1. 建コンのあれこれ
  2. 【番外編 #03】信濃川・千曲川..
2021-03-26 15:56

【番外編 #03】信濃川・千曲川を遡る旅<地図を愛でる>

地図を愛でるシリーズ第2弾。

信濃川および千曲川の流れを愛でていきます。

人口的なショートカット流路である「分水路」、ダイナミックな地形、さまざまな支川との合流、水源地、分水嶺。

河川の魅力、地図の面白さをお伝えできたら幸いです。

00:07
建コンのアレこれの建コンのアレです。よろしくお願いします。
今回も地図をめでるシリーズをやりたいと思います。
地図をめでるシリーズというのは、私の好きな地図を眺めるというのを、
ポッドキャストならではということで、
ここで講演でお送りしつつ、皆さんと一緒にGoogleマップで遊ぶということをするコーナーです。
早速Googleマップを開いていただいて、
ということで、この回お聞きになる方はGoogleマップが触れる状態でぜひ聞いてください。
触れない状態の方はこの回飛ばしてください。
触れる状態になったときに、そして興味があればもう一度開いていただければと思います。
Googleマップの設定で右上のひし形のところをタップして地形モードというのを選んでください。
前回は画面を横にしましたけど、今回は横にしません。ずっと縦です。
今日めでていくのは、これ名前ですけど、前回地図の旅シリーズと言いましたけど、
いきなりですけど2回目にして名前変えました。
地図をめでるっていう方がいいなと思って。
品野川を今日は取り上げます。
今日も集合点を設定します。
新潟を右上にして、左下に長野県が入るくらい。
右上に新潟、左下に長野が入るくらいの。
これが大体品野川および竹間川の全体図なんで、
これ迷ったらここに一回戻ってくるということにします。
この川は河口から遡っていきたいので、新潟って書いてあるところにどんどんズームインしてください。
ズームインしてください。
新潟って書いてあるところに川がいろいろあると思うんですけど、
一回迷子にならないように新潟駅を目指してください。
新潟駅は上越新幹線のターミナルの終着のところです。
新潟駅があって、新潟駅の北側を斜めに流れているこれが品野川です。
これをちょっと遡っていこうと思うんですけど、
駅の名前でいうと新潟駅の左の方に白山駅、白い山と書いて白山駅が出てくるので、
03:04
それを見ていただいて、その隣にさらに関谷駅があるんですけど、
この関谷駅のところでいきなり川がショートカットしちゃってるのわかりますかね、海に向かって。
中学旅行で面白いもの見つけて団体から離れていっちゃうやつみたいに。
これは関谷分水といって人工の川なんです。
人がここを掘ったんです。あえてショートカットさせるために。
中学旅行の言うこと聞かないやつじゃないんです。人工なんです。
なんでこのところにショートカットを作ったかというと、品野川って氾濫が多いし多かったんですよ。
水の量を分散させたいので、ここに掘ったんです。
ちょっと前にも、公共事業インフラの歩みの話をしたときに、
1970年代以降ぐらいにたくさんいろんなインフラができたって言いましたけど、
この関谷分水っていうこのショートカットも1970年代以降ぐらいにたくさんいろんなインフラができたって言いましたけど、
この関谷分水っていうこのショートカットも1970年代以降ぐらいにたくさんいろんなインフラができたって言いましたけど、
これのおかげで水の量を分散させて洪水が起きにくくなって、
この辺の都市開発とかができるようになったという背景があります。
っていう早速ですね、ちょっと見どころのある品野川ですけど、面白い川です。
で、ちょっと遡っていきたいと思います。下の方にずるずるっと行って。
でね、この川を遡るときはですね、どっちが本流か見失いがちなんですけど、
どっちが本流か見失いがちなんですけど、
太い方をたどっていけばだいたい合ってます。
ちなみに専門用語で言うと、この本流、メインストリームのことを本線、本物の川と書いて本線。
で、合流してくるちっちゃい方の川を支線、支える川と書いて支線と呼びますね。
で、この品野川本線をこう遡っていって、ちょっと迷子になったら少し引いていただいて、
三条市っていうところをちょっと見ていただきたいですね。
三条市。この三条っていうのも水害が多いんですけど、
この三条市のところに右からこうにょろにょろっとぶつかってくる川があるのがわかりますかね。
この品野川に対して右下の方からウニョウニョウニョ、ドーンっていう。
この川はイカラシ川っていって、これもまた洪水の多い川なんですよ。
で、市街地を通ってるんでですね、堤防を高くしたりとかするのも簡単じゃなくてっていう川で、
これちょっと引いてってもらうと面白いのはですね、山をぶち抜いて流れてきてる感じ、わかりますかね。
この三条市の右の方から山をぶった切ってズバーっと、
06:02
なんかこの修学旅行の朝の集合に遅れたのに、昼飯には間に合ってきたみたいなやつみたいな。
ちょっとセーフとか間に合ったみたいな感じでズッバーンときてるんですけど、これがイカラシ川です。
これ山をぶった切ってますけど、ここの山から右の東側は河川の勾配が急に増えてきてるんですよ。
急なんですね。
で、こう水がザーッと流れてくるんですけど、この山を抜けたところで勾配が平らに近くなるんで、
そうすると溢れやすいっていう感じなんですよね。
これイカラシ川。こういう川が支線として持っている品川ですけど。
はい、じゃあ引き続き遡っていきたいと思います。
そうしますと、これはですね、ちょっと何て言えばいいかな。
駅の名前で言うと分水駅ってのがありますね。さっき聞いた名前ですね、分水って。
分水駅ってどこだよって思う方はちょっと引いていただいて、
これまたね、海にショートカットしてるんですよ。またもう一個ショートカットがあるんですよ。
それを見つけてみていただけますかね。
さっき新潟の方から戻ってきたのに、あれ、品川もっと近くで海に行っちゃってんじゃんみたいな。
しかもこっちのほうが川幅広いじゃんみたいな。こっちのほうが品川なんじゃないのっていう。
これまたまさかと思うかもしれませんけど、これも人工なんです。
Googleマップでアップにしてもらうと大江津分水路って出てくる。大江津って読むんですけどね。
大江津、三水線の川に津、大江津分水路。
これが日本の土木市場に残る一大プロジェクトで、これも人工の川なんですよ。
これさっきの日じゃないですよね。さっきのはちょっと小指に見えますよね。
全然、えーみたいな。いきなりボス出てきたみたいな。
これが同じ目的です。品川って洪水が多くて、昔々から流量、水の量を分散したかったんですよ。
で、これちょっと引いてもらうと、確かに品川ってここで海に結構近づいてるんですよね。
結構近づいてるんですね。ここで海に出してやろうということで、ショートカット作ったんですけど。
さっきの関谷分水が1972年だったかな。70年代に開通したのに対して、この大江津分水路はいつだと思います。
これはですね、1933年戦前なんですよ。明治なんですよ。明治だよな。大正だったらごめんなさい。1933年です、とにかく。
09:01
しかも工事に着工したのは、そのさらに20年前の1909年とか、これ間違いなく明治ですね。9年くらい。
なので、ものすごい一大プロジェクト。20年間しかもかかってる。後から補修したりとかするのにですね。
っていうような、昔々の大工事です。大江津分水路。最近でもちょっと新たに補強したりとか、加工をちょっと固めたりとか、あとゲートを新しくしたりとか。
常にリニューアルっていうのかな。機能を維持するために手を入れてるんですけど、これも人工の川っていうからびっくりしますよね。川って面白いんですよ、そういう感じで。
これのおかげで、またここから下流。さっきの山城も含めて安全になったんですよ。水を分散できるようになったので。
当時はどっちかっていうと、これのおかげで、市街地開発っていうよりも農業的に農地開発ができるようになったって言われてますね。
ここの肥沃な越後平野をその農地として安定的に使えるようになったっていう側面があります。
もちろんそれによって町が発展して新潟という大きい都市圏ができてたっていう、その起点になった大きな土木市に残る工事ですね。
はい、登っていきます。
でですね、ちょっとショートカットの話したかったんですけど、ここ登っていくと、ここから品川はどんどん山に山に遡っていきますね。
長岡っていうところを通って小路や小さいに千二谷小路とかあるんですけど、ちょっと一回引いてみましょうか。
一回引いてもらって、右上に長岡、長岡、左下に長野が来るようにちょっとしてもらうと、この真ん中にS字のような大きな谷見えませんか。
長岡から小路や十日町、津軟町とってグイッと、飯に山と書いて飯山、右上から川が行くところのこの山が筆で力強くグイッと書いたみたいに、
山が弾け飛んでるじゃないですけど、S字に谷がガッとなってますよね。長岡から長野に書けて、このS字の地形の形いいですよね。
これ好きなんですよね、私。これいくら引いてもね、このS字に注目すると確かにビュッとなってるんですよね。
前回の中央構造線の刀傷のようなのとはちょっとまた違った、少しニューアなカーブの、しかしダイナミックで、しかもバラバラしてなくて一本のS字になってるっていう、こういうのを地形モードで見るのがスーパー楽しいんですけど、
12:07
聞いてる方を置き去りにしてたらすいません。ちょっとこれ、一人で喋り手が盛り上がってるパターンかもしれませんけど。
この遠鎌町から飯山に書けてのこのS字をこうちょっとめでつつですね、左下に遡っていきます。
静岡市長野市というところで。でですね、この品の川っていうのは、一本の川なんですけど、名前を二つ持っていて、長野県のエリアを千駒川、千の曲がる川といって千駒川と言います。
新潟県側を品の川、新汁に漕い川と書いて品の川というふうに呼ばれてます。ここから千駒川エリアに入ります。地図では長野市とか千駒市が入るぐらい、長野市のあたりを開いてもらうとですね。
ここで千駒川本線は南に千駒市とかを通って行くんですけど、この長野市も左からずばーっと山の中から飛び出している、さっきの五十嵐川みたいに山の中からいきなり飛び出して合流している川ありますよね。
これ、西川って言うんですけど、この西川がですね、またもうこれだけで一本ちょっと配信できるぐらい胸厚な川なんですけど、ちょっと今日はグッとこらえてスルーします。見たい人は後でもう一回戻ってきて見に来てください。この西川をめでてみてください。
今日は引き続き品の川行きます。下に行くと千駒市から上田市とこうなってて、この辺でちょっと引いてみましょうか。ちょっと引いてみて、左上田市を入れてください。
右下に佐久市っていう、佐藤さんの佐に久しいと書いて佐久市ってのがあるんですけど、この佐久市っていうのを入れると、さらにそのもうちょっと引くと下の方に八ヶ岳っていう山が出てきますよね。
八ヶ岳。関数字の8にちっちゃい桂に竹って三角の岳と書いて八ヶ岳っていう山があるんですけど、この八ヶ岳の北側がこの千久馬川および品の川の源流です。
この八ヶ岳の北側に降った雨を集めて流れてきた、北東ですかね。ここら辺に降った雨に炭を干してスタートとして、今日の旅の始まりだった河口ですね。品の川の河口までずっと流れているのが千久馬川、品の川なんですよ。
15:09
当然、だからここの八ヶ岳の北に降った雨っていうのは川となって日本海に流れているわけですよね。日本海に。では、八ヶ岳の南側に降った雨、これはどんな川に合流して最終的にどこに行くんでしょうか。
これはぜひ皆さんでたどっていってみてください。今度は川の始まりから河口に向けて、南の川どこへ行くんだろうって見てみてください。では引き続き地図を興味のある方はめでていってください。ありがとうございました。
15:56

コメント

スクロール