はやつ〜さんのポッドキャスト

Noctua NH-D15 D2 LBC
https://noctua.at/en/nh-d15-g2
Fractal Design Define 7
https://www.fractal-design.com/ja/products/cases/define/define-7/black/
AMD Ryzen 9 9950X
https://www.amd.com/ja/products/processors/desktops/ryzen/9000-series/amd-ryzen-9-9950x.html
サマリー
このエピソードでは、Ryzen 7 9700XからRyzen 9 9950XへのCPUのアップグレードについて、CPU冷却の重要性と静音化の手法が語られています。また、ノクチュア製CPUファンの性能やケース選びに焦点を当て、最高の構成を目指す過程が紹介されています。最強CPUファンのNH-D15 G2が使用されますが、設定を調整しないと静音にはならないことが明らかになります。BIOSの設定やファンの回転数の調整を通じて、騒音を低減する方法が検討され、冷却性能と音のバランスを取りながら静音化が達成されています。NH-D15 G2を使用することでCPUの冷却性能が向上しますが、静音性を確保するためにはチューニングが必要であることが説明されています。カーブオプティマイザーの設定によって電圧を下げることで発熱やファンの回転数が減少し、パフォーマンスの向上も期待できると語られています。
東京からの配信
おはようございます。今日は6月の11日水曜日の朝です。
今日はですね、東京に来ています。 今週は東京に滞在して、
いろんな人と会ったり、ちょっと作業したりっていう 週なので、
月曜日から来てますね。 ということで、ちょっと
東京の若干うるさいかもしれないですけど、 川沿いの場所から
お届けしたいと思います。 ちょっと雨が降ってきて、今あの
なんやろ、 東屋みたいなところでね、雨宿りをしています。
先週なんですけど、 ちょっとですね、自宅の
pc サーバーの
静音化兼冷却硬化アップを
目標に、いろいろね、ちょっとケースの交換とか、
ファンですね、ファンの交換をしまして、
ちょっとその話をしたいと思うんですけど、 だから今日はかなり技術話なので、
技術話に興味ない方は、そっと閉じていただいても 大丈夫です。
この前ね、ちょっとハヤツさんのポッドキャストに出させていただいて、
なんかテックポッドキャストということでね、 そちらも技術話をたくさんしまして、
まだ第1回が配信されているだけかな。 何回かに分けて配信してくださるそうで、
ぜひそちらも聞いていただければと思います。 第1回はね、フランケンピーエッチピーっていう
php の web サーバーの話をしていたんですけど、 その後もね、ちょっといろいろ出てきて、最後に若干あの
その今日話すケースのね、ケースというか CPU のね、
ファンというかまあクロックの話が出てくるんですけど、 まあちょっとそれ最後にちょっと付け出しみたいな感じだったんで、
ちょっと今日はその詳しい話を、 まあちょっと先出しになっちゃいますけどしたいなと思います。
家のね、 サーバーというか pc サーバー
ちょっとね、リスの処理とかも一部やってるんですけど、 家に今2台ほど pc のサーバーがあります。
でそのサーバーのね、あのメインで使っている方の一番パフォーマンスの高い CPU を
Ryzen 7の 9700X に変えたらすごいパフォーマンスが上がったって話を
3月ぐらいかな、4月ぐらいかな。 数ヶ月前、3ヶ月前ぐらいかなにしてたと思います。
でその CPU は、まあねアリエクで3万円台で買ったら、 めっちゃ安かったんですけどすごいパフォーマンスがいいっていう話をしていて、
まあそのコスパがすごいって話をしてたばかりなんですけど、 まあちょっとねたまにあの処理が増えてきて、もうちょっと処理能力が欲しいなっていう風になってきて、
で全然その 9700X のパフォーマンスにも満足はしてたんですけど、
まあもうちょっと処理を増やすこともできるんだなっていう、 まあ上を見ればね
そういう CPU もあるわけで、でちょっとそちらに興味が出てきてしまいまして、
またね、アリエクで新しい CPU を買ってしまいました。
そしてですね、僕は何がしたいかというと、 昔だったらその CPU の処理能力が頭打ちだとなったら、
もう一個ねサーバーを組み立てて、 2台にするとか3台にするとかってこう台数を増やすしかなかったわけですけど、
まあ最近はそのマルチコアといって CPU のコアがたくさん1個の CPU の中に入っていて、
Ryzen 7 7の 9700X っていう、この前使っていたのは 8 コア 16 スレッド。
だから Linux 上から見るとまあ CPU が 16 個並んでいるように見えると。
静音化への挑戦
だから一つ一つのコアの性能も大事ですけど、その 16 個並んでるんで、
まあその1個1個のコアが16個並列で動かせられるんで、 並列処理をすればすごくパフォーマンスが出るっていう、
そういう構造になっています。
で、これがねその最近の市販で普通に買える CPU の中での最高峰というか、一番民生用というかね、
その普通のいわゆるパソコン用 CPU の中で一番ハイスペックなものだと、
Ryzen 9 の 9 の一番上のシリーズの 9950X っていう CPU がありまして、
この子が 16 コアの 32 スレッドっていうことで、 その 9700X の倍あるわけです。
で、1個1個のコアの性能は 9700 と同じだと思うんで、
一つ一つのシングルコアの性能はほぼ同じなんですけど、 それが倍に乗ってるってことで、
それだけで並列化できれば処理能力が倍になると。
要するにその 9700X を2台買うのと CPU を1個変えるのがほぼ、
その CPU の処理能力という意味では同じことになるっていうことで、
CPU 1個変えれば PC の処理能力が2倍になるっていうのは、なかなか魅力的な話で、
これが台数を増やすとなると、ケース買って電源買ってマザーボード買ってし、メモリ買って SSD 買ってファン買って、
置き場所を確保して、電源もう1個追加で引っ張ってきて、
熱の対策としてそこに冷気が当たるようにしてとか、
1台増やすってなると、やっぱり物理的なスペースも取りますし、
それにまつわるいろんなものを一通り揃えなくちゃいけなかったり、
熱のこととかもね、いろんな空気の流れを整えたりとかもあるんで、結構大変なんですけど、
1個ね、中の CPU 変えればいいだけだったら、まあまあ変えればいいだけなんで、
ほぼ同じね、面積というか場所でしか取らないし、非常に周辺のところが効率がいいわけですよね。
だから、やみくもに台数を増やすよりも、1台の処理能力を上げていく方が利にかなっているという、
メンテナンスも楽ですしね、故障するパーツの数も減りますし、
ということで、一旦今世界で手に入るPC用のパーツの中で一番性能高い CPU にしてしまうと、
どれぐらいまた性能が上がるんだろうかとか、
ちょっとね、有力が出るんでやってみたいなという気持ちがムクムクと増えてきまして、
ただこの 9950X はさすがに最高峰 CPU なだけあって、
まあまあ値段がしていて、今年の春ぐらいまではね、4月とかまでは10万円超えていて、
12万円とかしてたんで、ちょっと高い、高いなっていうか、まあそこまで処理能力もいらないし、
まあちょっとそこまではいいかなみたいな感じで、
まああとね、熱も結構発熱が多いんで、割と電力も食いますし、発熱が多くて熱をね、
逃がすのも難しいっていうことで、ちょっとそこまでいいかなと思って 9700。
まあ TDP がね、65W ってことでかなり低消費電力なんで、
そういう意味でもずっと動かし続けるのに、まあ電力的にも優しいし、熱の管理もしやすかったんで、
9700 にしてたんですけど、まあその CPU がね、これまたなんだか値下がりしてきまして、
最近日本でももう8万…ちょっと8万5千円とかまでになってきてますけど、
まあこれがアリエクスプレスでまた、まあそんなに今変わらなくなってきてますが、7万8千円ぐらいで買えたので、
思わずポチってしまいまして、ライゼン9の9950X っていうね、
今多分普通に買える PC 用の CPU では多分最強の CPU をまた買ってしまいました。
まあこの前買えたばっかのにって思ったんですけど、普通に売れるんで、買った値段ぐらいでね、
メルカリとかで売れちゃうんで、まあいいかと思って購入したんです。ところがまあこれは TDP って消費電力の標準値みたいなのが
170ワットで今までの65ワットとは全然違うし、まあそれを多少低消費電力な設定にするにしても、
まあ結構発熱が多いんで、わりとその CPU の冷却をきちんと考えないといけないと。
世の中的には、やっぱ水冷のね CPU クーラーを使う、簡易水冷 CPU クーラーっていうのが結構出回ってますけど、
ゲーマーの方とかはピカピカ光る水冷 CPU クーラーみたいなのをくっつける方が、この CPU 選ぶ方には多いとは思います。
で、まあもちろんそちらも考えたんですけど、なんかやっぱね、ちょっとその簡易水冷というか水冷の CPU ちょっと怖いなって思ってまして、
怖いっていうのは、ちゃんとしたやつだったら多分大丈夫なんですけど、なんかやっぱその、
水というか液体が中を循環しているので、その水がね、なんかちょっとずつ減っていったりとか、蒸発とかね、どれぐらいするのかわかんないんですけど、
なんかそんなにこう、永久、半永久的にきちっと動くのかっていうのがよくわかってなくて、一応ちょっと調べるとね、やっぱ数年ぐらい使ったら交換した方がいいとかって書いてあったりとかもするんで、
その辺のメンテナンスとか、そもそも耐久性というところが、ちょっとよくわかってないっていうところで、
サーバー用途で24時間ずっと動かし続けるっていう用途で、何年間も安定させて動かすにはどうなんだろうっていうのがよくわかってなくて、そこがちょっと心配で、
その点、やっぱ空冷ファンというのは、とりあえずファンがね、回ってさえいれば冷えるんで、非常に単純な構造をしてますので、そのファンが回る空冷ファンにしようかなと思いました。
ただちょっと今までも空冷ファンだったんですけど、若干PCの負荷が高くなると、音が気になって、ウィーンって言い出してね、ちょっと自分の仕事をする書斎にPCを置いてますんで、
ちょっとその音が気になるなとか、暖かい空気がボーって出てきて、熱は仕方ないにしても、音をとにかくもうちょっと静かにできないものかと思いまして、
今回そのCPUを交換するのをきっかけに、ちょっと意義というか、もう少し静かにできないかということで色々調べまして、
一応それも今市販で売られている中では評価の高いケースとCPUファンというのを選んでみました。
選んだのが、まずケースがね、フラクタルデザインっていう、これは北欧かな?なんか結構オシャレなデザインの、フィンランドか何かのメーカーだったかもしれないですけれど、
作っているフラクタルデザインっていうメーカーのデファインっていうね、割と個性音声を重視した、中にちょっと旧音材みたいなのが入っている、
かなりがっしりしたケースですけど、これを選びまして、そこにCPUファンとして今まで使っていたのはディープクールだったんですけど、
それではなくて、ノクチュアっていうね、これはオーストリアかどっか、こちらもヨーロッパなんですけどのメーカーで、独特のね、なんか茶色い色の
灰色のファンを作っているメーカーですけど、このノクチュアのファンっていうのがまあ、なんか評価がすごく高くて、
これを使ってみようと。で、CPUファンだけじゃなくて、ケースファンですね。ケースファンのファンもノクチュア製に変えようということで、一式、とりあえずなんかあの
市販のPCパーツとして売っている中で、一番評価の高そうな、ちょっと値段は張りますけど、
一番良さそうな、良いと言われているものを、一旦揃えて使ってみようかと。それを組み合わせたらどんなもんなんだろうっていうね。
一番良いCPUに一番良いファンに一番良いケースを組み合わせたらどうなるんだろうっていうね。
ちょっと試してみようということで、やってたのが先週です。
で、組み上げていったんですけど、そうそう、ノクチュアはね、何がすごいかというと、めちゃくちゃマニアックで、
CPUファンって普通、インテル用、AMD用とかって兼用で両方にアダプターが付いていて、両方のCPUにはまりますよっていう風になっているのが普通なんですけど、
なんとこのノクチュア製のNH-D15っていうね、一番高いCPUファンは、インテル用とAMD用の
製品が微妙に違いまして、ファンとかの設計は一緒なんですけど、
CPUに当たるプレートの部分ですね、その熱を受ける部分の形状を、インテルかAMDかによって最適化していて、
例えばAMDだったら、RyzenのAM5っていうソケットの場合は、ちょっと南側、ノースとかサウスとか言うんですけど、南側、
マザーボードを縦につけた時に下にくる部分の方が発熱が大きいらしいんですよね、CCDの配置かなんかで。
ファンの設計と冷却効果
そこを重点的に冷やすようなプレートの配置になっているとか、そういうかなりマニアックに、
そのCPUをいかに効率的に冷やすかっていう配置がされていて、AMDのAM5ソケットを使う人はこちらのCPUクラを買ってくださいみたいな感じで、
品番が分かれてるんですよね、微妙に。外見はほとんど一緒なんですけど、
なんか微妙に違うらしいっていう、それぐらいマニアックに冷却効果を突き詰めている会社で。
そもそもファンですよね、扇風機っていうか、ぐるぐる回って冷やしてくれるファンのところも、非常にこう、
静音なんだけど冷却効果が高いファンになっていて、そこの定評が素晴らしくあると。
買ってみたら分かったんですけど、精度がすごい高いんですよね。
そのファンと周りのケースというか、ファンの周りを囲んでいるパーツとの隙間がすごい均一になっていて、
めちゃくちゃ狭くて、本当紙が一枚ギリギリ入るぐらいなんですよ。
だから隙間が狭いんで多分その分、制圧っていうんですかね、空気を押し出す力が非常に強くて、
その分よく空気を押し出して冷えるっていうことなんだと思うんですけど、
その精度の高さとかがやっぱり売りであれだけの評価を得ているんだろうなっていうものでした。
BIOS設定の調整
ということでそのケースファンとCPUファンを一通り買ってくっつけてみて、動かしてみたんですけど、
これが最初そんなに静かならなくて、まあまあうるさいなっていう感じで、
ちょっと片透かしというか、どんだけ素晴らしい冷却性能を出してくれるんだろうかと思ってめっちゃ期待して、
CPU交換してファン一通り付けて動かしてみたんですが、まあまあうるさくてですね。
あれ?みたいな。これ?みたいな感じで。
なんなら今までよりちょっとうるさいぐらいだったかなっていう感じでしたね最初。
で、まあちょっとそれで片透かしを食らって、
まあでもCPUがやっぱりだいぶ発熱する倍以上のTDPのものに変えたので、
まあどうしてもうるさくなるのかなみたいな感じで、もう諦めるしかないかなって思っていたんですけど、
まあちょっとね、マザーボードのバイオスの設定をいろいろといじり始めて、
普段そんなにバイオスの設定っていじらないんですよ。いじらなかったんですよ今まで。
あんまり突き詰めてやるっていうのも、
まあいろいろね、マザーボードのバイオスでCPUのクロックを独自に上げたりして、
オーバークロックとか言って、さらにパフォーマンスを上げる設定があったりっていうのは知ってたんですけど、
あんまりそういうことをやっても危ないっていうか、
特にゲームとかやるときの一瞬のパフォーマンスを出したいとかだったらまだいいかもですけど、
24時間365日動かしたいっていうサーバー用途だと、
あんまりそんなカリカリのチューニングをしても安定性が落ちると思いますし、
CPUの寿命とかが減っても嫌なので、
基本デフォルトのままあるとちょっと余裕のある設定で動かすっていうのが今まで多くて、
あんまりバイオスの設定を細かくチューニングしたりってやったことがなかったんですけど、
そういうオーバークロックとかをしてパフォーマンスを増すっていうよりも、
ファンの音を下げたいっていうね、その目的でいろいろといじり始めました。
とりあえずデフォルトだとそんなに静かにならなかったんですけど、
結果的にはかなり静かにすることができて、いじってよかったなっていう感じです。
エコモードとカーブオプチマイザー
何をいじったかなんですけど、いろいろありまして、
まずはそもそも回転数がちゃんとコントロールできていなかったっていうのがあって、
ケースファンとCPUファンの回転数を見ていたら、
CPUファンは2個ファンがついてるんですけど、前面のファン、前にある方はちゃんと回ってる感じがするんですけど、
後ろのファン、2個のヒートシンクの間に挟まってるファンの回転数がやたら低く出ていて、
おかしいなっていう、設定が同じなのになんでこんなに低いんだろうって思って、
そこをBIOSの設定で、DCかPWMかっていう回転数をコントロールするモードがあるんですけど、
CPUファンから出ているピンは、4ピンだとPWM対応で、3ピンだとDCっていう、
普通に電圧だけで回転数をコントロールするか、PWM信号っていって、
回転数を送る信号を受けて制御するかっていう違いだと思うんですけど、
それが基本オートになっていて、4ピンで挿してればちゃんとPWMでコントロールされるはずっていうはずなんですけど、
それがうまく動いていなかったみたいで、1個1個ね、ファン1はPWMとかファン2はPWMですとか、
ファン、ケースファンの前面は最初からケースについて言ったやつで、DCだったんでそれはDCですとかって、
1個1個回転数の制御のところをいじったら、ちゃんと回転数が制御できるようになって、
まずそこで回転数がうまくマザーボードから制御できていなかったっていうのが解消しました。
まずは意図通りに回転数を変えられるようになったんで、中で変なバランスになっていて、
うまく風が抜けていなかったみたいなのが解消されて、そこまでは行ったんですけど、
あとはファンの回転数をどうするかっていうところで、冷却効果と騒音のバランスをとっていくっていう作業で、
これはまた細かくBIOSで、何度になったら何回転、何度になったら何回転みたいなものを細かく設定できるんですよね。
しかもファンがね、ケースファンが3つ、前面に2つと背面に1つ、それからCPUファンが2つ、
さっきのヒートシンクの前と真ん中に1個ずつついてるんで、合計今5個ファンがあるんで、
その5個のファンを何度になったら何回転っていうのを全部設定できるし、
しかも何度になったらっていう、どこのセンサーの値を使うかも、
CPUの温度なのか、マザーボードの温度なのかとかを選べるということで、
組み合わせはかなりね、無限にっていうことはないけど、相当な組み合わせの数があるので、
それをどう設定するかっていうのをちょっとずつやっていってなんですけど、
この辺はちょっとね、チャットGPTにも聞きながらお勧めの設定というか、
いろいろ相談したり調べたりしながらやっていって、
結果的にはね、基本は負圧とか静圧とかって言うらしいんですけど、
ケースの中を静圧に保つには、前面のファン、吸気ですね。
吸気を厚めにして排気を、排気よりも吸気を強くすると静圧って言って、
要するにケースの中の空気の圧力が外よりも高いというのを静圧って言うらしいですね。
その静圧にするメリットっていうのは、ほこりを吸い込みにくいと。
その吸気ファンのところにはフィルターがありますけど、
静圧になっていれば基本は自然にケースから外に空気が出る流れになるので、
余分なところからほこりが入ってこないっていうメリットがあると。
一方で負圧っていうのは排気が強いっていうことですね。
その排気が強いと中の熱がこもりにくいのと、
自然に空気がいろんなところから入ってくるっていう形になるっていうので、
それがどっちがいいかみたいな話もあるんですけど、
チャットGPTさんと相談してやっていったのは、
CPUの前面、真ん中、そしてその後ろの背面っていうのは結構一直線につながっているので、
ここのラインはちょっとずつ排気を強くする。
ちょっと負圧気味にして、前面から入ってきた空気がスムーズに後ろに流れていって、
どんどん排気されていくようにした方がいいし、
そのすぐ下にGPUがあって、そのGPUの熱とかもどんどん上に上がってくるんで、
あまり中に留まらないように、どんどんどんどん外に送り出すようにした方がいいっていうことで、
ちょっと背面に向けてちょっとずつ回転数が上がるような設定にしてみました。
なんでその回転数を全部同じにせずにちょっとずつずらしたかっていうと、
同じぐらいの回転数で回してたら泣くんですよね。
なんか多分共鳴するんだと思うんですけど、
CPU同士の回転数が近くて、
ふんふんふんふんふんふんみたいなね、
共鳴音みたいなのが鳴ってしまって、うるさいんですよそれも。
多分回転数が近いことで微妙な差のところでうなりっていうか、
みたいなものが発生してしまって、ノイズになってるってことだろうってことだったんで、
そこも50rpmずつぐらい、
ふんで50回転ずつぐらいずらすすれば多分音は鳴らないだろうということで、
ちょっとずらす方がいいってことで、
どっちを上げるかっていうので後ろに向けて回転数を上げていくっていう設定をして、
うなりはなくなりました。
あとはそうですね、CPUのそもそも熱を上がらないようにすることで、
回転数を下げて静かにできないかっていうことなんですけど、
この辺がね、さっきのオーバークロッキングは別にあんまり興味ないんで手を出したことがなかったとはいえ、
ちょっとCPUの設定をね、動かす設定を変えることで静かにできないかっていうことで、
いろいろいじり始めて、
最初はまずね、すごく簡単に、マザーボードにエコモードっていうのがあって、
CPUに送る電力を上限を決めて、それ以上送らないようにすることで、
消費電力を下げるっていうエコモードっていうのがついています。
これをやると、CPUが使う電力を2,3割、上限を2,3割カットしつつ、
パフォーマンスの低下は10%ぐらいなので、
2,3割最大の電力を減らしながらパフォーマンスは10%ぐらいしか落ちないっていうことができて、
お得というかエコですよね。
なので、これは一つ選択肢としてあって、実際それでも動かしてみたんですけど、
ちょっとそれで発熱が減るんでやっぱり多少静かにはできたんですけど、
やっぱりパフォーマンスが落ちるんですよね。
パフォーマンスが落ちると、せっかくいいCPUにしてパフォーマンスをもっと上げるために投資をしたのに、
なんとなくわざわざキャップをかけて、CPUの性能を落として動かすっていうのもちょっともったいない気がするっていうか、
別にいいんですけどね、10%ぐらい。
ただベンチマークのスコアとかとってみるとやっぱり差が出るんで、
ちょっとなんとなくやっぱり元々の性能っていうのを活かしきった状態で動かしてみたいなっていう気持ちがあって、
ちょっとエコモードは解除しました。
その代わりにやったのがカーブオプチマイザーっていうやつで、
これの話をハヤツーさんのポッドキャストでもさせてもらってたんですけど、
カーブオプチマイザーって最近のAMDのCPUの最適化みたいなところにはついている機能で、
最近のマザーボードだとその設定ができるんですけど、
昔はなかったですよ、こんなの。
そもそもいろいろ細かくいじれる機能が昔はなかったんですが、
最近のAMDのCPUとかマザーボードに付き始めた機能らしくて、初めていじってみました。
カーブオプチマイザーって何かっていうとですね、
CPUのコアが今回だったら16コアの中に入ってます。
その各コアが動作周波数っていうのを4GHzとかすごい速い周波数で内部の処理をするんですけど、
これは可変なんですよね。
昔だったらこれも一定で2GHzのCPUだったらずっと2GHzで動いてるみたいな感じだったと思うんですけど、
最近は忙しい時はクロックを上げて処理能力を上げるけど、
忙しくない時はクロック数を下げて消費電力も抑えるしっていう、
そういうことが行われていて、それが各コアごとに制御されていると。
だから16コアあったら、16コアそれぞれが動作のクロック数があって、
静音性のチューニング
それが可変でどんどん動いていくっていうね、そういう挙動をします。
それぞれの周波数の時に必要な電力っていうのがあって、
それが決まってるんですよね、テーブルで。
これぐらいの周波数の時はこれぐらいの電力をくださいっていう、
供給する電力量っていうのが決まっていて、
基本それに応じてマザーボードがCPUに電力を供給するようになってるんですけど、
当然そこにはちょっとバッファがあって、
そんなギリギリでちょっとでも電力が足りなかったら落ちるみたいなものではなくて、
数割ぐらいバッファが乗ってる、標準的に乗ってるらしいです。
数割乗ってるんですけど、そのバッファっていうのは結局送った電力が
CPUで必要なものよりちょっと多いってことなんで、
その電力がどこに行くかというと単純に熱として発熱して終わると。
だから余分な電力として送られて、その場で熱として発熱して消えていくっていうね、
それだけなんで、基本は無駄な電力になるし、
なんならその熱でCPUの寿命もちょっと縮まるし、
もちろんそのCPUを冷やすためにファンとかもいっぱい回って、
そこでも騒音が発生するしっていうことになって、
部屋の冷房にも余分に必要みたいになるんで、
基本は別に必要がない電力だけど、
安定させるためにちょっと多めに送ってるっていうことらしいです。
カーブオプティマイザーって何かっていうと、
このCPUの周波数ごとに決められた電力量をちょっと下げる機能なんですよね。
それをどれだけ下げるかっていうのも自分で設定できて、
マイナス20ミリボルトとかマイナス30ミリボルトとか、
一律でちょっとずつ電圧を下げるみたいなことができます。
さらにマニアックなのは、
このCPUのコアによって特性があって、
このコアはすごく電力を下げても動いてくれるみたいなのとか、
こいつはちょっと電力が減るとすぐ落ちちゃうみたいなのが、
コアによっていろいろと違うんで、
そのコアごとに特性を見極めて、
コア1はマイナス30だけどコア2はマイナス20でとか、
一個一個さらに細かくマニアックに設定ができるっていうこともできるっていう、
相当マニアックな世界というか。
そんなCPUの中に入っている16個のコア全部にいろいろ試してみて、
このコアはこれぐらいの電気が来ないと落ちるんだみたいなことを調べながら、
ギリギリを攻めるなんていうのはちょっとさすがにやってられないなと思うんで、
そこまでやる人がいたらすごいなと思いますけど、
とりあえず僕は一律で一旦ちょっとマイルドな、
一番少ないマイナス20ミリボルトを減らすっていう設定をしてみました。
これは結構効果があって、
普通に送られる電力が減るんで、
発熱が減ってその分ファンの回転数が下げれましたし、
しかもこれはさっきのエコモードと違って、
むしろパフォーマンスがちょっと上がる傾向にあって、
その辺の仕組みは完全には理解してないんですけど、
まず別にクロック数を下げたりとかしてるわけじゃないので、
原理的にCPUのパフォーマンスを下げてるわけじゃないっていう、
ただ単に送る電圧をちょっと下げてるだけっていうことなんで、
パフォーマンスが落ちないのは割と理解できるんですけど、
加えてどうも余力があると思うんですかね。
何なのかな。
温度を見てるのかな。
何を見てるのかわかんないですけど、
まだいけるってことで、
むしろクロック数を上げたりする動きが入るらしくて、
多少パフォーマンスが上がるということで、
なんとパフォーマンスが上がりながら消費電力が減って、
消費電力が減るんで熱も減って、
熱が減るからCPUファンの回転数も落ちて静かになるっていう、
夢のような技術ですっていうね。
カーブオプチマイザー。
しかも余分な電力がCPUに送られなくなるんで、
CPUの負荷もちょっと減って、
多分寿命も少し、
熱が減るんで寿命も少し長くなるだろうということが期待されるということで、
そんなのみんなやった方がいいやんっていう話で、
いいことばっかりやんっていう感じなんですけど、
やっぱりバッファーの部分を削るんで、
物によってはちょっと不安定になることがあるのかもしれないです。
今のところ-20ミリボルトぐらいだと何も影響がなくて、
ただただ全部良くなったというか、
静かになってパフォーマンスがちょっと上がって、
全てが良くなったっていう感じなんで、
今のところそれぐらいだったら全然良さそうだなっていう感じなんですけど、
このカーブオプチマイザーっていうのもね、
今まで僕はやったことがなくて、
設定したこともなかったんで、
こんなのがあるんだなということで、
バイオスの設定項目ってなかなか取っ付きにくくて、
全部英語だし、何書いてあるかよくわかんないし、
デフォルトで良いかなみたいな感じで、
あんまりちゃんといじったことはなかったんですけど、
この辺ぐらいまでは毎回やった方が、
同じものを買ったにしても電力も減るし静かになるし、
パフォーマンスも出るってことで、
これぐらいまでやった方が良いんだなっていうのはちょっと思いましたっていうことで、
そんなことをいじる機会がある人はどれくらいいるか知らないですけど、
もしね、自作PC、自作じゃなくてもいいか、
PC、そうですね、i386系CPUを使ったPCを使っていて、
最近のね、特にi386っていうかAMDですね、
AMDのCPUで最近の世代のやつ、
多分前4ぐらい、2世代前ぐらいから乗ってるPBOっていうね、
パフォーマンスを最適化する項目の中のカーブオプティマイザーっていうのがあるんで、
もしそういうものを使っている方がいたら、
ちょっと覗いてみてもいいんじゃないかなと思います。
ということで、完全に興味ない人は置いてきぼりで、
ひたすらパソコンの設定の話ばっかりしましたけど、
ちょっと先週はそういう形で新しいCPUとケースと、
ケースファンとCPUファンをお迎えしたので、
いろいろいじってね、パフォーマンスは出るけど静かで、
地球にも優しいちょっとエコな設定を探ってチューニングをして、
カーブオプティマイザーの効果
ちょっといい感じになりましたよっていう話でした。
もしこんなところまで聞いてくださった方がいたらどうもありがとうございます。
皆さんも素敵なPCライフをお過ごしください。さようなら。
36:05
コメント
ハード周りはなるべく触らないようにしていたので今の事情が少しわかりました!
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