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2021-05-23 14:44

#19 技術士第2次試験【必須科目1】の攻略法(1)

技術士第2次試験の「必須科目1」について、問題文の内容と、そこには書かれていない「真の問い」とを見比べながら、どのようなアプローチで論文を構成するべきか、私の考えをお話しします。
①令和2年度技術士第二次試験問題 建設部門【必須科目1】
https://www.engineer.or.jp/c_topics/007/attached/attach_7384_1.pdf
②受験申込案内に記載されている「出題内容」
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_1.pdf
※受験申込案内のリンク期限切れのため同じ内容の別の資料のリンクを貼っています
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建コンのアレこれの建コンのアレです。よろしくお願いします。
技術資能シリーズの第3回目です。
前回お話しした山崎メソッド、これを使って、どういう視点で回答を作っていくかっていう話を今回からしていきます。
今回は、必須科目の1番の話をしていこうと思います。
前回話したのは山崎メソッドと勝手に私が呼んでいまして、回答用紙に論文を書き始める前に、問題用紙の空いてるところに全体の個子を作るっていう作戦なんですね。
アウトラインを作ると。前の回ではロジックセットって呼び方をしたんですけど、
1に課題書いて、2に解決策、3に影響の範囲なんかを書いていく、その一連のロジックを何セットか作って、これ書こうってベストを選ぶ、そういう作戦なんですけど、
そのためにも、この必須科目1、もっと言うと技術士の試験っていうものに何が問われているのかっていうのをちゃんと理解して、
1の課題の整理から、課題の抽出からやっていかないと、評価される論文っていうのは書けないんではないかと私の方では思っています。
概要欄の方に、一応見ながらこのポッドキャストを聞いてもらえるように、令和2年度の技術士第二次試験の試験問題、建設部門の必須科目1のPDFのURLを貼っておきました。
それから、もう一つ重要な書類として、受験案内申込書の中に入っている、この技術士の問題で問うものを示すページと同じことが書いてある資料のPDFのURLも貼っておきました。
これは受験案内申込書はダウンロードのリンクが切れていたので、同じことを書いてある別の書類のPDFのリンクを貼ってありますので、もしよければ見ながら聞いてください。
まずは問題文の方から見ていきたいと思います。
令和2年度建設部門必須科目1っていう問題文で、
ここに何が書いてあるかと言いますと、1-1ですね。
我が国の総人口は戦後増加を続けていたが、2010年頃をピークに減少に転じ、うぬんかんぬんかんぬんかんぬんといろいろ書いてあって、二内手の確保が大きな課題だよねってことが書いてあります。
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これに対して4つあるんですね。答えなさいっていう問題になっています。
1っていうのは、ようやくすると多面的な観点から課題を抽出してください。
2は最も重要と考える課題を一つ選んで、解決策を複数書いてください。
3が波及効果と新たな懸念事項を書いてください。
そして4番が技術者倫理、社会の持続性の観点から留意すべき点を書いてください。
ということが問題になっています。
これを見ていただいてわかるように、かっこ1かっこ2くらいまではいいですけど、3と4に何を書くかを決めてから書き始めようと思ったら、やっぱり山崎メソッドを使わざるを得ないなっていうのはイメージできるんじゃないかなと思います。
繰り返しますけど、かっこ1の最初の一文字目を書くときには、かっこ4に何を書くかを決めておくってことです。
そのために山崎メソッドが有効だってことです。
山崎メソッドは一体何なんだっていう方は、もう一個前の回を聞いてください。
この問題を見ていただいてわかるように、これは2つ前の回で厚く語りましたけれども、
あなたの考えを書きなさいっていうタイプの問題なんですよね。
なので、例えば不職の原因を答えなさいとかいう正しいものが世の中にあって、それを知ってるか知ってないかっていう問題じゃないんです。
私の考えを書くっていう、そういう問題なんです。
っていうと、つまりはこの問題文の中には何が問われているのか、何をどう書けばプラスに評価されるのかってことが明示されてないっていう種類の問題なんです。
だからここに書いてある技術紙の場合は、特にこの必須科目の1は問題用紙とは言うけど、そこに書いてあるのは問題だというよりもお題なんですね。
これはお題だと捉えた方が私はいいと思ってるんです。
これをお題として書く。
じゃあ何書くか、正しいってのは何なんだっていうのをこれから説明していきます。
特に私の筆記問題で落ちていた頃の私っていうのは、2番以降の解決策。
解決策って基本技術論を書くじゃないですか。
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これはそれなりにかけてたのかもしれないんです。
なんですけど、1の課題の設定とかその書き込みが不十分だった可能性が高いなって思うんです。
何でかっていうと、私は一番最初の技術紙の試験で筆記に合格したんです。
それで面接で落ちたんですけど、何で筆記に落ちたのかなって考えるとですね。
ごめんなさい、何で筆記で受かったのかなって。
あんな1回目で受けたやつが受かったのかなって考えると、逆に私は当時はきっと技術論を書く能力がなかったんですよ。
その分一般論に逃げて書いてたんじゃないかと思うんです。
結果的に課題のところになんかジェネラルな世の中のことを書いてたんじゃないかなと思う。
私何書いたか覚えてはいないですけど、そんな分析もできるんですよね。
なので、2以降の解決策はしっかり書けるけど、1の課題の抽出っていうところの書き方がベストじゃない人っていうのは世の中多いんじゃないかと私は思ってるんです。
なので、この1、特に多面的な視点で課題を抽出しなさいって1には大概書いてあるんですけど、
この多面的な観点から課題を抽出するって一体何のことなのかっていうのをこれから解き明かしていきたいと思います。
ということで、続きましてもう1つの方の資料を見ていきたいと思います。
これも概要欄にリンクを貼っておきますが、貼る方の資料はこれですね。
平成31年、ちょっと前の資料ですけど、でも今書いてある皆さんがお持ちの、今年受ける人は持っていると思います。
受験案内申込書にも同じ文言がありますので探してみてください。
今回概要欄に貼っているPDFで説明すると、平成31年度技術士試験の概要についてっていう資料で2ページ目を見てください。
その2ページ目に第2次試験出題内容等についてって書いてあって、〇筆記試験って書いてあって、そこに表があるんですね。
概念、出題内容、評価項目という表があります。
この表を見ていきたいと思います。
これ見ていきますと、まず今回話をしているのは1必須科目のところですね。
1必須科目の出題内容を見てみますと、現代社会が抱えている様々な問題について…と書いてあって、最後の方に解決方法を提示し遂行していくための提案を問うと書いてあるんですね。
出題内容のボックスの中に。
ここに何々を問うって書いてあるんで、やっぱりこの資料が問うてるものを示してるっていうことがわかりますよね。
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で、じゃあやっぱり何問うてるのかなと思ってよく見ていくと、この出題内容の3行だけ見てもちょっと読み取りにくいんですよね。
特にこの多面的に課題を抽出してその解決方法って書いてあるんだけど、多面的に課題抽出って一体何すりゃいいんだよっていうのはここの3行では読み取れません。
ただ、もう一つ上を見てください。
概念の中の問題解決能力および課題遂行能力。
ここには能力って言葉が使われてますよね。
能力って言葉が使われてるってことは、やっぱりこの能力持ってるかどうかを問われるんだろうなっていうことだと思うんです。
特に今今日このポッドキャストの回では、多面的に課題を抽出する方法、あ、方法ってか、多面的に課題を抽出するって一体何のこっちゃってのを解き明かしたいんですね。
そのヒントになりそうなことっていうのは、この概念の中の3つボックスがある一番下。問題解決能力および課題遂行能力。この欄にヒントがあるなと私睨んでるんです。
例えば1行目。社会的なニーズや技術の進歩に伴いホニョホニョの複合的な問題や課題を把握しって書いてありますね。
ってことは、これ能力の説明ですから、把握しって書いてあることは、まずこの課題を把握できる能力が問われてるっていう、そういうことですよね。
把握し、これ把握することできますよってことです。
2行目行くと、社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査分析を得てって書いてますね。
って書いてあるってことは、こういったような調査分析、多様な視点からの調査分析ができるっていうことですよね。それがこの能力の説明なんですからね。
2行目の調査分析ができる能力っていうのは、分析ってことは私の解釈ではこれロジックのことだと思ってるんです、分析だから。
問題文に戻ると、1、2、3、4の繋がりが納得感があるか、ちゃんと合理的で論理的になってるかっていうのは、これがちゃんと分析できてれば書けることだから、その論理性がちゃんとしてれば、この人分析できてるなって評価してもらえるんだと思うんです。
だけど、もっと大事なのは1個前の、把握してんのかこいつっていうところをちゃんと書けなかったんですね、私は多分。筆記に落ちてた時代っていうのは、社会の課題、課題を把握できてなかったって見なされたんだと思うんですよ。
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じゃあ、ここの1行目が一番大事ってことですね。ちょっと説明が冗長になってるかな、伝わってるかな、ちょっと心配になってきたけども、とにかくですね、この資料の概念の3つボックスあるちの一番下の1行目。
社会的なニーズや技術の進歩に伴って、ふんぬんかんぬんの複合的な問題や課題を把握してますよ、私はってことを書く。それが多面的に課題を抽出するっていうことの説明です、と私は思ってます。
なので、社会的なニーズ、私はわかってます。技術の進歩、私はわかってます、把握してます。それを基にした複合的な課題、私は把握してますっていうことを書く必要があると、そういうことだと私が思っているんです。
ちょっと具体の話に最後整理しますね。ごちゃごちゃいろんな資料を見ていろいろ言ってるけど、まあわかったけど、ぶっちゃけどうすりゃいいのっていう話なんですけど、私は問題文に1から書き始めないんです。
何を言ってるかというと、前段を必ず書くようにしてるんです。だから書き出しは、この必須科目の1、回答用紙ありますよね。左上に1って書かないんです、私。左上に、我が国においてはって書き始めるんです、だいたい。
我が国はね、このR2の場合はちょっとかぶってるから、まあいろんな書き出しはあるんですけど、我が国においてはって言って一般論を書くんです。で、ふにゃふにゃふにゃふにゃこんな前提ありますよね。社会的ニーズってこういうことを書きますよね。なんとかなんとかってこうですよねって言って、前段の一般論を書くんです。
で、こういう背景私把握してますっていう前提でこの後書き始めますって言って、1は1枚目の原稿用紙の真ん中ぐらいから書き始めるんですよっていうやり方をしてます。一言で言っちゃえばそういうことです。前段に何書くか、なんでそんなことを書くかっていうと、ここにあるように社会的なニーズを把握してるってことをアピールする必要があるからです。
でですね、具体的に令和2年度の問題にじゃあ私だったらどんなことを書くかっていうのをちょっとしゃべっていきたいんですけど、ちょっと時間が長くなったんで一回切ります。これの次の回で具体的に令和2年度に私だったらこんなことを書きますっていうのを説明していこうと思います。どうもありがとうございます。一回切ります。
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