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おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、ADHD当事者で鬱病診断も受けている僕が、営業職としてどのように働いているかを発信しています。
今日のテーマは、完璧主義でいきます。完璧主義。
これですね、もともと僕が持っている性質ですね。
良いところもあり、悪いところもあり。ただ、悪いところの方がちょっと出しゃばって、うまくいかないことがここ数年は多いかなというふうに僕は捉えていますが、
先日、僕の先輩とちょっといろいろ喋ったときに、僕自身のね、この完璧主義についてかなりボロクソに言われました。
この先輩は僕は比較的ね、慕っている先輩で仲もいいと思っているので、
そういうことを率直に言ってくれるという意味では、僕はありがたいなと思っています。
ただ、この完璧主義があるからこそ、今、自分自身がこうしてやっていけているというところもあるので、
まあね、いろいろと反論したい部分もあるんですよね。
なので、どういうやりとり、議論がそこで行われたかっていうのを、改めて僕自身も噛み砕きながらアウトプットしようかなということで、今回の配信のテーマに決めました。
まず、僕の考える完璧主義なんですけど、これはあくまで主観的な完璧主義です。
だから、僕自身が例えば一つの仕事、タスクについて、まあ何でもいいんですけど、例えば資料作成だとしますね。
会議の資料を作る、これについて僕がもう100点だっていうぐらい、僕自身のあくまでも評価軸で100点だっていうぐらい、
これはもう完璧な資料だっていうぐらい作り込みをしたい、そういうようなのが完璧主義。
周りの人の評価はあんまり気にしてないですね。
周りの人から見て、お前は100点って言うけど、俺としてはこれ80点だよっていう評価もあるかもしれませんが、
それは相手目線の評価であって、僕自身がやり切ったと、これ以上は今自分の力では改善できない、さらに向上させられない、
そういうタイミングで僕は満足するんで、これが僕自身の捉えている完璧主義です。
そこに複雑に絡み合ってくるADHDの要素がありまして、
それが好奇心、それから注意三万っていうことの、ちょっと別な言い方なんですけど、
やりたいことがいっぱい出てくるんですね。
いろんな考え事とか、脳内いろんな思考があふれていて、
あれもやってみたいな、これもやってみたいなっていうふうにいろんな好奇心旺盛なところが出てきて、
いろいろ手を出したくなるんですね。
例えばこの商品、これはすごくいい商品だけど、
うまくお客さんにこの商品の良さをまだ伝えられていない、
どういうふうに伝えたらいいかなっていうところでセールストークを考えたりするんですけど、
セールストークを考える上で、どうやってこの魅力を伝えたらいいのかっていうところで、
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営業術、営業テクニックみたいなね、そういうところをちょっと学びたいなって思ったり、
もしくはこの商品の価値を伝えるために希少性とか、
あとはセールストークを磨く上では変法性の原則とか原理とかね、
影響力の武器っていうね、そういう本があるんですけど、
これをもう一回読み返したいなとかね、
いろいろ自分自身がスキルアップをした上で実践したいなっていう思いがあったりするんですよね。
なので自分のスキルアップにしてもこっちも磨きたいし、こっちも磨きたいし、
その上で資料を作り込んでこれを実際に目の前に出して提案したいしっていうようなことが、
いろいろ完璧にこなしたいなと思うと、あっちもこっちもやらなきゃなくなるんですね。
これまだその一つの製品に関して今言っただけであって、
この商品だけじゃないですし、部下の部下というか後輩の育成だとか、
どういうふうに伝えたら同じくこの商品を売る気になってくれるかなとか、
そういう社内社外のやり取り、これについてもうまくやりたいなって思うと、
やるべきことっていうのがこっちからアプローチしてもいいし、
こっちからやってもいいしっていっぱい手段、選択肢が出てくるんですね。
だからどこから手をつけていいものか。
それぞれ手をつけたとしても完璧主義が災いして、
どれもうまくいかないというか、
一つ手をつけたらそればっかりやってしまって、他のことに手が回らなくなってしまうっていうね、
マルチに仕事ができないっていうね、そういう負の面があります。
なので僕がそういう悩みとかうまくいってないっていうことを先輩に話すと、
お前バカじゃないのかと。
そういうね、まず一言目から始まるんですね。
なんでいつまで経ってもお前は完璧主義を捨てきれないで、
そんなんだから鬱になるなぐらいまでね、もう言われましたね。
これは気心を知りている中だから、そこまで言われても僕は大丈夫ですけど、
そうではない人に言われたらね、もうイラッとするか、もしくはまた落ち込みますね。
で、これに対して、
僕の先輩はね、全部ね、6割から7割ぐらいでいいんだぐらいのことを言っていたような気がしています。
いろいろね、僕も考えながら聞いていたんで、一言一句同じではないんですけど、
全部完璧にやらなくていい。
ていうか、時にはむしろ無駄なことすらやったほうがいいんだっていうね、
無駄と分かっていてもやることに意味があるぐらいのことを言われて、
僕はちょっとそこはどういうことを言っているのか、いまだに本質を掴めていませんが、
まあまあそういう話をしている人もいるっていうぐらいで、
ちょっと頭の片隅にはね、とどめていますね。
もう生産性を追いかけ続けても、結局ね、それは自分自身が疲弊してしまうだけだから、
確かにね、こう無駄なことというか、手を抜くというかね、
入れるところと抜くところっていうこのバランスは整えなきゃね、ないなっていうのは分かるんですけど、
とはいえ、あっちもやりたい、こっちもやりたいっていうね、この思いもね、
なかなか、これも僕のね、自分では悪いところではないかなと思ってるんですよね。
その中で優先順位をつけなきゃいけないっていうところが、
一番自分にとって課題だと思っているんで、そこは確かにどうしようかなっていうのもあるんですが、
完璧主義自体を持っている、これは別に悪くないと僕は捉えているんですね。
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それをね、すべて完璧にこなそうとするのは良くないですけど、
基本的には完璧主義っていうのは別に悪いものではないかなと、その主義自体はね。
そうは僕は捉えています。
実際、このね、生徒ツマンとして、営業職としての能力、物を売ってくる、
で、会社に数字を持って帰る、ここに関しては僕はこの先輩よりもできる自信があります。
あるし、実際に数字も叩き出しているんで、ここ1点に関してのスキルというか、
ここの1点突破に関しては負ける気はしないんですよ。
基本的には多くの人に負ける気はしないです。
ただし、管理職になって部下の面倒を見ながら他の仕事もこなして役割がいっぱい降ってきますからね。
で、部下が担当している顧客とのセッションやトラブルが起こったりしますよね。
そういうのに対応していく。
ここの能力に関しては僕はまだまだ負けてるなというか、できてないなというところがいっぱいあるんで、
ここに関してはもうちょっと及ばないですね。
なので、ここが多分すべてを完璧にやろうとすると、
この管理職というか、マネジメント系は無理なんだろうなって思うわけです。
だからね、どこで折り合いをつけて、どこで良しとするのか。
自分は100点を目指してやってたけど、
本当は80点で見切りをつけて出してしまってもいい、完成させてしまってもいいっていう風に
どこかで妥協するって言ったら表現悪いですけど、
ここでいいっていうゴールをもっと手前に設定しなきゃいけないんだろうなっていうのがあるんですよね。
2000年前後に発売されていた日本の家電製品とか、ウォークマンとか、
オーディオ機器、それからテレビ、冷蔵庫、洗濯機とか、
この辺をちょっと思い返してみると、
これ完璧主義が良くないなっていうのが僕は気づくんですけど、
あの時代の、あの頃の製品ってやたらスペック高かったと思うんですよね。
やたらスペック高くてすごい機能が満載で、
消費者が、ユーザーが使いこなせないぐらい機能が盛りだくさんだったと思うんですよ。
なんか想像つくとこありますかね。
例えばテレビとか、なんかもう画素数を競っていたりとか、
あと何でしょうね、サウンドがこっちはこうで、こっちはこうでとかね、
あとプラズマがあり、液晶もあり、シャープが亀山モデルとかね、
なんかいっぱいありましたよね。
そう、そこすごい競って高機能になって価格も上がっていきましたけど、
消費者ってそこは求めていたのかなって思うと、ちょっと違った気がしますよね。
ウォークマンとかもそうですけどね。
なんかすごい音が入るぞとかありましたし、
まあそれもね、今も一部のオーディオマニアにはもちろんね、
受けている、突き刺さっている部分だとは思いますが、
大型の消費者にとってそこってそんなに違いがわかるものじゃなかったり、
そこまで求めていなかったりしますよね。
そんな中でヒットしたのがiPodだったりiPhoneだったりしたわけですよ。
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で、結果的にすごい高機能のテレビも中国製、韓国製に
結局今となっては負けてしまってますよね。
安くてそこそこの性能、これで十分だよねっていうレベルで
消費者はそっちにシフトをしていましたよね。
だからすごい機能が盛りだくさんっていうよりは直感的にわかる操作性とか、
説明書はいりませんよね、iPodとかiPhoneとかってね。
だけど当時の日本の製品って説明書見ないとなんかよくわからなかったですよね。
っていうぐらいすごい高機能で高スペックで、
で価格も高くてっていうような状態だったと思うんですよ。
これなんでこういうふうになったかっていうと、
結局技術部門の人たち、ソニーとかシャープとかパナソニックとか
そういう家電メーカーの技術の人たちがとにかく
突き詰めていった結果だと思うんですよね。
どっちがどれだけレベルが高いかっていうね。
それは決して悪いことではないんですけど、
その結果彼らがどこまで追求するか、
どこまで完璧な製品を出すかっていうところに
会社としてそっちを良しとしてしまったんで、
そういう製品だけができてしまって、
あとあとユーザーはそこまで求めてないよと。
そんな100%完璧な音質とかじゃなくて、
音質はもうそこそこでいいからもっと使いやすくて、
おしゃれで、みんなが持っていたら
ちょっと何それ、それ買ったの?みたいなね。
そういう風に思ってくれるようなデザインとかね。
ブランドっていうところですかね。
価格もそんなにすごい高いわけじゃなかったですよね。
当時のiPod、iPhoneってね。
だからそういうそこそこの機能に関しては
80点くらいでいい。
そうじゃなくて、使いやすさでもっとパフォーマンスを上げるとかね。
そういう意味で、どこかで見切りをつけて
ゴール設定を低くするっていうのがやっぱり大事だったんですよ。
そういう事例を踏まえて、自分が作っている資料とか
そういう日々やっているタスク。
資料で言ったら、そこまで完璧な資料を誰が求めているのかと。
資料ってことは作る人と見る人がいるわけで、
見る人がそこまで求めているんですか。
家電で言ったら使う人ですよね。
使う人がそこまで求めているんですかって言ったら
フォントとかデザイン性とか
そういうところは別に求めてないですよね。
中身が分かれば十分だし、
ちゃんと内容が詰まって、数字とか間違ってないとか
何が言いたいのかがすぐ分かるとか
そういうところの方がむしろ大事で
空白部分が、フォントがここだけ違うとかね。
そういうところって、最低限常識的な範囲では整えておきたいですけど
そんなにこだわる必要はないんですよね。
僕らはもしかするとそういうところにこだわってしまって
完璧を求めてしまい、余計な時間を使ってしまうかもしれない。
というか使い勝ちですね。
そういうふうに捉えたら
ADHDってクリエイティビティが高いというか
アーティスト気質っていうんですかね。
そういうところが何かを追求してしまうところがあると思うんで
これってそんなにみんなが持ち合わせているものじゃないと思うんですよ。
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だから完璧主義とか追求型っていうのが
負の部分が出てしまうと
こういう余計なところに時間を使いすぎて
どうでもいいところを追求してしまって
そこまで求めていないのに
余計なこだわった資料を作ってしまうとか
ということになるんですけど
だけどそういうものを突き詰めた結果
すごい機能性の高い素材とか商品とかっていうのが出たりするわけですね。
その部分の機能が別なところに行かせたりするかもしれないんで
場合によってはすごい大事な存在
大事な専門職っていう感じで
組織に残る可能性は高いんですけど
どうでもいいところでどうでもいい追求をしてしまうと
ただただその人の自己満になってしまうっていう
そういう危険性もありますよね。
研究職の人はただひたすらそこを追求していけばいいと思うんですよ。
それができる存在っていうのも
そうそういないと思うんでそういう人材もね。
だから逆にその辺を
どこで商品として生かすのかっていう
そこら辺はやっぱりマネジメント層が
そこまでハイスペックのものはいらない。
商品としては搭載しなくていい。
だけどその技術がどこかで応用効くかもしれないっていう意味では
投資する価値はあるのかなとは思ったりするんで
難しいところですけど
そこのグリップするのはやっぱり
その上の1個上の階層の人が
アドバイスしてあげたり
判断してあげたりするのがいいのかなとは思いますね。
だから自分一人で全部やろうっていうのもなかなか難しい話で
どこで見切りをつけるのかっていうのは
分かんなければ誰かに相談する。
身近な人とか目上の人とか
誰かその辺の権限を持っている人に
相談してみるのもいいのかなって思ったりします。
はい、ということで
僕が今考えている自分自身の完璧主義について
いろいろ掘り下げてアウトプットしてみました。
これが良いとか悪いとかじゃないと思いますし
良い面が大きく出るところもあれば
悪い面が足を引っ張る部分もあると思うんですよ。
ただそこをそれぞれ
自分の完璧主義が影響をしているなっていうところを
まず気づくところが第一ステップかなと思ったりするので
それをすぐにやめようとか
生かそうとかって
そう簡単にはならないと思うんですよ。
ならないと思うんですけど
これは自分の完璧主義がちょっと効いたなって
いい時も悪い時も
そこにまず気づけるかどうか
ここが結構最初のスタート地点かなと思うんで
まずはそこに気づいて自己分析してみるのが
結構大事な始めの一歩かなと思うんで
大体何かぶち当たった時って
ここが災いしていることが多いかなっていうのが
僕の経験則なんで
まずはそこに気を付けてみるっていうのが
いいかもしれません。
では今日の内容は以上になります。
良い一日を。ではまた。