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建コンのアレこれの建コンのアレです。よろしくお願いします。
技術史についてお話ししていくシリーズの第2回目です。
前回は技術史の概要についてお話をしていきまして、今回は私の技術史体験ということでお話をしていきたいと思います。
では早速参ります。
前回話をしたように、技術史という資格の中には部門が20ぐらいあるんですね。建設部門を受ける人が圧倒的に多いという話を前回しました。
ただ一方で私は機械工学を大学で学んで、今でも機械の設計技術者をやってるんです。健康業界の中で。
入社した時から技術史は機械部門で取るって決めてたんですよ。
実際に私は前回話したJAVIに認定された学科を卒業してたんで、技術史法を取るための第1次試験は受ける必要がなくて免除になって、第2次試験から受けてます。
第1次試験のノウハウみたいなことはちょっと語れないんですけど、第2次試験の話をしていきます。
所定の実務経験をクリアして、入社4年目だったかな?3年目だったかな?1回目の受験をしました。
これから最後は10年間受け続けることになるんですけど、その第1年目で私は実は筆記試験に合格したんですよ。
ですけども、面接で不合格だったんですね。
今思い出しても恥ずかしい面接だったなと思います。
だからもう全くのまぐれだったんだと思います。筆記試験が受かったっていうのはまぐれでしかないと思いますね。
面接試験でも上手に答えられなかったし、説明する態度とか落ち着きとか全然なかったなって思うんですけど、
そういうわけで筆記は受かったっていうことがあって、2年目からまたよし受けるぞってなるんですけど、
2年目と3年目はどっちも筆記で落ちます。
やっぱりあんまり勉強しないで受ける癖がついちゃったっていうのは一つあるんですよね。
っていうのと、そもそも1年目の合格っていうのはかなりのまぐれだったので、何か攻略をして、
技術試験というものを攻略して合格したわけじゃないんで、当然ちゃ当然ですね。合格できなかったんですね。2年目も3年目も。
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ある時ですね、私その頃建設コンサルタンツ協会のある支部で委員をやっていて、
同業他社のベテランの人と飲む機会がちょこちょこあったんですけど、
その中の一個に結構私尊敬してる人で、分野も全然違うんですけど会社も違うし、
飲んでてですね、言われたんですよ。今みたいな話をしたんですよ。
1年目で受かったんですけど、去年も今年も筆記受かなくなっちゃって、どうしたらいいのかなって感じなんですよね。
さらっと言ったら、そのベテランの人がですね、「あれさん、それさ、本気で合格しようと思ってないでしょ?」って言ったんですよ。
それはね、私は本当にガツンと響いて、その通りだなと思って。
俺全然本気で勉強もしてないし、本気で試験に向き合ってないなって思って、
取りたいって思いも全然足りないのかもなって思って。
そう思って、4年目にちょっと本気出しまして、1年発起して、改めてマジで勉強をしてみたんです。
1つは、なんとなく技術史って、仕事での経験をベースに書けばいけるみたいな感覚があったんですけど、
これは今でも思いますけど、経験だけでは資格が浮かんないんですね。
試験対策を専門でちゃんとやらないといけない。
皆さんご存知かもしれない、そう思っている人の方が多いかもしれないんですけど、当時私はすごく甘い考えだったんですね。
真面目に勉強しようとなった時に、問題は機械部門を持っている人は社内に一人もいなかったんですよ。
今思えば、別に部門は違っても、論文を書いてみて添削してもらうとかやってもらったら、それは学びになったはずだと思うんですけど、
当時の私は、自分で何とかするしかないって思っちゃってたんですよね。
それで、技術史に関するあらゆる文章、これは技術史会っていうところが、文部科学省の組織の技術史会っていうところが技術史の試験運営とかやってるんですけど、
その技術史会でいろんな書類が出てるんで、試験対考とか試験についてとか技術史とはみたいな、
そういうオフィシャルな文章を全部読んで、技術史とは何なのかみたいなことから背景を確認して、
さらにホームページで過去問題が公開されてるんで、それを手に入れられる分全部出して、過去問題を全部銘として、
それをExcelに整理して、出題の傾向とかも徹底的に分析して、それで受けたんです、4年目。
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そこで、筆記が不合格でした。
ただ、この不合格は今までの不合格と違って学びがあって、私はそこでやっと気づいたんです。
その時は機械部門の流体機械っていう科目で受けてたんですけど、これよく考えたら合わないなと思って、
私は大学が流体研究室だったんで、その流れで流体機械を受けてたんですけど、流体機械ってファンとかポンプとかのかなり専門的な話が出てくるんで、
自分の今やってる仕事に一番マッチしてる科目、これじゃないかもって、見直しをして、機械設計っていう科目が機械部門にあるんですよ。
これ聞いてる人はほとんど関心ないと思いますけど、機械部門の話はあるんです。
その機械設計に変えて、またさらに本気でこの機械設計に対して勉強し始めたんですね。
そんな時に、あるからくりを発見したんですね、私は。
これは次の回で詳しく話をしますけど、技術士の試験にはあるからくりがあるんです。
簡単に言うと、技術士の本当の問いっていうのは問題用紙に書いてないんですよ。
問題用紙に実は問いが書いてなくて、本当の問いは受験申し込み案内書に書いてあるんです。
これ意味わかりますかね?
これまた次回、ちゃんと説明しますけど、そのからくりを発見して、うわって思って、これいけんじゃね?っていう思いがあったと。
もう一方で、会社の仕事の方で、これは前回話したんですけど、自分で資格取りたいっていう思いがすごく強くなっていったんです。
その時は持ってないから、技術士を持っている人の下で仕事をすることしかなかったんですけど、基本的に。
技術士じゃなくてもね、RCCM持ってる人の下で付いたりとか。
でも、やっぱり5年目ぐらいになってくるとだんだん生意気になるんですよね。
私もまさに生意気中の生意気で、自分でやりてえっていう風になってきて、なんかよくありません?
その上司がね、お客さんと電話して、分かりました、じゃあ来週までにやりますって言うけど、来週までにやるのはあなたじゃなくて俺だよねみたいなのが、だんだん嫌になってきて。
自分のペースで、来週って言いたいんですけど、もうちょっと数字作れませんか?みたいなこととか、なんか自分でコントロールしたくなってくるみたいなね。
そういう思いもあって、技術士絶対取るぜみたいな、その欲しさっていうのが強くなっていったんですよ。
それはもう最初に受けた時よりも全然、欲しさが全然違った。
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この5年目に本気で受けました。
1個エピソードがあるのが当日。
当時は今よりも受験のタイミングがちょっと遅くて、7月の後半だったんですよね。
7月の最終週とかが試験日で、むちゃくちゃ暑いんですよ、その頃なんて。
汗だくで半袖で行くんですけど、私はその当日の朝にピーンと思いついて、カーディガンをカバンに突っ込んでいったんですよ。
そしたらこれが大当たりで、試験会場ガンガンクーラーをきいてて冷えてて、最初はみんな汗だくなんですけど、外から来るからですね。
やってるうちにだんだん冷えてきて、鳥肌立ち出すんですよ。
そこで私はしたり顔で、カーディガンを出して、確か試験の係の人に寒いんで着ていいですかって聞いて、これ俺絶対勝ったわみたいな、自信満々で。
でも問題も、さっき言ったからくりを知ってるから、これ絶対当たりっていうのは評価される書き方してるなっていう実感があるわけです。
自信満々で書いて、もちろん時間にも間に合って書いて、できたって提出して。
結果が合格発表オンラインで出るんですけど、自分の受験番号がないんですよ。
これはむちゃくちゃショックで、俺こんだけ時間もかけて勉強もしたし、こんなに確かな手応えがあったのに、受からないってどうすりゃいいんだろうって思ったんですよね。
合格通知書っていうか、試験結果の通知のハガキが届くわけです。
で、ぺらってめくったらそこに失格って書いてあったんですよ。
私はこれ、たぶん人生でこの時しかないと思うっていうぐらい、本当の二度見ってのをしましたね。
ぺらって、落ちてるの知ってますから、オンラインで見てるから、ピリって言ってはーってポンって机に投げたんですけど、ちょっと待ってよって言って、失格って書いてあるんですよ。
で、丁寧に理由も書いてあって、失格の理由、受験番号の誤記っていう。
これがね、私はこれを見た瞬間、一番最初の思いはむちゃくちゃ嬉しかったんですよ。
やったーと思って、ちょっと待って全然やってねーって思って。
でもなんで嬉しかったかっていうと、自分が書いたことが間違ってたってわけじゃないってことがこれで明らかになったんですよね。
合格だったかどうかわかりませんよ。受験番号書けば合格だったかどうかわかんないけど、でも書いた内容を否定されて不合格になったんじゃないっていうのを知った時にすごいテンション上がって、
これは来年ばっちりやってやる。
それで次の7年目に初めての機械部門を合格しました。
それはね、嬉しかったし、なんかこの見切ったなっていう、試験を見切ったなっていう気持ちも結構充実感があって。
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これが6年目ですね。6年目に機械部門を合格して、その後7年目、8年目、9年目、10年目の間に建設部門の高構造コンクリートと、あとそして去年、合格発表は今年になってからでしたけど、総合技術管理部門を合格しました。
何が言いたいかというと、機械部門を合格した後に筆記試験はほぼ落ちてないです。建設部門も私実は面接不合格っていうのを一回やってまして、筆記通ったのに面接で落ちちゃってるんですよ。
私ね、この喋りの生意気さがいけないんでしょうね。面接苦手なんですよね。悪い印象を与えがちなんですけど、何が言いたいかというと筆記には自信があります。
そのコツをこれから話していきたいと思ってるっていうことが一つです。
あと部門も3つ持ってますっていうのもですね、自慢じゃなくて、私の仕事は、私が要は受注するっていうか応募する設計業務って機械部門が要件になってたり、建設部門、水門の仕事だと建設部門の高構造コンクリートが要件になって両方するんですよ。
だから機械と建設は最初から両方必要なんです。私にとって。なんで受けましたと。総合技術管理部門はまたちょっとその時、後々の回でどういう思いで取ったかって話をしていきます。
3つ持ってるってことはですね、あんまり大事じゃなくて、とにかくここで強調したいのは1個目が一番難しいです。
もう何よりも最初の1つを取るっていうのが本当に難しい。分かりにくい試験だし、逆に1個分かってしまえばある意味コツをつかむようなもので、2個目3個目ってのは行きやすい。
ですけど1個目のね、なるほどこういう試験でこれを答えればいいのかっていうのが本当に難しい試験だと思っていて、それをぜひこのポッドキャストでシェアしていきたいと思いますので、特に次の回大事な回になりますので、ぜひお楽しみにしていてください。
それでは最後まで聞いていただきありがとうございました。