1. 建コンのあれこれ
  2. #17 技術士試験のカラクリ〜真..
2021-05-21 15:33

#17 技術士試験のカラクリ〜真の問いは受験案内の中に!?

私が個人的に見つけた「技術士試験のカラクリ」を熱量大きめにお話しさせていただきます。
途中で私が読み上げている文章のリンクはこちら。リンクはちょっと古い資料ですが、現在の受験申込案内にも同じ文言が出てきます。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_1.pdf
私は決して、試験の採点基準を知っているわけではないのですが、今回お話しする「からくり」を意識して回答を書くようになってから、3つの部門に合格するまでの間、ほとんど筆記試験では落ちていないので、それなりにポイントをついた視点であると信じています。
ぜひ、受験される方の参考になれば幸いです。
00:07
建コンのアレこれの建コンのアレです。よろしくお願いします。
では、引き続き技術史について話していきたいと思うんですけども、今回が一つの山というかクライマックスですね。大事な回になると思います。
私がポッドキャストを始めた時にも、ぜひこの話をお知らせしたいなって思っていたネタの一つなんです。
前回まで話した内容で、私は1年目で筆記試験に合格して、面接で落ちたんですね、その年は。
2年目、3年目と筆記試験が受からなくなっちゃって、1年目で一体どうやって受かったんだ自分はみたいな、まぐれでしかないってことなんですけど。
ただそれも後々ヒントになっていくんですけどね。
その後、きっかけがあって本気で勉強し始めて、いろんな分析をしたんですね。
オフィシャルな文章を全部読んでみて、なんとか要項とかなんとか考慮みたいなやつとかね。
技術史に関する資料を漁って見てみたということと、過去問題を全部読み解いて、一覧表に整理したりとかして、分析を結構したんですよ。
その中で一つカラクリを発見したって話なんですけど、これは一応お断りしておきたいのは、正しいかどうかわかりません。
私、面接官、試験官、採点者ではないので、どういうふうに筆記試験が採点されているか知らないんですけど、
ただ、このカラクリを発見して、それを基にして1個目の部門を合格した後、ほぼ毎回私、筆記試験受かってます。
ちょっとね、これ語弊があって、総合技術管理部門とかは、もしかしてわかんないんですけど、本当にその通りだと言い切れないんですけど、
私個人としては、マークシートがあるんですね、総合技術管理は。マークシートの点数が明らかに合格点を下回ってたんで、私は論文は合格点を超えてるけど、マークシートが落ちた原因だと思い込んでるんで。
だから、筆記試験のうちの論文の方については自信があります。
その話をしていきたいと思いますが、私の個人的な分析結果だと思って聞いてください。
では参ります。
技術史の問題っていうのは、総合技術管理を除くと論文形式です。全部論文形式で。
昔は必須科目1っていうやつがマークシートだったんですけど、令和2年から問題の形式が変わって、全部論文形式になってます。
大きく3つに分かれてて、必須科目1、選択科目2、選択科目3っていう3つに分かれてます。
03:05
ちょっと分かりにくいっていうか、厳密には受験の要領を見ると、1必須科目、2選択科目、3選択科目って書いてあるんですけど、とにかく3つに分かれてますよっていう話です。
この3つを1日で午前2時間、午後3時間半かけて書いていくっていうのが技術史第2次試験の筆記試験です。
特に今日説明する話は必須科目1っていうのと選択科目3、この2つに鍵があると思っていて、そこにちょっとフォーカスをして話をしていきます。
これ聞いてらっしゃる方で、まだ技術史の試験を受けてない方もいるかもしれませんけど、ぜひ問題文を最低1年度分見てみてから聞いていただきたいんですけど、筆記試験の問題文っていうのは、今の必須科目1と選択科目3の問題の構成ってすごく類似してます。
似ていて、前段にお題が書いてあって、例えばアイコンストラクションだとか、それから人口減少が最近世の中の課題になってますよねって話があって、1・2・3が続いて、その1・2・3に答えるんですよ。
1は課題を挙げなさい的な話。2はそれに対して複数挙げた課題のうち1個を選んで解決策を述べなさいっていう話。
3はあなたが述べた解決策に対してリスクやその他の周りへの影響について述べなさいっていう課題、解決策、リスク等の影響、この3つを書かせるっていうのが問題なんですよね。
で、私はさっきから言ってるからくりってのは何なのかなんですけど、ここなんですよ。課題を述べさせて、解決策を述べさせて、リスクや影響を述べさせると。正しさってどこにあるんだ?正解ってどこにあるんだ?っていう疑問が浮かんだんですよね。
例えばこれがコンクリートの劣化の要因を書きなさい。だったら正解ありますよね。学術的な妥当ってか正しいとされてる要因ってあるじゃないですか。だけど課題に対してその課題すらも自分で挙げさせるんですよ、回答者に。課題自分で考えてあげてください。
あなたが挙げた課題について解決策、あなたが挙げた解決策に対してリスクや影響をかけなさいって全部自分で書いてんじゃんって話なんですよ。それがミソなんです。技術士の筆記試験の特に必須の1と選択3は問題用紙に書いてあるのは問いになってないんです。問題用紙に書いてあるのは問いじゃなくてお題なんです。お題。
06:08
じゃあどこに問いがあるのかと。技術士の試験って何を問うてるんだっていうとこれが受験申込案内書に書いてある。お手元に用意できる人は用意して続きを聞いていただきたいんですけど。
令和3年の受験申込案内の紙、冊子をダウンロードしようと思ったらもう申込期限が過ぎてダウンロードできなかったんで、令和2年の方を見てます。見てほしいページは2ページで、令和2年だと7ページ目なんですよ。令和3年で何ページ目かは一緒じゃないかもしれないんですけど。
見つけていただきたいのはね左上に四角く箱書きで補足って書いてあるページがあるんです。補足、令和2年度技術士第2次試験の内容についてってなってて、その下に簡単な表みたいなのがあって概念とか室内内容評価項目って書いてあるんですね。
何が言いたいかというと、このページに技術士の試験っていうのはこういうものであって、室内しているものはこういう内容であって、それに対してこういうことを評価しますよっていうアウトラインと評価の方法が書いてあるんです。
さっき言ったように技術士の試験の特に必須の1と選択の3は問題用紙には問いが書いてないんです。問題用紙にはお題しか書いてなくて、問いはどこにあるかというとこのページにあるんです。
事件申込案内の補足の中に問いが書いてあるんです。なぜならここに問題解決能力とか課題遂行能力ってこういうことです。専門知識っていうのはうちらが言ってるのはこういうことなんですって書いてあるんですよ。
だから技術士の回答用紙に何を書くべきかというと、1、2、3にただまっすぐに答えるんじゃなくて、それをお題として受験申込案内に書いてあるような問題解決能力や課題遂行能力が俺ありますよ、俺持ってますよっていうふうに書かなきゃいけないんです。問いはこっちなんです。それが大事。
これ耳で聞いてるだけの方のために1個重要なパラグラフを読みます。これは筆数科目の概念というところに書いてある問題解決能力および課題遂行能力っていうところの欄を読みます。
読みますよ。
09:21
よくじっくり読んでみてください。読んでもあって感じかもしれないんですけど、とにかくこれを持ってるっていうことを書くのが真の問いで、問題用紙に書いてあるのはお題だってことをぜひ認識して意識して書くといいと思います。
次の回以降、1個1個筆数1とか選択の3とかについての攻略策を説明していくんですけど、今日この回では今私が読み上げた部分の中で一番大事な言葉を強めに濃いめに強調をして終わりたいと思います。
さっき私が言った一連のね、なんとかかんとかのニーズや技術の進歩に伴い道の功能のなんとかかんとかの能力っていうパラグラフで一番重要な言葉は社会です。技術じゃないです。社会です。これね、本当に大事なポイント。社会です。
技術っていうのは、特にこの技術史っていう資格制度の中においては、現実世界でもそうだと思いますけど、技術っていうのは社会課題を解決する手段でしかないんですよ。でしかないって言っちゃいけないけど、あえて言います。
で、社会課題を正しく捉えてなければ、その先に書く技術論って評価されないと私は思ってるんです。だから課題設定の妥当性を皆さんは回答用紙に述べなきゃいけないんです。僕はこういう課題認識を持っています。っていうこと。
だからどういうことかっていうと、アイコンストラクション、あとの選択科目の3、これは令和2年かな。令和2年の選択科目の3で、アイコンストラクションやビムシムを使った生産性向上についての問題が実際出てるんですよね。
で、これに対して1であなたが考える課題を述べなさいって書いてあるんだけど、そこにSIMの話とか3Dモデルの話を書き始めたらダメだと私は思っています。なぜなら3DとかSIMって課題の根本じゃないんですよ。課題の根本は何かっていうと、人口減少を背景とした税収が減っちゃいます。将来。
とか、気候変動を背景として自然災害が激しくなっちゃってます。とか、昔いっぱい作ったインフラが老朽化しちゃってます。っていう背景。これが社会の課題で。で、ビムとかシムとかアイコンストラクションっていうのは、そういったもっとベーシックな課題にアプローチする手段なんですよね。
12:09
アイコンストラクションもビムシムも目標目的にとしても位置づけられてるけど、いろんなものが目的と手段の両面を持ってる。で、シムとか3Dモデルっていうのは、目的目標である場合もあるんだけど、生産性向上もそうです。何のために生産性向上するか。それは人が減っちゃうから。
それは税収が減っちゃうから。あるいはもっと効率よくやらないと気候変動に対応できないから。そういう奥の奥の社会課題をはっきり述べないと、私は技術史は受からないと思ってるんですよ。それがね、私が前回から言ってるカラクリというものです。
これに気づいたのは、確か高田のババアだったか新宿のあたりのカフェの2階で勉強してた時なんですよね。当時はね、この受験申し込み書の中に入ってなかったんです。この書類は。全く別立ての別のサイト、サイトって技術士会の別のところにポローンって載ってる書類だったんですよ。
だからこれがいつからかわかんないけど補足とかつって入るようになったんですけど、前はもっと見つけにくかったの。私はこれ発見して読んでて、「ん?」と思って、その時本当に雷に打たれたような気持ちになりました。
出題者の技術士会のにったりとした不敵な笑いが見えたような気がしたんですよね。
どういうことかっていうと、あなたね、あなたさ、技術士、この問題に答える時に本当にあなたが技術士とある資質を持ってるなら、当然その背景語りたくなるはずだよね。
まさかシムの話から書かないよね。なんでそのシムがいるのか?なんで生産性向上しなきゃいけないのか?それ書かずにいられないはずでしょ?あなたが本当に技術士とある資質を持ってるならさ。
って言われてる気がして、「えぐっ!」って思った記憶が今でも忘れられません。
っていうようにね、伝わったかなーってありますかね。社会、社会、社会です。社会について書いて、そのためにこれから俺は、私は技術論としてこれを解決していく方法を書きますぜって言って書き始めることをしないと、
特に必須の1と選択の3では良い点をもらえないっていうのが私の解釈です。繰り返しになりますけど私は採点基準知らないので、私が言ってることが正しいかどうかわからないんですけど、もう一種私にとっては信念みたいなものですね。
信じてる。そうだと信じてる。で、実際そういう書き方をしてし始めて以降、あまり筆記では落ちてないんで、一つの参考になればいいなと思っております。
15:09
次回以降は個別の問題の今の話をもう完全な主軸、バックボーンとして対策を説明していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
それでは最後まで聞いていただきありがとうございました。
15:33

コメント

スクロール