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建コンのアレこれの建コンのアレです。よろしくお願いします。
技術士のシリーズで、具体な個別の科目、問題に対しての攻略法の回としては最後になります。
選択科目の3について、説明というか話をしていきたいと思います。
選択科目の3は、筆の位置でお話ししたように、ほとんど筆の位置と同じなので、問題の構成も含めて同じですので、細かい概念の話は省略します。
見ていただければ、問題を見ていただくとお気づきというか分かると思うんですけど、
選択の3というのは、1・2・3というのがあって、1で課題を抽出しなさいということが言われて、2で抽出した課題のうち一番大事なものを一つ挙げて、解決策を複数示しなさいと言われて、
3番で示した解決策の影響とかリスクを述べなさいと、もうこのパターンなんですね。課題・解決策・リスクや影響、この3点セットで来るわけです。
これに対する対応方法としては、筆の位置と同じように、まず手法としては山崎メソッドを使うということですね。
山崎メソッドは以前の回で取り上げて説明してますので、そちらを参照してください。
まず、課題設定が特に重要で、鍵だということですね。つまり、1に何を書くか。
1に何を書くかといったときに、試験の本番では、課題を多面的な観点から抽出しと書いてあるので、いくつ挙げてもいいわけなんですけど、
3つか4つぐらい、紙面上の制約から考えると、実際に原稿用紙に書くのは3つか4つぐらいとしても、
山崎メソッドによって、5つとか6つとか8つとかいっぱい挙げてみて、
その5つとか6つとか8つに対して、時間がゆるす範囲で、2かっこ3までのロジックのセットをいくつか作ると。
いくつか作ったセットの中で、一番説得力がありそうで、ロジック的に通っている。
あるいは、かっこ2とか3を見据えたときに、いい感じのことを言えそうなやつを選んで書き出すということをするということですね。
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なので、アプローチとしては必須の1と同じです。
練習方法というか、勉強方法の話にさっそく移っていきたいと思います。
本番ではそういうアプローチをとりましょうということで、
では、この選択の3に対してどんな練習方法とか勉強方法がいいかというと、
これも必須の1と一緒ですね。同じなんですけど、課題設定の引き出し。
要は、かっこ1にいろんなことが書けるように引き出しを増やすというのがいいと思います。
社会のニーズを、よく言われていることですけどね。
インフラが老朽化しているとか、人口減少だとか、
インフラ整備において人口減少に困ることって、それはさらにいくつか枝葉が分かれるわけですけど、
代表的なものは税収が減ってしまって、行政としてのサイクルがうまく回っていきにくくなったりするというところがあると思います。
それから、気候変動を背景として災害が激甚化しているとか、
そういったような社会ニーズはまず教えておいたほうがいいですね。
お題に合わせて、今勉強方法の話ですけど、令和2年とか令和1年とか核問題を引っ張り出してきて、
それに対してニーズとの関係で課題を書いていくということを練習するといいと思います。
また、その課題の挙げ方については、いろんな事例、それこそ添削してもらう人に、
原稿用紙の論文を全部書いてから添削してもらってもいいですけど、
逆にこの課題の出し方ってこんな考えでいいんですかねっていうようなことを、
経験者の人に質問してみるとか聞いてみるとかアドバイスもらうっていうのもいいんじゃないでしょうか。
その人によっては、自分だったらこんなこと考えたなとか、この年のこの問題こんな風にしたよとかっていうのを聞くと、
要は発想の幅が広がるっていう意味で有利だと思います。
そういう勉強方法いいんじゃないかと思います。
そうやって1の課題を幅広めに抽出ができるようになったら、幅広めにと、
あと多面的に見て抽出ができるようになったら、2と3のロジックを組む練習っていうのも、
同時にやったほうがいいと思いますね。
こういう課題に対する解決策ってこれこれこれがあり得るぞと、
それの場合の影響とかリスクっていったらこんなこと書くのがいいのかなっていうようなところですね。
そういうロジックのセットを作っていくっていうような練習をするというのが、
過去も活用しながらやるっていうのが良いんではないかと思います。
私が実際に過去の問題用紙に書き込んだ、まさに山崎メソッドの書いたやつは、
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インスタグラムに上げておきますんで見つけてみてください。
健康のあれこれって検索すると多分出てくると思います。
興味があればぜひフォローお願いします。
ちょっと時間がありますので、この回では実際に令和2年の建設部門、
構構造コンクリートの選択科目3について、
私だったらこんな風に書いていくと思いますっていうことをちょっと話をしていきたいと思います。
構構造コンクリートって言いましたけど、多分これ建設部門で共通だったんじゃないかと思うんですよね。
選択問題の3は。なのでどの部門でも同じじゃないかと思います。
おそらく。選択問題の3-1っていうやつについてちょっと分析していこうと思います。
問題文を読んでみますと、3-1は国土交通省は、
調査・測量から設計・施工・検査・維持・管理・更新までのすべての建設・生産プロセスでICTを活用するアイコンストラクションを推進し、
建設現場の生産性を2025年までに2割向上させることを目指している。
というところから始まっていろいろとごちゃごちゃとあるわけですね。
いわゆるビムシムとか生産性革命とかが推進されてますよっていう背景を書いてるわけですね。
で、1、ビムシムの活用により生産性の向上が期待できる業務を一つ挙げよう。
また、ビムシムを導入してその業務の生産性を向上させるために解決すべき課題を出ました。
多面的な観点から抽出し、その内容を観点とともに示せ。
というのが1です。
2と3はおなじみで、抽出したもののうち重要と思うやつを1個挙げて解決策を複数書きなさいと。
3番はその解決策に対して生じ得るリスクとか影響を書きなさいみたいな、そういうのが2と3ですね。
2と3はもういいんですよ、解決策だから技術の話。
1なんです。1をどう書くかがもうポイントです。ポイント中のポイントです。
この年のこの問題、令和2年の選択3の1はかなりトラップですね、私の目から見ると。
なぜかというと、1にビムシムの活用によって生産性が向上したいと。
ビムシムの活用によって生産性を向上するのに必要な課題を書きなさいと書いてあるじゃないですか。
これが罠だと思うんですよね。
なぜかというと、早速ビムシムの話になってるじゃないですか、1が。
だけど、ぜひ必須1の時に私が話したポイントを思い出していただきたいんですけど、
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技術史の問題、特にこの選択の3で問われているのは、
社会のニーズとか技術の進歩を踏まえて、世の中の課題に対してどんな風なアプローチができるかということを書くことなんですよね。
ですからビムシムの話から書き始めたら、結構私は書きにくいというか、
要は社会課題を述べにくいと思うんですよね。
なので私はこの年だったら、結局同じことなんですけど、1っていうのは原稿用紙の1枚目の中段にくると思います。
その手前に何を書くかっていうと、我が国においては、さっきも言ったように人口減少とか気候変動とか、
いろんな背景があって生産性を向上することっていうのはいろんな面で喫緊の課題なんです。
そういう課題を私は把握していますということをアピールするために、1をいきなり書くんじゃなくて、その手前に語択を並べるんです。
社会課題に関する。
社会課題について私は理解してますよという背景を踏まえた上で、1以降のところについてはこう書いていきます。
って書き始める。
そうすると1はたぶん1枚目の真ん中ぐらいにくるはず。
そこからようやくこういうことをやるためのビムシムだよ。
こういうことをやるための生産性向上だよ。
っていうことを書いた上で、生産性向上の課題はこうだよっていう風に書いていくと、私だったらすると思いますね。
どうなのかな。問題は拡大開発次なのかもしれないんですけど。
ビムシムを実現するための課題だけ書いていくんだと、回答の論文の厚みが結構薄くなっちゃうような気がするんですよね。
そういう印象を受けます。
実際にどんなことを書くかっていうと、ポイントがあって。
ロジックセットって話を以前からしてるんですけど、1、2、3に書く内容のセットですね。
課題にもなるし解決策にもなる話っていうのがあるんですよね。
ちょっと具体例で言うと、今回の問題で言えば、3Dを扱えるようなソフトのライセンスがうちの会社にありません。
っていうのは課題と言えますよね。3Dを扱えるソフトのライセンスがないという課題。
ただこれと同じ事象・現象は、人材育成をしなきゃいけないという課題の解決策としても述べれるんですよ。
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これはもう論法の問題です。
つまり人材育成が進んでませんという課題に対して、
例えば、ライセンスを少人数分先行で購入をして、集中的に勉強させるためにライセンスを購入します。
って言ったら、ライセンスを買うこと自体が解決策として述べることになるんですよね。
っていうように、打ち手っていうのは、課題として述べることもできれば、別の課題に対する解決策として述べることもできるんですよ。
こういうことっていっぱいあるんで、問題文の空いてる欄に書いたり消したりしながら、
これはここにくっつけて述べた方が通りがいいなとかって試行錯誤するそのための30分です。
その30分っていうのが山崎メソッドです。
っていうことを考えながら、この令和2年の問題に向き合うと、私だったら課題設定は4つぐらい思いつくなと思ったんですよね。
今さっき原稿書いてるときなんですけど、1つはさっき言ったソフトがないってことですね。
ソフトとかそのライセンスがないっていうのが課題です。
ビームシームを導入して生産性向上するための課題。
ソフトがないこと。
②扱える人がいない。
③そういうことやっていこうっていう文化が醸成されていない。
④それを活用して取り組むような業務がそもそもあんまないです。
この4つぐらいが考えられますね。
その中で何を重要課題にするかというと、私だったらやっぱり人が育ってないっていう話を課題に据えるかなっていう気がします。
人が育ってないってことを課題にすると、まさに今言ったみたいに、ライセンス購入っていうものの進め方に解決策としての顔を持たせて、
例えば先行で5人分のライセンスを購入して先に育てますとか。
あと解決策もあり得るものとしてですけど、できる人を採用しますっていう解決策も言おうと思えば言えますよね。
これ書き方次第ですけどね。
あと文化の話もその解決策の中で喋ったりもできるかもしれないですね。
文化の話は3で書くのかな。
人が育ってませんっていう課題に対して、いろんな解決策を提示した後、3で人が育てば文化ができますっていうことを言えそうですよね。
とかいうような繋がりを組んでいくと、そんなようなことが言えそうだなって感じですよね。
というように、ロジックの組み立てをするっていう上でも山崎メソッドはいいですよっていう話と、
それから1の前に社会課題を述べるっていうことが私は大事じゃないかなと思って、
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特にこの令和2年の問題はそれを書く隙がない。
1,2,3ってまっすぐ書き始めちゃうと社会課題に触れる隙間があんまりないので、
思い切って1を書き始める前に自分で勝手に前段を設けるっていう、
そういう書き方はありなんじゃないかなと思います。
という感じですね。
じゃあ、選択3についての解説でした。どうも聞いていただきありがとうございました。