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2021-05-22 13:34

#18 技術士筆記試験の必勝記述手法〜山﨑メソッド!!

「試験開始後30分間、回答用紙に手を触れない作戦」山﨑メソッドとは、どんな作戦なのか??

必須科目1と選択科目3で効果抜群な、一見奇抜、しかし至極合理的な記述の時間配分方法をご解説します!

【参考図書】「聴く!技術士総合技術管理部門のツボ」ビジネスマン自律実践会(山﨑恭司)

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建コンのアレこれの建コンのアレです。よろしくお願いいたします。
技術史シリーズの第4回目としまして、今回からは、
いよいよ具体的な攻略法の話をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
今回は、具体的といっても、一つ技術方法の話からやっていきたいと思います。
これは、いくつかの問題に共通するノウハウといいますか、作戦なんですね。
技術方法って何のことかといいますと、
試験開始30分間、回答用紙に手を触れないっていう作戦なんですよ。
受験番号は書いてもいいんですけど、論文を書き始めないんです、30分間。
ちょっと早速その話に入っていきますけれども、
これは山崎教授さんという方が書かれた技術史の対策本、本に紹介されてた作戦で、
このポッドキャストではこれを山崎教授さんの名前を取って山崎メソッドと勝手に呼ぶことにします。
作戦については概要欄にも貼っておきます。
キク技術史総合技術管理部門のツボっていう本で、
総合管理のことを主眼に書いてるんですけど、この書き方はどんな部門にも使えるので、
この山崎メソッドの話をしていきたいと思います。
それでは参ります。
まず技術史の筆記問題で、この山崎メソッドが使えるのは必須科目の1と選択科目の3、この2つです。
この2つは非常に似通っていて、回答用紙の枚数がまず3枚なんですね。
回答時間が2時間。
選択科目の3は明確に2時間、ちょっと他とセットになって3時間半なんですけど、2時間は十分取れると思うんですよ。
それでポイントは技術史の原稿用紙、回答用紙の文字数っていうのは1枚600字詰めの原稿用紙なんですね。
この600字っていうのは実はノンストップで書くとちょうど30分ぐらいで書けるんです。
少し急いで書けば5分ぐらい余ります。
ということは30分で書く原稿用紙が3枚なんで、ノンストップで書いたら1時間半で書けるんです。
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もう一度整理すると、必須科目の1、それから選択科目の3っていうのは時間が2時間なんですけど、そのうちの1時間半で書くだけだったら書けるんです。
ということは30分余りますよね。この30分が考える時間なんです。
以前の私は筆記に合格できずにいた私は、この30分間の考える時間を書きながら消費してたんですね。
途中まで書いて考えて、途中まで書いて考えてっていう。
この山崎メソッドはどういうことかっていうと、この30分を開始直後に全部持ってくるんです。
つまり書き始める前に何を書くかを全部スケッチを書く。
コッシーとも言ってもいいですね。
これはどこに書くかというと問題用紙の空いてる欄です。
問題用紙の空いてる欄に完璧なアウトラインを作るんです。
で、よしできたぞって30分かけてそれを作ったら、あとはノンストップで3枚書くっていう作戦です。
この山崎メソッド、私が勝手に呼んでますけど、本の著者の名前から取って山崎メソッドと呼んでますけど、
この方法のいいところは、筆数の1、選択科目の3っていうのは問題の構成が課題を述べて、
その中から解決策を述べて、その解決策の影響やリスクについて述べると。
で、1、2、3、4もあったりしますけど、大体そういう流れになってるんですよね。
そうすると全部一連につながってるんですよ。
1、コンクリートの劣化の理由を書きなさい。
2、鉱材料の腐食の理由を書きなさいとかじゃなくて、1、2、3つながってるんですよね。
で、なので最初から最後、要は3を何書くかまで決めてから1を書き始める方が有利なんです。
しかも、この方法の便利なところは、アイディアを多めに列記できるんです。
例えば、複数あげなさい、課題を複数あげなさいって言ったら3つか4つ書くかもしれないですけど、原稿用紙上には。
でも、このアウトラインには5つ、6つ、8ついっぱい書き出すこともできるわけです。
それぞれについて、時間が許せば解決策これ書こうかな。
この解決策書いたらリスクとかはこれ書けるなっていうのをなるべくいっぱい出して、
じゃあ実際どれ書こうかなっていいやつ選べるんですよ。
最後までイメージ作ってからいいやつを選べるんです。
これがこの山崎メソッドのすごくいいところです。
つまり、全部原稿用紙に書き落とせば、2回分とかあるいは試験2回分とか試験1.5回分の原稿が作れるぐらいのアイディアを1回出して、
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その中から一番いいやつを選んで書けるっていうのがこのいいところなんですよ。
思いつきで書き始めないっていうのがすごくいいところです。
皆さんこういうのありませんかね。
帰り道とかにあれ書けばよかったなとか思い出したり、
あるいは書いてる途中にこのポイントも盛り込めればよかったけど、
でも今から書き直す時間ないなとか思ったりすることありますよね。
これが未然に防げるっていうのがいいところです。
この後の説明のためにロジックセットって呼ぼうと思います。
つまり課題から解決策、そしてその解決策のリスクまでを一つのロジック。
このロジックがちゃんと通ってるかっていうことを論理性っていうものが問われますので、
これは次の回でも話すし前の回にもちょっと出てきたんですけど、
合理的かつ論理的に説明できることっていうのが技術史の問われてる要件のポイントの一つなので、
課題1から3のリスクや影響までのロジックがちゃんとしてるように書くためにも、
思いつきでどんどん書くより最初に個試を書くっていうのがすごく有利だっていうことです。
このロジックのセットをいっぱい上げてみて一番いいやつを選べば良い論文が書けると。
それが山崎メソッドの良いところですね。
これのもう一つ一点があります。それは勉強に活用できるっていうことです。
この方法は必須の1と選択の3に関しては勉強の効率をものすごく上げてくれる、効率を高めてくれると思います。
どういうことかっていうと、過去問に対してせっせと論文を書いて添削してもらうっていうのは確かにいいんですけど、
ひたすら論文を書くと600字詰め3枚分しか書かないことになっちゃうじゃないですか。
ですけどこの練習、勉強の段階からこの山崎メソッドを活用すると、
1個の問題に対してたくさんのアイデアを書き出してっていう練習ができるんですよね。
自分でたくさん書き出して、たくさんロジックセットを作って、
ロジックセットっていうのは課題をこれにした場合は解決策これ。
そして影響の内容はこれ。
かたや課題をこっちに設定したらこうこうこう。
この課題について深掘って書くんだったらこうこうこう。
いろんなロジックのセットを作ってみて、実際どれが一番いいかなって書きながら考えて、
それで選んだやつを実際原稿用紙に書いて、それを添削してもらうのが私一番いいと思うんですよね。
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ということと、そういう視点で字を埋めようとするんじゃなくて、
自分の頭や思いの中に課題の引き出しってどれぐらいあるかなっていうのを、
自分で吟味する時間としてもいいと思うんですよね。
3つとか数字が指定されている場合もあるし、複数あげなさいっていう問題の場合もあると思うんですけど、
いずれにしても3つしか出ないのか4つしか出ないのか、
それともやろうと思えば5つ6つ10個ぐらい書き出せてそこから選べるのかって当日も非常に大きな差になると思うので、
それを思いついた順にどんどん原稿用紙に書いちゃうんじゃなくて、
リストアップしてみたりさらに吟味してみるっていうそういう練習が必須の1と選択の3に対しては効果的だと思います。
でですね、実際の私の勉強はこの必須の1とか選択の3に関しては、
以前にもお話ししましたけど、これでいけそうだって思った年があって、
その年以降の勉強方法はもうほぼこのロジックセットを作る練習しかしてません、事前に。
だから原稿用紙にはほとんど書いてないんですよ、選択の3とか必須の1に対してはですね、事前の勉強でですね。
なので山崎メソッド的な練習、勉強しかしてないです。
その代わりに選択の2の1、選択の2の1っていうのは暗記をしなきゃ書けない問題なので、
その暗記に時間を割いてました。
そういうことができます。
なるべく私の考えは回答用紙の枚数が多い問題は、実はコツを抑えれば対応ができるので、
そのコツを抑えるのの一つのポイントはこの山崎メソッドっていうものを使うということです。
なので勉強の時間を圧縮することができる。
その代わりに選択の2の1、頭に詰め込んで暗記をしなければ対応できない問題に時間を割く、
そういう全体の工夫をしていました。
というのがですね、山崎メソッドの全貌であります。
実際やってみるとですね、どれくらいこういう方法を取っている人がいるかわからないですけど、
試験会場のなんとなく雰囲気を察するに、私が30分間何も書かないでいるっていうのと同じ感じのやり方をしている人はあんまり感じなかったですね。
じろじろ見れないんでわからないですけどね。
これ今普通の部門の場合は30分なんですけど、総合技術管理部門の場合は時間配分の関係で1時間書く時間があるんですよ。
コッシを1時間書く時間があるんです。
1時間書いてから原稿用紙4枚だったかな。
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ノンストップで書けば間に合うんですけど、実際に私そうやって書きましたけど、
さすがに1時間経っても1文字も書いてないとですね、なかなか浮いている存在っぽい感じもしましたけど、
本当に書きやすいことはこれは私にとっては少なくともおすすめです。
ちょっとボードにも言いましたけれども、山口教授さんの聞く技術士総合技術管理部門のツボっていう本ですけども、
総合管理以外の部門のノウハウというか対策としても、こういった作戦的なこととか勉強方法みたいなことが書いてあって非常に参考になりますのでおすすめです。
この山口教授さんというのはですね、私はちょっと今回この原稿、ポッドキャストの原稿、自分の原稿書いてて気づいたんですけど、
どうも10年前ぐらいにポッドキャストをまさにこの技術士の話をしていたらしくて、
Appleポッドキャストで探すとこの山口さんの聞く技術士云々観論ってやつが出てきます。
ただなんかちょっともうライセンスが切れているのか聞こうと思っても聞けないんですけどね。
対策すると引っかかるということで、ポッドキャストでも意外につながってしまってちょっと運命を感じておりますが、
この山崎メソッド、参考にしてみてください。
はい、では今回はまずこのメソッドの話でした。
最後まで聞いていただいてどうもありがとうございました。
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