見るとそのダイアログの一番下に、
またはダウンロード専用で続行というテキストリンクがあります。
これボタンにしてなくてテキストリンクになってるのもポイントですね。
そこを押せばそのままログインしない状態でファイルをダウンロードできます。
ダイアログには今すぐファイルをダウンロードして、
Dropboxで他のユーザーと共有と書いてあるんですが、
人から送られてきたファイルをダウンロードしようとしているのに、
それをなんでまた他のユーザーと共有とか言われるんだと、
その場にそぐわないような誘導ですよね。
で、スマートフォンの場合がもっと酷くて、
ブラウザでリンクを開くとアプリのダウンロードに誘導されるんですね。
誰々さんがあなたとこのアイテムを共有しました。
アプリを取得をタップするとリンクがコピーされ、
アプリ内のコンテンツが開きますと書いてあって、
下にアプリを取得というボタンが目立って表示されます。
その下の目立たない色になっている、
またはウェブ版の利用を継続というボタンを押せば、
アプリを入れることなく次のステップに進めます。
アプリへの誘導をかわしたら、今度はパソコン版と同じく
上にログインと登録のボタンが表示されます。
それを無視して下に並んでいるアイコンから、
一番左のダウンロードのアイコンを選べばいいんですね。
それぞれのアイコンにテキストは書いてありません。
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ダウンロードのアイコンを押せば、
ファイルによりきりなんですが、
そのまま表示するかダウンロードするか選べるんですが、
最後までしつこくてファイルをダウンロードしています。
その間にドロップボックスに登録して、
すべてのファイルに安全にアクセスできるようにしましょう。
どのデバイスからでもご家族、お友達、
同僚と共同作業を行うことができます。
というテキストが表示されて、
ボタンでログインかユーザー登録に誘導されるんですね。
なのでドロップボックスでファイルを共有するときには、
これらのトラップにかからないように
説明するという手間がかかってしまいます。
実はドロップボックスはドロップボックストランスファーという、
まさにファイル転送サービスのような機能を別途持っているんですね。
ドロップボックストランスファーを使えば、
相手に教えるリンクにアクセスすると、
パソコンでもスマホでも、
ちゃんとダウンロードボタンが目立った形で出てくるインターフェースで、
相手にファイルをダウンロードしてもらうことができます。
ファイルがダウンロードできる有効期限やパスワードを設定できるんですが、
これはドロップボックスのプロフェッショナルプラン以上じゃないと使えなくなっています。
ドロップボックストランスファーを使うメリットとしては、
まず、ダウンロードする側の人にとって分かりやすい。
そして、ダウンロードされたかどうかが分かる。
ダウンロードされたら通知してもらうオプションもありますし、
閲覧回数とダウンロード回数はいつでも見られるようになっています。
ただ、デメリットというか、ドロップボックスのファイル共有と違う点は、
後からファイルの差し替えアップデートはできないんですね。
先に言ってなかったですけども、
クラウドでファイルを共有する。
ドロップボックスの共有リンクで共有することのメリットは、
後からファイルをアップデートできる。
間違いが見つかったんで修正したとか、
新たな項目を追加したときにまた違うリンクを送る。
ファイルを差し替える必要がないことが大きなメリットです。
よく相手にメールとかでファイルを送った後で、
間違いが見つかったりして修正して送り直す。
先ほどのファイルは破棄してくださいというケースが結構あると思います。
何度もそれをやっているうちに、どのファイルが最新かわからなくなってきたりとか、
ミスも出る可能性があるので、なるべくやりたくないですよね。
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なのでファイルを共有するという方法を私は勧めています。
メールでリンクを送ってすぐにミスに気がついた場合は、
急いで修正したものに上書き保存すれば多分大丈夫だと思います。
ある程度時間が経ってからの場合は、
メールとかメッセージでファイルを更新したことを一声かければいいんですね。
でもDropbox Transferだとファイル転送サービスと同じで、
その時点でのファイルを用意しておいてダウンロードしてもらうことになるので、
せっかくの後から更新できるクラウドの良さが活かせないので、
ちょっともったいないなと思うんですね。
それならということで、最近私が編み出したのが、
Notionをかますという方法です。
Notionでドキュメントを作って、その公開リンクを相手には教えます。
Notionで共有したページはパソコンで見てもスマホで見ても変なダークパターンもなく、
ユーザー登録とかアプリのインストールを強く誘導してくることもなく開くので、
わかりやすいんですね。
そこにドロップボックスのファイルの共有のリンクを入れて、
ドロップボックスでファイルをダウンロードする時の注意点を画像付きで、
Notionのドキュメントで説明すると。
ちょっとややこしいですけど、その方法がいいんじゃないかと。
苦肉の策でそういうやり方をしてみました。
Notion上にファイルを置いてダウンロードするようにもできます。
その場合、ドロップボックスのファイル共有とは違って、
修正したりした場合に差し替えないといけない手間は発生しますが、
Notionのドキュメント自体のリンクは変わらないので、
一応後からファイルをアップデートしようと思えばできるという環境になります。
ファイルを後から修正したりアップデートして差し替わる可能性が少ない場合は、
普通にNotion上にファイルを置いた方が余計な説明をする必要がない分、
こちら側にとっても、ダウンロードする側にとっても楽かなとは思います。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストアシカガ〜♪
11:50

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