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2021-06-19 15:55

#23 総合技術監理部門〜残業対策にも活きる資格!!

技術士の総合技術監理部門の概要を紹介します!さまざまなトレードオフが伴う「チームマネジメント」の資質を問われるこの資格。長時間労働(残業)の常態化はチームマネジメント上の失敗という側面がある場合も多いため、総合技術監理部門の知識は残業対策にも活きてきます!

「総合技術監理 キーワード集2021」

https://www.mext.go.jp/content/20201214-mxt_kiban01-000011288_1.pdf

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建コンのアレこれの建コンのアレです。よろしくお願いします。
今日は、技術シリーズの続きでですね、ちょっと番外編じゃないですけども、総合技術管理部門についてお話をしていきたいと思います。
総合技術管理部門といいますのは、いわゆる総管と呼ばれていて、
総管以外の部門を一つ取得していると、受験資格があるという。
プロポーザルなどでは、加点が高かったりするので、厳密にそういう定義とは言い切れないかもしれませんが、
一般の部門の上位にある部門と言って過言ではないと思います。
先ほど、総管以外の部門を一つ取得していると受けられると言いましたけども、厳密には一個も持ってなくても受験する方法もあるみたいです。
ただ、それは一般的にそういうチャレンジの仕方をしている方はあまりいないと思うので、
総管以外の部門を取ってから、私で言えば機械部門とか建設部門を取ってから、総管をチャレンジするというものです。
この総合技術管理部門は、私の認識では必ずしも技術士を取った人がみんなチャレンジするものではないと思っています。
現状、実質そうな気がします。
多分ですけれども、そんなに必要なくないと思っている技術士の人も多いと思います。
自分は建設部門の技術者だから、高構造コンクリート、河川砂防の技術者だから、総合なんとかとかは別にいらないと思っている人もいると思います。
私は結構これは特にこれからの健康業界には大事なんじゃないかなと個人的に思っていて、
それでですね、受験したのは昨年度なんですけど、4回目か3回目のチャレンジでようやく合格しまして、総合技術管理部門を取りました。
何を問われる試験かというと、一言で言うとチームマネジメントだと私は思っています。
あるいは組織管理とか組織マネジメントっていうですね。
なので名前に総合技術管理部門とかいう名前になってはいるんですけども、実際には個々の技術というよりも管理、マネジメントがメインです。
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で、いろんな文献っていうか関連する資料とかではプロジェクトマネジメントっていう言い方をされてたりもするんですけど、PMとかね。
私は総合技術管理部門の技術体系というのかな、問われるものの中で個人的に重要だと感じているものはプロジェクトをマネジメントするということよりもチームをマネジメントするっていう。
だから自分以外の人に働きかけたり、あるいはチームのパフォーマンスを高めたりするっていうことを主眼に学ぶのが総合技術管理部門の勉強していて、私は身になったなと勉強になったなと思っています。
でですね、冒頭に言いましたけど総管を受けない人とチャレンジを特別しない人っていうのはいると思っているんですよね。
私は入社した当時ぐらいから、よし総管まで取るぞって勝手に思ってたんですけど、そもそも最初の部門を取るにもかなり時間がかかりまして。
で機械部門を受け入れて、よしじゃあ次総管行くかと思って勉強してて、なかなか面白かったんですけど、一つのモチベーションは健康の残業って減らせないかなって思ったんですよね。
やっぱり最近本当に減ってきたと思いますけど、残業当時は多かったんで、今も決して残業が少ないとも言えないかもしれないですよね。減ってきたはいいけど。
で、もっとマシにならないかなって、その労働環境としてね。ちょっと話し逸れるんですけど、建設コンサルタンツ協会の私はある委員会みたいなワーキンググループに入ってて、アンケートしたんですね。
健康の魅力に関するアンケートをしたんです。回答結果いろんな分析できるんですけど、私が注目しているのは健康の仕事に魅力を感じている人の方が多いんですよ、技術者の人には。
なんだけど、一部のネック、ネガティブな要素がある。で、その最たる例が残業。で、もう一つは人間関係だったと思いますけど。で、何が言いたいかっていうと、魅力を感じるっていうバーは結構高いんです。
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なんだけど、難点っていうか、ネックがあるっていうのも高いんです。だから健康っていう業界は魅力を高めようと思うよりも魅力の阻害要因を減らした方がいいんだって思ったんですよね。
で、それの阻害要因の最たる例は長時間労働なんですよ。これをやっぱ減らすにはと思ったんですけど、別の回でも話しましたけど、健康の残業についてって話をしたんですけど、私の理解によれば健康の残業とか長時間労働が大きいのは健康側のマネジメントの問題が結構大きいと思ってるんです。
発注者さん側の問題だと捉えている人もいるかもしれないし、その部分もあると思うけれども、その回でも話しましたけど、仕事の量を減らせば残業はしなくても済むわけで、ただその代わり利益が上がらないんですよね。
で、この総合技術管理の問われるものの中の一番大事なところはトレードオフをどう解決しますかって話なんですよ。ちょっと早速内容に入っていくんですけど、とにかくこの総管の勉強をしながら健康の残業を減らすヒントがあるなと感じました。
で、総合技術管理でどんなことを問われるかっていうのは少し中身に入ってきたと思うんですけど、5つの管理っていうキーワードがあります。これが組織とかチームが価値を発揮するためにマネジメントとして管理すべきポイントが5つありますよっていうことが言われます。
これは筆記の問題文にも出てきます。5つの管理。で、5つっていうのは何かっていうと経済性管理、それから人的資源管理、そして安全管理、情報管理、5つ目が社会環境管理の5つですね。
で、例えば今の残業の話で言えば経済性管理、チームが世の中に対して価値、パフォーマンスを発揮するためにはちゃんと発揮した価値分の対価を得て利益が上がらないと続けていけないんですよね。
これは企業っていう単位で捉えても利益をちゃんと上げなければ潰れちゃうとか。あるいは部署の単位でも定常的に毎年毎年利益が上がらないんだったらもうこの部署は再編しちゃおうかって話もあり得ると思います。
だから経済性の管理っていうのはチームが価値を発揮し続けるために重要。2個目の管理が人的資源管理なんですよね。当然人が疲弊しきってしまって、あるいは退職をしてしまって、人的資源をキープできないと、あるいは発展したいんだったら人的資源としても発展していかないとチームとしてのパフォーマンスは発揮できないわけですね。
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この経済性管理と人的資源管理のトレードオフになるわけです。この5つの管理っていうのはいろんな部分でトレードオフが生じて、そのトレードオフを分析してこういうふうに私は解決しますっていうことを筆記の試験とか面接で答えていくのが創刊の内容なんですけど。
長時間労働が状態化してしまっていると、それに対してすごくネガティブな感情を感じている人が多いっていうのは、見方によっては経済性管理と人的資源管理のバランスが取れてない、トレードオフを上手に解消できてないっていうこととも言えると思うんです。経済性ばっかり重視してたりするんじゃないですかということですよね。
そういうのを、総合技術管理の技術体系っていう本があって、通称青本って呼ばれてるんですけど、この青本は発行が停止されてるんですよね。
なので、ちょっと手に入りにくいかもしれない。大きい会社だったらどっかにあったりすると思うんですけど。で、その発行が何で停止しちゃったんですかね。昔は技術司会で売ってたらしいんですけど、買えないと。
その代わりにキーワード集っていうのが無料で公開されてます。そのキーワードを自分で調べて学んでねっていう、そういうスタイルになってるみたいです。そのキーワード集のリンクは概要欄に貼っておきますので見てみてください。
人的資源管理っていうものの中にはこんなもの、こんなもの、こんなものを気をつけましょうっていうこととかキーワードがあるんです。メンバーのモチベーションを管理するとか、健康管理っていうのは三つ目の安全管理にもちょっと関わってきたりする部分だったりもしますけど、
人的資源として、そういうことです。メンバーに働きやすい労働環境を提供するっていうのもチームのリーダーの役割ですよねっていうことですね。安全管理なんかに含めていくと、メンバーが疲弊してたりするとミスも増えるわけですから。
それが安全性を損ねる場合もあるし、あるいは安全、人の体とか財産に対する安全までいかなくてもミスをして手戻りがあったりすると経済性を逆に既存するわけですよね。こういういろんなバランスを取らなきゃいけないと、何かを重視して一つの尺度で頑張れば、頑張ればいいっていうものじゃないよ、チームはっていう。
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そういうことです。皆さん自分が所属する部署とかを思い返して考えてみて、どうですかね。自分の部署経営が、部署のマネジメントがうまくいってるな、うちの部署うまくいってるなって思う方いらっしゃいます?なかなか簡単じゃないと思うんです。
どんな部署もバッチリだっていう状態になってるところって少ないんじゃないかなって思うんですよね。それぐらいトレードオフの関係が多くて、いろんな人によっても感じ方違いますしね。もっと働きたい人とそこまでついていけない人といる中で、一つのチームのパフォーマンスを上げていく。上げるか上げないかっていう判断も必要ですよね。
キープするのがベストかもしれない。そういうことをするヒントが総合技術管理の勉強の中に入ってると私は思ったんですね。それでよし取ろうって思って勉強してみました。
実際にはそれだけじゃなくて、いろんな幅広い勉強しなきゃいけなくて、資格を取るには私が関心あるところばかりではなくて、広く手を広げて学ばなければいけなかったんですけど、でもそういうのも含めて勉強して良かったなと思ってます。
そういう意味で、総合技術管理に興味がない人、関心がない人いっぱいいると思うんですけど、問題文を一回見てみたりしてほしいなぁなんて個人的に思っているというか、健康という業界の魅力が今後アップしていくためには、私は総合技術管理部門の技術者が増えるっていいこと。
ポジティブに働くと思うし、究極資格取らなくてもいいです。私はそう思っている。資格取らなくてもいいから、総合技術管理の視点っていうものを、はーんって思っている人が増える。知っている人が増える。
ああ、なんか5つの視点で管理するんだよねって。あちらを立てればこちらを立たずなんだよね。トレードオフだよねって。確かにそうだよねって思っている人が増える。資格は別に取らなくてもいいけどって思っているぐらいでいいと思うんですよ。
そういうね、とにかくチームのマネジメントとか組織っていうものに興味がある人が増えると、健康業界の魅力は高まるんではないかと個人的に思っていて、今回のポッドキャストを聞いてちょっとでも興味を感じた方はチラ見をしてくださったら嬉しいなと思っています。
えーっと、何を思ったんだっけな。そういう感じですよね。
というところで、総合技術管理部も意味のあるというか、注目に値する。これからいろんな課題も複雑化してくるし、どうですかね、部署間で連携して取り組む業務なんか増えてたりしませんか。
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そういうときの連携の仕方っていうのも、この5つの総合技術管理を通して着目点、着眼点とかが身につくものだと思いますので、よかったらぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうかと思っています。
今回の次の回は総合技術管理の試験対策をちょっと1回分だけ話をしたいと思っています。以上、総合技術管理の紹介でした。今日も聞いていただきありがとうございました。
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