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2020-01-24 20:33

昔話1 最初に買ったパソコンはSHARPのMZ-80B(第194回)

今後ときどき昔話もしていこうということで、第一弾は最初に買ってもらったパソコン、SHARP #MZ80B の話をしました。
いつもは5分台ですが、今回は長いです。
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こんにちは、アシカガキャストです。今回は昔話をしたいと思います。
無駄に長く生きてきているので、パソコンとかインターネットとか、今のITと呼ばれる分野のものは、だいたい初期のものから触れてきています。
パソコンも最初の頃、MacとかWindowsとかそういうのよりも、前の日本の国産メーカーのパソコンが出たての頃で、
Basicという言語でプログラムを自作するのが主流だった頃から使っていたりとか、インターネットもモザイクというブラウザーからネットスケープになったくらいの頃から使ってたりとかしています。
なので、そういった頃の話をするのが、今の若い人たちにも何か参考になることがあるかもしれないですし、
当時を知っている人は懐かしく思ってもらえるのかなぁとか思って、新たな試みとしてIT昔話をしていこうかなと考えています。
今回は最初に買ったパソコンの話です。まあ買ったというか買ってもらったなんですが、
今年最初のアシカガキャストで娘と一緒に新春親子グダグダラップというのをやったんですけど、
まあラップとは言えないような陰を踏んでなかったので、ただの妙なノリの2人の掛け合いだったんですが、
そこでも最初に買ったパソコンがシャープのMZ80Bとちょっとリズムをつけて言ってたんですけども、
多分あそこで言ってた内容ってほとんど皆さんの頭に入ってこなかったと思うので、ちゃんと話したいなと思っていたこともあり、
まあちょうど一発目は最初のパソコンの話がいいかなと考えました。
私が最初のパソコンを買ってもらった当時は中学生だったんですけども、
マイコン、パソコン、パーコン、パーソナルコンピューターのことをパソコンという呼び方とパーコンという呼び方があったんですけど、
あとマイコンっていう呼び方もあって、マイコンが一般的だったんで、
まあそこから当時マイコン使ってた子供たちをマイコン少年と呼んでいったりしたんですね。
そういえばオフィスで使われるコンピューターをオフィスコンピューターを略してオフコンという言い方もされてましたね。
オール半身巨人が漫才のネタでそのマイコンとかパソコンとかをネタにしていたのがあって、すごく私の記憶に未だに残ってるんですけども、
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マイコンって何の略と言われて毎度こんにちはとボケるわけですね。じゃあオフコンはお風呂でこんにちは、
パソコンはパッソーラに乗ってこんにちはというネタだったんですが、そもそも今の人にはパッソーラがわからないですよね。
パッソーラはバイクなんですね。原付バイクですね。50ccのバイクでパッソーラというのがあったんですね、昔。
で私が買ってもらったマイコンの話に戻りますが、私の買ってもらったシャープのMZ-80Bは
27万8千円だったんですね。で我が家は全然裕福な家庭ではなかったですし、むしろどっちかっていうと貧乏だったんじゃないかなと思うんですけど、
父がこれからはマイコンが必要な時代になるだろうと言って買ってくれたんですね。非常にありがたい話ですが、
私の人生のターニングポイントになってるかもしれないですよね。 父は結構新しいもの好きで多分その地を私も受け継いでるんだと思うんですが、
例えばビデオデッキも出たての頃まだ周りであんまり持ってる人が少なかった頃に NECのベータのビデオデッキが家にあったんですね。
ただ、我が家のあるあるで言えば、世の中に普及していってみんながビデオデッキを持ってる頃には逆にもうそのビデオデッキも壊れたりとかしてて、みんな持ってるのにビデオデッキないとか。
テレビゲームも出たての頃の2人でボールを打ち合うピンポンみたいな単純なゲームとか持ってて、
ブロック崩しも持ってたんですけども、ファミコンが普及した頃には我が家にはなかったとか、そんなエピソードもあるわけなんですが、
そのマイコンを買ってもらった当時、 マイコン雑誌とかを私はいろいろ読んで、
勉強してたというか、好きで見てたんで、どの機種を買うかとかも私に任せてくれて、私がシャープのMZ80Bが欲しいと選んだんですね。
当時はNECのPC8100というのがシェア的にはトップで、シャープのMZ80CとかKとかかな、その私の買ったのよりも1世代前のものがNECに続くみたいな状態だったんですね。
で、NECからもPC8100の後に8801というのが出て、そっちの方がスタンダードな存在になりそうだったんですが、私はあえてシャープの方を選びました。
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MZ80Bの方がかっこいいと思ったんですね。 その設計思想もそうだし、デザインもですね。
MZ-80Bで検索すると、画像検索でいっぱい出てくると思うんで、ぜひ見てみてください。
モニターとキーボード一体型のデザインで、今見てもかっこいい感じするんじゃないかなと思います。
結構エッジが立っている。シャープな感じのメーカーのシャープじゃなくて、シャープなソリッドな感じのデザインですね。
画面は黒字に緑色一色というグリーンディスプレイと呼ばれるディスプレイでした。 これもなんかかっこいいですよね。
ちなみに私このポッドキャストの収録や編集を Adobe Auditionというアプリケーションで行っているんですが、
録音していく時の波形みたいなのが出てくるんですけども、これ黒字に緑色なんですね。このアプリケーションは。
今話していて気づいたんですが、ちょっと懐かしい感じですね。 MZ-80Bの画面を思い出しますね。
当時、緑色は目に良いということで緑が選ばれたらしいんですが、後に緑色が目に良いというのはアメリカ軍が日本に広めたデマだみたいな話もあったんですが、どうなんでしょうね。
まあ赤とか黄色とかに比べると目に優しい感じはするので、今こうやって Adobe Auditionにも黒字に緑が採用されているくらいだから、まあ悪いものではなかったんだと思います。
グリーンディスプレイ。 で、MZ-80B画像検索していただいた方はお気づきかもしれないですが、カセットデッキがついてるんですね。
当時のマイコンはカセットテープにデータを保存するのが一般的でした。 そもそもカセットテープって何っていう人もいるかもしれないんですが、カセットテープというのはテープメディアでアナログのものですね。
で、このアナログのものにデジタルデータをどう保存するかということですが、まあファックスと同じような仕組みでデジタルのデータを音声に変えてファックスかかってくると
ピーガガガガみたいに言いますけど、まさにああいう音で0か1かというデジタルのデータを音が鳴るとかならないとかなんかわからないですけども、音に1回変換してでその音を読み取ったら今度はそちらを逆にデジタルに変換するみたいなことをパソコンの内部で行っていたんですね。
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なのでマイコンのデータが保存されているとはいえ普通に再生したらピーガーとか言うわけですね。 ただの音なので。
そこでパソコンサンデーというテレビ番組が副音声でプログラムを音で流すという実験的なことをやっていて、それをカセットテープに録音してパソコンに読み込ませたらプログラムとしてちゃんと認識するはずだとそんなことをやっている番組もありました。
また工学者のピオという雑誌はそのシートがある時から付くようになって、まあそのシートというのはペラペラしたレコード。薄いプラスチックに溝が掘ってあるレコードなんですが、そのシートをレコードプレイヤーで再生させてカセットテープにダビングする。
それをパソコンに読み込ませたらプログラムとして認識するだろうということだったんですが、私はやってみて一度も成功したことはなかったです。
MZ80Bはクリーンコンピューターというコンセプトで起動時にカセットテープからベーシックというプログラム言語を読み込ませるという仕組みだったんですね。
今でいうと起動時に外部のメディアからOSを読み込ませているみたいなものですね。なので起動する時に読み込ませるカセットテープを変えれば違う言語のものに変えたり新しいものに変えたりできるということですね。
ハドソンからHue BasicというMZ80B用の別なベーシックが出たりもしてました。当時の他のマイコンはベーシックをROMというリードオンリーメモリー、読み込み専用のメモリーに最初から入れてもう後から書き換えられないという状態だったんですが、それだと言ってみれば今でいうと後からOSのアップデートができないみたいな状態なわけですね。
ただMZ80Bは最初に起動してからベーシックのプログラムをカセットテープから読み込ませないといけないので結構時間がかかるというのがネックでした。
Macも昔は起動にすごく時間がかかってアイコンパレードって言ってこれを読み込んでますこれを読み込んでますという読み込んでるもののアイコンが画面上に横にだーって並んでいって時間かかってたんですけどもなんとなくイメージ的には同じですね。
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なお最初にMZ80Bに付いてきたベーシックのカセットテープこれ読み込めなくなったらもう使えなくなるんで大問題ですよね。
なのでこれはコピーをする方法があって多分最初に買ってすぐそのマスターのベーシックをコピーして違うカセットテープに入れて普段はそのコピーした方のカセットテープで起動させてたような記憶があります。
で当時マイコンで何をやってたのかという話ですがだいたい当時のマイコン少年と呼ばれていたマイコンでベーシックを使って投稿という人はゲームを作りたいあるいはゲームで遊びたいというモチベーションがほとんどだったと思います。
当時マイコンを使うというのはプログラムを作るということだったんでみんなある程度はベーシックというプログラムを勉強して自分でプログラムを作ってということをやっていたと思います。
ベーシックはメーカーや機種ごとに互換性がほとんどなかったんでNECのPC8000HのプログラムはシャープのMZ-80Bでは動かないですし同じシャープでもMZ-80Bの一つ前の世代のMZ-80KとかCとかのプログラムはMZ-80Bでは動かないとか
そんな感じでした。もちろん基本的な部分は同じなのでちょっとした計算をさせるとかそういうプログラムだったらどんな機種でもだいたい同じ技術でいけると思うんですが
まあみんなやりたいのはゲームなんでゲームなどの複雑なものになってくると機種に依存する部分も多かったので同じプログラムが他の機種で動くみたいなことはまずないという状況でした。
自分でプログラムを作る以外に人が作ったプログラム人が作ったゲームで遊ぶということも当時できたんですがどうやってたかというと雑誌にゲームのプログラムが印刷されて載っていてそれを見ながらキーボードで入力すると
そんな手間なことをやっていたんですね。 当時ネットなんかない時代ですからね。私が買ってた雑誌は工学社のIO、電波新聞社の月刊マイコンで後に工学社からIOの姉妹誌のピオというのが出てそれも読んでました。
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電波新聞社の多分月刊マイコンの姉妹誌的な感じだと思うんですがマイコンベーシックマガジンというのも出たんですがこれは今でも名前が出てくるような有名な雑誌になってるんですがもちろんチェックはしてたんですが基本立読みレベルとたまに買うという感じでした。
そういった雑誌に読者投稿でゲームのプログラムが載っていてそれを見ながら入力するわけですね。 もちろん私の場合はMZ80BOと書いてあるゲームしか入力しても使えないわけですよね。
例えば56ページとかMODとかあるプログラムをちまちまと入力していって何日かかけて入力してカセットテープに保存していって全部入力し終わっていよいよ実行ですよ。
ベーシックの場合RUNって書いて実行させるんですがそうするとエラーが出たりするわけですね。 そうするとどこが間違ってるかを探して直すデバッグ作業ですよね。
基本的には一字一句間違えずに入力しないといけないわけですからね。 まあそうやって人の作ったプログラムを入力したりデバッグしたりすることもプログラムの勉強にはなることですよね。
じゃあ振り返ってみて雑誌から入力して遊んだというゲームがどれくらいあるかなと考えてみると多分十数個くらいじゃないかなと思います。
では自分でゲームを作ったのかということですが まともに作ったというゲームは多分
3つぐらいだと思います。 ただそのうちの一つはしっかり結構作ってグラフィックとかもちゃんと作ったゲームでそれは
工学者のピオという雑誌に投稿して載りました。 原稿料ももらいました。
1万5000円くらいだったと思います。 高校1年の時だったはずです。
考えてみると27万8000円のマイコンでゲーム十数種類というのはコスパ悪い感じはしますが、ベーシックのプログラミングで得たことは今の仕事にも繋がってるんだと思います。
直接的にベーシックの知識が役立つということはほとんどないですが javascript とか php とかも基本的な考え方はまあ似てる部分もありますので
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そういったもの未知な言語とかに触れても苦手意識がないというか なんとかなるだろうなっていう感じがするんですね
自分で一からプログラムを書いたりは今することはないんですが もともと誰かが作った javascript をちょっといじるとか
wordpress をカスタマイズするために php をちょっと書いてみるとかそういうのは嫌いじゃないですね
ちゃんと動いた時の喜びみたいなのが好きですね ベーシックでプログラムを作ってランやって動かしてちゃんと動いた時の成功体験の積み重ね
そういうものが基盤になっているのかもしれないですね まあ今私はプログラミングをしているわけでもないですし
コーディングもそんなに日々やってるわけではないんですが大きな意味でのパソコンに関わる デジタルに関わる仕事ができていると
いう原点は中学校の時に使い始めた最初のマイコン mz 80 b からスタートしていると思いますし 決して安くはない
マイコンを中学生の私に買ってくれた父親には本当に感謝だなと 今話していて改めてそういう気持ちが湧いてきました
別に感極まって泣いて鼻声というわけではなくてちょっと最近 鼻風邪気味で鼻が詰まってるんですがまぁ基本私年中鼻詰まりなのであんまり皆さん気づいて
ないかもしれないんですが今週のポッドキャストは全部鼻声でお届けしました こういったデジタル周りの昔の話を漫画にしようかなとも前から思っていて
ただまぁなかなか始められずにいたんですがまずはポッドキャストでこうやって話しながら これをきっかけにある部分をもっと深掘りしていったり
横展開で漫画にするとかそういったことも今後やっていければと思っています ということで今回は最初に買ってもらったシャープの mz 80 b という
マイコンパソコンの話でした
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