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2021-05-25 12:57

#20 技術士第2次試験【必須科目1】の攻略法(2)

技術士第二次試験、「必須科目1」の攻略法のつづきです。今回は実際の令和2年度の問題に対して、こんな感じで書いたらいいんじゃないかな〜という、私の考えをお話ししていきます。

採点者ではないので、どれくらい的を射ているかわかりませんが、参考になれば幸いです。

①令和2年度技術士第二次試験問題 建設部門【必須科目1】

https://www.engineer.or.jp/c_topics/007/attached/attach_7384_1.pdf

②受験申込案内に記載されている「出題内容」

https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_1.pdf

※受験申込案内のリンク期限切れのため同じ内容の別の資料のリンクを貼っています

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建コンのアレこれの建コンのアレです。よろしくお願いいたします。
前回ですね、令和2年度の必須科目1を題材にしまして、
技術史で問われているものっていうのは一体何なのかっていうものを資料をもとに読み解きながら、
こういうことが問われているんだったら、こんなことを書かなきゃいけないよなっていう話をしてきました。
なので、ちょっと繰り返しになりますけれども、技術史の特に必須科目の1、それから選択の3っていうのは問題文には問いが書いてなくて、問題文に書いてあるのはあくまでお題であると。
本当の真の問いっていうのは受験申込案内書に書いてある。その申込案内書に書いてある内容を踏まえたら、こんなようなことを書かなきゃいけない。
そんな話を前回してきました。ちょっと長くなっちゃったので、一回切りました。
切って、今回この回では何を話していくかというと、具体的に令和2年度の試験問題、建設部門の必須科目1、1-1について話しますね。
1-1の話をしていこうと思います。私だったらどんなことを書くかっていうのをちょっと書いていこうと思います。
それで、よくもう一回この問題を見ますね。これも概要欄にpdfのリンク貼っておきます。
我が国の総人口は戦後増加を続けていたけれども、2010年頃をピークに減少に転じました。
それで、二内定の確保っていうのが大事ですよねっていうことがまず書いてあって、それで括弧1,2,3,4とあります。
これまた山崎メソッドの話をしましたけれども、実際に私これに立ち向かうとしたら、1から4までのロジックセットをいくつか問題用紙の空いているところに書き出すんですね。
だから最初、原稿用紙には書き始めないんです。30分間使って作戦を練るんですね。
その作戦を練るって言った時に、特に括弧1の課題の抽出をどれぐらいたくさん出せるかとか、どれぐらい理にかなった説得力のある課題を出せるか、
しかも括弧4まで書き連ねられる課題を出すかっていうのが非常に大きな分かれ目になります。
この括弧1をよく見ていきますと、それぞれの地域において、地域の中小建設業が今後もその使命を果たすべく担い手を確保していく上で、
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技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し、内容を書きなさいという内容ですね。
って言った時に、前回も話しましたけど、このロジックセットを書いていくわけですけど、少なくとも絶対私が回答用紙、原稿用紙に書くことは、
括弧1っていう風にして書き始めないで、最初の5行か10行かぐらいを使って、一般論を述べて、括弧1っていうのは原稿用紙の真ん中ぐらいから書き始めるはずですね。
そこに何書くかっていうと、まず、これお題と重複しててもいいと私は思ってるんですよ。いいと思ってて、何書くかっていうと、
中小企業の存在そのものは社会的なニーズは依然としてありますよと、あると私は認識してます。そういう背景を把握してます。
なんで地域社会に中小企業の存在が今後も必要かっていうと、地方創生ですとかそういった政策もあるし、災害が激甚化していたり、インフラが老朽化しているんで、各地域においてそのインフラを使い続けたり、
あるいは安全で便利な暮らしのために地域の中小も含めた企業っていうのは引き続き社会のニーズがあるはずだって、まずニーズの話をここに書くんですね。
で、私は思ってますよと。その上で括弧1に答えていきますよっていうふうに書いていきます。
ポイントはニーズがあるのに担い手がいないからピンチだってことですよね。本当に中小企業の存在にニーズが世の中に地域の社会にないんだったら、ニーズのない企業を残す必要あんのかって言ったら全然別の議論になるんですけど、
この全体を通しての大事なテーマは、地域にとって中小企業は今もそしてこれからも絶対必要だよと。必要なのになのに担い手がいないんだよ。それについて僕は書くよってことをまず最初に語るっていうのは大事だと思うわけですね。
それで原稿用紙の1枚目の真ん中ぐらいに括弧1って書いて課題を列記していくわけですけど、ちょっと言葉としてどう書いていくかはちょっと今パッと思いつかないんですけど、骨子としてどんな例が挙げられるかっていうと、大事な視点は人口の減少はしょうがないものとして、しょうがないんだけど生産性が低いせいでパフォーマンスが減っちゃってるっていう視点。
要は減るものはしょうがないけど、生産性さえ上げれれば減った分カバーできんじゃねーのっていう課題群。例えばシムとかね、あるいはキャドーの何とか社内の効率を上げるとか、そういう生産性とか効率に関する話って課題群の1として書けると私思うんです。
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この課題群の1の中には、例えばですけど事務手続にやたら時間実はかかっちゃってますとかね、印鑑をして領収書生産するのを電子化するだけでも効率って上がりますって、この話は技術的な観点なのかって思うかもしれませんけど、技術者としての立場で技術者が技術に使える時間を確保するために事務的な雑務の時間を減らすっていうのは、これは私は技術者の立場としての大事な論点だと思うので、
そういう部分も書いていいと思います。今のが私の考える課題群1ね。課題群1っていうのは、生産性を上げて人口が減っちゃうのはちょっとしょうがないとしても、生産性でカバーしましょうっていう話。課題群2。課題群2いきます。
課題群2はそもそも担い手を増やそうよっていう方法。っていうのは例えば建設業の仕事が認知されていないっていう課題とか、それから魅力が知らないわけじゃないけど魅力が伝わってないっていう課題とか、この辺も課題として挙げることができると思います。
1と2の違いわかりますかね。1は減るのは1回受け入れるとして、論点としてですよ。論点として1回受け入れるとして、生産性を上げてカバーしようっていう課題。2は減らすんじゃなくて増やそうよっていう、そもそも解決を見通した課題の設定。そういった課題をいくつか挙げることができるなと思うんですよね。この括弧1で。
で、例えばですけども、シムとか生産性の話はね、結構日常の企業活動っていうんですか、我々の社会人としてのデイリーライフでも生産性の話はしているんで、細かくここで話さなくてもいろんなアイディアあると思うんですけど、課題群2の話ね。
そもそも担い手を増やすっていう方法をこの論文の中で語るんだとしたら、私だったら、例えば地域の学校に課外授業に行くとかね、あるいはツイッターとかYouTubeで配信をするとか、そういったこともこれは課題群2につながる括弧の2、解決策として書いてっていいと思うんですよね。
ちょっとごめんなさい。私、この問題の採点者じゃないし、評価基準を正確に採点基準を知ってるわけじゃないんで、いいと思いますとか言って本当にいいかどうかわかんないんですけど、私の心情としてはそういう幅広く技術史の答えって書いていいと思う。特にこの必須科目1って書いていいと思ってて。
例えばその括弧の1の課題の中で最も重要な課題を一つ挙げ対策を書きなさいっていうその重要な課題に、私だったら建設業、中小企業、建設業の魅力が伝わっていないということが一番重要な課題だと思いますって書いちゃうかもしれないですね。
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それに対する解決策の方法として、地域の学校に課外授業に行きますとか、ツイッターやYouTubeを活用して魅力を発信しますとか書いちゃうかもしれないですね。全然技術論じゃないじゃんって思う方いらっしゃるかもしれないですけど、私はこれはそのロジックさえ通っていれば、採点者には魅力に伝わるんじゃないかなと思うし、実際にデミートマツさんとか、建築のたぬきさんとか、YouTubeで土木の魅力を発信してらっしゃる人がいらっしゃるかもしれないですね。
あといろんな企業ね、建設機械のあの会社なんだったっけな、発信してらっしゃるじゃないですか。それを見てもしかして学生さんが面白い仕事だなって思う可能性だってあるじゃないですか。しかもそれって技術者じゃなきゃ語れないじゃないですか、魅力って。魅力を語るのが技術者の仕事じゃないっていう意見もあるかもしれないけど、技術者にしか語れないこと絶対あるから。
だからこれが技術者の仕事、論文にPRの話書いても私全然いいと思うんですよね。
っていう感じで、課題設定を幅広く取ると、その先に繋がる論文の可能性もすごく広がるっていうことだと思うんですよね。
それをいっぱい練習するっていう意味で、前の回でも話しましたけど、その山崎メソッドを使って原稿用書をたくさん書く練習よりも、アイディアをたくさん出す練習っていうのがこの必須科目1の対策としては有効じゃないかと思います。
しかも、このアイディアっていうのは自分一人で考えても、なかなか幅広く自分の意識の外側にあるような発想って出てきにくいので、一緒に勉強してる友達とか同僚と、このアイディアベースね、つまり山崎メソッドのコシだけ、あれよ、もっとあれだな、カッコ1に出てくる課題抽出でどんな課題ありますかねって言って、課題を例えば課上書5つとか6つとか書いて見せっこし合うとか、
そういうふうに、あ、それあるか、でもこれだったらカッコ2何書くの、3何書くの、みたいな話をするだけでも私はすごい強い勉強になると思います。
でも、もし同僚とか周りにそういう話をする相手がいなかったら、ツイッターとかでもそんな話を上げてみてもいいような気がするんですよね、技術士、今年勉強してる人で、令和2年度の必須科目の1の1とか1の2に対してのカッコ1の課題抽出、どんなものを上げられるか皆さん意見くださいとか言って、私これ書いてもいいと思います。
で、この私健康のアレが言ったみたいに魅力伝わってないってことを課題に書いてもいいと思いますとか、なんかちょっと言う人もいたりとかありえると思って、あ、そうか、その視点あったなーっていうのは結構ですね、技術士のこの特に必須の1の対策としてはかなり効果的な勉強法じゃないかと思います。
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という感じで、ここまで話せばね、今まで一連の私が変な資料を持ってきて、ここのボックスの概念に書いてあるなんだかんだとか言ってる意味が伝わってくるかなと思うんですよね。何を書けばいいのかっていうのはあそこに書いてある、あそこに示してある。それを見てじゃあ何書こうかと考えると幅広く書いてもいいような気がしてくるっていうのが伝わったらいいなと思っています。
はい、どうもありがとうございました。次は選択科目の2の話をしていきます。今回は以上です。どうもありがとうございました。
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