1. アシカガCAST
  2. APIで発展するアプリ/サ..
2021-06-02 10:02

APIで発展するアプリ/サービス(第439回)

音声読みあげの話題で出てきたAPIという言葉について説明しました。いろんなAPIがあることで、アイデアがあればサービスを立ち上げやすい時代になっています。

=== 目次 ===
APIとは
なぜAPIを提供しているの?
APIでみんなハッピー
アイデアがあればサービスを作れる
-------
#アシカガCAST
デジタル活用のヒントを与えられることを目指した
・各回ワンテーマ(余計な近況報告ナシ)
・5分くらいでさらっと聴ける
ポッドキャストを基本週5回(月〜金)配信しています。

#ラジオ #ポッドキャスト

■Twitterアカウント
https://twitter.com/ashikagacast

Apple Podcast、Spotify、Google Podcastなどでも配信しています。
■アシカガCAST on アシカガノオト
http://bit.ly/ashikagacast_notion

■アシカガノオト
http://bit.ly/ashikaganote
00:00
アシカガギャスト
最近、2度ほど音声読み上げの話をしまして、
そこでAPIという言葉を何度も使いました。
このAPIについてちゃんと説明はしなかったので、
今回はAPIにスポットを当てたいと思います。
APIとはアプリケーションプログラミングインターフェースの頭文字を取った言葉です。
あるシステムサービスの一部あるいは全部を外部の別のサービスから使えるようにする窓口インターフェースと言えると思います。
例えば、Google Text-to-Speechの場合、音声読み上げの仕組みを外部のサービスからも使えるようにAPIを提供しています。
APIを使いたい人は、まず手続きをしてユーザー登録などをして、
APIを使うためのID的なもの、APIキーと呼んでいますが、それを取得します。
そして決められた形式に従ってAPIに対してこれを処理をお願いしますという指示を送るんですね。
このAPIを今から使うのは誰それですと。私ですと。
APIキーをデータにちゃんと入れて、他に読み上げて欲しいテキストはこれですと。
声の種類はこれでお願いしますと。
他にも速度はどれくらいとか細かい指示もできたりするんですが、そういう指示書を作ってお願いしますと渡すんですね。
そうするとGoogle Text-to-Speechが音声読み上げの処理をして、向こうが決めている決まった形式で処理したものが返ってくるんですね。
で、返ってきたものを受け取った後、受け取った側が最終的に処理をして音声として再生するとかファイルに保存するとかするわけですね。
じゃあなんでAPIとして提供しているのということですが、一つはまずAPIの使用料としてお金が入るという点があると思います。
03:02
例えばGoogle Text-to-Speechの毎月100万文字までは無料で、その後100万文字あたり16ドルという金額は個人で使う分には大きな数字ですが、
世界中で何万人何百万人もが使うサービスに組み込まれていると考えるとそれなりの金額になりそうですよね。
音声読み上げText-to-Speechや音声認識Speech-to-Textあるいは地図サービスなどは資金力がある、開発力もある、規模が大きなところじゃないとなかなか難しいというのは想像できると思います。
Google、Amazonなどはスマートスピーカーのためにも音声読み上げや音声認識の技術力を上げていく必要がありますよね。
GoogleはAndroidでの音声アシスタントとかにもその技術が必要ですよね。
その開発したものをAPIとして提供することで開発費の足しにすることもできるでしょうし、その技術力をアピールすることができたり、多くの場所でその技術に触れることで親しみを持ってもらうことにつながる効果もあるんじゃないかなと私は思いました。
地図サービスもそうですし、音声読み上げの声とかもいろんなところで聞いて耳なじみがあるとだんだん親しみが湧いてくるという効果もあると思うんですよね。
なのでAPIとしていろんなサービスで使われることでエンドユーザーの人たちに浸透していくという効果もあるんじゃないでしょうか。
そしてやっぱりそういう大手じゃないと開発できないような技術をAPIとして提供することでテクノロジーの業界全体に貢献するといろんなサービスが生まれて活性化していく手助けになればとそういう意味合いもあるんじゃないかなと思いました。
APIは使った量に応じて金額を払う重量性が基本なので初期費用が安く済むんですね。
06:05
なのでベンチャー企業などが新しいサービスを立ち上げるときにAPIをうまく使うことで費用をあまりかけずに高度なサービスを作れるというメリットがあります。
サービスが人気になってくれば課金するユーザーも増えたり資金調達できたりしてAPIの使用量を払ってもちゃんと儲かるようになっていくんですね。
そうするとそのサービスを提供している側も儲かるAPIを提供している側もAPIの使用量が入ってくるユーザーもいいサービスを安くで使えるとみんなハッピーなウィンウィンウィンな形になれるわけですね。
なので今アプリとかサービスとかがどんどん登場して世の中がどんどん便利になってきているのもAPIのおかげという面もあると思います。
いろんなAPIがあることでアイデアがあればサービスを立ち上げるのは比較的簡単になってきているということですね。
以前も話しましたがクラブハウスもその技術の核になる部分の音声のストリーミングのところは中国のアゴラというサービスのAPIを使っているんですね。
オンライン帰省という言葉が出てきたときに帰省はふるさとに帰る帰省ですね。
オンライン帰省用のビデオ会議のサービスをオンライン帰省という言葉が出てきてすぐに作った人がいたんですね。
そのサービスもビデオ会議の部分はAPIを使っているんですね。
短期間でこんなサービスを立ち上げるなんてすごいというものも実はうまいことAPIを利用しているというケースが多いと思います。
例えばお店の情報を地図上に表示するアプリを作るというときにじゃあまず地図作りからと考えると膨大な開発費膨大な時間が必要になってしまいますよね。
意外とそれに近いことを求めてくるクライアントっていると思いますがそもそもGoogleマップがあるのに新しく同じような仕組みを作るのは無駄ですよね。
09:15
もちろんオープンストリートマップとかアップルが開発している地図とかは無駄とは思いませんが地図上にお店を表示するアプリを作るために地図の仕組みから作るのはどう考えても無駄ですよね。
そういう車輪の再発明的な無駄な開発をせずに既にあるものを利用してない部分を新しく開発していくそういう考え方が今すごく大事なんじゃないかなとも今回APIの話をしてみて思いました。
今回は以上です。
10:02

コメント

スクロール