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2024-06-21 17:34

20代のADHDに伝えたいこと。生き残るための基本戦略。


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おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、ADHD当事者でうつ病診断も受けている僕が、
業職としてどのように働いているかを発信しています。
今日のテーマは、ADHDとして尖っていこうという話ですね。
尖っていこう。
これはですね、ADHDといえども、どの段階のADHDか。
ADHDとしての段階よりも、自分のライフステージがどのあたりにいるか
というところのほうが大事かもしれません。
要は、入社したばっかりのADHD。
まだ社会人1年目とか2年目とかのADHDなのか。
それとも30代、40代、はたまた50代とかのADHDなのか。
ここによってちょっと考え方は違うんですが、
僕自身は今このテーマをですね、
まだ若い20代前半であるという前提で話を進めていきます。
そもそも僕らはいろんな、何でしょう、世の中の事柄、
仕事とか子育てとか、勉強でも部活でもいいんですけど、
これらを他のみんなと同じように、
まんべんなく上手く進めることが非常に苦手ですね。
勉強で言ったら5強かまんべんなく80点取るとか、
70点でもいいですけど、これ結構苦手だと思います。
得意な分野は限りなく100点に近い。
95点とか常にそれぐらい出せる。
だけど苦手な分野は全然赤点とかいうケースも
少なくないんじゃないかなと思います。
僕は実際そうでした。
勉強はすごいできるけど、ちょっとそれ以外の
何でしょうね、副教科にあたるところ、
体育とか音楽とか、こっちはもう全然ダメとか、
やる気も起きないとか、考えたくもないとか、
どっちかしかできないとかね、
まんべんなく全部5段階評価の3を取れるとか4を取れるか
っていうのは結構苦手じゃないかなと思うんですよ。
そういう特性がある、特徴があるのが我々ADHDですね。
これは学生自体はこれは苦手なんだよねって
質問されることも多いと思うんですけど、
こっちは得意だけどこっちはダメっていうので
質問されるというか、そういうふうに自分でも
認識して生きていくと思うんですけど、
社会人になってからは日本の新人とか
サラリーマンっていうんですかね、若いうちは
よく総合職っていう名前で入社採用されますよね。
そうなると総合職なんでゼネラリストにならなきゃ
ないわけです。プロフェッショナルじゃなくて
専門職じゃなくて、もう何でもこなせるような感じですかね。
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ゼネラリストっていうのは。
スペシャリストじゃないんですよ。
スペシャリストじゃなくてゼネラリスト。
ここの違いは結構大事ですね。
どっちかっていうと僕らはスペシャリストのほうが
得意なはずなんですよ、なるとしたら。
何かの研究にすごい熱心にやって、この分野の
ここだったらもう日本でも屈指とか、
日本で屈指までいかないにしても、
その人の所属する組織ではトップとか、
その地域ではトップとか、そういう素質があるのが
ADHDだと思うんです。
だからプロフェッショナルになるなら、
スペシャリストを目指すのであればまだ部がいいんですが、
ゼネラリストとしてそっちに期待されてしまうと
結構苦労します。
事務処理が苦手。
それから周りとの部署間調整が苦手とか、
何かうっかりあれだけやってなかったとか、
得意の先送りとか、マルチタスクができないとか、
そういうので多分穴だらけになるんですね。
その一方で得意なものもあると思うんですけど、
そっちの穴を埋めようとしたり、
そっちばかり指摘されてしまうと、
僕らの本来持っている何か抜きんでいる、
すごく飛び出す能力が抑えつけられてしまうわけです。
なのでまだ若いうちは、
ここはまんべんなく全部やろうとしなくていいというのが
僕の考えです。
特に入社1年目とか2年目とか、
要は3年未満であるうちは、
対して会社も戦力として期待していません。
ほとんどの場合は。
だからパラメーター、五角形のパラメーターがあったとして、
どれも平均が50点だとしても、
3年未満のうちはどれも30点とか、
20点から40点ぐらいの間で平均30点ぐらいの若手は
そんな感じなんじゃないかなと思うんですね。
そうやって全ての能力を均等に伸ばしていくっていうのが
割と定型発達の人かもしれませんし、
その中でもある程度デコボコはあると思うんですが、
大体バランスよく全て伸びてくると思うんです。
ところがADHDとかASDとか発達障害を抱える人は、
それが非常に苦手です。
その代わりちょっと特筆すべきことがあって、
何か一つの能力が半端じゃないぐらい伸びる可能性があると思います。
僕でいうと売ってくる力、営業職として何か商品を売ってくる力は
そこだけなぜかやたら伸びました。
その他の事務処理とか、売ってきた後の注文書とか、
そういうもののミスはまたこれもえげつないぐらい
ダントツだったんですけど、
売ってくるからある程度見逃してもらえてたっていうところがありますね。
逆に一生懸命活動してるから、その活動プロセスとか、
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実際に結果も残ってくる業績も伸びてくるんで、
そっちは評価してもらってたんですね。
だからそこだけを包括すると僕は結構できるやつというふうに
見られたかもしれませんが、
同じ部署内でもしくはいつも同じフロアで仕事する人たちは
あいつは売れるけどそれ以外はポンコツだということをよく知っています。
ただここは僕がうまくここだけを伸ばすことができたから
なんとか会社でやってこれたというのがあるんですね。
周りの人に支えられてこうなることができたというところです。
逆に何か一つを伸ばすことができず、
自分の苦手なところを一生懸命伸ばそうとしたら
そっちはなかなか伸びないです。
ケアレスミスを減らそうと、そこばっかり一生懸命すると
おそらく20点ぐらいの能力が3年かかっても
40点になるかならないかレベルです。
本来伸ばすべきはずの、僕であれば何か商品を売ってくる
っていうスキルを伸ばすことに専念しなければ
そこだけにフォーカスしたから僕は伸びましたけど
そっちにフォーカスしないで苦手を克服しようとばっかりしたら
本来伸びるはずのそっちが伸びなかったはず。
そしてなんかうまくいかないなと、全然ミス減らないし
別に営業成績はその辺の新人と同じか微妙なラインだし
なんなんだ自分はっていう、ちょっと血を這う感じになってしまうんですね。
だから周りのみんなと同じようにまんべんなくやろうとしたり
あれもこれもできるようになろうとしたり
同じように結果を出そうとすると必ずうまくいかないという
こういう時代が待っているはずです。
だから何を言いたいかと言いますと
自分が何で結果を出したいかここをきっちり決めて
それに向かって突き進む方が僕らの能力というか
何でしょうね、やりたいことというかスキルとか
こういうところは確実に伸びてくるはずじゃないかなというのが僕の感覚です。
営業職として言うならば
営業として売ってくるということだけに専念するもいいですし
それでもまだひどいなと僕はちょっと思っていて
この商品だけは絶対に周りには負けないように
ナンバーワンとってやろうぐらいの気持ちの方がいいと思います。
狭く狭くニッチニッチで攻める方が結果が出やすいですね。
例えば車屋さんでトヨタの営業マンだとしたら
おそらくトヨタが今売りたい車種何かなって考えたら
きっとプリウスとか人気の車
人気の車は勝手に売れますかね。
多分車内的にこれが利益取れるから
こっちを売りたいよねっていうのがあるはずだと思うんですよね。
それをおそらく車内的にも販売台数とかが競っているはず。
その他にもこういう車がありますよとか
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ダイハツに製造してもらっているOEMでこういう車があるよとか
ハイエースもあったりとか業務用の車があったりとか
いっぱいあると思うんですね。
その中でいろんな商品をまず覚えて
それなりに販売していこうってするのが
多分おそらく普通の人だと思うんですけど
ADHDの基本戦略はそうではありません。
プリウスだけにめちゃめちゃ詳しくなるとか
ランクルだけにめちゃめちゃ詳しくなるとか
その2台では絶対に販売台数を少なくても同期には負けない
下手したら先輩を抜いてやるぐらいの気持ちでいくと
そこだけガーン販売台数伸びるはずなんですよ。
結果が出てくるはずなんですね。
そうなると周りの目が止まらないわけがない。
こういう状況ですね。
そうなると多少そこの取引に関わるケアレスミスとか
何かトラブルがあったとしても
自分の落ち度でちょっとポンコツをやってしまったとしても
伸びてるんだから、やってるんだから
その分トラブルもあるよねぐらいに思ってくれることもあるし
頑張ってるっていうね
そこだけは誰もが認めざるを得ないところだと思うので
多少目をつぶってくれるはず。
それをそうはしないで
プリウスも売ってランクルも売ってハイエースも売って
あと小型の車もね
イヤリスとかそういうのも売ってカローラも売って
そのためにまず知識をつけて
あれもこれもまんべんなくやろうとすると
どの車も大して売れないし
何かどの車も大して詳しくないし
何か特徴ないなっていう風に
そういうキャラクターになってしまうんですね
位置づけに
そして実際どれもあんまり売れないし
何かあっちこっちでケアレスミスはやらかしてるし
なんとなく周りの人と比べると
どれも能力で勝てないな
負けてるなっていうことに気づくはず
そして周りもそう思ってるはず
これだと僕らのいいところは
全く出てこないわけです
そういう意味でも自分がやること
やるべきこと
注力すること
ここを極力狭く狭く小さく小さく
でも深くそういう戦略を取ると
僕らのいいところが
伸びてくるんじゃないかなっていう風に思います
ちょっと例え話として
これが最適かどうかはちょっと分かりませんが
サッカー選手のアルデンチン代表メッシー
メッシーの得点能力は
もうおそらく世界1位か2位だと思いますが
ドリブルとかシュートとか
攻撃センスはもう誰もが認めざるを得ないところですね
ただメッシーはディフェンスしないという
ここですよね
誰かメッシーにディフェンスしろって言いますか
言わないですよね
お前はディフェンスはいいから
点を取ることだけを考えてくれと
そういうところに僕らもなったほうがいいんですよ
お前はいいから事務所にはいいから
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とにかく稼いできてくれと
そういう風なポジショニングを取ると
僕らは行きやすくなるわけですね
ちょっとメッシーみたいには慣れないですけど
営業界のメッシーにも僕は慣れませんけど
そういう風な状態を作り上げると
行きやすくなるわけです
だからメッシーには慣れなくても
例えば所属するサッカー少年団の中で
やたらフリーキックだけ上手いとか
あとパスセンスはピカイチだとか
特別ボールコントロールは上手くないけど
ディフェンスがすごいとか
がたいが良くて
どんな相手にも突き飛ばすぐらいの
フィジカル面の強さがあるとか
あと周りの人を束ねるのが上手いとかね
統率力があるとか
多分何でもいいんですよね
何でもいいから何か一つで抜きに出ると
そのチームに必要な人間になれるというところです
こういう戦略を持たないと
僕らはなかなか生き残っていけない
だってあれもこれもまんべんなく器用にこなす能力が
ここに関してはマジで欠如してるんで
バランスよくっていうのは無理です
バランスよくできるADHDがいたら
ちょっとゴミにかかりたいとか
それは多分ADHDじゃないと僕は思ってます
そういう人がいたらすいません
僕はそういう風に認識してます
ということで若い人ADHDでも
まだ年齢層が若い人は
何か特定の能力を伸ばすことに注力した方が
絶対に能力が伸びやすい
それがある程度伸びてから
自分はここが得意だってなった時に
このままじゃまずいなって思うタイミングがきっと来るはず
それなりに営業成績が良くなって
自分も周囲も認めるぐらい
売上が伸びてそれを維持できてる時に
おそらく昇格とか昇進とか
次のポストに狙えるような年次になってきた時に
例えば管理職に上がる時
そんな状態では大丈夫かなって
自分自身で心配になるはず
心配になるし周りも
あいつは営業としては大丈夫だけど
管理職としてはどうだっていうところを
心配になるはずなんですよね
まさにそれ僕だったんですけど
自分自身でそっちはいいけど
こっち全然ダメだなってなって
超不安だったんですよね
だからまだ慣れてないわけですね
ちゃんと部下を持てるという状態には慣れてないわけです
なのでその場面が来た時に初めて
端緒と向き合ったらいいんじゃないかなと思うんですね
そこで上手くいかなかったとしたら
もうそこは捨てるしかない
管理職になれないっていう風に
そっちの道で生きるしかないですね
一生プレイヤーとして
営業職として生きていくっていう道も別になくはないですよね
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だからその時そっちで生きていく
自分のポジションは確立してるんで
それはそれで一つの選択肢だと思うんですよ
自分の生き残るスキルだと思うんですね
ただ最初から端緒と向き合って
そっちで上手く伸びなかった
上手くケアリスミスが減らないとか
割りつたつくができないとか
いう風になった時に
そこで悩んでしまうと
もう自分の行き場がないわけですね
自分はどこで一体
飯を食っていけばいいのか
どうやって働いていけばいいのか
ということになって路頭に迷ってしまうわけです
だからそこじゃないと思うんですね
一定の何か抜きに出るものを身につけてから
端緒と向き合う方が
そうしないと
上手く生き抜けないような気がします
僕はたまたま
自分でそれを考えたわけじゃないですけど
振り返ってみた時に
そうだったかなという風に
ちょっと考えてますね
結果的にはそこで上手く端緒が
克服できずに
何か思い通りにいかなくて
周りというか上司からも
かなり指摘され
鬱になってしまったという感じなんで
まだこれが30代くらいだったから
もしかしたら良かったのかもしれない
それなりに業職として
やっていけるレベルになってから
自分の端緒と向き合ったんで
そこにもだいぶ苦労しましたけど
それでも20代の本当の若い頃に
そこと向き合っていたら
多分今ここではこんなに
自分の能力を発揮できていないんじゃないかな
と思いますね
だから僕は端緒と向き合うのは
本当に最後の最後でもいいんじゃないかな
って思います
まずは長所を伸ばして
それでいよいよ
向き合わざるを得なくなった時に
端緒と向き合ってどうしようかなって
考えたらいいかなと思います
結構ここの順番は僕の中では
鍵となるところかなと思ってますんで
この辺を念頭に若い人は
若いADHDの人は
自分の長所を伸ばすところに
まずはフォーカスするべきかなというのは
僕の持論です
周りの人よりも苦労する場面は
たくさんあると思いますが
周りの人が手の届かない人間になれる可能性も
ここは秘めているので
前向きに生きていこうじゃありませんかという
締めで
今日の話を終わると思います
ではまた明日
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